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Oracle MiniCluster S7-2 セキュリティーガイド

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更新: 2016 年 10 月
 
 

役割ベースのアクセス制御

MiniCluster には root ユーザーは存在しません。代わりに、root 役割が、プライマリ管理者として登録されている MCMU ユーザーに割り当てられます。

MCMU ユーザーを作成するとき、次の役割の 1 つをユーザーに割り当てます。

  • プライマリ管理者 (root 役割)root 役割は、MiniCluster システム (その計算ノード、ネットワーク、データベース、ストレージをすべて含む) のプライマリ管理者の権利と権限を定義します。root 役割を持つユーザーは、すべてのインストール操作およびすべての重要な管理操作を制約なしで実行できます。プライマリ管理者は、操作を委任したり、新しいプライマリ管理者やセカンダリ管理者を含むユーザーの追加と削除を承認したりできます。ユーザーは、自分の資格情報を使用してログインする必要があります。実行されるすべてのアクションと操作は、役割識別子ではなくユーザー識別子に基づいて記録および監査されます。

  • セカンダリ管理者 (mcadmin 役割) – この役割は、MiniCluster ドメインおよび非大域ゾーンのセカンダリ管理者の権利と権限を定義します。デフォルトでは、この役割は MCMU への読み取り専用アクセスのみを有効にします。実行されるすべてのアクションと操作は、役割識別子ではなくユーザー識別子に基づいて記録および監査されます。

  • テナント管理者 (tadmin 役割) – この役割は、MiniCluster VM の管理者の権利と権限を定義します。この役割は、日常の管理操作に関与してアプリケーションのインストールと配備をサポートする VM 管理者の権利と権限を定義します。すべてのアクションは、役割識別子ではなくユーザー識別子に基づいて監査されます。

  • 監査者 (auditor 役割) – この役割を持つユーザーは、監査プールステータスを表示してユーザーアクティビティーのレポートを生成できる、MCMU BUI の「Audit Review」ページにのみアクセスできます。この役割を持つユーザーのみが「Audit Review」ページにアクセスできます。監査者は、MCMU (「監査」ページを除く) にアクセスすることも、カーネルゾーンまたは VM にログインすることもできません。