Oracle の StorageTek SL4000 モジュラーライブラリシステムは、柔軟性、拡張性、および高可用性を提供するエンタープライズテープストレージソリューションです。SL4000 は、急激に拡大し、かつ絶えず変化する環境の要求を満たすためにモジュール化されています。
ライブラリあたり最大 15 のモジュール (1 つの基本モジュールと最大 14 の拡張モジュール) で構成できます。モジュールタイプは次のとおりです。
有孔ウィンドウ
オペレータパネル
基本モジュールの前面ドア
回転式 CAP
ライブラリあたり 1 つの基本モジュールが必要です。スタンドアロンの基本モジュールは、可能な最小の構成です。
最高のパフォーマンスを得るには、基本モジュールをライブラリの中央に配置します。
回転式 CAP、オペレータパネル、1 台のドライブアレイ (8 つのドライブベイ)、および 2 台の LTO ドライブが標準で付属しています。基本モジュールの背面には、基本カードケージ、配電盤 (PDU)、DC 電源装置、レール電源モジュール、テープドライブベイ、およびドライブスイッチが収容されています。
オプションの 2 番目および 3 番目のドライブアレイ (最大 24 のドライブベイ)。
オプションの Web カメラ。
ドライブアレイの数に応じて 205 から 431 個のテープ容量 (物理容量の計算を参照)。
レール電源モジュール (最大 3 つの DC 電源装置と 2 つのレールコントローラを含む)
テープドライブベイ
ドライブスイッチカードケージ (最大 2 つのドライブネットワークスイッチを含む、下部のスロット 1 と上部のスロット 2)
基本カードケージ
ドライブ用 DC 電源装置
配電盤
ドライブモジュールはドライブベイの数を増やし、追加のテープストレージを提供します。
どこでも配置できるライブラリあたり最大 3 つのドライブモジュール。
1 台のドライブアレイ (8 つのドライブベイ) が標準で付属しています。ドライブモジュールの背面には、ドライブベイ、PDU、DC 電源装置、およびドライブスイッチが収容されています。
オプションの 2 番目、3 番目、および 4 番目のドライブアレイ (最大 32 のドライブベイ)。
オプションの回転式 CAP (回転式カートリッジアクセスポート (CAP)を参照)。
オプションの Web カメラ。
選択されたオプションに応じて 153 から 522 個のテープ容量 (物理容量の計算を参照)。
テープドライブベイ
ドライブスイッチカードケージ (最大 2 つのドライブネットワークスイッチを含む、下部のスロット 1 と上部のスロット 2)
ドライブ用 DC 電源装置
配電盤
カートリッジモジュールは、追加のストレージセルを提供します。
カートリッジモジュールの最大数は、存在するほかのモジュールによって異なります。ライブラリは、合計 15 のモジュールに制限されます。たとえば、ライブラリに基本モジュールと 2 つのドライブモジュールが存在する場合、ライブラリは最大 12 のカートリッジモジュールをサポートできます。
オプションの回転式 CAP (回転式カートリッジアクセスポート (CAP)を参照)。
それぞれ 438 から 620 個のテープ容量 (物理容量の計算を参照)。
パーキングモジュールは、変更されたモジュール識別ブロックを含むカートリッジモジュールです (モジュール識別ブロックを参照)。ライブラリは、ライブラリにアクセスモジュールが存在しないときの冗長ロボット構成でのみパーキングモジュールを必要とします。
6 列 (手前側の壁面にある 3 列と奥側の壁面にある 3 列) にはアクセスできず、ここにはテープを収容できません (図B-9および図B-10を参照)。この領域は、動作可能なロボットのアクセスをブロックすることなく、故障したロボットを「パーキング」するために使用されます (ロボットを参照)。アクセスできないカートリッジアレイを取り外す必要はありません。このモジュールは、モジュール識別ブロックを変更することによって、いつでもカートリッジモジュールに復元できます。
ノート:
パーキングモジュール内の無効になったロボットで保守を実行すると、ライブラリ操作が中断されます。中断なしでロボットの保守を実行するには、代わりにアクセスモジュールを使用してください (アクセスモジュールを参照)。230 から 312 個のテープ容量 (物理容量の計算を参照)。
オプションの CAP は、左側のパーキングモジュールにのみ収容できます。右側のパーキングモジュールの CAP 領域はロボットからアクセスできません。
ライブラリの両端に取り付ける必要があります。
アクセスできない CAP 領域、CAP 空きプレート
ロボットパーキング領域 (アクセスできないテープセル)
アクセスモジュールには、最大 234 個のテープの一括ロードに使用されるカートリッジアクセスドアがあります。さらに、2 つのアクセスモジュールを備えたライブラリは冗長ロボット機能をサポートします (ロボットを参照)。アクセスモジュール内のスライド式の安全ドアは故障したロボットをライブラリの残りから分離できるため、保守担当者はライブラリをオンラインにしたまま、無効になったロボットにアクセスできます。
ノート:
アクセスモジュールとパーキングモジュールを同じライブラリに取り付けることはできません。アクセスモジュールは、ライブラリの端に配置する必要があります。
1 つのアクセスモジュールは、一括ロード機能のみをサポートします。1 つのアクセスモジュールは、追加の 104 個のストレージセルの左側に取り付けるようにしてください (物理容量の計算を参照)。
2 つのアクセスモジュールは、一括ロードと冗長ロボットをサポートします。
サイドカバーが取り外され、スライド式のドアを示す
一括ロードのカートリッジアクセスドア
アクセスモジュールの保守パネルとハンドル
各モジュールには、最初のライブラリ起動中や、「Probe for Configuration Changes」が選択された起動中にロボットがスキャンするモジュール識別ブロックがあります (ライブラリ設定のオプションを参照)。この識別ブロックは、モジュールタイプとモジュールオプション (CAP やドライブの数など) を示します。モジュール識別ブロックの位置については、セルマップを参照してください。
基本モジュールの前面には、オペレータパネルが収容されています。これは、GUI にアクセスするためのタッチスクリーンと、画面の下の制御パネルにある一連のインジケータおよびボタンで構成されています。
ロケータライト — GUI から検出機能をアクティブ化すると点滅します。
