3.1.5 レポートと出力の理解および管理

Oracle OrachkおよびOracle Exachkによって、結果および推奨事項を含む詳細なHTMLレポートが生成されます。

3.1.5.1 一時ファイルおよび一時ディレクトリ

コンプライアンス・チェックの実行中に、Oracle OrachkおよびOracle Exachkによって、データ収集と評価のための一時的なディレクトリおよびファイルが作成されて、コンプライアンス・チェック実行の完了時にそれらが削除されます。

デフォルトでは、Oracle OrachkおよびOracle Exachkは、/opt/oracle.SupportTools/exachkまたは/opt/oracle.SupportTools/orachkディレクトリ(存在する場合)、またはツールを実行するユーザーの$HOMEディレクトリに一時ファイルおよび一時ディレクトリを作成します。

ツールを使用する前に、環境変数RAT_TMPDIR=tmp_directoryを設定して、この一時作業ディレクトリを変更します。
$ export RAT_TMPDIR=/tmp 
$ orachk
$ export RAT_TMPDIR=/tmp 
$ exachk

rootsudoアクセスを使用していて、RAT_TMPDIR=tmp_directoryを変更する場合は、この変更を/etc/sudoersファイルにも反映する必要があります。

各サーバーの/etc/sudoersファイルには、新しい一時ディレクトリの場所にあるrootスクリプトのエントリが含まれている必要があります。
oracle ALL=(root) NOPASSWD:/tmp/root_orachk.sh
oracle ALL=(root) NOPASSWD:/tmp/root_exachk.sh
または、環境変数を設定するだけで、rootスクリプトの作成に使用するディレクトリの場所を変更できます。
export RAT_ROOT_SH_DIR=/mylocation 
次のように、/etc/sudoersファイルにエントリを追加します。
oracle ALL=(root) NOPASSWD:/mylocation/root_orachk.sh

ノート:

RAT_TMPDIRで指定されたディレクトリは、すべてのクラスタ・ノードのホストに存在する必要があります。

3.1.5.2 出力ファイルおよび出力ディレクトリ

Oracle OrachkおよびOracle Exachkによって、様々なファイルを含む出力ディレクトリが調査用に作成されます。

出力ディレクトリの名前形式は次のとおりです。
utility_name host_name database date time_stamp
説明
  • utilityは、orachkまたはexachkのいずれかです
  • host_nameは、Oracle OrachkまたはOracle Exachkが実行されたノードのホスト名です
  • databaseは、コンプライアンス・チェックが実行されたデータベースまたはデータベースの1つの名前です(該当する場合)
  • dateは、コンプライアンス・チェックが実行された日付です
  • timestampは、コンプライアンス・チェックが実行された時刻です
デフォルトでは、Oracle OrachkおよびOracle Exachkは、実行元のディレクトリに出力を作成します。出力ディレクトリの場所を変更するには、次のように–outputオプションを使用します。
$ orachk –output output_dir
$ exachk –output output_dir
または、RAT_OUTPUT環境変数を使用して、次のように出力ディレクトリを設定します。
$ export RAT_OUTPUT=output_dir 
$ orachk
$ export RAT_OUTPUT=output_dir 
$ exachk 

このディレクトリの内容は、同じ名前のzipファイルで入手できます。

コンプライアンス・チェックの完了後、Oracle OrachkおよびOracle Exachkは、このzipファイルとHTMLレポート・ファイルの場所を報告します。

...
Detailed report (html) - /orahome/oradb/orachk/orachk_myhost_rdb11204_041816_055429/orachk_myhost_rdb11204_041816_055429.html


UPLOAD(if required) - /orahome/oradb/orachk/orachk_myhost_rdb11204_041816_055429.zip


$ ls -la
total 61832
drwxr-xr-x  4 oradb oinstall     4096 Apr 18 05:55 .
drwx------ 34 oradb oinstall     4096 Apr 18 05:58 ..
drwxr--r--  3 oradb oinstall     4096 Mar 28 17:36 .cgrep
-rw-r--r--  1 oradb oinstall  4692868 Mar 28 17:35 CollectionManager_App.sql
-rw-r--r--  1 oradb oinstall 41498425 Apr 18 05:54 collections.dat
-rwxr-xr-x  1 oradb oinstall  2730651 Mar 28 17:35 orachk
drwxr-xr-x  7 oradb oinstall     4096 Apr 18 05:55 orachk_myhost_rdb11204_041816_055429
-rw-r--r--  1 oradb oinstall    36141 Apr 18 05:55 orachk_myhost_rdb11204_041816_055429.zip
-rw-r--r--  1 oradb oinstall  9380260 Mar 28 19:02 orachk.zip
-rw-r--r--  1 oradb oinstall     3869 Mar 28 17:36 readme.txt
-rw-r--r--  1 oradb oinstall  4877997 Apr 18 05:54 rules.dat
-rw-r--r--  1 oradb oinstall    40052 Mar 28 17:35 sample_user_defined_checks.xml
-rw-r--r--  1 oradb oinstall     2888 Mar 28 17:35 user_defined_checks.xsd
-rw-r--r--  1 oradb oinstall      425 Mar 28 17:36 UserGuide.txt

