ドライブテーブルは、状態、SCSI 要素 ID、IP アドレス、シリアル番号、WWN などのドライブ情報を表示します。
GUI の左側のナビゲーション領域の「Drives」をクリックします。
その他のオプションについては、ドライブを選択して、右クリックするか、「Actions」ドロップダウンを使用します。
ノート:
一度に複数のドライブを選択するには、Shift キーまたは Ctrl キーを押しながらテーブル内のドライブをクリックします。GUI に、取り付けられているドライブの IP アドレスが示されます (上記の手順に従って「IP Address」列を見つけます)。ドライブの IP アドレスの割り当ては、ドライブベイとモジュールフレーム ID によって異なります。
SL4000 ネットワークアドレス | 第 3 オクテット | 第 4 オクテット |
---|---|---|
192.168.0.0/19
すべてのドライブネットワークホスト用の 1 つのサブネット |
フレーム ID によって決定される 1 - 30 | ドライブベイによって決定される 1 - 32 |
ドライブの IP アドレス指定では、モジュールのフレーム ID を使用します。ライブラリの初期化時に、ライブラリコントローラおよびルートスイッチが、フレーム ID を計算します。有効な値の範囲は 1 - 30 です。基本モジュールは常に 1 で、基本の左側のモジュールが常に 30 です。値は右に移動すると増え、左に移動すると減ります。フレーム ID 値は、モジュール番号とは異なることに注意してください (ライブラリの中心線とモジュール番号を参照してください)。
ドライブの背面の「取り外し OK」青色 LED を点滅させて、ドライブを特定できます。LED の位置を示す図については、図1-10 を参照してください。
通常、ドライブの保守またはドライブファームウェアの更新時に、ドライブをオフラインにします。ライブラリは、オフラインのドライブにテープをマウントしません。マウントされているドライブをオフラインにすると、ドライブの状態が「オフラインに移行中」に切り替わり、テープがマウント解除されると「オフライン」になります。
ドライブトレーの背面の電源ボタンは機能しません (図1-10 を参照してください)。したがって、GUI を使用して、ドライブの電源を投入または切断する必要があります。
ドライブテーブルから 1 つまたは複数のドライブを選択します (ドライブ情報の表示を参照してください)。
「Actions」ドロップダウン (または右クリックメニュー) から、「Power On Drive」または「Power Off Drive」を選択します。
ドライブをリセットすると、ドライブの電源がオフになってから、ふたたびオンになり、ドライブの初期化が実行されます。このアクションにより、ドライブの問題が解決する場合があります。
ドライブに強制的にアンロードさせると、進行中の読み取り/書き込み操作が停止します。通常、アプリケーションは、ライブラリにドライブをマウント解除するコマンドを発行する前に、データパス上のドライブにアンロードコマンドを送信します。ただし、ドライブに問題がある場合は、GUI を使用して強制的なアンロードを開始する必要がある場合があります。
ドライブテーブルからドライブを選択します (ドライブ情報の表示を参照してください)。
「Actions」ドロップダウン (または右クリックメニュー) から、「Force Unload Drive」を選択します。
高速ロード設定は、ドライブのマウント要求への応答の処理方法を定義します。パーティション設定または個々のドライブ設定が高速の場合、ライブラリはドライブを高速ロードします。
GUI の左側のナビゲーション領域の「Drives」をクリックします。
テーブルの 1 つまたは複数のドライブを選択します。
「Actions」ドロップダウン (または右クリックメニュー) から、「Drive Setting」を選択し、次に、「Normal」または高速ロードタイプの「Fast」を選択します。
Normal (デフォルト) - ライブラリは、選択されたテープがドライブにロードされ、スレッド化されたあとにのみマウント要求に応答します。
Fast - ライブラリは、選択されたテープがドライブに挿入されたが、ロードとスレッド化が完了する前に、マウント要求に応答します。
自動クリーニングが有効になっている場合、ライブラリは、マウント解除後にクリーニングが必要であると示されているドライブに、システムセルからクリーニングテープを自動的にマウントします。このクリーニング操作は、ライブラリがマウント解除操作のステータスを返す前に行われます。無効になっている場合は、ホストソフトウェアでドライブのクリーニングを管理する必要があります。ライブラリは、自動クリーニングに、システムセルからのクリーニングテープのみを使用します。ホストで管理されているドライブクリーニング用のクリーニングテープはストレージセルに存在します。
自動クリーニングは、パーティション全体に対して、または個々のドライブに対して有効にできます。ドライブまたはドライブが含まれているパーティションのいずれかに対して、自動クリーニングが有効になっている場合に、ライブラリはドライブを自動クリーニングします。たとえば、パーティションの自動クリーニングを無効にしているが、そのパーティション内の 1 つのドライブの自動クリーニングを有効にしている場合、ライブラリはそのドライブを自動クリーニングします。同様に、パーティションの自動クリーニングを有効にしているが、そのパーティション内の 1 つのドライブに対して無効にしている場合、ライブラリはそのドライブを自動クリーニングします。
GUI の左側のナビゲーション領域の「Drives」をクリックします。
テーブルの 1 つまたは複数のドライブを選択します。
「Actions」ドロップダウン (または右クリックメニュー) から、「Drive Setting」を選択し、次に、「Auto Clean Enabled」について「Yes」または「No」を選択します。
GUI の左側のナビゲーション領域で「Partitioning」をクリックします。
パーティションを選択し、「Edit Partition」 をクリックします。
「Drive Auto Clean」を選択します (チェックされていると、ライブラリは自動的にドライブクリーニングを処理します)。
通常、ライブラリまたはホストがドライブのクリーニングを管理します。ただし、手動クリーニングを実行する必要がある場合もあります。手動クリーニングが許可されているかどうかについては、ドライブの製造元のドキュメントを参照してください。
注意:
必要になる前にドライブをクリーニングすることはお勧めできません。ドライブの過剰なクリーニングのために、ドライブヘッドが早く摩耗する場合があります。システムセルに、クリーニングする必要があるドライブに有効なクリーニングテープが含まれていることを確認します (テープカートリッジのリストの表示を参照してください)。
ドライブテーブルに移動します (ドライブ情報の表示を参照してください)。クリーニングが必要なドライブを確認するには、「Cleaning Needed」列のステータスを調べます。
ドライブを選択し、「Actions」ドロップダウン (または右クリックメニュー) から、「Clean Drive」を選択します。
ライブラリ GUI で表示するドライブの別名を構成できます。これはドライブの識別に役立つことがあります。
GUI の左側のナビゲーション領域の「Drives」をクリックします。
テーブルの 1 つまたは複数のドライブを選択します。
「Actions」ドロップダウン (または右クリックメニュー) から、「Drive Setting」を選択し、次に、ドライブの別名を入力します。
ライブラリは LTO ドライブの本当のシリアル番号を「スプーフィング」します。つまり、ライブラリは、ドライブの製造シリアル番号ではなく、ドライブトレーシリアル番号の右端 10 文字を使用します。ライブラリは LTO ドライブのドライブシリアル番号のみスプーフィングします (T10000 ドライブのスプーフィングはサポートされていません)。ライブラリは、SCSI メディアチェンジャーの「要素のステータスの読み取り」コマンドと「照会」コマンドに対して、スプーフィングした値を返します。
「スプーフィング」されたドライブのシリアル番号は、交換後も同じであり、アプリケーションの再構成の必要がないため、スプーフィングは障害のあるドライブの交換時に役立ちます。ドライブの保守の要求時に、スプーフィングされた値を提供して、ドライブの保守契約を検索できます。