このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされなくなったか、または拡張サポートされています。
Oracleでは、現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。

1.3.1 Spacewalkクライアント・ソフトウェアのインストールとSpacewalkクライアントの登録

まだSpacewalkに接続されていないOracle Linuxサーバーの場合は、Spacewalkクライアント・ソフトウェアをインストールし、次のようにサーバーを登録します:

  1. Spacewalkクライアント・リポジトリへのアクセスを有効にします。

    https://yum.oracle.com/から最新のyumリポジトリ構成ファイルをダウンロードし、それをyumリポジトリ・ディレクトリ(デフォルトでは/etc/yum.repos.d)に保存します。 構成ファイルを編集してリポジトリを有効にします。

    • Oracle Linux 7:ol7_spacewalk24_clientリポジトリを有効にします。

      または、次の内容の/etc/yum.repos.d/spacewalk24-client.repoファイルを作成することもできます:

      [ol7_spacewalk24_client]
      name=Spacewalk Client 2.4 for Oracle Linux 7 ($basearch)
      baseurl=https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL7/spacewalk24/client/$basearch/
      gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
      gpgcheck=1
      enabled=1

    • Oracle Linux 6:ol6_spacewalk24_clientリポジトリを有効にします。

      または、次の内容の/etc/yum.repos.d/spacewalk24-client.repoファイルを作成することもできます:

      [ol6_spacewalk24_client]
      name=Spacewalk Client 2.4 for Oracle Linux 6 ($basearch)
      baseurl=https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL6/spacewalk24/client/$basearch/
      gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
      gpgcheck=1
      enabled=1

    • Oracle Linux 5:ol5_spacewalk24_clientリポジトリを有効にします。

      または、次の内容の/etc/yum.repos.d/spacewalk24-client.repoファイルを作成することもできます:

      [ol5_spacewalk24_client]
      name=Spacewalk Client 2.4 for Oracle Linux 5 ($basearch)
      baseurl=https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL5/spacewalk24/client/$basearch/
      gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
      gpgcheck=1
      enabled=1

  2. (Oracle Linux 5のみ) pirutup2dateおよびup2date‑gnomeの各パッケージを削除します。

    rpm -e --nodepsコマンドを使用し、これらのパッケージを削除します。

    SpacewalkのOracle Linux 5 kickstartプロファイルでは、次のように、SoftwarePackage Group画面のkickstartプロファイル内のパッケージ名の前にダッシュ文字(-)を挿入することによって、これらのパッケージ:

    @Base
    -pirut
    -up2date
    -up2date-gnome

    これらのパッケージを除外して、Spacewalkクライアント・ソフトウェアが正しくインストールされるようにする必要があります。

  3. Spacewalkクライアント・ソフトウェアをインストールします。

    すべてのプラットフォームでSpacewalkクライアント・ソフトウェアをインストールするには、次のコマンドを使用します:

    # yum install rhn-client-tools rhn-check rhn-setup rhnsd m2crypto yum-rhn-plugin

    このコマンドにより既存のパッケージが置き換えられ、ULNから登録済のサーバーが削除されます。

  4. rhnreg_ksコマンドを使用して、Spacewalkにサーバーを登録します。

    第1.2.4項「Spacewalkクライアントのアクティブ化キーの作成」で説明しているように、サーバーを登録する前にクライアントのアクティブ化キーを作成しておく必要があります。 有効な場合、汎用デフォルト・キーを使用できます。 ただし、固有のアクティブ化キーの使用をお薦めします。

    次のステップでは、SSLを使用して、クライアントとSpacewalkサーバー間のすべての通信を暗号化します(推奨構成)。

    1. CA証明書ファイルRHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERTをサーバーにダウンロードします。

      ブラウザのタブで、http://swksvr_FQDN/pub (swksvr_FQDNは、Spacewalkサーバーの完全修飾ドメイン名)にナビゲートし、CA証明書ファイルRHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT/usr/share/rhn/にダウンロードします。

      または、次のようにコマンドラインからwgetを使用します。

      # wget -q -O /usr/share/rhn/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT \
        http://swksvr_FQDN/pub/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT
    2. rhnreg_ksコマンドを使用してSpacewalkにシステムを登録し、--sslCACertオプションを使用して証明書を指定します。

      # rhnreg_ks --sslCACert=/usr/share/rhn/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT \
        --serverUrl=https://swksvr_FQDN/XMLRPC --activationkey=activation_key

      Spacewalkサーバーまたはプロキシを完全修飾ドメイン名で指定します。

      SpacewalkクライアントをSpacewalkサーバーに再登録する必要がある場合は、追加で--forceオプションを指定します。

  5. Yumリポジトリ構成ファイルでSpacewalkクライアント・リポジトリへのアクセスを無効にするか、Spacewalkクライアント.repoファイルを削除してください。