次の方法で、マスターサーバーおよび複製サーバーを配備できます。
単一マスター複製
マルチマスターレプリケーション
単一マスターレプリケーション計画では、特定のネットワークまたはサブネットワークに 1 つのマスターサーバーが存在します。マスターサーバーには、ディレクトリの書き込み可能コピーが格納されます。複製サーバーには、読み取り専用コピーが格納されます。マスターサーバーのみが書き込み操作を実行できます。
マスターサーバーが使用不可になった場合、その他のサーバーは書き込み操作を実行できません。したがって、この計画には単一障害点が存在します。
マルチマスターレプリケーション計画では、複数のマスターサーバーが同じディレクトリの読み書きコピーを格納します。異なるマスターサーバーで同じディレクトリを更新すると、競合が発生する可能性があります。マルチマスターレプリケーション計画を使用する場合は、「最後の書き込みを優先」などの競合解決ポリシーを確立する必要があります。
複製サーバーを設定する方法については、使用しているバージョンの Oracle Directory Server Enterprise Edition に対応した管理者ガイドを参照してください。大規模エンタープライズ配備の場合、マルチマスターレプリケーションを使用する必要があります。