出力ディレクトリには、他のいくつかのディレクトリおよび主要なHTMLレポート・ファイルが含まれています。

$ cd orachk_myhost_rdb11204_041816_055429
$ ls -la
total 60
drwxr-xr-x 7 oradb oinstall  4096 Apr 18 05:55 .
drwxr-xr-x 4 oradb oinstall  4096 Apr 18 05:55 ..
drwxr-xr-x 2 oradb oinstall  4096 Apr 18 05:55 log
-rw-r--r-- 1 oradb oinstall 30815 Apr 18 05:55 orachk_myhost_rdb11204_041816_055429.html
drwxr-xr-x 4 oradb oinstall  4096 Apr 18 05:55 outfiles
drwxr-xr-x 2 oradb oinstall  4096 Apr 18 05:55 reports
drwxr-xr-x 2 oradb oinstall  4096 Apr 18 05:55 scripts
drwxr-xr-x 2 oradb oinstall  4096 Apr 18 05:55 upload

Oracle OrachkOracle Exachkはそれぞれ、使用するツールに応じて次の情報を含む出力ディレクトリを作成します:

表3-4 出力ファイルおよび出力ディレクトリ

出力 説明

log (directory)

コンプライアンス・チェックの詳細を記録するログ・ファイルがいくつか含まれています。次に示します。

Oracle Orachk:

  • orachk.log: コンプライアンス・チェックのメイン・ログ。
  • orachk_error.log: コンプライアンス・チェックのstd_errorログ。
  • orachk_debug_date_time.log: –debugを指定して実行した場合のデバッグ出力。これは、トラブルシューティングに役立ちます。

Oracle Exachk:

  • exachk.log: コンプライアンス・チェックのメイン・ログ。
  • exachk_error.log: コンプライアンス・チェックのstd_errorログ。
  • exachk_debug_date_time.log: –debugを指定して実行した場合のデバッグ出力。これは、トラブルシューティングに役立ちます。

outfiles (directory)

収集結果がいくつか含まれています。

reports (directory)

メイン・レポートの作成に使用されるサブレポートが含まれています。

scripts (directory)

収集中に使用されるスクリプトが含まれています。

upload (directory)

Oracle Health Check Collections Managerが使用したり、結果を独自のアプリケーションに統合したり、他のユーティリティに統合するために、収集結果をデータベースにアップロードするためのファイルが含まれています。

orachk_*.html

Oracle Orachk:

出力ディレクトリと同じ名前形式を使用したメインHTMLレポート出力: orachk_host_name_database_date_timestamp.html

exachk_*.html

Oracle Exachk:

出力ディレクトリと同じ名前形式を使用したメインHTMLレポート出力: exachk_host_name_database_date_timestamp.html

3.1.5.3 HTMLレポート出力

コンプライアンス・チェックHTMLレポートには、次が含まれます。

  • 上位レベルのヘルス・スコア

  • 実行のサマリー

  • 結果に簡単にアクセスできる目次

  • 結果および問題を解決するための推奨事項

3.1.5.3.1 システム・ヘルス・スコアおよびサマリー

Oracle OrachkおよびOracle Exachkは、合格または失敗したコンプライアンス・チェックの数に基づいてシステム・ヘルス・スコアを概算します。

実行のサマリーには、実行された場所と実行日時、使用されたバージョン、所要時間、実行したユーザーなどが表示されます。

図3-3 システム・ヘルス・スコアおよびサマリー

図3-3の説明はこの後にあります
「図3-3 システム・ヘルス・スコアおよびサマリー」の説明

詳細リンクをクリックしてシステム・ヘルス・スコア・セクションを展開し、この計算方法の詳細を表示します。

図3-4 システム・ヘルス・スコアの詳細

図3-4の説明が続きます
「図3-4 システム・ヘルス・スコアの詳細」の説明
システム・ヘルス・スコア・セクションのないHTMLレポートを生成するには、–noscoreオプションを使用します。
$ orachk –noscore
$ exachk –noscore

関連トピック

3.1.5.3.2 HTMLレポートの目次および機能

目次には、HTMLレポート内の各主要セクションへのリンクがあります。

サマリーの後のHTMLレポートの次のセクションは、目次およびレポート機能です。

  • 目次には、HTMLレポート内の各主要セクションへのリンクがあります

    • 目次に表示される内容は、コンプライアンス・チェックの実行中に検出されたOracleスタック・コンポーネントによって異なります。

  • レポート機能を使用すると、次の操作が可能です。

    • ステータスに基づいたチェックのフィルタ。

    • リージョンの選択。

    • すべてのチェックの展開または縮小。

    • チェックIDの表示。

    • レポートからの結果の削除。

    • 印刷可能ビューの取得。

デフォルトでは、合格したチェックは非表示になります。表示するには、次のステータスのチェックを表示合格チェック・ボックスを選択します。合格したチェックをHTMLレポートから除外するには、–nopassオプションを使用します。
$ orachk –nopass
$ exachk –nopass

