このリリースのOracle Real Application Clustersでの変更点

ここでは、『Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド』での変更点を示します

Oracle Database 12cリリース2での変更点

Oracle Database 12cリリース2の『Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド』の変更点は次のとおりです。

Oracle Real Application Clusters 12cリリース2 (12.2.0.1)の新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • Oracle Direct NFSクライアントでのパラレルNFSのサポート

    Oracle Grid Infrastructure 12c リリース2 (12.2)以上では、Oracle Direct NFSクライアントでパラレルNFSがサポートされています。Parallel NFSは、ファイル・サーバーへの直接クライアント・アクセスを許可するNFS v4.1のオプションで、スケーラブルな分散ストレージを可能にします。

    Oracle Grid Infrastructureインストレーションおよびアップグレード・ガイドfor Microsoft Windows x64 (64-Bit)を参照してください。

  • Direct NFSディスパッチャのサポート

    Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2)以上では、Oracle Direct NFSクライアントで、ディスパッチャまたはI/Oスレーブ・インフラストラクチャの追加がサポートされています。非常に大規模なデータベース・デプロイでOracle Direct NFSクライアントを実行する場合、この機能により、マルチパスおよびクラスタ化されたNFS記憶域に対するソケットとTCP接続のスケーリングが簡易化されます。

    Oracle Grid Infrastructureインストレーションおよびアップグレード・ガイドfor Microsoft Windows x64 (64-Bit)を参照してください。

  • 広く受け入れられているすべてのNFSパス形式をサポートするWindows Direct NFSクライアント

    以前は、OracleのDNFSクライアントはWindows固有のNFSパスのみを使用できました。この新しい機能は、広く受け入れられているすべてのNFSパス形式(Windows形式とUNIX形式の両方のNFSパスを含む)をサポートできるように、DNFSクライアントを強化します。管理者は、希望するNFSパス形式を柔軟に使用できます。

    Oracle Grid Infrastructureインストレーションおよびアップグレード・ガイドfor Microsoft Windows x64 (64-Bit)を参照してください。

  • Direct NFSのKerberos認証

    Oracle Databaseでは、Direct NFS通信によるKerberos実装がサポートされるようになりました。この機能により、Oracle DatabaseとNFSサーバー間でのDirect NFSプロトコルを使用したデータ交換について、保護されていないネットワークを介した認証、メッセージの整合性およびオプションの暗号化の問題が解決されます。

    Oracle Grid Infrastructureインストレーションおよびアップグレード・ガイドfor Microsoft Windows x64 (64-Bit)を参照してください。

  • Oracle Real Application Clustersを管理するための義務の分離

    Oracle Database 12c リリース2 (12.2)から、Oracle Databaseは、クラスタウェア・エージェントのSYSRAC管理権限を導入することにより、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)を管理する際の義務のベスト・プラクティスの分離サポートを提供するようになりました。この機能により、Oracle RACに対して強力なSYSDBA管理権限を使用する必要がなくなりました。

    SYSRACは、SYSDG、SYSBACKUPおよびSYSKMと同様、義務の分離の施行、および本番システム上のSYSDBAの使用への依存の軽減に役立ちます。この管理権限は、srvctlなどのOracle RACユーティリティのかわりに、クラスタウェア・エージェントによってデータベースに接続するためのデフォルト・モードです。

  • デフォルトのデータベース・キャラクタ・セットとしてのAL32UTF8

    Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以降、汎用/トランザクション処理またはデータ・ウェアハウスのテンプレートから作成されたデータベースのデフォルトのデータベース・キャラクタ・セットは、Unicode AL32UTF8です。データベース・キャラクタ・セットとしてUnicode AL32UTF8を使用することをお薦めします。

    詳細は、「インストール中のキャラクタ・セット選択について」を参照してください。

  • Windowsオペレーティング・システムでのUDPのサポート

    Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以上では、User Datagram Protocol (UDP)がWindowsでサポートされます。UDPプロトコルではより大きなクラスタを使用できます。