保守アクション要求インジケータ — ライブラリは動作不能であり、保守を必要としています。
待機インジケータ — ライブラリはオフライン状態に移行しています。このインジケータが消灯するまで、ライブラリに入らないでください。
ライブラリアクティブインジケータ — ライブラリは電源投入され動作しています。
LCD 表示コントロール — モニターの設定 (明るさやコントラストなど) を調整するために使用されます。
SOURCE (表示の切り替え) — 表示信号のルーティングをコントローラまたは機能カードの間で切り替えます。現在、表示が VGA ポートにある場合は、最初に押すと前面タッチスクリーンに切り替えられ、そのあとに押すとコントローラ間で表示が切り替えられます。L1 と L2 はライブラリコントローラです。F1 と F2 は機能カードです。
基本モジュールの背面には、コントローラカード、ディスクストレージ、冷却ファン、スイッチ、および電源コンバータを含むカードケージが収容されています。メインのコントローラカードはライブラリコントローラです。
基本カードケージ内のほとんどのコントローラカードには、同じ 3 つのインジケータライトがあります。
デバイスを取り外し可能 (青色)
保守アクション要求 (黄色)
デバイスへの電源 (緑色の点灯)
ライブラリコントローラは、ライブラリ内のメインのコントローラカードです。これには、ホスト接続やサービス保守に使用されるポートが含まれています。ホスト接続に使用される 2 つの FC ポートと 2 つの Ethernet ポートが存在します。詳細は、ホスト接続オプションを参照してください。
FC ポート (これらには LINK ライトがありません — FC 接続が機能しているか? LINK ライトがない。を参照)
保守ネットワークポート
顧客ネットワークポート 1 および 2
ライブラリ間のネットワークポート (SL4000 では使用されません)
USB ポート (キーボードおよびマウス用)
ライブラリソフトウェアの情報を格納するハードドライブ。ライブラリには 3 枚のストレージカードが標準で付属しており、それぞれでデータがミラー化されます。
ドライブモジュールのドライブスイッチとアクセスモジュールのコントローラを基本モジュールに接続する Ethernet バルクヘッド。ネットワークには、ネットワーク 1 とネットワーク 2 の 2 つがあります。ネットワークごとに、6 つのドライブモジュール Ethernet ポートと 2 つのアクセスモジュール Ethernet ポートがあります。
ルートスイッチは、ドライブスイッチ、ロボットネットワーク、およびコントローラカードへの接続を提供します。これには、ドライブ暗号化に使用される Oracle Key Manager ネットワークに接続するための 1 つの Ethernet ポートが含まれています (詳細は、Oracle Key Manager (OKM) のドキュメントを参照)。ポート構成情報については、パブリックネットワーク、保守ネットワーク、または OKM ポートの構成を参照してください。
Oracle Key Manager (OKM) ネットワークポート
ライブラリのすべてのドアのステータスをモニターし、いずれかのドアが予期せず開いたらレールへの電源を切断します。ライブラリに電源が供給されていない間にいずれかのドアが開いたら「Door Has Been Opened」ステータスを報告できるように、このカードにはバッテリが含まれています。
Emergency power off — 一般には、緊急時にライブラリへの電源を切断する (顧客によって取り付けられる) 外部スイッチを通して顧客の緊急電源切断 (EPO) システムに接続されます。
コネクタは、2 ピンの Universal Mate and Lock コネクタ (メス接点 TYCO 770010-3 を持つ TYCO 770024-1) です。このポートに接続するには、オス接点 TYCO 770009-1 を持つ TYCO 770017-1 (または同等のパーツ番号) を使用できます。
Door open — モジュールに開いた前面アクセスドアがあるかどうかを示します
ビデオカードは、前面タッチスクリーンまたは VGA ポートに接続された別のモニターにどのコントローラが表示されるかを示します。
SELECT (表示の切り替え) — 表示信号のルーティングをコントローラまたは機能カードの間で切り替えます。現在、表示が前面タッチスクリーンにある場合は、最初に押すと VGA ポートに切り替えられ、そのあとに押すとコントローラ間で表示が切り替えられます。
コントローラカードインジケータ — L1 と L2 はライブラリコントローラです。F1 と F2 は機能カードです。SELECT ボタンを押すことにより、どのコントローラが表示されるかを切り替えることができます。
SL4000 ライブラリは、次のテープドライブの種類をサポートします。基本モジュールには、2 台の LTO 7 ドライブが標準で付属しています。Oracle から追加のドライブを購入するか、またはドライブを旧バージョンの Oracle ライブラリからアップグレードする必要があります。
StorageTek T10000 (すべてのモデル)
HP LTO 第 5 および 6 世代
IBM LTO 第 5、6、および 7 世代
暗号化鍵の管理オプションには、次の 2 つがあります。
アプリケーションによる管理 — アプリケーションがデータパスを使用して鍵を管理します。
OKM による管理 — Oracle Key Manager (OKM) アプライアンスが、一般にはよりセキュアな、データパスの外部にある Ethernet 接続を使用して鍵を管理します。暗号化の詳細は、ドライブのドキュメントおよび Oracle Key Manager (OKM) のドキュメントを参照してください。
アプリケーション管理による暗号化と OKM 管理による暗号化のサポートは、ドライブの種類によって異なります。
T10000 のすべての世代が暗号化に対応していますが、アプリケーション管理による暗号化または OKM 管理による暗号化のどちらかを有効にするには T10K-EKEY-A-N 暗号化アクティベーション許可が必要です。暗号化アクティベーション許可は (初回の購入時またはそれ以降の) いつでも注文できます。この許可を購入したら、Virtual Operator Panel (VOP) を使用して暗号化を有効にします (Oracle Technical Network にある VOP のドキュメントを参照)。T10000C および T10000D ドライブには、暗号化を有効にするための暗号化ライセンスキーが必要なくなりました