図3-5 レポートの目次および機能

図3-5の説明が続きます
「図3-5 レポートの目次および機能」の説明

3.1.5.3.3 HTMLレポートの結果

レポートの結果は、Oracleスタック・コンポーネントごとにグループ化されます。

結果には、次のものが含まれます。

  • チェックのステータス(FAILWARNINGINFOまたはPASS)

  • チェックのタイプ

  • チェック・メッセージ

  • チェックが実行された場所

  • 追加の結果および推奨事項の詳細を展開するためのリンク

詳細を表示をクリックして、結果および推奨事項を表示します。

  • 問題を解決するためのソリューション

  • 適用できる推奨事項

  • 問題が該当しない状況

  • 関連するドキュメントやMy Oracle Supportノートへのリンク

  • 推奨事項が基づいているデータの例

図3-7 レポート結果の表示

図3-7の説明が続きます
「図3-7 レポート結果の表示」の説明

3.1.5.3.4 最大可用性アーキテクチャ(MAA)スコアカード

最大可用性アーキテクチャ(MAA)スコアカードは、結果グループの後に表示されます。

MAAスコアカードは、最大可用性アーキテクチャの一連のベスト・プラクティスを提供します。また、ソフトウェアが最新でないかどうかインストール済のソフトウェア・バージョンをチェックしたり、互換性のない機能が使用されているなど、最大可用性に関連する結果も表示されます。

図3-8 Maximum Availability Architecture (MAA) Scorecard

図3-8の説明が続きます
「図3-8 Maximum Availability Architecture (MAA) Scorecard」の説明
MAAスコアカード・セクションのないHTMLレポートを生成するには、-mオプションを使用します。
$ orachk –m
$ exachk –m

関連トピック

3.1.5.3.5 さらにレビューが必要な結果

コンプライアンス・チェックに部分的なビューしかなく、関係があるかどうかを判断するためにユーザー・レビューが必要な問題は、さらにレビューが必要な結果セクションに表示されます。

図3-9 Findings needing further review

図3-9の説明が続きます
「図3-9 Findings needing further review」の説明

3.1.5.3.6 Platinumサーティフィケーション

Platinumサーティフィケーション・セクションには、Oracle Platinumサービスのコンプライアンス・ステータス・アイテムのリストが表示されます。

既存のPlatinumの顧客の場合、これはレビューです。Oracle Platinumにまだ参加していない顧客の場合は、Oracle Platinumに参加する準備ができていることを示します。

図3-10 Platinum Certification

図3-10の説明が続きます
「図3-10 Platinum Certification」の説明

ノート:

このセクションは、Oracle Engineered Systemsでコンプライアンス・チェックが実行された場合に表示されます。

3.1.5.3.7 クラスタ全体のLinuxオペレーティング・システム・コンプライアンス・チェック(VMPScan)の表示

Linuxシステムでは、コンプライアンス・チェック・レポートのクラスタ全体のLinuxオペレーティング・システム・ヘルス・チェック(VMPScan)セクションにVMPScanレポートのサマリーが表示されます。

完全なVMPScanレポートは、collection/reportsおよびcollection/outfiles/vmpscanディレクトリにもあります。

図3-11 Clusterwide Linux Operating System Health Check (VMPScan)

図3-11の説明はこの後にあります
「図3-11 Clusterwide Linux Operating System Health Check (VMPScan)」の説明

ノート:

VMPScanレポートは、Oracle OrachkがLinuxシステムで実行された場合にのみ含まれます。

3.1.5.3.8 システム全体の自動サービス・リクエスト(ASR)ヘルス・チェック・セクション

asrexacheckは、ASR Managerへの通信が可能であることを確認するために、ASR構成をチェックおよびテストするように設計されています。

これは、構成のみをチェックし、システムまたは構成ファイルに書き込まない非侵入型のスクリプトです。このスクリプトは、既知の構成の問題と、BDAの構成の誤りが原因でASRによって報告されなかった可能性のある以前のハードウェア障害をチェックします。

このセクションは、Oracle Engineered Systemsでコンプライアンス・チェックが実行された場合にのみレポートに含まれます。

次は、簡潔にするために省略されたシステム全体の自動サービス・リクエスト(ASR)ヘルス・チェック・セクションの例を示しています。

図3-12 システム全体の自動サービス・リクエスト(ASR)ヘルス・チェック

図3-12の説明が続きます。
「図3-12 システム全体の自動サービス・リクエスト(ASR)ヘルス・チェック」の説明

3.1.5.3.9 ファイル属性の変更

ファイル属性の変更セクションは、Oracle OrachkおよびOracle Exachk–fileattrオプションを指定して実行された場合にのみレポートに表示されます。

