プロパティ・データ・タイプのパラメータの理解

プロパティを作成または編集するときに、プロパティのパラメータを構成できます。設定はプロパティとそのデータ型によって異なります。たとえば、文字列のプロパティによってプロパティ値の最小および最大長を指定できます。

多くのデータ型は、デフォルト値、最小および最大値、小数点以下桁数、大文字または小文字値を使用できるかどうかなどのパラメータを指定します。さらに、一部のデータ型では、指定する値のみを許可するようにプロパティを構成できます。

プロパティを手動で作成する場合または汎用アプリケーションを登録する場合は、作成するプロパティのデータ型に対応するテンプレートを選択します(たとえば、Custom.Integer)。

すべてのデータ型のパラメータ

次のパラメータを、すべてのプロパティのデータ型に設定できます。

設定 説明

デフォルト・タイプ

ノート: 汎用アプリケーションの登録時にプロパティを作成する場合、このフィールドは使用できません。指定された値を「デフォルト値」に入力するか、デフォルト値を使用しない場合は空白のままにします。

プロパティにデフォルト値があるかどうかを指定します。

  • なし: プロパティにデフォルト値は使用されません。
  • 指定済: プロパティにはデフォルト値が使用されます。「デフォルト値」に値を指定します。
  • 派生: プロパティのデフォルト値は式から計算されます。「式の定義」 式の定義 (またはテーマに応じて式の定義)をクリックして式ビルダーを開き、プロパティの値を決定するための式を作成します。式を使用したカスタム・ビジネス・ロジックの定義を参照してください。

    注:

    このオプションは、プロパティ・パラメータを編集する場合にのみ使用できます。
  • 派生および保管: プロパティのデフォルト値が要求、インポート、またはビューポイント・ロード中に式から派生し、ノードに保管されます。「式の定義」 式の定義 (またはテーマに応じて式の定義)をクリックして式ビルダーを開き、プロパティの値を決定するための式を作成します。式を使用したカスタム・ビジネス・ロジックの定義を参照してください。

    注:

    このオプションは、プロパティ・パラメータを編集する場合にのみ使用できます。
  • 計算および保管: Core.NameプロパティおよびCoreStats.Parentプロパティでのみ使用可能です。要求アイテムが作成されると、ノード名または親値が式から計算され、ノード(名前の場合)または要求アイテム(親の場合)に保管されます。

    「式の定義」 式の定義 (またはテーマに応じて式の定義)をクリックして式ビルダーを開き、プロパティの値を決定するための式を作成します。式を使用したカスタム・ビジネス・ロジックの定義を参照してください。

    計算および格納されたプロパティを参照してください。

デフォルト値

プロパティに許容値リストが使用されている場合は、そのリストからデフォルト値を選択します。それ以外の場合は、プロパティのデフォルト値を入力します。

編集可能

ノート: 汎用アプリケーションの登録時にプロパティを作成する場合、このフィールドは使用できません。登録によってプロパティが作成された後は、プロパティ・パラメータのこのフィールドにアクセスできます。

ユーザーがプロパティを編集できるかどうかを指定します。

コミット時にロック

このプロパティは、新規に追加されたノードのみを更新できることを指定します。このプロパティが有効になっている場合は、ノードを追加する要求がコミットされるとプロパティの値がロックされ、更新できなくなります。

注:

このオプションは、プロパティ・パラメータを編集する場合にのみ使用できます。

「コミット時にロック」は、ノードレベル・プロパティでのみ使用できます。

注意:

「コミット時にロック」を使用する場合は、ユーザーが更新する必要のあるプロパティを気付かずに更新不可にしないように注意してください。たとえば、Core.Nameに対して「コミット時にロック」を有効にすると、ノードが作成された後、ユーザーはノード名を変更できなくなります。また、プロパティに対して「コミット時にロック」を有効にし、プロパティの値を指定しなかった場合は、コミット後にユーザーがプロパティを更新して値を指定することはできません。

継承

プロパティで使用される継承のタイププロパティの継承を参照してください。

  • なし: プロパティ値は別のノードから継承されません。

  • 位置的: プロパティ値は祖先ノードから継承されます。

注:

継承パラメータはアプリケーション・レベルでのみオーバーライドできます。

注:

ノード・データ型プロパティの場合のみ、「ノード・セット」、「許可されるノード・タイプ」および「選択基準のプロパティ」パラメータ(ノード・データ型パラメータを参照)と組み合せて入力する「デフォルト値」は、次のようにノード値に変換されます:

  • 見つかったノードが1つのみの場合は、そのノードがプロパティ値として使用されます。
  • 複数のノードが見つかった場合は、「許可されるノード・タイプ」の順序で最初のノードがプロパティ値として使用されます。
  • ノードが見つかっても、そのノードが許可されるノード・タイプのいずれにも該当しない場合または選択基準を満たしていない場合は、文字列自体がプロパティ値として使用されます。ノード・データ型の「デフォルト値」フィールドの文字列値を使用してビューポイントを検証することはできません。
  • 文字列およびその他のプロパティ・パラメータと一致するノードが見つからない場合は、文字列自体がプロパティ値として使用されます。ノード・データ型の「デフォルト値」フィールドの文字列値を使用してビューポイントを検証することはできません。

特定のデータ型のパラメータの詳細は、次を参照してください: