次の構成では、クラスタメンバーがリブートしたときに Oracle Solaris Cluster のノードでパニックが発生する可能性があります。
クラスタが 3 つ以上の Oracle VM Server 3.5 のゲストで構成されています。
クラスタ定足数デバイス (Oracle Solaris Cluster 4.3 の概念ガイドの第 2 章「重要な概念」に記載) とは、物理ストレージが SAN のファイバチャネルストレージデバイスによって提供される仮想ディスクのことです。
クラスタの 1 つのメンバーを再起動すると、別のノードでパニックが発生し、次のメッセージが表示されます。
panic[cpu28]/thread=c0400b4cb2640: CMM: Unable to acquire the quorum device. 2017-07-10/00:44:16 ereport.cpu.generic-sparc.l3data-return@/SYS
回避方法
『Oracle Solaris Cluster 4.3 ソフトウェアのインストール』の第 3 章「定足数デバイスを構成する方法」の説明に従って、「qd_acquisition_timer」を 90 に調整します。「qd_acquisition_timer」の調整については、サブセクション「到達不可能な定足数デバイス」を参照してください。