『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』のこのリリースでの変更点
この章では、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』での変更点について説明します。
関連項目:
-
Oracle Databaseの各エディションで使用可能な機能を判断するには、『Oracle Databaseライセンス情報ユーザー・マニュアル』を参照
-
このリリースで導入された新機能の完全な説明については、『Oracle Database新機能ガイド』を参照
-
このリリースで非推奨になった機能およびサポートが終了した機能の完全な説明は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照
Oracle Automatic Storage Management19cでの変更点
Oracle Automatic Storage Management 19cでの変更点は、次のとおりです。
新機能
これらは、Oracle Automatic Storage Management 19cの新機能です。
-
SRVCTLコマンドの強化
SRVCTLは、Oracle ASMネットワーク・リソースを管理するための拡張コマンドを備えています。
関連項目:
-
SRVCTLを使用して実行できるOracle ASMおよびOracle ACFSのタスクのサマリーについては、サーバー制御ユーティリティによるOracle ASMインスタンスの管理について
-
Oracle Flex ASMリソースを管理するためのSRVCTLコマンドの詳細は、Oracle Flex ASMを管理するためのSRVCTLコマンドおよびCRSCTLコマンド
-
SRVCTLコマンドの詳細は、Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイドおよびOracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイドを参照してください。
-
-
パスワード・ファイル・メタデータのフラッシュ
パスワード・ファイルの場所を変更した後は、次のSQL文を実行してパスワード・ファイルのメタデータ・キャッシュをフラッシュする必要があります。
SQL> ALTER SYSTEM FLUSH PASSWORDFILE_METADATA_CACHE
パスワード・ファイルの場所に対する変更は、
orapwdか、ASMCMDpwcopy、pwcreate、pwdelete、pwmove、またはpwsetコマンドを実行することで導入できます。変更後にV$PASSWORDFILE_INFOに正しいパスワード・ファイルの場所が表示されない場合は、パスワード・ファイルのメタデータ・キャッシュをフラッシュしてパスワード・ファイルの場所を強制的に更新します。関連項目:
-
ディスク・グループ内のパスワード・ファイルの管理に関する詳細は、ディスク・グループでの共有パスワード・ファイルの管理
-
パスワード・ファイルを管理するためのASMCMDコマンドの詳細は、ASMCMDインスタンス管理コマンド
-
-
新規および更新されたASMCMDコマンド
-
ASMCMD
pwcreateコマンドでのpasswordオプションの指定は任意になりました。古いパスワード・ファイルを強制的に削除して新しいパスワード・ファイルを作成するためのオプション(
—f)と、パスワード・ファイルの形式を指定するためのオプション(——format)が新たに追加されました。 -
新しいASMCMD
setsparseparentコマンドは、スパース子ファイルの親を設定します。 -
新しいASMCMD
mvfileコマンドは、ファイルを、そのファイルが格納されている同じディスク・グループ内の指定したファイル・グループに移動します。
関連項目:
-
-
パリティ保護されたファイルのサポート
REDUNDANCYファイル・タイプ・プロパティは、ファイル・グループの冗長性を指定します。PARITY値は1つのパリティを指定し、DOUBLE値はダブル・パリティを指定します。パリティ設定は、アーカイブ・ログやバックアップ・セットなどのライトワンス・ファイルを対象としています。関連項目:
-
Oracle ASMファイル・グループの
REDUNDANCYプロパティの詳細は、Oracle ASMファイル・グループのプロパティについて
-
非推奨となった機能
Oracle ASM 19cで非推奨となった機能は、次のとおりです。
-
非推奨となったASMCMD
pwcreateコマンドのpasswordオプション
サポート対象外機能
Oracle ASM 19cでサポート対象外となった機能は、次のとおりです。
-