OKM 管理による暗号化には、LTO-ENCRYPT-ACTIVE 暗号化アクティベーション許可が必要です。データパスを使用したアプリケーション管理による暗号化には、この許可は必要ありません。
HP LTO 5 および 6 ドライブは、OKM 管理による暗号化とアプリケーション管理による暗号化の両方をサポートします。IBM LTO 5、6、および 7 ドライブでは、OKM とインタフェースするためにドライブトレー内に Belisarius カードが必要です。OKM 互換性のあるドライブまたは OKM 互換性のないドライブを購入できます。OKM 互換性のないドライブをアップグレードするには、Belisarius カードを追加するためのキットを購入できます。
以前に古いドライブ用のアクティベーション許可を購入している場合は、暗号化に対応したドライブの総数がそのファミリ用のアクティベーション許可の総数を超えないかぎり、同じファミリ内の新しい世代のドライブにアップグレードするときにそのアクティベーション許可を再利用できます。たとえば、6 つの T10K-EKEY-A-N アクティベーション許可がある場合は、暗号化に対応した合計 6 台の T10000 ドライブ (世代には関係なし) しか使用できません。
すべてのテープに読み取り可能な外部ラベルが必要です (ラベルの要件については、バーコードラベルの概要を参照)。ライブラリは、ラベルが付いていないか、または不明なテープの種類 (LTO または T10000 以外のすべて) をインポートまたはマウントしません。テープの種類には次のものがあります。
データ — 顧客データを格納します
診断 — ドライブに対する読み取り/書き込みテストを実行したり、診断テストを実行したりするために保守担当者によって使用されます (ラベルは DG[スペース] で始まります)
クリーニング — ドライブのテープパスおよび読み取り/書き込みヘッドをクリーニングします (ラベルは CLN で始まります)
ドライブトレーにはテープドライブが収容され、そのドライブがライブラリとインタフェースできるようにするドライブコントローラカードが含まれています。ドライブトレーは、ドライブアレイのドライブベイにスライドさせます。多くの場合、「テープドライブ」と「ドライブトレー」は同義です。
SL3000 ドライブトレーに SL4000 コントローラ LOD カードが含まれている場合は、SL4000 でそのトレーを使用できます。SL3000 ドライブコントローラの HBD カードはサポートされていません。トレーの上部のポートの数に注目することによって、トレーの種類を容易に識別できます。SL3000 HBD カードには 1 つのポートがあり、LOD には 2 つのポートがあります。
ノート:
SL4000 では、ドライブトレー背面の Ethernet ポートは無効になっています。SL4000 ポートと SL3000 ポートを含む LOD トレー
SL3000 ポートのみを含む HBD トレー
ドライブへの電源 (緑色の点灯)。トレーのみまたは取り付けコードへの電源 (緑色の点滅)。
保守アクション要求 (黄色)
ライブラリからドライブトレーを取り外し可能 (青色)。検出機能を使用すると点滅します (ロケータ LED を使用したドライブの物理的な検索を参照)。
トレーへの電源のオン/オフ (プッシュボタン) — SL4000 では無効になっています。代わりに、GUI を使用してトレーの電源をオン/オフします (ドライブのオンまたはオフを参照)。
Ethernet リンク (緑色)。このポートは SL4000 では無効になっており、保守のために Oracle の保守担当者によってのみ使用されます。
デフォルトの IP アドレスへの暗号化のリセット (プッシュボタン)
暗号化インジケータ
暗号化カードポート。このポートは SL4000 では無効になっています。
ファイバチャネルポート
保守用プッシュボタン (SL4000 では使用しないでください。ドライブがオフラインになります。)
ドライブステータスインジケータ
ドライブ保守インジケータ
ドライブスイッチは、ドライブトレーをライブラリの残りに接続します。スイッチとドライブトレーの間の接続は内部的に行われるため、個々のドライブに Ethernet ケーブルを接続する必要はなくなりました。
基本モジュールと各ドライブモジュールには、最大 2 つのドライブスイッチを保持するドライブスイッチカードケージが含まれています (図1-2および図1-3を参照)。基本モジュールには 1 つのドライブスイッチが、またドライブモジュールには 2 つのドライブスイッチが標準で付属しています。ただし、基本モジュールに 2 番目のルートスイッチを取り付けるまで、ドライブモジュール内の動作可能なドライブスイッチは 1 つだけです。
ドライブトレー接続インジケータ — 各 LED がドライブベイの位置に対応します。アクティブな LED は、ドライブトレーが取り付けられ、ライブラリと通信していることを示します。
基本モジュールのネットワークパッチパネルを各ドライブモジュールに接続するために使用される Ethernet ポート。基本モジュールのドライブスイッチでは、このポートを未接続のままにします。
基本モジュールでは、この LED はネットワークパッチパネルとドライブスイッチの間にアクティブな接続が存在することを示します。ドライブモジュールでは、この LED はドライブスイッチと Web カメラの間にアクティブな接続が存在することを示します (取り付けられている場合)。
ドライブスイッチのオンボードプロセッサが動作していることを示します。
ロボットはテープを取り出し、CAP、ストレージセル、およびドライブに挿入します。ロボットは、ライブラリの奥側の壁面にある 2 つのレールに沿って移動します。上部のレールにある銅ストリップは、電源およびロボットとライブラリコントローラの間の信号パスを提供します。電源は、レール電源モジュール内の +48 VDC 1200 W 負荷分散電源装置から供給されます (DC 電源装置を参照)。
ロボットには、CAP の挿入やライブラリの監査中にテープのボリュームシリアル番号 (volser) を識別するバーコードスキャナが含まれています。このスキャナはまた、ライブラリの初期化中に各モジュール内のモジュール識別ブロックも読み取ります。