    詳細は、Oracleコンポーネントのポート番号とプロトコルを参照してください。

  • Windowsグループ管理サービス・アカウント(MSA)のサポート

    グループMSAは、ドメイン・ユーザー・アカウントに対する認証サービスで発生したパスワード管理の問題を克服するために、Windows Server 2008 R2にMicrosoft社が導入したアカウント・タイプです。Oracle RACをWindowsにインストールする際には、Oracleホーム・ユーザーに対してグループMSAを使用できます。

    Oracle RACインストール用のサーバーのハードウェアとソフトウェアを確認するチェックリストを参照してください。

  • -executeConfigToolsオプションを使用したOracleソフトウェアのインストール後の構成

    Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以上では、-executeConfigToolsオプションを使用してOracle DatabaseまたはOracle Grid Infrastructureのインストーラを実行し、Oracle製品のインストール後の構成を行うことができます。インストール時に作成されるものと同じレスポンス・ファイルを使用して、インストール後の構成を実行できます。

    インストール時に作成されたレスポンス・ファイルを使用したインストール後の構成を参照してください。

  • SCANリスナーによるHTTPプロトコルのサポート

    Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以上では、SCANリスナーを使用して、HTTP経由で受信するリカバリ・サーバーの接続を、リカバリ・サーバー・マシン上の負荷に応じて様々なマシンにリダイレクトできます。

    SCANリスナーについてを参照してください。

非推奨となった機能

次の機能は今回のリリースで非推奨となり、今後のリリースではサポートされない可能性があります。このリリースの非推奨となった機能の完全なリストは、Oracle Databaseアップグレード・ガイドを参照してください。

  • configToolAllCommandsスクリプトの非推奨

    configToolAllCommandsスクリプトは、インストール後のOracle製品を構成するためにレスポンス・ファイル・モードで実行し、個別のパスワード・レスポンス・ファイルを使用します。Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以上では、configToolAllCommandsスクリプトは非推奨となり、今後のリリースではサポート対象外となります。

    Oracle製品のインストール後の構成を行うには、-executeConfigToolsオプションを使用して、Oracle DatabaseまたはOracle Grid Infrastructureのインストーラを実行できるようになりました。インストール時に作成されるものと同じレスポンス・ファイルを使用して、インストール後の構成を実行できます。

  • Oracle Administration Assistant for Windowsの非推奨

    Oracle Administration Assistant for Windowsは、Windows上でデータベース管理者、オペレータ、ユーザーおよびロールを作成するツールです。また、データベース・サービス、起動/停止設定、そしてWindowsレジストリ・パラメータの管理もできます。Oracle Database 12cリリース2 (12.2)では、Oracle Administration Assistant for Windowsの使用は非推奨です。Oracle Administration Assistant for Windowsを使用するかわりに、ネイティブのWindows管理ツールを使用してください。

サポート対象外となった機能

次の機能は、このリリースではサポートされなくなりました。このリリースでサポートされていない機能の完全なリストは、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

  • Oracle Cluster Registry (OCR)および投票ファイルのダイレクト・ファイル・システム配置のサポート対象外

    Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2)以上では、共有ファイル・システムへのOracle Clusterwareファイル(Oracle Cluster Registry (OCR)や投票ファイル)の直接配置がサポート対象外となりました。Oracle Clusterwareファイルは、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)によって管理されるようになりました。Oracle Clusterwareファイルは共有ファイル・システムに直接配置できません。サポート対象の共有ファイル・システム(ネットワーク・ファイル・システムまたは共有クラスタ・ファイル・システム)をネイティブ・ディスク・デバイスのかわりに使用する必要がある場合は、Oracle Grid Infrastructureをインストールする前に、Oracle Clusterwareファイルをホストするために使用する予定の共有ファイル・システム上にOracle ASMディスクを作成する必要があります。これにより、Oracle ASMディスク・グループでOracle ASMディスクを使用して、Oracle Clusterwareファイルを管理できます。