Oracle Database 19c以降、リーフ・ノードはOracle Flex Clusterアーキテクチャの一部としてサポート対象外になっています。
Oracle ASM 19c用のOracle ACFSおよびOracle ADVMでの変更点
ここでは、Oracle Automatic Storage Managementリリース19cのOracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)およびOracle ASM動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)への変更点について説明します。
新機能
Oracle ACFS 19cの新機能は次のとおりです。*
-
診断と分析でより詳細な出力を提供する、Oracle ACFS
acfsutilコマンドおよびビューの機能拡張。Oracle ACFS
acfsutilコマンドおよびビューの機能拡張は次のとおりです。-
acfsutilinfoftraceコマンドを使用して、指定した時間にOracle ACFSのオープン・ファイルを表示 -
acfsutillockstatsコマンドを使用して、クラスタ全体の診断のロック競合統計を表示 -
—gオプションを指定したacfsutilmetaコマンドを使用して、コレクション全体ではなく、関連するメタデータに対してのみ高速スキャンを実行 -
—mオプションを指定したacfsutilinfofileコマンドを使用して、Oracle ACFSメタデータの診断情報を表示 -
acfsutilsizeコマンドを使用して、AIX環境でOracle ACFSファイル・システムの縮小をサポート -
更新されたOracle ACFSビュー(
V$ASM_FILESYSTEM、V$ASM_ACFSSNAPSHOTS、V$ASM_ACFSAUTORESIZE)に、前のリリースからのコンテンツを反映
-
-
Oracle ACFS
fsckコマンドのオンラインでの実行のサポート(Linux)停止時間を強制的に設けることなくファイル・システムのオンライン分析を実行し、ファイル・システムのディスマウント(アンマウント)なしでOracle ACFSファイル・システムのチェックを実行できます。
fsckのオンラインでの実行はLinuxでのみサポートされます。 -
Oracle ACFSレプリケーションに関する機能向上
Oracle ACFSレプリケーションの改善により、レプリケーション・コマンドの柔軟性と機能が向上しています。次に改善点を示します。
-
Oracle ACFS
acfsutilreplコマンド(acfsutilreplinfo—c—uを除く)は、rootではなくOracle ASMユーザーとして起動されるようになりました。 -
Oracle ACFS
acfsutilreplterminatestandbyには、standby terminationコマンドに対する、新しいremoteキーワードを使用したリモート終了機能が追加されました。acfsutilreplterminatestandbyremotestandby-location新しい
remoteキーワードを使用すると、スタンバイは、スタンバイ・ロケーションのレプリケーションを終了する前に、プライマリ・ロケーションのレプリケーション処理を終了します。
-
非推奨となった機能
Oracle ACFS 19cで非推奨となった機能は、次のとおりです。
-
Oracle ACFSレプリケーション・バージョン1の非推奨
Oracle ACFS 19c (19.3)以上では、Oracle ACFSレプリケーション・プロトコル・バージョン1は非推奨になりました。レプリケーション・プロトコル・バージョン1は、Oracle ACFS 12cリリース2 (12.2.0.1)で導入されたスナップショットベースのレプリケーション・バージョン2に置き換えられました。
関連項目:
-
Oracle ACFSスナップショット・ベースのレプリケーションの概要は、Oracle ACFSレプリケーションを参照してください
-
既存のOracle ACFSレプリケーション・プロトコル・バージョン1の環境を、スナップショットベースのレプリケーションに変換する方法の詳細は、Oracle ACFSスナップショットベースのレプリケーションの構成を参照してください。
-
-
SolarisおよびWindowsでのOracle ACFS暗号化の非推奨
Oracle ACFS 19c (19.3)からは、SolarisおよびMicrosoft Windowsオペレーティング・システムでOracle ACFSの暗号化が非推奨になりました。
Oracle SolarisおよびMicrosoft WindowsでのOracle ACFS暗号化は、RSAテクノロジに基づいています。RSAテクノロジのリタイアが通知されました。Linuxでは代替テクノロジを使用するため、Oracle ACFS暗号化はLinuxで引き続きサポートされ、この非推奨に影響を受けません。