各ライブラリには、1 台 (標準) または 2 台のロボット (冗長ロボットと呼ばれる) を取り付けることができます。オプションの冗長ロボット機能は、ライブラリの効率を向上させるとともに、1 台のロボットに障害が発生した場合でもライブラリ操作を続行できるようにします。冗長ロボットには、2N 電源 (電源の冗長性オプションを参照) および 2 つのパーキングモジュールまたは 2 つのアクセスモジュールのどちらかが必要です。
回転式 CAP (GUI では「rotary CAP」) は、2 つの取り外し可能な 13 セルマガジンを含む、垂直に取り付けられる回転式のシリンダです。
基本モジュールには CAP が標準で付属しています。
各ドライブモジュールまたはカートリッジモジュールには、オプションの CAP をモジュールあたり 1 つ収容できます。CAP は、左側のパーキングモジュールにのみ収容できます。右側のパーキングモジュールにある CAP にはアクセスできません。
各 CAP には、ロック解除インジケータと CAP を開くためのボタンを備えたキーパッドがあります (GUI を使用した CAP の開閉を参照)。
CAP (閉じた状態)
CAP 取り付けなし
CAP (開いた状態)
キーパッド
アクセスモジュールでは、最大 234 個のテープの挿入と取り出しが可能です。一括ロード機能をサポートするために必要なのは 1 つのアクセスモジュールだけです (アクセスモジュールを参照)。
ライブラリには、次のコンポーネントの冷却ファンが含まれています。
ライブラリでは、カードケージ内の電子デバイスの冷却を提供する 2 つのファン構成部品が基本モジュールカードケージ内に標準で付属しています (位置については、基本モジュールカードケージを参照)。ライブラリコントローラは、これらのファンが正しく動作しているかどうかをモニターします。ファン構成部品の障害インジケータは障害を示します。この構成部品は、ライブラリ操作を妨げることなく交換できます。
オプションのライブラリ機能の多くでは、ハードウェアアクティベーションファイルを購入してインストールする必要があります。オプションのライブラリ機能の追加または削除を参照してください。
容量アクティベーションファイルによって、ライブラリ内で許可されたテープの数が決定されます。ライセンスされた容量にシステムセル内のテープはカウントされません。ライブラリにアクティブ化容量より多くのテープが含まれている場合でも、引き続き正常に機能しますが、アクティブ化されていない容量を使用することは不正です。テープを取り出すか、または別の容量アクティベーションファイルを購入してインストールしてください (テープ数の警告を修正する方法を参照)。
ライブラリのパーティション分割は、特定の StorageTek ライブラリ制御インタフェース (SCI) および FC-SCSI ホストの排他的使用のためにライブラリリソース (ドライブ、ストレージセル、および CAP) を予約します。パーティション分割は、ライブラリに標準で付属しているが、アクティベーションファイルで有効にするオプション機能です。SL4000 は、最大 16 のパーティションをサポートします。アクティベーションファイルをアップロードしたら、GUI を使用してパーティション分割を構成できます (ライブラリのパーティション分割を参照)。
マルチポートネットワークは、ライブラリコントローラ上の 2 番目の FC ポートおよび 2 番目の顧客 Ethernet ポートをアクティブ化します。この機能を使用するには、冗長制御パスアクティベーションファイルを購入してアップロードする必要があります (ホスト接続オプションを参照)。
メディア検証を使用して T10000 テープの整合性を検証できます。メディア検証を有効にするには、T10000C または D ドライブを「メディア検証」パーティション/プールに割り当てる必要があります。このパーティションにテープは含まれず、ホストはメディア検証パーティション内のドライブにアクセスできません。ライブラリは、このパーティション内のドライブを使用して T10000 テープの整合性を評価します。ドライブのパーティションを構成するには GUI を使用します (メディア検証パーティション (プール) へのドライブの追加または削除を参照)。
容量には、次の 2 つの種類があります。
物理容量 — ライブラリ内のストレージセルの数 (予約されたシステムセルを除く)。物理ストレージ容量の範囲は、セルが 300 から 9,017 まで、ドライブが 1 から 120 までです。
ノート:
将来のストレージのニーズを満たすために、あらかじめ物理容量を追加することをお勧めします。モジュールはいつでも追加できますが、モジュールを追加するとライブラリ操作が中断されます。アクティブ化容量 — ライブラリにインストールされた容量ハードウェアアクティベーションファイルの累積量で定義されている、ライブラリ内で許可されたテープの数。容量アクティベーションファイルをインストールするには GUI を使用します (オプションのライブラリ機能の追加または削除を参照)。SL3000 とは異なり、SL4000 はアクティブなセルと非アクティブなセルを指定しません。容量アクティベーションファイルは、ライブラリ内で許可されたテープの総数のみを制限します。GUI で表示されるテープ数の合計では、システムセル内のテープは除外されます。
ノート:
ライブラリに、インストールされた容量アクティベーションファイルより多くのテープが含まれている場合でも、ライブラリは引き続き機能します。ただし、アクティブ化されていない容量を使用することは不正です。テープを取り出すか、または別の容量アクティベーションファイルを購入してインストールしてください (テープ数の警告を修正する方法を参照)。ライブラリのストレージセル容量 (システムセルを除く) を計算するには、下の表を使用します。ライブラリ内のモジュールごとに、標準のセル数から始めます。次に、そのモジュールの位置とアドオンオプションに基づいて加算または減算します。最後に、各モジュールのセル数を合計して、ライブラリの合計容量を取得します。
物理構成 |
基本モジュール |
ドライブモジュール |
カートリッジモジュール |
パーキングモジュール |
アクセスモジュール |
---|---|---|---|---|---|
標準 |
339 |
378 |
516 |
308 |
0 |
2 番目のドライブアレイ脚注 1 |
-55/-66 |
-55/-66 |
-- |
-- |
-- |
3 番目のドライブアレイ脚注参照 1 |
-60/-72 |
-60/-72 |
-- |
-- |
-- |
4 番目のドライブアレイ脚注参照 1 |
