34 Tax Reportingアプリケーションの操作

Oracle EPM Tax Reportingは、中規模から大規模の多国籍企業向けに包括的でグローバルな税金レポートを提供し、これには、税引当、国別レポート、ワークフロー管理、補足データ管理、ダッシュボードおよびキー・パフォーマンス・インジケータ・レポートが含まれます。

Oracle Enterprise Data Management CloudでのTax Reportingデータの管理には、次の操作が含まれます:

Tax Reportingアプリケーションを作成すると、次のオブジェクトが作成されます:

  • アプリケーションは、別名表、複数通貨コード、オプションの接続設定などの設定で作成されます。
  • アプリケーションごとに1つのデフォルト・ビューが作成されます。
  • 登録したディメンションごとに1つのディメンションが作成されます。
  • 各ディメンションについて、次のオブジェクトが作成されてディメンションにバインドされます。
    • すべてのアプリケーション固有プロパティを持つ1つのノード・タイプ。
    • 親と子両方のノード・タイプを使用している1つの階層セット。
    • 階層セットを指す1つのノード・セット。
    • ノード・セットを指す1つのビューポイント。

    Note:

    バインド・ルールにより、登録したディメンションが外部アプリケーション・ディメンション要件に準拠することが保証されます。バインディング・ルールの理解を参照してください。

ディメンションの登録に加えて、属性も登録できます。属性の理解を参照してください。アプリケーションを登録する際は、登録設定に応じていくつかの属性が事前定義されます。Tax Reportingアプリケーションの事前定義済属性を参照してください。登録時に、必要に応じて1つ以上の追加の属性を追加できます。

アプリケーションの登録後、データをディメンションにインポートして、ノード、プロパティおよび階層セットを移入できます。オプションで、登録を変更できます。作業の実行後、ディメンションを外部アプリケーションにエクスポートできます。

Tax Reportingの事前定義済メンバー

事前定義済メンバーは、外部アプリケーションからインポートする必要があります。これらは移動および並替えが可能で、下に子を追加することや、上に最上位ノードを追加することができますが、Oracle Enterprise Data Management Cloudではそれ以外の編集はできません。

事前定義済メンバーに対する変更は、外部アプリケーションで実行する必要があります。変更を加えた後は、マージ・インポート(マージ・インポートの操作を参照)を実行して、Oracle Enterprise Data Management Cloudで事前定義済メンバーを更新する必要があります。