ルールセットで構成される参加者リストの作成
ルールセットは、ルールおよびデシジョン表の実行単位を提供します。また、ルールの共有単位でもあり、ルールはルールセットに属します。複数のルールセットを順番に実行できます。この処理は、ルール・フローと呼ばれます。順序はルールセット・スタックによって決まります。この順序は、スタック上でルールセットをプッシュおよびポップするルール・アクションによって操作できます。ルールセットでは、ルールの優先度を適用することで、ルールセット内でのルールの起動順序を指定します。また、ルールセットは、ルールセットが常にアクティブであること、またはルールセットが日時の範囲や開始日時または終了日時に基づいて制限されることを識別する、有効日指定も提供します。
ルールセットの作成方法は、そのルールセットへのアクセス方法に基づいています。これについては、次の項で説明しています。
ノート:
ルール・ディクショナリが作成された後は、ファクトを更新できません。
ルールセットに基づいて参加者リストを指定するには:
ビジネス・ルールによって、参加者リストを定義できます。ビジネス・ルールの使用については、2つのオプションがあります。
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ルールによって、特定のリスト・ビルダー(「名前および式」、「管理チェーン」など)のパラメータが定義されます。この場合、タスク・ルーティング・パターンは、特定のリスト・ビルダーを使用するようにモデリングされます。このリスト・ビルダーには、ルールで作成されたパラメータがリストされます。ルールは、Oracle JDeveloperでモデリングされたタイプと同じタイプのリスト・ビルダーを返します。
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「参加者のリストの作成で使用」リストから、「名前および式」または「管理チェーン」を選択します。
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「属性の指定で使用」リストから、「ルールベース」を選択します。
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「ルールセットのリスト」フィールドに、名前を入力します。
図29-27に詳細を示します。
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次のいずれかの操作を行います。
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「参加者が手動でタスクを申告」を選択します。このオプションを選択すると、タスクはリスト内のすべての参加者に割り当てられます。タスク割当て先の個別のユーザーは、タスクを手動で申告して作業できます。
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「単一への自動割当て」リストを選択して、「ユーザー」、「グループ」または「アプリケーション・ロール」を選択し、割当てパターンを選択します。
各割当てパターンの詳細を確認し、割当てパターンを選択して構成するには、「割当てパターン」をクリックします。「割当てパターン」ダイアログ・ボックスが表示されます。図29-24に、「割当てパターン」ダイアログ・ボックスの例を示します。
「アプリケーション・サーバー」フィールドでアプリケーション・サーバー接続を指定すると、「割当てパターン」リストに割当てパターンがロードされます。「割当てパターン」リストからいずれかのパターンを選択すると、その選択の説明がテキスト・ボックスに表示されます。
その割当てパターンですべてのタイプのタスクが考慮されるようにするには、「すべてのタイプのタスクを使用してパターン条件を評価」を選択します。それ以外の場合、そのパターンでは、選択ユーザーを決定するときに、このタスク・タイプのみが考慮されます。たとえば、休暇申請タスクを最もビジーでないユーザーに割り当てる場合に、「すべてのタイプのタスクを使用してパターン条件を評価」を選択すると、最もビジーでないユーザーを決定するときに、割り当てられたすべてのタスクが考慮されます。「すべてのタイプのタスクを使用してパターン条件を評価」を選択しない場合は、最もビジーでないユーザーを決定するときに、割り当てられている休暇申請タスクのみが考慮されます。
特定のパターンを使用すると、パターンの評価方法を制御する入力パラメータを指定できる場合があります。たとえば、図29-24に示すように、「最も生産性の高い箇所」パターンを使用すると、生産性が計算される「時間間隔」(日数)を指定できます。入力値は静的な値とするか、またはXPath式を使用して動的に設定できます。パターンによってはパラメータを使用できない場合があります。
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「OK」をクリックします。
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ルールによって、リスト・ビルダーおよびリスト・ビルダー・パラメータが定義されます。この場合は、リスト自体がルールを使用して作成されます。ルールによって、リスト・ビルダーとパラメータが定義されます。
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「参加者のリストの作成で使用」リストから、「ルールベース」を選択します。
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「ルールセットのリスト」フィールドに、名前を入力します。
図29-28に詳細を示します。
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次のいずれかの操作を行います。
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「参加者が手動でタスクを申告」を選択します。このオプションを選択すると、タスクはリスト内のすべての参加者に割り当てられます。タスク割当て先の個別のユーザーは、タスクを手動で申告して作業できます。
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「単一への自動割当て」リストを選択して、「ユーザー」、「グループ」または「アプリケーション・ロール」を選択し、割当てパターンを選択します。
各割当てパターンの詳細を確認し、割当てパターンを選択して構成するには、「割当てパターン」をクリックします。「割当てパターン」ダイアログ・ボックスが表示されます。図29-24に、「割当てパターン」ダイアログ・ボックスの例を示します。
「アプリケーション・サーバー」フィールドでアプリケーション・サーバー接続を指定すると、「割当てパターン」リストに割当てパターンがロードされます。「割当てパターン」リストからいずれかのパターンを選択すると、その選択の説明がテキスト・ボックスに表示されます。
その割当てパターンですべてのタイプのタスクが考慮されるようにするには、「すべてのタイプのタスクを使用してパターン条件を評価」を選択します。それ以外の場合、そのパターンでは、選択ユーザーを決定するときに、このタスク・タイプのみが考慮されます。たとえば、休暇申請タスクを最もビジーでないユーザーに割り当てる場合に、「すべてのタイプのタスクを使用してパターン条件を評価」を選択すると、最もビジーでないユーザーを決定するときに、割り当てられたすべてのタスクが考慮されます。「すべてのタイプのタスクを使用してパターン条件を評価」を選択しない場合は、最もビジーでないユーザーを決定するときに、割り当てられている休暇申請タスクのみが考慮されます。
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「OK」をクリックします。
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ルール・ディクショナリが未作成で、参加者リストを簡単に指定するために複数のルール関数とファクトが事前にシードされている場合は、いずれのオプションでもルール・ディクショナリが作成されます。ルール・ディクショナリには、参加者リストを作成するための次のルール関数がシードされています。
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CreateResourceList
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CreateManagementChainList
Task
ファクトはタスク・サービスによってアサートされ、ルール条件のベースとなります。