-- |
-65/-78 |
-- |
-- |
-- |
左側にあるモジュール |
+88 |
+88 |
+104 |
+4 |
0 |
右側にあるモジュール |
+13 |
+51 |
0 |
0 |
-- |
CAP |
標準 |
-39/-77 脚注 2 |
-78 |
-78脚注 3 |
-- |
脚注 1 追加のドライブアレイの場合、示されている最初の数字は左側にモジュールがないときの容量の変化であり、2 番目の数字は左側にモジュールがあるときの容量の変化です。
脚注 2 -39 は右側にモジュールがないときの容量の変化であり、-78 は右側にモジュールがあるときの容量の変化です。
脚注 3 左側のパーキングモジュールの場合のみ。
このサンプルライブラリには、パーキングモジュール、ドライブモジュール、カートリッジモジュール、基本モジュール、カートリッジモジュール、およびパーキングモジュールがあります (図1-1を参照)。
CAP が含まれています。右側にモジュールがあります。
308 (標準) - 78 (CAP) + 0 (右側にあるモジュール) = 230
CAP と 4 台のドライブアレイが含まれています。右側と左側にモジュールがあります。
378 (標準) – 78 (右側にモジュールがある CAP) – 66 (2 番目のドライブアレイ) – 72 (3 番目のドライブアレイ) – 78 (4 番目のドライブアレイ) + 52 (右側にあるモジュール) + 88 (左側にあるモジュール) = 224
右側と左側にモジュールがあります。
516 (標準) + 0 (右側にあるモジュール) + 104 (左側にあるモジュール) = 620
3 台のドライブアレイが含まれています。右側と左側にモジュールがあります。
339 (標準) – 66 (2 番目のドライブアレイ) – 72 (3 番目のドライブアレイ) + 13 (右側にあるモジュール) + 88 (左側にあるモジュール) = 302
CAP が含まれています。右側と左側にモジュールがあります。
516 (標準) – 78 (CAP) + 0 (右側にあるモジュール) + 104 (左側にあるモジュール) = 542
308 (標準) + 4 (左側にあるモジュール) = 312
230 (パーキングモジュール) + 224 (ドライブモジュール) + 620 (カートリッジモジュール) + 302 (基本モジュール) + 542 (カートリッジモジュール) + 312 (パーキングモジュール) = 2,230
このサンプルライブラリには、基本モジュール (中央) と基本モジュールの両側に 7 つのカートリッジモジュール (合計 15 モジュール) があります。これは、SL4000 の最大ストレージ容量を表します。
1 台のドライブアレイが含まれています。右側と左側にモジュールがあります。
339 (標準) + 13 (右側にあるモジュール) + 88 (左側にあるモジュール) = 440
左端のカートリッジモジュール: 516 (標準) + 0 (右側にあるモジュール) = 516
右端のカートリッジモジュール: 516 (標準) + 104 (左側にあるモジュール) = 620
その他のすべてのカートリッジモジュール: 516 (標準) + 104 (左側にあるモジュール) + 0 (右側にあるモジュール) = 620
440 (基本) + 516 (左端のカートリッジモジュール) + 620 (右端のカートリッジモジュール) + 12 x 620 (その他のカートリッジモジュール) = 9,016
このサンプルライブラリには、カートリッジモジュール、基本モジュール、ドライブモジュール、もう 1 つのカートリッジモジュール、および一括ロードのための右側の 1 つのアクセスモジュールがあります。1 つのアクセスモジュールを右側に取り付けることはお勧めしません。アクセスモジュールがライブラリの左端に取り付けられた場合、左端のカートリッジモジュールから 104 個の追加のセルにアクセスできます。
このモジュールはライブラリの左端にあります。右側にモジュールがあります。
516 (標準) = 516
2 台のドライブアレイが含まれています。右側と左側にモジュールがあります。
339 (標準) + 13 (右側にあるモジュール) + 88 (左側にあるモジュール) – 66 (2 番目のドライブアレイ) = 374
3 台のドライブアレイが含まれています。右側と左側にモジュールがあります。
378 (標準) + 13 (右側にあるモジュール) + 88 (左側にあるモジュール) – 66 (2 番目のドライブアレイ) – 72 (3 番目のドライブアレイ) = 341
これは、右側と左側にあるモジュールです。
516 (標準) + 0 (右側にあるモジュール) + 104 (左側にあるモジュール) = 620
このモジュールはライブラリの右端にあります (1 つのアクセスモジュールにはお勧めしません)。
0 (標準) = 0
516 (左側のカートリッジモジュール) + 374 (基本) + 341 (ドライブモジュール) + 620 (右側のカートリッジモジュール) + 0 (アクセスモジュール) = 1,851
すべての電源装置と配電盤 (PDU) は、基本モジュールおよびドライブモジュール内に存在します。電源構成を選択する場合は、ライブラリ内のドライブの機能と数とともに、電源の冗長性の要件について考慮してください。
さまざまなレベルの電源の冗長性を提供する 3 つの電源構成が存在します。
構成 |
AC 電源 | DC 電源 | 機能のサポート |
---|---|---|---|
N+1 (標準) | 冗長性なし
基本またはドライブモジュールあたり 1 台の PDU |
1 つの予備のドライブ用 DC 電源装置と 1 つの予備のロボット用 DC 電源装置を提供します | T10000 ドライブのサポートは制限され、冗長ロボットのサポートはなし |
2N | 冗長
基本またはドライブモジュールあたり 2 台の PDU |
PDU ごとに一連の DC 電源装置を提供します | 冗長ロボットおよび冗長電子デバイスのサポートに必要です
T10000 ドライブの完全なサポート。 |
2N+1 | 冗長
基本またはドライブモジュールあたり 2 台の PDU |
PDU ごとに追加の電源装置を提供します。つまり、PDU ごとに N+1 の DC 電源の冗長性 (2 番目の PDU には、ロボットに対して N の DC 電源の冗長性しかありません) | 冗長ロボットおよび冗長電子デバイスをサポートします