-
WindowsでのOracle ACFSの使用の非推奨
Oracle ACFS 19c (19.5)以降では、Microsoft WindowsでのOracle ACFSの使用は非推奨になりました。
特定のクラスタ機能を非推奨にし、制限付きの採用とすることにより、オラクル社では、すべての機能の中核となるスケーリング、可用性および管理性の向上に注力できます。Microsoft WindowsでのOracle ACFSファイル・システムの使用は非推奨であり、将来のリリースでサポートされなくなる可能性があります。ユース・ケースに応じて、現在のOracle ACFSファイル・システムを置き換えるために、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)、Oracle Databaseファイル・システム(DBFS)またはMicrosoft Windowsの共有に移行することをお薦めします。
-
Oracle ACFSセキュリティ(Vault)およびOracle ACFS監査の非推奨
Oracle ACFS 19c (19.5)以降では、Oracle ACFSセキュリティ(Vault)およびACFS監査は非推奨になりました。
特定のクラスタ機能を非推奨にし、制限付きの採用とすることにより、オラクル社では、すべての機能の中核となるスケーリング、可用性および管理性の向上に注力できます。*Oracle ACFSセキュリティ(Vault)およびOracle ACFS監査は非推奨であり、将来のリリースでサポートされなくなる可能性があります。
-
メンバー・クラスタでのOracle ACFSの使用(ACFSリモート)の非推奨
Oracle ACFS 19c (19.5)以降では、メンバー・クラスタでのOracle ACFSの使用(ACFSリモート)は非推奨になりました。
メンバー・クラスタでのOracle ACFSの使用(ACFSリモート)は非推奨であり、将来のリリースで削除される可能性があります。特定のクラスタ機能を非推奨にし、制限付きの採用とすることにより、オラクル社では、すべての機能の中核となるスケーリング、可用性および管理性の向上に注力できます。*
-
クラスタ・ドメインの非推奨 - メンバー・クラスタ
Oracle Grid Infrastructure 19c (19.5)以降、Oracleクラスタ・ドメイン・アーキテクチャに含まれるメンバー・クラスタは非推奨になりました。
Oracleメンバー・クラスタは非推奨であり、将来のリリースでサポートされなくなる可能性があります。特定のクラスタ機能を非推奨にし、制限付きの採用とすることにより、オラクル社では、すべての機能の中核となるスケーリング、可用性および管理性の向上に注力できます。Oracleクラスタ・ドメインは、ドメイン・サービス・クラスタ(DSC)とメンバー・クラスタで構成されます。メンバー・クラスタが非推奨になったことは、DSCと使用しているクラスタリングに影響を及ぼしますが、他の本番クラスタにサービスをホストする機能には影響しません。次回のソフトウェアまたはハードウェアのアップグレードで、クラスタ・ドメイン - メンバー・クラスタを使用しない構成に移行することをお薦めします。
Oracle Automatic Storage Management 18cでの変更
Oracle Automatic Storage Management 18cでの変更点は、次のとおりです。
新機能
Oracle ASM 18cの新機能は、次のとおりです。
-
標準冗長性または高冗長性のディスク・グループを、制限付きマウントを使用せずにフレックス・ディスク・グループに変換
従来のディスク・グループ(Oracle ASM 18cより前に作成されたディスク・グループ)を、制限付きマウント(
MOUNTEDRESTRICTED)オプションを使用せずに、Oracle ASMフレックス・ディスク・グループに変換できます。制限付きマウントを使用しないで変換する前に、仮想割当てメタデータ(VAM)の移行を有効にして完了しておく必要があります。
関連項目:
-
Oracle ASMフレックス・ディスク・グループの詳細は、「Oracle ASMフレックス・ディスク・グループについて」
-
Oracle ASMフレックス・ディスク・グループ、拡張ディスク・グループおよびファイル・グループの詳細は、「Oracle ASMフレックス・ディスク・グループの管理」
-
-
Cascadeオプションを使用したOracle ASMファイル・グループの削除
ALTERDISKGROUP...DROPFILEGROUPSQL文でCASCADEキーワードを使用して、ファイル・グループおよび関連付けられたファイルの削除(コンテンツを含めた削除)を実行できます。関連項目:
-
