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Oracle® Developer Studio 12.6 リリースの新機能

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更新: 2017 年 7 月
 
 

IDE の新機能および変更された機能

Oracle Developer Studio IDE で追加または変更された機能は次のとおりです。

実行/デバッグ起動ツールの UI

新しい UI を使用して実行/デバッグコマンドの構成を管理できます。構成ウィンドウを開くには、プロジェクトのコンテキストメニューから「起動ツールの管理」をクリックします。

図 2  実行/デバッグ起動ツールの UI

image:実行/デバッグ起動ツールの UI

ツールチェーンパスの前または後への付加

プロジェクトのプロパティー」の新しいオプションを使用すると、ツールチェーンディレクトリを PATH 変数に付加するかどうかを指定できます。

図 3  「ツールコレクションパスの変更」オプション

image:「ツールコレクションパスの変更」オプション

デフォルトでは、$TOOLS_PATH が前に付加されます。ただし、「オプション」ウィンドウで変更できます。

図 4  ツールコレクションパスの変更

image:ツールパスの変更

環境変数の追加

環境変数は、既存のソースまたはライブラリからプロジェクトを作成するときに使用できます。

図 5  環境変数の追加

image:環境変数の追加

ビルドアナライザ

IDE では、Windows および Mac 上にツールコレクションラッパーを作成します。このラッパーはプロジェクトを構築するために使用されます。その結果、コンパイルのすべてのコマンド行が保存され、コード支援を構成するために使用されます。

図 6  ビルドアナライザ

image:ビルドアナライザ

図 7  コード支援の構成

image:コード支援の構成

C/C++ キャッシュの消去

新しいオプション「C/C++ キャッシュを消去して IDE を再起動」が「コード支援」の下に追加されました。このオプションを使用すると、キャッシュディレクトリを消去して、IDE を再起動できます。

読み取り/書き込みアクセスの区別

付与されているアクセス権に基づいて変数にマークを付けることができます。読み取りアクセス、書き込みアクセス、または読み取り/書き込みアクセスを持つ変数は別々に表示されます。

図 8  読み取り/書き込みアクセスの区別

image:読み取り/書き込みアクセスの区別

ターミナル機能の拡張機能

ターミナル機能に次の拡張機能が追加されました。

  • ターミナルからエディタでファイルを開く - 「ウィンドウ」->「IDE ツール」->「ターミナル」の順に選択し、プロジェクトフォルダに移動します。次のコマンドを入力すると、指定されたファイルをエディタで開くことができます。

    • 1 つのファイルを開くには、次のように入力します。

      ideopen module.cc
    • 複数のファイルを開くには、次のように入力します。

      ideopen module.cc module.h
    • (現在のシェルでサポートされている) ワイルドカードを使用して複数のファイルを開くには、次のように入力します。

      ideopen module.*

図 9  エディタでファイルを開く

image:エディタでファイルを開く

  • キーボードショートカットのサポート - この機能により、ユーザーはキーボードを使用して新しいタブを開いたり、開いているタブを切り替えたりできます。新しいタブを開くには Ctrl+Alt+Shift+T を使用し、タブを切り替えるには Alt+1、Alt+2 ... を使用します。

  • ターミナルからハイパーリンクへのアクセス - プログラムの出力にターミナル内のファイルへのリンクが出力されている場合、ユーザーがターミナルでそのリンクをクリックすると、IDE によってそのファイルがエディタで開きます。エスケープシーケンスを使用してハイパーリンクをターミナルで出力できます。次に例を示します。

    fprintf(stdout, "(\033]10;%s;%s\007)]\n", "/home/ilia/NetBeansProjects/CppApplication_48/main.cpp:20", "main.cpp:20")
  • ターミナルでの検索 - 検索機能がターミナルに実装されました。検索するには、Ctrl+Shift+F を使用するか、右クリックして「ターミナルで検索」を選択します。見つかった出現箇所をナビゲートすることもできます。前の出現箇所に移動するには Shift + F3 を使用し、次の出現箇所に移動するには (F3、Enter) を使用します。

図 10  ターミナルで検索

image:ターミナルで検索

固定可能なウォッチ

ウォッチをエディタ領域に固定できるようになりました。変数または選択項目の上にマウスのポインタを置くと、その値を含むツールチップが表示されます。

ツールチップにピンアイコンが含まれるようになりました。これをクリックすると、ウォッチが作成され、エディタに固定されます。

図 11  ツールチップ内のピンアイコン

image:ツールチップ内のピンアイコン

ピンウォッチウィンドウはツールチップの代わりに表示されます。このウィンドウの位置は、マウスでドラッグすることで調整できます。

図 12  ピンウォッチウィンドウ

image:ピンウォッチウィンドウ

ピンウォッチウィンドウには、右側に「コメント」アイコンと「閉じる」アイコンの 2 つのアイコンが含まれています。「コメント」アイコンをクリックすると、ウォッチに関するコメントを追加できるテキストフィールドが表示されます。

図 13  「コメント」アイコンと「閉じる」アイコン

image:「コメント」アイコンと「閉じる」アイコン

ピンウォッチに構造化された値が表示されるときは、左側に「展開」アイコンが表示されます。展開されると、その子が含まれるビューが表示されます。

図 14  「展開」アイコン

image:「展開」アイコン

デフォルトでは、「変数」/「ウォッチ」 ウィンドウには固定されたウォッチは表示されません。ただし、「固定されたウォッチを表示」コンテキストアクションを使用することで、固定されたウォッチを表示できます。

図 15  「固定されたウォッチを表示」オプション

image:「固定されたウォッチを表示」オプション