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Oracle MiniCluster S7-2 セキュリティーガイド

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更新: 2016 年 10 月
 
 

共有ストレージへのアクセスの制限

MiniCluster には、SSD と HDD の組み合わせを使用するストレージアレイが含まれています。VM に共有ストレージを提供するように HDD を構成できます。

MiniCluster には、大域ゾーンとカーネルゾーンにのみ適用される共有ストレージの分離を容易にする切り替えスイッチである、共有ストレージの分離機能が含まれています。これは、セキュリティーとコンプライアンス対応の VM グループ環境を、大域ゾーンとカーネルゾーンとのファイルの共有から分離するために役立ちます。これにより確実に、VM グループは NFS マウントに接続されなくなり、NFS サービスが無効になります。

非常にセキュアな環境では、データベース VM とアプリケーション VM に対して共有ストレージを有効にしないでください。共有ストレージが有効になっている場合、ファイルシステムは読み取り専用として VM からアクセス可能であることが必要です。共有ストレージを有効または無効にする方法については、http://docs.oracle.com/cd/E69469_01 で入手可能な『Oracle MiniCluster S7-2 管理ガイド』を参照してください。

/sharedstore ディレクトリは、共有ストレージのマウントポイントです。

  • セキュリティーニーズに応じて、次の推奨事項を考慮して共有ストレージを構成してください。
    • 共有ストレージがデータベース VM および VM アプリケーションで使用不可になっていること、または読み取り専用であることを確認します。

    • 本番配備では、両方のカーネルゾーンにパブリックネットワークからアクセスできたり、クライアントアクセスに直接アクセスできたりしないようにします。パブリックネットワークやクライアントアクセスからのすべての直接アクセスと共有ストレージサービスの使用を終了する必要があります。仮想マシンで NFS から /sharedstore ファイルシステムにアクセスする必要がある場合、IPSEc/IKE チャネルを介して容易になるようにします。