T10000 ドライブの完全なサポート。 |
ライブラリ内の各 PDU には、次の個別の AC 電源が必要です。
240 VAC、50/60 Hz、30 アンペア (範囲: 200–240 VAC、47–63 Hz、24 アンペア)、単相
N+1 — 基本モジュール用の 1 本の電源コードと、各ドライブモジュール用の追加の電源コードを注文します
2N または 2N+1 — 基本モジュール用の 2 本の電源コードと、各ドライブモジュール用の追加の 2 本の電源コード
電源コード - 長さ/種類 | 電源 |
回路遮断器 |
壁側コネクタ |
ライブラリ側コネクタ |
---|---|---|---|---|
米国 3.7 m (12 フィート) 12 AWG | 240 VAC/30A | 30A | L6-30P | L6-30R |
国際 4 m (13 フィート) HAR | 240 VAC/30A | 30A | 330P6W | L6-30R |
レール用 DC 電源装置 (1200W DC)
DC 電源コンバータ
PDU (240 VAC)
ドライブ用 DC 電源装置 (1200W DC)
カードケージ内の DC コンバータ (位置については、基本モジュールカードケージを参照) は、ドライブ用 DC 電源装置からの 48VDC を 12VDC に変換します。これらのコンバータは、SL3000 の cPCI 電源装置の機能を置き換えます。各基本モジュールには、2 つの DC コンバータが標準で付属しています。
最小のカードケージ構成 (1 つのコントローラ、1 つのルートスイッチ、3 枚のストレージカード、1 枚のビデオカード、および 1 つのファン構成部品) では、N+1 のために少なくとも 2 つの DC コンバータ、2N または 2N+1 冗長性のために 3 つの DC コンバータが必要です。
最大のカードケージ構成 (4 つのコントローラ、2 つのルートスイッチ、7 枚のストレージカード、1 枚のビデオカード、および 2 つのファン構成部品) では、N+1 のために少なくとも 3 つの DC コンバータ、2N または 2N+1 冗長性のために 4 つの DC コンバータが必要です。
ロボットは、基本モジュールの上部にある負荷分散 1200 W DC 電源装置を使用します (ドライブモジュールにレール用 DC 電源装置は含まれていません) — 図1-12を参照してください。レール用 DC 電源装置は、ドライブに使用される電源装置と物理的に同じです。
各基本モジュールには、N+1 および 2N 構成に使用される 2 台のレール用 DC 電源装置が標準で付属しています。2N+1 構成にするには、3 番目の DC 電源装置を注文する必要があります。
必要な電源装置の数は、次のものによって異なります。
電源構成 (N+1、2N、または 2N+1)
基本カードケージの構成
ドライブの数と種類 (T10000 および LTO)
ライブラリ構成のために注文する電源装置の数を確認するには、次のようにします。
カードケージの最大消費電力を確認します (カードケージの消費電力を参照)。
各ドライブの最大消費電力を計算します。
各ドライブの種類の数を確認し、ドライブの種類ごとに 1 ドライブあたりのワット数を掛けます (ドライブの消費電力を参照)。
ドライブの種類ごとに使用されるワット数を合計して、消費される合計ワット数を計算します。
カードケージとドライブの消費電力を合計します。必要な DC 電源装置の数を確認するには、基本モジュールに必要な DC 電源装置および ドライブモジュールに必要な DC 電源装置を参照してください。
構成 |
最大ワット数 |
---|---|
最小 (1 つのコントローラ、1 つのルートスイッチ、3 枚のストレージカード、1 枚のビデオカード、および 2 つのファン構成部品) | 352 |
中間 (2 つのコントローラ、2 つのルートスイッチ、3 枚のストレージカード、1 枚のビデオカード、および 2 つのファン構成部品) | 511 |
最大 (2 つのコントローラ、2 枚の機能カード、2 つのルートスイッチ、7 枚のストレージカード、1 枚のビデオカード、および 2 つのファン構成部品) | 793 |
ドライブの種類 |
各ドライブによって使用されるワット数 |
---|---|
T10000A/B/C | 91 |
T10000D | 117 |
LTO 5,6,7 | 48 |
すべてのドライブによって使用される合計ワット数 |
N+1 に必要な電源装置 | 2N に必要な電源装置 | 2N+1 に必要な電源装置 |
---|---|---|---|
1 - 1,063 | 2 | 2 | 4 |
1,064 - 2,263 | 3 | 4 | 6 |
2,264 - 3,463 | 4 | 6 | 8 |
3,464 - 3,805 | 5 | 8 | 8 |
すべてのドライブによって使用される合計ワット数 |
N+1 に必要な電源装置 | 2N に必要な電源装置 | 2N+1 に必要な電源装置 |
---|---|---|---|
1 - 1,200 | 2 | 2 | 4 |
1,201 - 2,400 | 3 | 4 | 6 |
2,401 - 3,600 | 4 | 6 | 8 |
3,601 - 4,443 | 5 | 8 | 8 |
このサンプルライブラリには、基本モジュールと両方のドライブの種類 (T10000 および LTO) を含む 1 つのドライブモジュールがあります。基本には、最小構成のカードケージ (352W) が含まれています。
ドライブの種類 |
ドライブの数 |
ドライブごとに掛けるワット数 |
ドライブの種類ごとの合計ワット数 |
---|---|---|---|
T10000D | 6 | 117 | 702 |
T10000C | 6 | 91 | 546 |
LTO6 | 4 | 48 | 192 |
基本のドライブ消費の合計 = 702 + 546 + 192 = 1,440 W
ドライブの種類 |
ドライブの数 |
ドライブごとに掛けるワット数 |
ドライブの種類ごとの合計ワット数 |
---|---|---|---|
T10000C | 10 | 91 | 910 |
LTO7 | 4 | 48 | 192 |
ドライブモジュールの合計 = 910 + 192 = 1,102 W
基本は 1,792W (カードケージの 352 W およびドライブの 1,440 W) を消費します。ドライブモジュールは 1,102 W を消費します。