図3-13 File Attribute Changes

図3-13の説明が続きます。
「図3-13 File Attribute Changes」の説明

3.1.5.3.10 スキップされたチェック

なんらかの理由で実行できずにスキップされたチェックは、スキップされたチェック・セクションに表示されます。

3.1.5.3.11 コンポーネントの経過時間

コンポーネントの経過時間には、様々なコンポーネントのチェックに必要な時間の内訳が表示されます。

これは、パフォーマンスの問題を診断するときに役立ちます。

図3-15 Component Elapsed Times

図3-15の説明はこの後にあります
「図3-15 Component Elapsed Times」の説明

3.1.5.3.12 上位10の時間消費チェック

上位10の時間消費チェック・セクションには、実行されたチェックのうち最も遅い10のチェックが表示されます。

これは、パフォーマンスの問題を診断するときに役立ちます。

図3-16 Top 10 Time Consuming Checks

図3-16の説明はこの後にあります
「図3-16 Top 10 Time Consuming Checks」の説明

3.1.5.3.13 チェックIDの検索方法

各コンプライアンス・チェックには、一意の32文字のIDがあります。

次の場合にチェックIDを検索できます。

  • 特定のチェックについてOracleまたは独自の内部チームに連絡する場合

  • 1つ以上のチェックを除外または実行のみする場合

生成されたレポートを使用して特定のチェックIDを検索するには、チェックIDの表示リンクをクリックします。

結果では、左側からチェックID、追加の列が表示されます。

3.1.5.3.14 既存のHTMLレポートからチェックを削除する方法

結果の削除を使用して、レポートから個々の結果を非表示にします。

レポートから結果を削除をクリックします。

図3-19 Remove Findings from Report

図3-19の説明はこの後にあります
「図3-19 Remove Findings from Report」の説明

各結果の横にXが付いたボタンが表示されます。

「X」をクリックして、結果を非表示にします。これは、HTMLレポートのソースから結果を削除するのではなく、単に非表示にします。HTMLレポートが再ロードされると、結果が再表示されます。

結果を完全に非表示にするには、ご使用のブラウザのページを保存するオプションを使用して、結果が非表示になったらレポートを保存します。

図3-20 Remove Findings from Report

図3-20の説明はこの後にあります
「図3-20 Remove Findings from Report」の説明

レポートに表示しない結果がある場合は、それらを完全に除外して、最初からチェックが実行されないようにできます。

3.1.5.4 レポートのタグ付け

コンプライアンス・チェックHTMLレポートには通常、orachk_hostname_database_date_timestamp.htmlまたはexachk_hostname_database_date_timestamp.htmlという名前が付けられます。

HTMLレポート名に他のタグを含めて、差別化や識別を容易にすることができます。

次のように、HTMLレポート名にカスタム・タグを含めます。

$ orachk –tag tag_name
$ exachk –tag tag_name
結果のHTMLレポート名は、次のようになります。
orachk_host_name_database_date_timestamp_tag_name.html
exachk_host_name_database_date_timestamp_tag_name.html

3.1.5.5 ファイル属性の変更の追跡とスナップショットの比較

Oracle OrachkおよびOracle Exachk-fileattrオプションとコマンド・フラグを使用して、ファイル属性の設定を記録および追跡し、スナップショットを比較します。

所有者、グループ、権限などのファイル属性を変更すると、予期しない結果が生じることがあります。ビジネスに影響が及ばないうちに、問題を事前に監視して軽減してください。

3.1.5.5.1 デーモンでのファイル属性チェックの使用

-fileattrを使用するには、Oracle Grid Infrastructureがインストールされ、稼働している必要があります。

デーモンでファイル属性チェックを使用するには:

  1. デーモンを起動します。
    orachk -d start
  2. -fileattrオプションを使用して、クライアントの実行を開始します。
    orachk -fileattr start -includedir "/root/myapp,/etc/oratab" -excludediscovery
    orachk -fileattr check -includedir "/root/myapp,/etc/oratab" -excludediscovery
  3. –outputオプションを使用して、スナップショットを格納する出力ディレクトリを指定します。
    orachk -fileattr start -output "/tmp/mysnapshots"
  4. スナップショットを識別するために、–tagオプションを使用して、スナップショットにわかりやすい名前を指定します。
    たとえば:
    orachk -fileattr start -tag "BeforeXYZChange"
      Generated snapshot directory-
      orachk_myserver65_20160329_052056_ BeforeXYZChange

3.1.5.5.2 ファイル属性のスナップショットの取得

デフォルトでは、Oracle Grid Infrastructureホーム、およびインストールされているすべてのOracle Databaseホームがスナップショットに含まれます。

ファイル属性のスナップショットを取得するには:

最初のスナップショットを開始するには、–fileattr startコマンドを実行します。
orachk –fileattr start
exachk –fileattr start

例3-4 orachk -fileattr start

orachk -fileattr start
CRS stack is running and CRS_HOME is not set. Do you want to set CRS_HOME to /u01/app/11.2.0.4/grid?[y/n][y]
Checking ssh user equivalency settings on all nodes in cluster
Node mysrv22 is configured for ssh user equivalency for oradb user
Node mysrv23 is configured for ssh user equivalency for oradb user

List of directories(recursive) for checking file attributes:
/u01/app/oradb/product/11.2.0/dbhome_11202
/u01/app/oradb/product/11.2.0/dbhome_11203
/u01/app/oradb/product/11.2.0/dbhome_11204
orachk has taken snapshot of file attributes for above directories at: /orahome/oradb/orachk/orachk_mysrv21_20160504_041214

3.1.5.5.3 チェックにディレクトリを含める

ファイル属性の変更チェックにディレクトリを含めます。

チェックにディレクトリを含めるには:

–includedir directoriesオプションを使用して、ファイル属性の変更チェック・コマンドを実行します。

ここで、directoriesは、チェックに含めるディレクトリのカンマ区切りリストです。

たとえば:
orachk -fileattr start -includedir "/home/oradb,/etc/oratab"
exachk -fileattr start -includedir "/home/oradb,/etc/oratab"

例3-5 orachk -fileattr start -includedir

orachk -fileattr start -includedir "/root/myapp/config/"
CRS stack is running and CRS_HOME is not set. Do you want to set CRS_HOME to /u01/app/12.2.0/grid?[y/n][y]
Checking for prompts on myserver18 for oragrid user...
Checking ssh user equivalency settings on all nodes in cluster
Node myserver17 is configured for ssh user equivalency for root user
List of directories(recursive) for checking file attributes:
/u01/app/12.2.0/grid
/u01/app/oradb/product/12.2.0/dbhome_1
/u01/app/oradb2/product/12.2.0/dbhome_1
/root/myapp/config/
orachk has taken snapshot of file attributes for above directories at: /root/orachk/orachk_ myserver18_20160511_032034

3.1.5.5.4 チェックからのディレクトリの除外

ファイル属性の変更チェックからディレクトリを除外します。

チェックからディレクトリを除外するには:

-excludediscoveryオプションを使用して-includedir検出リストにリストしていないディレクトリを除外する、ファイル属性の変更チェック・コマンドを実行します。

例3-6 orachk -fileattr start -includedir -excludediscovery

orachk -fileattr start -includedir "/root/myapp/config/" -excludediscovery
CRS stack is running and CRS_HOME is not set. Do you want to set CRS_HOME to /u01/app/12.2.0/grid?[y/n][y]
Checking for prompts on myserver18 for oragrid user...
Checking ssh user equivalency settings on all nodes in cluster
Node myserver17 is configured for ssh user equivalency for root user
List of directories(recursive) for checking file attributes:
/root/myapp/config/ 
orachk has taken snapshot of file attributes for above directories at: /root/orachk/orachk_myserver18_20160511_032209

3.1.5.5.5 変更の再チェック

新しいスナップショットを以前のスナップショットと比較して変更を追跡します。

変更を再チェックするには:

checkオプションを使用してファイル属性の変更チェック・コマンドを実行し、新しいスナップショットを取得して、通常のヘルス・チェックの収集を実行します。

–fileattr checkコマンドは、新しいスナップショットを以前のスナップショットと比較します。

たとえば:
orachk –fileattr check
exachk –fileattr check

ノート:

スナップショット間の正確な比較を取得するには、–fileattr startで取得した以前のスナップショットの収集で使用したのと同じオプションを指定して、–fileattr checkを使用する必要があります。

たとえば、–fileattr startを実行したときにオプション-includedir "/somedir" –excludediscoveryを使用して最初のスナップショットを取得した場合、正確な比較を取得するには、–fileattr checkでも同じオプションを指定する必要があります。

例3-7 orachk -fileattr check -includedir -excludediscovery

orachk -fileattr check -includedir "/root/myapp/config" -excludediscovery
CRS stack is running and CRS_HOME is not set. Do you want to set CRS_HOME to /u01/app/12.2.0/grid?[y/n][y]
Checking for prompts on myserver18 for oragrid user...
Checking ssh user equivalency settings on all nodes in cluster
Node myserver17 is configured for ssh user equivalency for root user
 List of directories(recursive) for checking file attributes:
/root/myapp/config
Checking file attribute changes...
. 
"/root/myapp/config/myappconfig.xml" is different:
Baseline :       0644     oracle       root /root/myapp/config/myappconfig.xml
Current  :       0644       root       root /root/myapp/config/myappconfig.xml
...