Oracle Database 12cリリース1での変更点

Oracle Database 12cリリース1の『Oracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド』の変更点は次のとおりです。

Oracle Real Application Clusters 12cリリース1 (12.1.0.2)の新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • Standard Editionの置換え

    Oracle Database 12c リリース1 (12.1.0.2)以降では、Standard EditionがStandard Edition 2 (SE2)に置き換わります。Standard Edition 2は、2つのソケットまでのシステムで実行可能で、2ノードのOracle RACクラスタをサポートしています。

    関連項目:

    詳細は、My Oracle Supportノート2027072.1を参照してください。

    https://support.oracle.com/rs?type=doc&id=2027072.1

  • Oracle ClusterwareおよびOracle RACでの診断フレームワークのサポート

    診断能力フレームワークによって、Oracle製品が診断データの格納と分析に際して標準化かつ簡易化された方法を使用できるようになります。

    注意:

    Oracle Trace File Analyzer (TFA)コレクタは、Windowsオペレーティング・システムではサポートされていません。

    Oracle RACのトレース・ファイルの特定の詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。

  • グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリの自動インストール

    グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリは、Oracle Grid Infrastructure 12cリリース1 (12.1.0.2)では自動的にインストールされます。

  • パブリック・ネットワークに対するIPv6のサポート

    WindowsでのOracle RAC 12cリリース1 (12.1.0.2)では、IPv6ベースのパブリックIPおよびVIPアドレスがサポートされます。

    IPv6ベースのIPアドレスは、今日のデータ・センターにおける情報技術のインフラストラクチャに関する最新規格です。このリリースにおいて、Oracle RACおよびOracle Grid Infrastructureはこの規格をサポートしています。インストール中に、同じネットワーク上のIPv4アドレスまたはIPv6アドレスのいずれかで、クラスタ・ノードを構成できます。データベース・クライアントは、IPv4アドレスまたはIPv6アドレスのいずれかに接続できます。単一クライアント・アクセス名(SCAN)リスナーは、クライアント・リクエストのIPプロトコルに関する適切なデータベース・リスナーに、クライアント接続を自動的にリダイレクトします。

    Oracle Grid Infrastructureインストレーションおよびアップグレード・ガイドfor Microsoft Windows x64 (64-Bit)を参照してください。

Oracle Real Application Clusters 12cリリース1 (12.1.0.1)の新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • DBUAを使用したデータベースのアップグレードの自動化

    3つの面でアップグレードの操作が簡単になりました。まず、アップグレード前フェーズでは、これまでの手動手順がなくなります。より明示的なアドバイスを指定するか、アップグレード前フェーズで特定された問題を見つけるために修正スクリプトを生成します。2番目に、アップグレード後のフェーズで、アップグレード後のヘルス・チェックが実行され、アップグレードが正常に終了したことが示されます。最後に、パートナのドキュメント(SAPなど)およびメジャー・カスタマ・アップグレードのドキュメントを使用して、自動化し、より広い顧客ベースで一般化できる手動手順がさらに特定されます。

    アップグレード・プロセスの自動化により、操作性と使いやすさが大幅に向上しました。また、データベース・アップグレードと、クラスタ用Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Enterprise Manager Cloud Controlとの統合も向上しています。

    『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

  • WindowsでのOracle RACのOracleホーム・ユーザーのサポート

    Oracle Database 12c リリース1 (12.1)以降、Oracle DatabaseではOracleホーム・ユーザーを使用でき、インストール時に指定できます。Oracleホーム・ユーザーは、Windowsドメイン・ユーザーに関連付けられています。制限された権限セットをOracleホーム・ユーザーに確実に付与することで、Oracle製品の実行に必要な権限のみがOracle Databaseサービスに付与されるようにするには、Windowsドメイン・ユーザーを管理者ではない標準のアカウントにする必要があります。