Oracle ASMファイル・グループの詳細は、「Oracle ASMファイル・グループについて」
-
Oracle ASMフレックス・ディスク・グループ、拡張ディスク・グループおよびファイル・グループの詳細は、「Oracle ASMフレックス・ディスク・グループの管理」
-
-
マルチテナントのクローニングに対するOracle ASMフレックス・ディスク・グループのサポート
マルチテナント・データベースのOracle ASMミラー・クローンを作成できます。Oracle ASMファイル・グループのプロパティ、およびプラガブル・データベースを管理するためのSQL構文が更新されました。
関連項目:
-
Point-in-Timeデータベース・クローンの詳細は、Oracle ASMフレックス・ディスク・グループによるPoint-In-Timeデータベースのクローニングについてを参照してください
-
Oracle ASMフレックス・ディスク・グループ、拡張ディスク・グループおよびファイル・グループの詳細は、「Oracle ASMフレックス・ディスク・グループの管理」
-
-
Oracle ASMのその他の拡張
CONTENT_HARDCHECK.ENABLEDディスク・グループ属性を設定して、データ・コピー操作を実行する際のHardware Assisted Resilient Data (HARD)チェックを有効化または無効化します。DISK_REPAIR_TIMEディスク・グループ属性のデフォルト値が、3.6時間(3.6h)から12時間(12h)に変更されました。関連項目:
-
ディスク・グループ属性の詳細は、「ディスク・グループ属性の管理」
-
-
メンバー・クラスタのストレージ変換
ASMCMDコマンドを使用してメンバー・クラスタの構成を管理できます。たとえば、ストレージ方法を、直接Oracle ASMから間接Oracle ASMに変更したり、間接Oracle ASMから直接Oracle ASMに変更したりできます。
関連項目:
-
Oracle Flex ASMの詳細は、「Oracle Flex ASMの管理」
-
メンバー・クラスタを管理するためのASMCMDコマンドの詳細は、「ASMCMDメンバー・クラスタ管理コマンド」
-
メンバー・クラスタの詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』
-
-
ASMCMDの
showversionコマンドおよびshowpatchesコマンドに対する変更ASMCMDの
showversionコマンドとshowpatchesコマンドに、追加のオプションが提供されました。関連項目:
Oracle ASMインスタンスを管理するためのASMCMDコマンドの詳細は、「ASMCMDインスタンス管理コマンド」
非推奨となった機能
Oracle ASM 18cで非推奨となった機能は、次のとおりです。
-
Oracle Database18c以上では、リーフ・ノードはOracle Flex Clusterアーキテクチャの一部として非推奨になっています。
-
Oracle ASMインテリジェント・データ配置の非推奨
Oracle ASMインテリジェント・データ配置(IDP)機能は、Oracle ASM 12cリリース2 (12.2)以降非推奨となったため、将来のリリースでサポート対象外になる予定です。
ノート:
仮想割当てメタデータ(VAM)の移行が有効になっている場合、IDPはサポートされません。
サポート対象外機能
Oracle ASMリリース18cでサポートされなくなった機能は、次のとおりです。
-
Oracle XDB機能のサポートの終了
Oracle XDBには、Oracle Databaseリリース18c、バージョン18.1でサポート対象外になった機能があります。
-
STANDBY_ARCHIVE_DESTのサポートの終了STANDBY_ARCHIVE_DEST初期化パラメータは、Oracle Databaseリリース18cでサポートが終了しました。
関連項目:
-
Oracle Databaseリリース12cおよびOracle Databaseリリース18cで非推奨となった機能およびサポート対象外の機能の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』
Oracle ASM 18c用のOracle ACFSおよびOracle ADVMでの変更点
ここでは、Oracle Automatic Storage Management 18cのOracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)およびOracle ASM動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)への変更点について説明します。
新機能
