抽出の種類の理解

抽出の種類を使用すると、ビューポイントからのすべてのデータの抽出、データの経時的な変化の抽出、または個別の列への階層情報の抽出が可能です。

すべての抽出の種類に関する考慮事項

  • 抽出ファイルはUTF-8でエンコードされます。

  • プロパティは、抽出に複数回追加できます。これにより、ノードの「自」および「至」の値を表示するように抽出列を構成できます。抽出列の選択を参照してください。
  • 抽出のノードに対して包含フィルタまたは除外フィルタとして使用する式を作成できます。たとえば、祖先が「A」のすべてのノードを抽出したり、祖先が「A」のノードを除くすべてのノードを抽出できます。抽出オプションの指定を参照してください。

全体抽出

全体抽出により、現在の期間のビューポイントからすべてのデータを抽出できます。ビューポイントはバインドまたは未バインドでき、抽出にはバインドまたは未バインドのプロパティを含めることができます。

増分抽出

増分抽出により、2つの期間の間におけるビューポイントの変更を抽出できます。「自」と「至」の期間が比較され、抽出ファイルに増分差異が出力されます。

Note:

増分抽出は、時間ラベル付きビューポイントには使用できません。

増分抽出に関する考慮事項

  • 増分抽出の期間を確立するには、「自」と「至」の日付、および日付のオフセット(現在の日付までの日数)を指定するか、または最後の抽出実行以降に行われたすべての変更を抽出できます。抽出の編集を参照してください。
  • すべてのアクションを抽出するか、または抽出するアクションを指定できます。たとえば、追加または削除されたが、更新または名前変更はされていないノードのみを抽出できます。増分オプションの指定を参照してください。
  • 次の抽出オプションは、増分抽出では使用できません:
    • ピボット列
    • 主キー列
    • 反転レベル特殊列

世代抽出

世代抽出では、ビューポイント内の階層関係を、他の抽出の種類のように親と子の列としてではなく、抽出の別々の列として抽出できます。祖先の最大深さを定義し、最大深さより小さいノードの祖先列に入力するための繰返しオプションを指定できます。世代オプションの指定を参照してください。

世代抽出に関する考慮事項

  • 階層ビューポイントでのみ、世代抽出を実行できます。
  • 「ソース・タイプ」列では、ノードまたはその祖先のプロパティを抽出していることを指定できます。たとえば、ノードとその祖先の名前を取得するには、抽出にCore.Nameを2回追加し、「ソース・タイプ」を使用して1つはノード用で、もう1つはその祖先用であることを指定します(例1: バランスがとれた階層でのノードおよび祖先フィルタを参照)。
  • 抽出オプションは、デフォルトでは「親の再接続」が有効に設定され、「暗黙共有ノードの除外」が無効に設定されています。これらの設定は変更できません。抽出オプションの指定を参照してください。

世代抽出の例は、世代抽出の例を参照してください。