下の表は、このサンプルライブラリに必要な電源装置の一覧を示しています。基本には 2 台のテープドライブ用 DC 電源装置が、ドライブモジュールには 2 台の電源装置が標準で付属しています。そのため、注文する内容を確認するときに、必要な DC 電源装置の個数から 2 を引きます。
ライブラリの電源構成 |
必要な DC 電源装置 | 注文する DC 電源装置 (= 必要数 - 2) |
---|---|---|
N+1 | 3 | 1 |
2N | 4 | 2 |
2N+ 1 | 6 | 4 |
ライブラリの電源構成 |
必要な DC 電源装置 | 注文する DC 電源装置 (= 必要数 - 2) |
---|---|---|
N+ 1 | 2 | 0 |
2N | 2 | 0 |
2N+1 | 4 | 2 |
注文する必要のある DC 電源装置の数は、電源構成によって異なります。たとえば、このサンプルライブラリに 2N+1 構成が存在する場合は、6 台の追加の DC 電源装置 (基本に 4 台の電源装置、およびドライブモジュールに 2 台の電源装置) の注文が必要になります。2N+1 ではまた、レールにも追加の DC 電源装置が必要です。そのため、合計 7 台の DC 電源装置を注文する必要があります。
環境または経済的な理由から、ライブラリとドライブの合計消費電力 (ワット数)、CO2 排出量、および英国熱量単位 (BTU/時) を確認することもできます。
コンポーネント |
数量 |
アイドル時ワット数 |
最大ワット数 |
---|---|---|---|
ベースライブラリ (必須)
カードケージ、1 台のロボット、1 つの CAP、オペレータパネルが含まれます |
1 | 301 | 518 |
冗長ロボット (オプション) | 1 | 48 | 154 |
追加の CAP (オプション) | 個々 | 10 | 14 |
ドライブモジュール/カートリッジモジュール | 個々 | 3 | 5 |
アクセスモジュール | 個々 | 9 | 29 |
T10000A/B/C | 個々 | 61 | 93 |
T10000D | 個々 | 64 | 127 |
LTO | 個々 | 30 | 46 |
ライブラリの合計消費電力 (ワット数) を計算するには、ライブラリ構成の適用可能なすべてのワット数値を合計します。
1 日あたりの CO2 排出量 (Kg) を計算するには、ワット数に CO2 排出量定数を掛けます。各国で適用可能な定数を使用します (米国の場合は 0.02497)。
電力値を BTU/時に変換するには、ワット数に 3.412 (1 W = 3.412 BTU/時) を掛けます。
コンポーネント |
数量 |
ワット数 |
---|---|---|
SL4000 基本 | 1 | 518 |
LTO6 テープドライブ | 16 | 736 |
ライブラリの合計 | -- | 1,254 |
排出量: 1,254W x 0.02497 = 31.3 Kg の CO2
消費電力: 1,254W x 3.412 = 4,279 BTU/時
コンポーネント |
数量 |
ワット数 |
---|---|---|
SL4000 基本 | 1 | 518 |
T10000D テープドライブ | 8 | 1,016 |
ドライブモジュール | 1 | 5 |
T10000C テープドライブ | 8 | 744 |
カートリッジモジュール | 1 | 5 |
CAP (各 10 ワットが 3 つ) | 3 | 30 |
ライブラリの合計 | -- | 2,318 |
排出量: 2,318W x 0.02497 = 57.9 Kg の CO2
消費電力: 2,318W x 3.412 = 7,909 BTU/時
SL4000 ライブラリは、次の 2 種類のホスト接続をサポートします。
物理ファイバチャネルインタフェース経由の SCSI (Small Computer System Interface)
10/100/1000 Base-T および CAT 5e/1Gb ケーブルを使用する Ethernet
ライブラリには、ライブラリコントローラカード上の 2 つの FC ポート (1 および 2) が標準で付属しています。ただし、デフォルトでは、完全にアクティブなのはポート 1 だけです。ポート 2 をアクティブ化するには、冗長制御パスアクティベーションファイルが必要です。ライブラリは、両方の FC ポートを使用する同時アクセスをサポートします。ただし、SCSI インタフェースを使用するアプリケーションがこれらの接続を管理する必要があります。複数のパスを認識するマルチパスのデバイスドライバまたはアプリケーションを使用する必要があります。
SCSI コマンドセット、FC 操作、トポロジ、およびコマンド実装の詳細は、SL4000 SCSI リファレンスガイドを参照してください。
ライブラリコントローラは、クライアントアプリケーションとの通信のためにライブラリコントローラ上の 2 つの個別の Ethernet 接続 (顧客ポート) を提供します。
ポート 1 は、プライマリホスト接続 (標準) を提供します。
ポート 2 は、デュアル接続 (デュアル TCP/IP と呼ばれる) を提供します。このポートをアクティブ化するには、冗長制御パスアクティベーションファイルが必要です。デュアル Ethernet を有効にすると、2 つのポートが 1 つのインタフェースに結合されるため、各ライブラリコントローラカード上のポートのペアに対して 1 つの IP アドレスだけが必要になります。デュアル TCP/IP は、障害が発生したポートを自動的に回避することによって、ライブラリとホストの間の接続が失われることを防ぎます。
Oracle DIVA
Oracle Hierarchical Storage Manager (HSM)
Oracle Secure Backup
Hewlett Packard Enterprise Data Protector
Commvault Software
Dell/EMC NetWorker
IBM Spectrum Protect
Veritas Netbackup
すべてのアプリケーションがすべてのプラットフォームまたはバージョンでテストされているわけではありません。ソフトウェアがサポートされていること確認するには、オラクル社の販売担当者またはアプリケーションベンダーに問い合わせてください。
営業担当者 (+1.888.672.2534) にお問い合わせください。
テープカートリッジは個別に注文する必要があります。互換性があり、かつまだ保証期間内である場合は、既存のテープを使用できます。次のプロフェッショナルサービスおよびデータセンターサービスでは、メディアおよびドライブの移行サービスが提供されます。
