メタデータのロード・プロセスの説明

次に、ファイルからPlanningアプリケーションにメタデータをロードする手順をおおまかに示します。
  1. ロードする各ディメンションのメタデータ・ロード・ファイルを生成します。

    メタデータをロードできるのは、Planningプラットフォーム上で構築されたアプリケーションに対してのみです。

    メタデータ・ロード・ファイルの作成方法の詳細は、メタデータ・ロード・ファイルの考慮事項を参照してください。

  2. 「ターゲット・アプリケーション」で、ディメンション・クラスまたはディメンション・タイプのターゲット・アプリケーションを登録します。

    データ管理によって6つのディメンション・アプリケーション(勘定科目、エンティティ、カスタム、シナリオ、バージョンおよびスマートリスト)が自動的に作成されます。

    ディメンション・クラスまたはディメンション・タイプをターゲット・アプリケーションとして追加する方法の詳細は、ディメンション・クラスまたはディメンション・タイプのターゲット・アプリケーションの登録を参照してください。

    ターゲット・アプリケーションの詳細は、ターゲット・アプリケーションの登録を参照してください。

  3. 「ディメンションの詳細」で、各ディメンション・プロパティのレコードが作成されます。メンバー名と親のみが必須フィールドです。

    イメージは「ターゲット・アプリケーション」画面を示します

    他のプロパティを有効にするには、ディメンション・メタデータ・アプリケーションに行を追加します。行の名前は、Planningアプリケーションで使用されているプロパティ名または属性名です。

  4. オプション: カスタム・ディメンション(Planningアプリケーションで「汎用」に指定されているディメンション)を追加するには、ターゲット・アプリケーションで、プロパティ名を選択して「プロパティの選択」フィールドを有効にし、「データ表列名」の値にマップします。次に、汎用ディメンションごとに別々のインポート・フォーマットを作成します。次に、ディメンションのデータ・ルールで、データ・ルールのターゲット・オプションの「ディメンション名」にディメンション名(「製品」、「増減」など)を指定します。
  5. 「インポート・フォーマット」で、メタデータ・ロード・ファイルのデータをEPMアプリケーションのディメンションのプロパティにマップします。これにより、すべてのファイル・フォーマットからディメンション・メンバーをインポートできます。(ファイルのファイル・タイプは「区切り - すべてのデータ型」にする必要があります。)

    イメージは「インポート・フォーマット」ページを示します

    詳細は、ファイルベース・マッピングのインポート・フォーマットの定義を参照してください。

  6. ロケーションを定義して、データのロード先を指定します。

    詳細は、ロケーションの定義を参照してください。

  7. データ・ロード・マッピングで、ディメンションの各プロパティの値をターゲット・アプリケーションのディメンション・メンバーの対応するプロパティにマップ、変換または割り当てます。

    プロパティは、ディメンション・アプリケーションのディメンションとして追加されます。たとえば、エンティティの2パス計算プロパティはディメンションとして追加され、ロード時にフラット・ファイルによって"yes"または"no"プロパティが追加されます。

    注:

    ディメンション・アプリケーション内で選択されているディメンションは、ロードされたディメンションです。これらをマップしないと、ロードは失敗します。マッピングがない場合のデフォルト設定はありません。別名などのフィールドがロードされないようにするには、ターゲット・アプリケーションでチェック・ボックスを選択解除します。ロードされたすべての行に1つの値を指定するには、「式」フィールドに値を指定して、そのディメンションに対して*to*をマップします。

    詳細は、メンバー・マッピングの作成を参照してください。

  8. メタデータをロードするデータ・ロード・ルールを定義します。

    データ・ルールは、ソース・システムからインポートされるデータを決定します。

    詳細は、ファイルベース・ソース・システムのためのデータ・ロード・ルールの詳細の定義を参照してください。

    「ソースからインポート」というラベルの付いたボックスを選択して、ソース・システムからデータをロードする前にワークベンチでデータとマップされた結果を表示できるようにします。すべてを確認したら、同じステップで追加のデータ・インポートをワークベンチにロードして、Oracle Enterprise Performance Management Cloudアプリケーションにエクスポートできます。

  9. データ・ロード・ルールを実行して、データ・ロード・ルールの実行オプションを定義します。

    データ・ロード・ルールは、1つ以上の期間に対して実行できます。データのインポートと変換が正常に完了したことを確認してから、データをターゲット・アプリケーションにエクスポートします。

    データ・ロード・ルールに関する次の項を参照してください。

  10. 1つのメタデータ・アプリケーションに対してバッチを作成し、すべてのメタデータ・アプリケーションのルールをその同じバッチに含めることもできます。この方法では、すべてのディメンションを1つのバッチからロードすることができ、それを1回のステップで実行できます。

    詳細は、メタデータのバッチ定義の操作を参照してください。