ファイル属性の変更の結果は、HTML出力レポートのファイル属性の変更セクションに反映されます。

3.1.5.5.6 ベースラインとしてのスナップショットの指定

スナップショットを他のスナップショットと比較するためのベースラインとして指定します。

スナップショットをベースラインとして指定するには:

–baseline path_to_snapshotオプションを使用して、ファイル属性の変更チェック・コマンドを実行します。

–baseline path_to_snapshotコマンドは、チェックする複数の異なるベースラインがある場合、特定のベースラインのスナップショットを他のスナップショットと比較します。

orachk -fileattr check -baseline path_to_snapshot
exachk –fileattr check –baseline path_to_snapshot

例3-8 orachk -fileattr check

orachk -fileattr check -baseline "/tmp/Snapshot"

3.1.5.5.7 システム・チェックの制限

ファイル属性の変更チェックのみを実行するようにOracle OrachkおよびOracle Exachkを制限します。

デフォルトでは、–fileattr checkは完全なヘルス・チェックも実行します。

システム・チェックを制限するには:

–fileattronlyオプションを使用して、ファイル属性の変更チェック・コマンドを実行します。

orachk -fileattr check –fileattronly
exachk -fileattr check –fileattronly

3.1.5.5.8 スナップショットの削除

スナップショットをこまめに削除します。

スナップショットを削除するには:

removeオプションを使用して、ファイル属性の変更チェック・コマンドを実行します。
orachk –fileattr remove
exachk –fileattr remove

例3-9 orachk -fileattr remove

orachk -fileattr remove
CRS stack is running and CRS_HOME is not set. Do you want to set CRS_HOME to /u01/app/12.2.0/grid?[y/n][y]y
Checking for prompts on myserver18 for oragrid user...
Checking ssh user equivalency settings on all nodes in cluster
Node myserver17 is configured for ssh user equivalency for root user

List of directories(recursive) for checking file attributes:
/u01/app/12.2.0/grid
/u01/app/oradb/product/12.2.0/dbhome_1
/u01/app/oradb2/product/12.2.0/dbhome_1
Removing file attribute related files...
...

3.1.5.6 2つのレポートの比較

Oracle Autonomous Health Frameworkを自動デーモン・モードで実行すると、最新の2つのHTMLレポートを自動的に比較して、3つ目の差分レポートを生成します。

差分HTMLレポートを生成するには、–diffオプションを使用します。
$ orachk –diff report_1 report_2
$ exachk –diff report_1 report_2

ここで、report_1およびreport_2は、次のいずれかのパスおよび名前です。

  • HTMLレポート
  • 出力ディレクトリ
  • 出力zipファイル

差分出力には、検出された変更のサマリーおよび新しい差分HTMLレポートの場所がリストされます。

$exachk -diff exachk_myhost07_scao1007_040716_090013.zip exachk_myhost07_scao1007_040716_100019.zip
Summary 
Total   : 278
Missing : 0
New     : 0
Changed : 3
Same    : 275
Check comparison is complete. The comparison report can be viewed in: /opt/oracle.SupportTools/exachk/exachk_040716090013_040716100019_diff.html

差分HTMLレポートには、両方の比較レポートのサマリーが表示されます。

図3-21 Health Check Baseline Comparison Report

図3-21の説明はこの後にあります
「図3-21 Health Check Baseline Comparison Report」の説明

目次から、レポートの主なセクションにすばやくアクセスできます。チェックIDの表示セクションにリストされている様々なチェックIDにアクセスすることもできます。

レポート1とレポート2の違いセクションには、結果が異なるチェックが表示されます。

図3-23 レポート間の違い

図3-23の説明はこの後にあります
「図3-23 レポート間の違い」の説明

一意の結果セクションには、いずれかのレポートに一意のチェック結果が表示されます

両方のレポートに共通の結果セクションには、両方のレポートで同じ結果が得られたすべてのチェック結果が表示されます。

図3-25 Common Findings in Both Reports

図3-25の説明はこの後にあります
「図3-25 Common Findings in Both Reports」の説明
「Configurations Comparison」のセクションでは、様々なシステム構成が比較されています。「Configurations Comparison」の各サブセクションには、それぞれの収集の違い、共通の構成と一意の構成が含まれます。

この図は、「Configurations Comparison Summary」を示しています


この図は、「Common Configs」表を示しています。

3.1.5.7 レポートのマージ

レポートのマージは、様々なユーザーが様々なチェックのサブセットを実行してすべてを全体として表示するロール別環境で役立ちます。

レポートをマージするには、–mergeオプションを使用し、その後にディレクトリまたはzipファイルのカンマ区切りリストを指定します。
orachk -merge orachk_myhost_mydb_041916_033322_dba,orachk_myhost_mydb_041916_035448_sysadmin
exachk -merge exachk_myhost_mydb_041916_033322_dba,exachk_myhost_mydb_041916_035448_sysadmin

