Oracle® Developer Studio 12.5: C ユーザーズガイド

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更新: 2016 年 7 月
 
 

2.2 定数

このセクションには、Oracle Developer Studio C コンパイラに固有の定数に関連した情報が含まれています。

2.2.1 整数定数

次の表に示すように、10 進数、8 進数、16 進数の定数に接尾辞を付けて型を示すことができます。

表 2  データ型の接尾辞
接尾辞
u または U
unsigned
l または L
long
ll または LL
long long (-std=c89 -pedantic で使用できません)
luLULulUuluLUlUL のいずれか
unsigned long
lluLLULLullUullULLuLLUll のいずれか
unsigned long long (-std=c89 -pedantic で使用できません)

–std=c99 または –std=c11 を指定すると、コンパイラは定数のサイズに応じて、その値を表すことのできる次のリストの最初の項目を使用します。

  • int

  • long int

  • long long int

long long int で表現できる値の最大値を超えると、コンパイラは警告を発行します。

-std=c89 を指定すると、コンパイラが接尾辞を持たない定数の型を割り当てる場合、定数の大きさに応じて、コンパイラは次のリストの中から値が表現できる最初の項目を使用します。

  • int

  • long int

  • unsigned long int

  • lo ng long int

  • unsigned long long int

2.2.2 文字定数

エスケープシーケンスの発生しない複数バイト文字セットの値は、各文字の示す数値から派生しています。たとえば定数 ’123’ の持つ値は次のようになります。

0
’3’
’2’
’1’

あるいは 0x333231 です。

-Xs オプションを使用すると、値は次のようになります。

0
’1’
’2’
’3’

または 0x313233