このセクションでは、Oracle Solaris 11.4 OS の実行中に考慮する必要のある一般的な情報を提供します。
Oracle Solaris 11.4 で提供される Java 環境は Java 8 です。
/usr/ccs/bin ディレクトリは /usr/bin へのシンボリックリンクです。
この変更のため、たとえば PATH 環境変数内の /usr/ccs/bin:/usr/gnu/bin:/usr/bin というパスは、/usr/bin:/usr/gnu/bin と同等になりました。この変更により、PATH 検索によって見つかるユーティリティーも変わる可能性があります。
/usr/ccs/bin の変更によって GNU ユーティリティーの検索に問題が発生する場合には、PATH 環境変数の並びを見直して /usr/gnu/bin を /usr/bin よりも前に配置する、またはユーティリティーをフルパスで呼び出すようにしてください。
GNOME 3 は UTF-8 ロケールのみをサポートしているため、システムロケールが UTF-8 ロケールでない場合、Oracle Solaris の GNOME セッションは対応する UTF-8 ロケールで実行されます。たとえば、システムロケールが fr_FR.ISO8859-1 の場合、GNOME デスクトップは fr_FR.UTF-8 で実行されます。
Oracle Solaris 11 の機能終了通知の「デスクトップ入力コンポーネント」で説明されているとおり、一部の言語のキーボード入力サポートは Oracle Solaris 11.4 で削除されました。
Oracle Solaris 11.4 システムでサポートされていない言語の入力を行うには、サードパーティーのソースから言語エンジンをインストールしてください。
IP フィルタは Oracle Solaris 11.4 では使用できないため (Oracle Solaris 11.4 リリースの機能終了 (EOF) の「IP フィルタ」を参照)、Oracle Solaris 11.4 システムで実行中の Oracle Solaris 10 ゾーンでも IP フィルタはサポートされません。