    Windowsの管理者ユーザーの権限は、インストール、アップグレード、パッチ適用などのOracleソフトウェア・メンテナンス・タスクを実行するために依然として必要です。Oracle Database管理ツールは、必要な場合はOracleホーム・ユーザーのパスワードを尋ねるように拡張されました。Oracle RAC環境では、Oracleホーム・ユーザーのパスワードをセキュア・ウォレットに保存できます。このようなウォレットが存在する場合、Oracle Database管理ツールでは、ウォレットからのパスワードが自動的に使用され、Oracleホーム・ユーザーのパスワードの入力は求められません。

    『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイド for Microsoft Windows』を参照してください。

  • Oracleホーム・ユーザー制御ユーティリティ

    このリリースでは、Oracleホーム・ユーザー制御と呼ばれる新しいWindowsユーティリティが導入されています。これは、現在のOracleホームに関連付けられているOracleホーム・ユーザー名を表示するコマンドライン・ツールです。このユーティリティでは、Oracleホーム・ユーザーのパスワードが変更された場合に、この新しいパスワードを使用するように、Oracleで使用されるWindowsサービスを変更できます。

  • Oracle ACFS監査および監査データをOracle Audit Vault Serverにインポートするためのサポート

    この機能は、Oracle ACFSのセキュリティおよび暗号化に対する監査を行います。また、この機能では、Oracle Audit Vault ServerによってインポートできるOracle ACFS監査証跡データを含むXMLファイルの生成も行います。

    『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。

  • DBCAでのマルチテナント・コンテナ・データベースおよびプラガブル・データベースの構成のサポート

    Oracle Database 12cリリース1 (12.1)以上では、Oracle Database Configuration Assistant (DBCA)によって、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)または非CDBのいずれかを作成できます。CDBは、0(ゼロ)、1またはそれ以上のプラガブル・データベース(PDB)で作成できます。

    また、データベースのインストール中に、1つのPDBを含むCDBを作成することが可能です。

    Oracle Database管理者ガイドのプラガブル・データベースの概要に関する項を参照してください。

  • Oracle Enterprise Manager Database Express 12c

    Oracle Database 12cでは、Oracle Enterprise Manager Database Express (Oracle EM Express)が導入されましたが、これは特別なインストールや管理を必要としない、Oracle Databaseに組み込まれているWeb管理製品です。Oracle EM Expressを使用すると、管理タスク(ユーザー・セキュリティの管理、データベースのメモリーや記憶域の管理など)を実行できます。また、データベースのパフォーマンスおよびステータス情報を表示できます。

    Oracle Enterprise Manager Database Expressの詳細は、『Oracle Database 2日でデータベース管理者』を参照してください。

  • ポリシーベースのクラスタ処理および管理

    Oracle Grid Infrastructureでは、1つのクラスタで複数のアプリケーションを実行することができます。ポリシーベースの方法を使用すると、これらのアプリケーションによって発生するワークロードを、ポリシーを使用したクラスタ全体に振り分けることができます。またポリシー設定によって、時間の経過とともに必要に応じて異なるポリシーをクラスタに適用することができます。ポリシー設定は、Webベースのインタフェースまたはコマンドライン・インタフェースを使用して定義することができます。

    同じクラスタ内で様々なワークロードを受け入れることで、共有インフラストラクチャにワークロードを集約することができ、高可用性とスケーラビリティが実現されます。集中管理されたポリシーベースの方法を使用することで、要求の変化に応じてリソースを動的に再配分し、優先度付けが可能になります。

    Oracle Clusterware管理およびデプロイメントに関するガイドを参照してください。

  • Oracle Database Vaultインストールの簡略化

    Oracle Database Vaultが、Oracle Databaseインストールの一部としてデフォルトでインストールされるようになりました。また、Oracle Databaseのインストールの完了後に、Oracle DBCAを使用するか、またはSQL文を実行して、Oracle Database Vaultの構成、有効化または無効化を行うことができます。

