リモートレプリケーションは、アプライアンス間のプロジェクトとシェアのレプリケーションを容易にします。
レプリケーション RESTful API は次のリソースを管理します。
レプリケーションサービス – レプリケーションタスクを管理するサービス。
レプリケーションターゲット – 別のアプライアンスピア (ソース) からレプリケートされるデータを受け取って保存するアプライアンスピア。この用語は、別のアプライアンスへのレプリケーションを可能にする、アプライアンス上の構成オブジェクトを指すこともあります。
レプリケーションアクション – プロジェクトまたはシェア、ターゲットアプライアンス、およびポリシーオプション (更新の送信頻度、ワイヤ上でのデータの暗号化の有無など) を指定する、ソースアプライアンス上の構成オブジェクト。
レプリケーションパッケージ – ターゲット側でアクションに相当するもの。特定のソースの特定のアクションの一部としてレプリケートされるデータを管理する、ターゲットアプライアンス上の構成オブジェクト。ソースアプライアンス上の各アクションには、ターゲットアプライアンス上の正確に 1 つのパッケージが関連付けられます。逆も同様です。どちらかのオブジェクトが失われた場合は、アクションとパッケージのペア (および完全なレプリケーション更新) を新たに作成する必要があります。
この API では、レプリケーションアクションおよびレプリケーションパッケージに対するレプリケーション操作が提供されます。サービス API は、レプリケーションサービスとレプリケーションのソースおよびターゲットの管理に使用します。
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レプリケーションサービスの状態を取得します。
リクエストの例:
GET /api/service/v2/services/replication HTTP/1.1 Host: zfs-storage.example.com:215 Accept: application/json
結果例:
HTTP/1.1 200 OK { "service": { "href": "/api/service/v2/services/replication", "<status>": "online", "enable_start_finish_alerts": true } }
レプリケーションサービスの状態はその他のサービスと同様に変更できます。詳細は、サービス RESTful API を参照してください。
レプリケートしているプロジェクトの数とレプリケーションスケジュールの頻度によっては、定期更新の開始および終了アラートの数によってほかの重要なアラートがわかりにくくなる可能性があります。定期更新の開始および終了アラートを無効にするには、enable_start_finish_alerts プロパティーを false に設定します。
PUT /api/service/v2/services/replication Host: zfs-storage.example.com:215 Content-Type: application/json { "enable_start_finish_alerts":false }