Oracle ASM 18cのOracle ACFSおよびOracle ADVMの新機能は、次のとおりです。
-
Oracle ACFSレプリケーションのための拡張
Oracle ACFSレプリケーションには、レプリケーション・ロール・リバーサル機能、およびレプリケーションに関与するストレージ・ロケーションとしてのOracle ACFSスナップショットの指定が用意されています。Oracle ACFSレプリケーションには、元のプライマリ・ロケーションとスタンバイ・ロケーションのロールの入れ替えを可能にする、レプリケーションのロール・リバーサル機能が用意されています。
acfsutilreplreverseコマンドを使用して、元のプライマリを新しいスタンバイに変更し、元のスタンバイを新しいプライマリに変更できます。ロール・リバーサル機能は、レプリケーションを拡張して追加のディザスタ・リカバリ機能を提供します。Oracle ACFSスナップショットをレプリケーションのプライマリ・ロケーションまたはスタンバイ・ロケーションとして指定することにより、マウントされたファイル・システム、またはマウントされたファイル・システムのスナップショットのいずれかをレプリケートすることを選択できます。
データベースの障害リカバリには、Oracle Data GuardおよびOracle Golden Gateをお薦めします。
-
Oracle ACFSファイル・システムのサイズの縮小
acfsutilsizeコマンドが、アクションを完了するために内部でユーザー・データやメタデータを移動する必要があるかどうかに関係なく、このコマンドを使用してファイル・システムのサイズを縮小できます。 -
メンバー・クラスタ用のOracle ACFSリモート・サービス
ローカル・ストレージが接続されているOracleメンバー・クラスタのサポートに加え、Oracle ACFSは、ローカル・ストレージが接続されていないメンバー・クラスタ(間接ストレージ・メンバー・クラスタ)上のネイティブOracle ACFS機能に対するOracle ACFSリモート・サービスを提供します。Oracleドメイン・サービス・クラスタ(DSC)でOracle ACFSのデプロイメントを利用することにより、Oracle ACFSリモート・サービスをOracleアプリケーション・クラスタとOracle Databaseメンバー・クラスタの両方に使用して、柔軟でファイル・システムをベースとしたアプリケーションおよびデータベースのデプロイメントを可能にできます。NFSベースのエクスポートとは異なり、Oracle ACFSリモート・サービスは、宛先メンバー・クラスタでのレプリケーション、スナップショット、およびタグ付けなどの高度なOracle ACFS機能を完全にサポートします。
-
Oracle ACFSストレージ使用状況に関する追加情報の表示
acfsutilinfostorageコマンドを使用して、Oracle ASMディスク・グループ内の領域がOracle ASM、Oracle ACFS、およびOracle ADVMの各コンポーネントによってどのように使用されているかを示す、プラットフォームに依存しないビューを表示できます。 -
Oracle ACFSスナップショット・コマンドの機能拡張
Oracle ACFSスナップショットの管理を向上させるために、Oracle ACFSの
acfsutilコマンドが更新されました。-
acfsutilsnaplinkコマンドを使用して、スナップショット・リンクを作成または削除できます。スナップショット・リンクは、スナップショットが作成されるデフォルトの場所である.ACFS/snapsディレクトリを含まない代替パスを使用して、スナップショットのコンテンツへのアクセスを提供します。 -
acfsutilsnapdupapplyコマンドには、生成されたバックアップ・スナップショットの名前を指定するための—Bオプションが用意されています。
-
-
Oracle ACFSファイル・システムでの変更の一時的なフリーズ
acfsutilfreezeコマンドとacfsutilthawコマンドを使用して、Oracle ACFSファイル・システムでの変更アクティビティを一時的に停止および再開できます。acfsutilfreezeコマンドを使用することにより、アプリケーションを停止せずに、様々なスナップショットでPoint-in-Timeイメージを作成できます。ノード間通信により、すべてのノードでフリーズ操作が確実に実行されます。フリーズ中、各ノードは、指定したファイル・システムでのすべての変更操作を停止し、ユーザー・データとメタデータをフラッシュし、データをディスクにコミットし、それらの操作が完了すると確認応答を送信します。 -
Oracle ACFS診断コマンドの機能拡張
Oracle ACFSの診断管理を改善するために、
acfsutilmetaなどのOracle ACFS診断コマンドが更新されました。関連項目: