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Oracle® Hardware Management Pack 2.4 インストールガイド

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更新: 2017 年 4 月
 
 

ホストと ILOM の相互接続用の ILOM の構成

サービスプロセッサ (SP) でホストと ILOM の相互接続を確認して、「hostmanaged」を true に設定します (これがデフォルトです)。

  1. 次のコマンドを入力して、Oracle ILOM コマンド行インタフェースにログインします。

    ssh root@sp_ip_address

    ここで、sp_ip_address はサーバーの SP の IP アドレスを表します。

  2. 次のコマンドを入力して、相互接続のステータスを確認します。

    show /SP/network/interconnect

    次のような出力が表示されます。

    -> show
    
     /SP/network/interconnect
        Targets:
    
        Properties:
            hostmanaged = true
            type = USB Ethernet
            ipaddress = 169.254.182.76
            ipnetmask = 255.255.255.0
            spmacaddress = 02:21:28:57:47:16
            hostmacaddress = 02:21:28:57:47:17
    
        Commands:
            cd
            set
            show
    
    ->
  3. 相互接続が「hostmanaged = true」に設定されていない場合、Oracle ILOM set コマンドを使用してリセットします。次のコマンドを入力します。

    cd /SP/network/interconnect

    set hostmanaged=true

  4. 完了したらログアウトします。

関連項目

詳細は、http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs にある Oracle Integrated Lights Out Manager ドキュメントコレクションを参照してください。

ホストと ILOM の相互接続を介したプラットフォームサーバーサポートと ILOM アクセス

ホストと ILOM の相互接続をサポートする Oracle サーバーは、内蔵 LAN-over-USB デバイスがインストールされた状態で提供されます。

ホストと ILOM の相互接続は、Oracle ILOM SP 接続ポイントおよびホスト OS 接続ポイントと呼ばれる 2 つのネットワーク接続ポイントを提供します。ホストと ILOM の相互接続が機能するためには、ルーティングの宛先とならない IPv4 アドレスがそれぞれに必要です。ルーティングの宛先とならない IPv4 アドレスは、外部のインターネットユーザーがシステムに移動するのを防ぐセキュリティー保護されたプライベートアドレスと考えられています。


注 - デフォルトで、Oracle は各接続ポイント (Oracle ILOM SP およびホスト OS) にルーティングの宛先とならない IPv4 アドレスを提供します。Oracle では、提供されたルーティングの宛先とならない IPv4 アドレスがネットワーク環境で競合しないかぎり、これらのアドレスを変更しないことを推奨します。

ホストと ILOM の相互接続の構成オプション

ホストと ILOM の相互接続を自動的に構成するか、手動で構成するかを選択できます。これら両方の構成オプションについての詳細を次に示します。

  • 自動構成 (推奨)

    Oracle Hardware Management Pack でホストと ILOM の相互接続の接続ポイントを自動的に構成するには、Oracle ILOM のローカル相互接続の設定が「Host Managed」状態である必要があります。ホストと ILOM の相互接続の接続ポイントを自動的に構成するには、次の作業を行う必要があります。

    1. Oracle Hardware Management Pack をインストールする前に、ローカルホスト相互接続用に Oracle ILOM で提供されるデフォルト設定を受け入れます。

    2. Oracle Hardware Management Pack をホストサーバーにインストールし、ホストと ILOM の相互接続用に提供されるインストールのデフォルト設定を受け入れます。

  • 手動構成 (上級ユーザーのみ)

    ホストと ILOM の相互接続の自動的な構成を希望しない場合は、Oracle ILOM SP およびホスト OS で接続ポイントを手動で構成できます。ホストと ILOM の相互接続の接続ポイントを手動で構成するには、次の作業を行う必要があります。

    • OS が Ethernet ドライバを必要とする内蔵 LAN-over-USB デバイスを認識することを確認します。ドライバのインストール手順については、ホストと ILOM の相互接続ドライバのインストールを参照してください。

    • 接続ポイントの IPv4 アドレスを手動で構成する必要があります。これを行うには、次の 2 とおりの方法があります。

      • itpconfig ツールまたは ilomconfig ツールを使用して、Oracle ILOM SP およびホスト OS でホストと ILOM の相互接続の接続ポイントを構成します。

      • Oracle ILOM インタフェースを使用して、Oracle ILOM SP の接続ポイントを構成し、別途ホスト側の接続ポイントを構成します。

        詳細は、http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs にある Oracle Integrated Lights Out Manager ドキュメントコレクションを参照してください。