このセクションでは、このリリースでのパフォーマンスアナライザおよび関連ツールの新機能の概要を示します。詳細は、パフォーマンスアナライザのヘルプを参照してください。
新しい「ビジュアル呼び出しツリー」ビュー - 「ビジュアル呼び出しツリー」という新しいビューには、実行のホットパスがフレームグラフと呼ばれるグラフィカル形式で表示されます。
詳細は、Oracle Developer Studio 12.6: Performance Analyzer の Flame Graph Viewのマニュアルを参照してください。
Scala アプリケーションの新規サポート - Scala アプリケーションの分析の初期サポートが追加されました。
GNU インライン化の分析の機能強化 - GNU コンパイラでコンパイルされたバイナリの場合、「PC」および「逆アセンブリ」ビューで、インライン化された命令と、もっとも深いインライン化されたコードに関連するソースが特定されるようになります。
「メモリー領域」の機能強化 - ユーザーレベルのビューの名前と説明を示すように「メモリー領域」ビューの名前が更新されました。
<no Java callstack recorded> の分析の向上 - JVM が特定のサンプルの現在の Java 呼び出しスタックを取得できない場合、アナライザはそのサンプルを <no Java callstack recorded> として報告します。このリリースでは、「PC」ビューで、欠落している Java 呼び出しスタックに関連するエラーコードが説明されます。また、フィルタを使用して <no Java callstack recorded> を分離したり、マシンモードに切り替えて欠落している Java 呼び出しスタックおよび関数を分析したりできます。
大規模な jar ファイルのサポート - 大規模な jar ファイルを使用する Java および Scala アプリケーションがサポートされるようになりました。
インテルコンパイラ -ipo のサポート - パフォーマンスアナライザでは、インテルの –ipo フラグでコンパイルされたコードをサポートするようになりました。
ビュー履歴のナビゲーション機能 - 新しいコントロールでは、以前開いていたビューへのナビゲーションをサポートします。