    Oracle Database Vaultのインストールの詳細は、Oracle Database Vaultオプションのインストールを参照してください。

  • Oracle Label Securityインストールの簡略化

    Oracle Label Securityが、Oracle Databaseインストールの一部としてデフォルトでインストールされるようになりました。Oracle Databaseのインストール後にOracle DBCAを使用してOracle Label Securityを構成できます。

    『Oracle Label Security管理者ガイド』を参照してください。

  • データベース管理義務の分離のサポート

    Oracle Database 12cリリース1 (12.1)では、SYSDBA管理権限を必要としない、タスク固有の管理権限と最小管理権限が導入されたことにより、Oracle Databaseの管理業務の分離がサポートされます。これらの新しい権限には、バックアップおよびリカバリのSYSBACKUP、Oracle Data GuardのSYSDGおよび暗号化鍵管理のSYSKMがあります。

    ご使用のプラットフォームのOracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイドおよびOracle Databaseセキュリティ・ガイドの管理権限の管理に関する項を参照してください。

  • データベース監査構成の統合

    Oracle Database 12cから、名前付きの監査ポリシーを作成できます。監査ポリシーには一連の監査オプションが含まれ、データベースにオブジェクトとして格納されます。名前付き監査ポリシーを作成する利点は、データベース監査ポリシーの作成に必要なコマンド数が減ることと、セキュリティおよび条件付き監査への準拠を目的とした監査構成の実装が簡素化されることです。この新しい監査ポリシー・フレームワークは、データベース・インストールに含まれています。

    『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』の統合された監査ポリシーおよびAUDIT文を使用したアクティビティの監査に関する項を参照してください。

非推奨となった機能

次の機能は今回のリリースで非推奨となり、今後のリリースではサポートされない可能性があります。このリリースの非推奨となった機能の完全なリストは、Oracle Databaseアップグレード・ガイドを参照してください。

  • SRVCTLコマンドライン・インタフェース(CLI)での単一文字オプション

    すべてのSRVCTLコマンドは、単一文字オプションのかわりに完全単語オプションを受け入れるように拡張されました。このリリースで追加されたすべての新しいSRVCTLコマンド・オプションはフルワード・オプションのみをサポートしており、1文字のオプションはサポートしていません。SRVCTLコマンドでの単一文字オプションの使用は、今後のリリースではサポートされない可能性があります。

  • スタンドアロン削除ツール

    削除ツールはデータベースのインストール・ソフトウェアに統合されるようになりました。

    削除ツールについてを参照してください。

  • 削除ツールの-cleanupOBaseフラグ

    削除ツールの-cleanupOBaseフラグは、このリリースでは非推奨です。このフラグの代替機能はありません。

  • Oracle Enterprise Manager Database Controlは、Oracle Enterprise Manager Database Expressになりました。

  • スタンドアロンの削除ユーティリティに代わって、Oracle Universal Installer (OUI)を使用する削除オプションになりました。

サポート対象外となった機能

次の機能は、Oracleではサポートされなくなりました。このリリースでサポートされていない機能の完全なリストは、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

  • Oracle Enterprise Manager Database Control

  • CLEANUP_ORACLE_BASEプロパティは削除済

  • deinstallスタンドアロン・ユーティリティ

  • Oracle Counters for Windows Performance Monitor

  • Oracle Cluster File System for Windows (OCFS for Windows)

その他の変更点

このトピックでは、Oracle Real Application Clustersのインストールに関するOracle Database 12cリリース1のその他の変更点を示します。

  • インスタンス、サービス、ハンドラおよびエンドポイントについてリスナーに通知するために、PMON (プロセス・モニター)に代わって、LREG (リスナー登録プロセス)になりました。

  • Oracle RACは、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012およびWindows Server 2012 R2でサポートされています。