各地域の販売代理店からメディアを注文するには、またはメディアのプリセールスサポートを受けるには、1-877-STK-TAPE に電話で問い合わせてください。
次の表は、ライブラリコンポーネントおよびアップグレードオプションの販売パーツ番号を示しています。ATO は初回注文用であり、PTO はアップグレード注文用です。
パーツタイプ |
説明 |
ATO | PTO |
---|---|---|---|
モジュール | 基本モジュール、アクティブなセルなし、1 台のドライブアレイ、CAP、2 台の LTO 7 ドライブ | 7112359 | 該当なし |
モジュール | ドライブモジュール、アクティブなセルなし、1 台のドライブアレイ | 7112361 | 7112379 |
モジュール | カートリッジモジュール、アクティブなセルなし (438 - 620 個のストレージセル) | 7112362 | 7112380 |
モジュール | 左側のアクセスモジュール、234 個の一括ロード CAP | 7112363 | 7112381 |
モジュール | 右側のアクセスモジュール、234 個の一括ロード CAP | 7112364 | 7112382 |
アップグレード | デュアルロボット | 7112369 | 7112388 |
アップグレード | CAP (2 つの 13 セルマガジンを含む) | 7112370 | 7112389 |
アップグレード | 予備の CAP マガジン (13 セル) | 7112375 | 7112394 |
アップグレード | テープドライブアレイ (8 つのドライブベイ) | 7112371 | 7112390 |
アップグレード | Web カメラ | 7116404 | 7116405 |
電源 | 1200W DC 電源装置 (テープドライブおよびロボット用) | 7112368 | 7112386 |
電源 | 200 - 240 VAC 30 アンペア PDU | 7112365 | 7112383 |
電源 | 米国電源コード 30A/220V、L6-30P プラグ、L6-30R コネクタ、3.6 m の長さ | 7112366 | 7112384 |
電源 | 国際電源コード、30A/220V、330 P6W プラグ、L6-30R コネクタ、4 m の長さ | 7112367 | 7112385 |
アクティベーションファイル | 25 テープカートリッジセル | 該当なし | 7112417 |
アクティベーションファイル | 100 テープカートリッジセル | 該当なし | 7112418 |
アクティベーションファイル | 200 テープカートリッジセル | 該当なし | 7112419 |
アクティベーションファイル | 500 テープカートリッジセル | 該当なし | 7112420 |
アクティベーションファイル | 1000 テープカートリッジセル | 該当なし | 7112421 |
アクティベーションファイル | パーティション分割 | 該当なし | 基本に含まれます |
アクティベーションファイル | 冗長制御パス | 該当なし | 7112416 |
テープドライブ | T10000D テープドライブ: 16G ビット FC | 該当なし | 7105799 |
テープドライブ | T10000D テープドライブ: 16G ビット FICON | 該当なし | 7105800 |
テープドライブ | OKM 互換性のある IBM LTO6 FC | 該当なし | 7104436 |
テープドライブ | OKM 互換性のない IBM LTO6 FC | 該当なし | 7113288 |
テープドライブ | OKM 互換性のある IBM LTO7 FC | 該当なし | 7113979 |
テープドライブ | OKM 互換性のない IBM LTO7 FC | 該当なし | 7113981 |
テープドライブ | IBM LTO 用の OKM インタフェースアップグレードキット (Bel カード) | 該当なし | 7113290 |
暗号化許可 | 1 台のドライブ用の T10000 暗号化アクティベーション許可脚注 1 | 該当なし | T10K-EKEY-A-N |
暗号化許可 | 1 台のドライブ用の LTO 暗号化アクティベーション許可脚注 2 | 該当なし | LTO-ENCRYPT- ACTIVE |
脚注 1 T10000 の暗号化および暗号化アクティベーション許可の再利用を参照
脚注 2 LTO の暗号化および暗号化アクティベーション許可の再利用を参照
保守およびサポート担当者は、ハードウェアおよびソフトウェアの問題解決を支援します。初回注文時および設置計画時に、ローカルおよびリモートのサポートに連絡して質問できます。
StorageTek Service Delivery Platform (SDP) は、より迅速な問題解決、分析と傾向、および機能強化された診断機能を提供するサポート拡張ソリューションです。SDP は、ライブラリおよび任意の StorageTek T シリーズテープドライブに接続される Linux サーバーにインストールできるリモートアプリケーションです。SDP はデバイスイベントを収集し、サポートアナリストに警告することによって、リモート診断および自動保守要求 (ASR) を提供します。
詳細は、Oracle 担当者に連絡するか、または http://www.oracle.com/technetwork/systems/asr/documentation/oracle-installed-storage-330027.html
にアクセスしてください
Oracle Premier Support は、次の特徴を持つ完全に統合されたサポートソリューションです。
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詳細は、http://www.oracle.com/us/support/index.html
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Oracle Global Customer Support Contacts Directory: http://www.oracle.com/us/support/contact-068555.html
My Oracle Support での保守要求の送信、更新、または確認: https://support.oracle.com/