システムを更新する前に、次の確認を実行してください。
system/locale/setterm パッケージがいずれかのネイティブゾーンにインストールされているが大域ゾーンにはインストールされていない場合は、次のいずれかを実行します。
system/locale/setterm パッケージを大域ゾーンにインストールします。
system/locale/setterm パッケージをすべてのネイティブゾーンからアンインストールします。
システムにこの問題がある場合は、pkg update で次のようなエラーが表示されます。
Reason: No version matching 'incorporate' dependency system/locale/setterm@0.5.11-0.175.3.27.0.4.0 can be installed ---------------------------------------- Reject: pkg://solaris/system/locale/setterm@0.5.11-0.175.3.27.0.4.0 Reason: Package system/locale/setterm is not installed in global zone.
使用している java の調停されたリンクの値がバージョン 1.8 でない場合は、Java 8 の使用を参照してください。java の調停されたリンクの値を確認するには、次のコマンドを使用します。
$ pkg mediator java
MySQL 5.1 がインストールされている場合は、システムを Oracle Solaris 11.4 に更新する前に MySQL 5.5 に更新する方法を参照してください。
OpenLDAP サーバーを実行しているシステムでは、新しく更新されたシステムにデータを移行するために LDAP データベースを LDAP データ交換フォーマット (LDIF) にエクスポートしてください。手順については、Working With Oracle Solaris 11.4 Directory and Naming Services: LDAP の How to Migrate Existing OpenLDAP Server Configurationを参照してください。OpenLDAP サーバーを実行しているシステムでは、svc:/network/ldap/server:openldap が有効で online になっています。
Oracle では、Oracle Solaris 11.3 SRU 35 以降を実行しているシステムで Oracle Solaris 11.4 への更新準備ができているかどうかを確認するために役立つ、更新前チェッカーを提供しています。このチェッカーで生成されるレポートでは、置き換えられるソフトウェアバージョンおよびサポートされないハードウェアが特定されます。このチェッカーは Enterprise Health Check (EHC) ツールの一部です。更新前チェッカーのインストール方法および使用方法については、Oracle Solaris 12 への更新を参照してください。