結果のマージされたHTMLレポートのサマリーには、マージ元の収集が表示されます。

図3-26 マージされたレポートのサマリー

図3-26の説明はこの後にあります
「図3-26 マージされたレポートのサマリー」の説明

マージされた結果が表示されます。

図3-27 マージされたレポート結果

図3-27の説明が続きます
「図3-27 マージされたレポート結果」の説明

ノート:

Oracle Exachkの場合は、–forceオプションを使用して、dom0およびdomu、またはglobalおよびlocalゾーンからの収集のマージを強制します。

3.1.5.8 一時ファイルおよび一時ディレクトリの保守

Oracle OrachkおよびOracle Exachkは、コンプライアンス・チェックの実行中に、いくつかの一時ファイルおよび一時ディレクトリを作成します。

Oracle OrachkおよびOracle Exachkによって、様々なファイルを含む出力ディレクトリが調査用に作成されます。出力ディレクトリと.zipファイルの合計サイズは5 MB未満です。ただし、サイズは、評価されるOracleスタック・コンポーネントの数によって異なります。

自動デーモン・モードでコンプライアンス・チェックを実行している場合は、古い収集をパージするようにcollection_retention期間を設定します。

オンデマンド・モードまたはサイレント・モードでコンプライアンス・チェックを実行している場合は、結果出力をパージするプロセスおよびプロシージャを実装する必要があります。

3.1.5.8.1 累積データファイルの削減

累積データファイルを削減するには、この項で説明するOracle ORAchkおよびOracle EXAchkのオプションを使用します。

次の3つのオプションを使用できます。

  • デーモンなしのRAT_PURGE_SIZE環境変数の使用
  • デーモン・オプションCOLLECTION_RETENTIONの使用
  • 手動削減

ノート:

Oracle Health Check Collections Managerリポジトリまたはtfa_webにアップロードしても、累積データファイルの削減は実行されません。
3.1.5.8.1.1 デーモンなしのRAT_PURGE_SIZE環境変数の使用

構文

export RAT_PURGE_SIZE=size_in_MB

たとえば:

export RAT_PURGE_SIZE=2048

この環境変数が設定されると、現在のOracle ORAchkまたはOracle EXAchkの実行が完了した後、次の2つの条件に基づいて、Oracle ORAchkまたはOracle EXAchkが起動された作業ディレクトリ内のファイルが削減されます。

  • Oracle ORAchkまたはOracle EXAchkの実行が開始された作業ディレクトリの合計サイズが、構成されたしきい値を超えています。
  • 作業ディレクトリに、現在のOracle ORAchkまたはOracle EXAchkの実行時点から24時間以上経過したファイルがあります。

Oracle ORAchkまたはOracle EXAchkは、前述の条件を満たすdate-and-timestampサブディレクトリおよび対応する*.zipファイルを削除します。

たとえば、簡潔にするために*.zipファイルを使用しない場合:

du -hs .
1.6G    .
[root@randomclient02 autopurge]# ls -l | egrep ^d | egrep exachk_
drwxr-x--- 9 root root   282624 Mar 26 09:46 exachk_randomclient02_PDB1_032619_090342
drwxr-x--- 9 root root   278528 Mar 26 10:33 exachk_randomclient02_PDB1_032619_095101
drwxr-x--- 9 root root   270336 Mar 26 11:16 exachk_randomclient02_PDB1_032619_103421
.
.
.
drwxr-x--- 9 root root   282624 Mar 26 15:03 exachk_randomclient02_PDB1_032619_141952
drwxr-x--- 9 root root   294912 Mar 26 15:48 exachk_randomclient02_PDB1_032619_150534
drwxr-x--- 9 root root   286720 Mar 27 08:00 exachk_randomclient02_PDB1_032719_071614
export RAT_PURGE_SIZE=1024
exachk

実行の完了後:

[root@randomclient02 autopurge]# du -hs .
1.5G    .
[root@randomclient02 autopurge]# ls -l | egrep ^d | egrep exachk_
drwxr-x--- 9 root root   270336 Mar 26 11:16 exachk_randomclient02_PDB1_032619_103421
drwxr-x--- 9 root root   290816 Mar 26 11:59 exachk_randomclient02_PDB1_032619_111713
.
.
.
drwxr-x--- 9 root root   294912 Mar 26 15:48 exachk_randomclient02_PDB1_032619_150534
drwxr-x--- 9 root root   286720 Mar 27 08:00 exachk_randomclient02_PDB1_032719_071614
drwxr-x--- 9 root root   282624 Mar 27 10:36 exachk_randomclient02_PDB1_032719_094859

2回の実行がパージされましたが、サイズは1 GBに削減されませんでした。

drwxr-x--- 9 root root   282624 Mar 26 09:46 exachk_randomclient02_PDB1_032619_090342
drwxr-x--- 9 root root   278528 Mar 26 10:33 exachk_randomclient02_PDB1_032619_095101

ノート:

