COLHEADING
Essbaseレポート・ライターのCOLHEADINGコマンドは、列ヘッダーの自動表示を有効にし、次の抑制されていない出力データ行を表示する前に出力されるように設定します。
構文
{ COLHEADING }
ノート
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ヘッダー出力を遅らせる目的は、見出しの後にデータがない場合(SUPMISSINGによる抑制やレポート末尾であることなどによる)、意味のないヘッダーが生成されないようにすることです。
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IMMHEADINGでは、新規のページと列見出しが、次の抑制されていない出力行を待機せずに、すぐに生成されます。
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COLHEADINGをSTARTHEADINGコマンドとENDHEADINGコマンドの間に指定して、カスタム見出しに定義された他の出力との関連で見出しを配置できます。
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COLHEADINGが使用されている場合、列のメンバーは、すぐに表示されるのではなく、見出しが生成されたタイミングで表示されます。そのため、このコマンドがレポート・スクリプトの開始時に発行された場合、列見出しはページ上の最初の項目としてではなく、通常の見出しの一部としてのみ生成されます。
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COLHEADINGでは、SUPCOLHEADING、SUPHEADINGまたはSUPALLコマンドのいずれかによって抑制された後に列見出しを表示することもできます。
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デフォルトでは、ページと列ヘッダー(まとめてHEADING)はオンになっています。これは、レポート内でこれらが実際の最初の出力行より前に表示されて、次の場合には、再び表示されるようにリセットされることを意味します。
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新しいページが生成された場合。
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ページまたは列ディメンションのメンバーのいずれかが変更された場合。
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特定のCOLHEADING、PAGEHEADINGまたはIMMHEADINGによって新しい見出しが指定されます。これらが、「表示」にリセットされると、新しい抑制されない出力行の直前に出力されます。
例
次のレポート・スクリプトは、ギャラリで使用できるDemo Basicキューブ向けに設計されています。COLHEADINGコマンドでは、SKIPコマンドによって空白行が表示された後、2回目の列見出しメンバーが表示されます。
<PAGE (Market, Accounts, Scenario)
Chicago Sales Actual
<COLUMN (Year)
<ICHILDREN Year
<ROW (Product)
<ICHILDREN Audio
{ SKIP COLHEADING }
<ICHILDREN Visual
!
この例では、次のレポートが作成されます:
Chicago Sales Actual
Qtr1 Qtr2 Qtr3 Qtr4 Year
======= ====== ====== ====== =======
Stereo 2,591 2,476 2,567 3,035 10,669
Compact_Disc 3,150 3,021 3,032 3,974 13,177
Audio 5,741 5,497 5,599 7,009 23,846
Qtr1 Qtr2 Qtr3 Qtr4 Year
======= ====== ====== ====== =======
Television 4,410 4,001 4,934 6,261 19,606
VCR 3,879 3,579 4,276 4,877 16,611
Camera 2,506 2,522 2,602 3,227 10,857
Visual 10,795 10,102 11,812 14,365 47,074