8.12 2TBを超えるLUNターゲットへのインストール後にOracle VM Serverが起動しない

ファイバ・チャネルLUNまたはFiber Channel over Ethernet (FCoE) LUNへのインストール後、Oracle VM Serverに有効なブート・エントリがない場合があります。 結果として、Oracle VM Serverは正常に起動できません。 この問題は、BIOSベースとUEFIベースの両方の環境に影響を及ぼし、ターゲット・サーバー上のホスト・バス・アダプタ(HBA)または他のホスト・コントローラの古くなったファームウェアによるものです。

リリース3.4.3以降、ファイバ・チャネルLUNまたはFCoE LUNのサイズが2TBを超えるシステムへのOracle VM Serverのインストールに関するサポートは、次のテスト済バージョンにのみ適用されます。

サーバー

ホスト・アダプタまたはホスト・コントローラ

部品番号

ファームウェアのバージョン

BIOSまたはUEFI

Oracle Server X4-4

Sun StorageTek Dual 8 Gb Fibre Channel PCIe HBA

SG-XPCIE2FC-QF8-Z

8.05.00

UEFI

Oracle Server X5-2

Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal HBA, QLogic

7101674

8.05.00

UEFI

Oracle Server X5-4

Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal HBA, Emulex

7101684

11.1.160.6

BIOSおよびUEFI

Oracle Server X5-8

Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal HBA, QLogic

7101674

8.05.00

UEFI

注意

  • 従来のBIOS SANブートは、ターゲット・サーバー上のQLogic HBAまたは他のホスト・コントローラ用のサイズが2TBを超えるファイバ・チャネルLUNまたはFCoE LUNではサポートされません。

  • Qlogic HBAまたは他のホスト・コントローラに対するUEFI SANブートはサポートされますが、ターゲット・サーバー上のHBAまたは他のホスト・コントローラのファームウェアの更新が必要になることがあります。

  • HBAまたは他のホスト・コントローラ(Emulexなど)に対する従来のBIOS SANブートとUEFI SANブートはいずれもサポートされますが、ターゲット・サーバー上のHBAまたは他のホスト・コントローラのファームウェアの更新が必要になることがあります。

回避策: ターゲット・サーバー上のホスト・バス・アダプタ(HBA)または他のホスト・コントローラのファームウェアを更新します。

Oracle Bug#25701247