サポートされる標準マッピングにリストされているマップを移行する場合は、この手順に従います。カスタムマップまたは非標準マップを使用している場合 は、カスタムマッピングまたは非標準マッピングを使用して N2L サービスを設定する方法を参照してください。
始める前に
NIS から LDAP への移行のための前提条件にリストされた前提条件の手順を完了します。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
# inityp2l
NIS マスターサーバーで inityp2l スクリプトを実行してプロンプトに従います。inityp2l は、標準マップと auto.* マップの構成およびマッピングファイルを設定します。指定する必要のある情報の一覧についての詳細は、NIS から LDAP への移行サービスの設定を参照してください。
NISLDAPmapping ファイルにリストされたすべてのマップの配備に必要な情報がすでに DIT 内に存在する場合、DIT は完全に初期化されています。
LDAP DIT が完全に初期化されている場合は、NIS マップを初期化します。
NIS サービスを停止します。
# svcadm disable network/nis/server:default
DIT 内の情報に従って NIS マップを初期化します。
# ypserv -r
ypserv が終了するまで待ちます。
LDAP DIT が完全には初期化されていない場合は、これを初期化します。
NIS マップが最新の状態になっていることを確認します。
# cd /var/yp # make
詳細は、ypmake(1M) のマニュアルページを参照してください。
NIS サービスを停止します。
# svcadm disable network/nis/server:default
NIS マップを DIT にコピーしてから、マップ用に N2L サポートを初期化します。
# ypserv -Ir
ypserv が終了するまで待ちます。
# svcadm enable network/dns/client:default # svcadm enable network/nis/server:default