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Oracle® Solaris 11.4 ご使用にあたって

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更新: 2018 年 8 月
 
 

アプリケーションの互換性

このセクションでは、Oracle Solaris 11.4 リリースでのアプリケーションの互換性に関する問題について説明します。

/etc/TIMEZONE を開くことができない (27840538)

タイムゾーンの情報は /etc/default/init ファイルに保持されなくなったため、/etc/TIMEZONE リンクは廃止されました。/etc/TIMEZONE リンクは Oracle Solaris 11.4 で削除されています。このリンクがないため、Enterprise Manager Agent の emctl コマンドから次のメッセージのような警告メッセージが生成されることがあります。

$ emctl status dbconsole
grep: can't open /etc/TIMEZONE
Oracle Enterprise Manager 11g Database Control Release 11.2.0.4.0
...
Oracle Enterprise Manager 11g is running.

回避方法: ありません。このような警告メッセージは無視してもかまいません。

supdrvioctl および vboxdrvsolarisioctl を介してパニックが発生する (24812986)

Supervisor Mode Access Prevention (SMAP) が有効になっている Oracle Solaris x64 ホストシステムで VirtualBox を実行すると、ホストでパニックが発生し、次のようなメッセージが生成されることがあります。

BAD TRAP: type=e (#pf Page fault) rp=fffffffc802c98e0 addr=ffff80ffbc8ff5e0
occurred in module "<unknown>" due to an illegal access to a user address

回避方法: VirtualBox を起動する前に sxadm disable smap コマンドを実行し、リブートしてください。