現在のOracle ORAchkまたはOracle EXAchkの実行より24時間以上前の作業ディレクトリに十分なファイルがなかったため、この例の削減プロセスでは、ディレクトリの合計サイズは1 GBに削減されませんでした。古いファイルが十分にある場合、削減の対象となるファイル・セットの正確なファイル・サイズに応じて、削減はターゲット・サイズに近づきます。

3.1.5.8.1.2 デーモン・オプションCOLLECTION_RETENTIONの使用

このデーモン・オプションは、削減の対象となるファイルの日付に対してのみ作用します。設定すると、選択したターゲット日付より古いファイルは、デーモンによって実行されたOracle ORAchkまたはOracle EXAchkの終了時に削除されます。

ノート:

COLLECTION_RETENTIONを日数で指定します。

たとえば、-profileスイッチを毎時間実行し、ファイルを1日間保持するようにデーモンを設定します。

exachk -id fname -set "AUTORUN_SCHEDULE=* * * *;\
NOTIFICATION_EMAIL=fname.lname@somewhere.com;\
COLLECTION_RETENTION=1;\
AUTORUN_FLAGS=-profile switch"
exachk -id fname -get all

------------------------------------------------------------
ID: exachk.testuser
------------------------------------------------------------
AUTORUN_FLAGS  =  -profile switch 
NOTIFICATION_EMAIL  =  fname.lname@somewhere.com
COLLECTION_RETENTION  =  1
AUTORUN_SCHEDULE  =  * * * *
------------------------------------------------------------

デーモンを1日以上実行させた後、1日1回の実行でファイル・セットが安定していることがわかります。

[root@randomclient02 retention]# ls -ltr | egrep ^d | egrep exachk_
drwxr-x--- 8 root root     20480 Mar 27 15:03 exachk_randomclient02_032719_150039
.
.
.
drwxr-x--- 8 root root     20480 Mar 28 04:03 exachk_randomclient02_032819_040026
drwxr-x--- 8 root root     20480 Mar 28 15:03 exachk_randomclient02_032819_150022
drwxr-x--- 8 root root     20480 Mar 28 16:03 exachk_randomclient02_032819_160022

ノート:

実際のファイル削減は、削減の対象となるファイル・セットの正確なタイムスタンプと、デーモンによって実行されている現在のOracle ORAchkまたはOracle EXAchkの実行のタイムスタンプによって若干異なります。

3.1.5.8.1.3 累積データファイルの手動削減

Oracle ORAchkまたはOrace EXAchkの実行とは関係なく、次のステップを実行します。
  1. 元のexachk.zipファイル(約250 MB)を解凍した後、削除します。
  2. SRまたはバグにアップロードされた後に存在する可能性のあるデバッグ・ログをすべて削除します。
    -bash-4.1# du -hc *debug*
    18M     exachk_debug_120418_195653.log
    19M     exachk_debug_120418_201543.log
    24M     exachk_debug_120418_202357.log
    24M     exachk_debug_120418_205003.log
    22M     exachk_debug_120418_211816.log
    105M    total
  3. Oracle EXAchkの実行によって生成された日付タイムスタンプ・ディレクトリとzipファイルのペアを、その有用性を果たした後に削除します。

    たとえば:

    drwxr-x---  9 root root 4.0K Dec  4 20:39 exachk_randomadm01_120418_202357
    -r--r-----  1 root root 7.0M Dec  4 20:39 exachk_randomadm01_120418_202357.zip
    drwxr-x---  9 root root 4.0K Dec  4 20:04 exachk_randomclient01_120418_195653
    -r--r-----  1 root root 6.4M Dec  4 20:04 exachk_randomclient01_120418_195653.zip
    drwxr-x---  9 root root 4.0K Dec  4 20:23 exachk_randomclient01_120418_201543
    -r--r-----  1 root root 6.4M Dec  4 20:23 exachk_randomclient01_120418_201543.zip
    drwxr-x---  8 root root 4.0K Nov 29 20:29 exachk_randomclient01_PDB1_112918_202702
    -r--r-----  1 root root  47K Nov 29 20:28 exachk_randomclient01_PDB1_112918_202702.zip
    drwxr-x---  9 root root 4.0K Dec  4 22:48 exachk_randomclient01_sing11g_120418_224719
    -r--r-----  1 root root 113K Dec  4 22:48 exachk_randomclient01_sing11g_120418_224719.zip
  4. *_error.logがSRまたはバグにアップロードされた後に削除します。
    -rw-r--r--  1 root root 4.4K Nov 27 22:51 exachk112718_223504_error.log
  5. バックアップを手動で作成した場合は、その目的を果たしたらバックアップを削除します。

    たとえば:

    /opt/oracle.SupportTools/exachk/back_up_exachk_111618_184655/build

3.1.5.9 他のツールでの複数の結果の使用

オプションで、コンプライアンス・チェック結果を他の様々なツールに統合します。

詳細は、コンプライアンス・チェック結果とその他のツールとの統合を参照してください。