3つ以上の仮想CPUで構成されている仮想マシンでOracle Solaris 11を実行している場合、その仮想マシンを起動すると、ゲストOSがハングアップすることがあります。 これは、Xenハイパーバイザにおける変更に関連するSolarisバグによって発生するもので、Oracle Solaris 11.2 SRU 8.4で修正されました。
回避策: 3つ以上の仮想CPUを持つOracle VM 3.4でSolaris 11が実行されるようにするには、Oracle Solaris 11.2 SRU 8.4以上にアップグレードするか、次の手順を実行して手動の修正を実施します。
インストール中または初めての起動中に、grubメニューを編集して、
-kd
カーネル起動パラメータを追加します。起動を続行して、Solaris kmdbを実行します。 次のプロンプト画面は表示された場合:
Welcome to kmdb [0]>
次のコマンドを入力します。
cmi_no_init/W 1
次を入力して、インストールまたはシステムの起動を続行します。
:c
Solarisがインストールおよび起動された後、/etc/systemファイルに次の行を追加し、この変更をシステムの再起動後も有効にします。
set cmi_no_init = 1
Oracle Bug#18547858