このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされなくなったか、または拡張サポートされています。
Oracleでは、現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。

1.4.9 大規模リポジトリまたはデータ・セットでのメモリー不足の問題

リポジトリ・メタデータを作成中に、Spacewalkがメモリー不足の問題で失敗することがあります。 この問題は、TaskomaticデーモンのデフォルトのJavaメモリー設定によって発生します。 解決策は、グローバルSpacewalk構成ファイル(/etc/rhn/rhn.conf)のJVMメモリー設定を増やすことです。

同期が必要なリポジトリのサイズに応じて、JVMメモリー設定に推奨される最大値の範囲は4096 MB〜8192 MBです。

既定では、Taskomaticは最小512 MBのRAMと最大1024 MBを使用するように構成されています。 次のように、taskomatic.java.maxmemory=4096プロパティを追加して、最大値を4096 MBに増やすことができます:

wrapper.java.maxmemory=4096

ただし、8192 MBなどのより大きな値を実現するには、次の例に示すように、taskomatic.java.additional.1およびtaskomatic.java.additional.2プロパティを設定して、自動メモリー設定を使用不可にし、最小および最大Javaメモリー値を手動で追加する必要があります:

taskomatic.java.initmemory=0
taskomatic.java.maxmemory=0
taskomatic.java.additional.1=-Xms1024m
taskomatic.java.additional.2=-Xmx8192m

大規模なデータ・セット(多数のサーバーやパッケージなど)がある場合、Webインタフェースでも同様のメモリーに関する問題が発生する可能性があります。 解決方法は、/etc/sysconfig/tomcat6 (Oracle Linux 6)または/etc/sysconfig/tomcat (Oracle Linux 7)ファイルのTomcatメモリー制限を増やすことです。 JAVA_OPTS環境変数を編集し、-Xms (メモリーの初期量)パラメータと-Xmx (メモリーの最大量)パラメータの値を増やします。