タスクの概要

目標プランニングで実行するタスクを確認します。一般に、タスクの実行は次の順序で行います

  1. ユーザー変数を設定します。ユーザー変数の設定を参照してください。
  2. すべてのテリトリ・レベルまたはすべてのリソース・レベルで次のプランニング年の目標ターゲットを設定します。このタスクは多くの場合、販売管理または販売業務によって実行されます。目標ターゲットの設定を参照してください。
  3. 必要に応じて製品別にターゲット目標を調整します。製品別のターゲットの調整を参照してください。
  4. 次のいずれかの方法でターゲット目標を微調整し、必要であれば改訂結果をターゲット目標プランに使用します。
    • 予測プランニングを使用して将来の値を予測し、必要に応じてプランに予測値を使用します。ターゲット目標値の予測を参照してください。
    • ベスト・ケース、ワースト・ケース、控えめなケースの異なるシナリオの分析によるプランニングを実行し、必要に応じてこれらのシナリオのいずれかを自分のプランとして使用します。ターゲット目標のWhat If分析の実行を参照してください。
  5. 上位レベルのターゲット目標が設定されたら、トップダウン・プランニングを使用してターゲット目標を割り当て、必要な調整を行います。トップダウン・プランニングの実行を参照してください。使用可能なプランニングのタイプは管理者がアプリケーションを設定する方法に基づいています。

    • トップダウン・プランニングの詳細は、割当ての実行を参照してください。これは階層のすべてのレベルにターゲット目標をプッシュする単一ステップのプロセスです。
    • トップダウン・ウォーターフォール・プランニングの詳細は、ウォーターフォール割当ての実行を参照してください。これは反復プロセスです。階層の各レベルで割当て済のターゲット目標を確認して調整してから、その割当てを階層内の次のレベルにプッシュできます。

    注:

    「ターゲットの設定」でターゲット目標全体を調整する場合は、ターゲット目標を再度割り当てる必要があります。

  6. 会社でボトムアップ・プランニングを使用している場合、トップダウン・プランニングが完了してからボトムアップ・プランニングを実行してください。最下位レベルから、階層の各レベルで割当て済目標を確認し、必要な調整があれば行い、確認と承認のために階層の次の上位レベルに目標をプッシュします。ボトムアップ・プランニングの実行を参照してください。

    ボトムアップ目標プランニングは反復プロセスにもできます。その場合、営業担当者は自分のターゲット目標をマネージャに提出し、マネージャが調整を行い、営業担当者が確認および再提出します。目標プランニングでは、ターゲット・バージョンとボトムアップ・バージョンの2つのバージョンを保持しています。

  7. ビジネスに必要であれば、最終的なターゲット目標をパディングで調整します。通常は階層の最上位またはそれに近い者がこのタスクを実行します。パディングによる目標ターゲットの調整を参照してください。
  8. 提供されたチャート、ダッシュボードおよびインフォレットを使用してターゲット目標を分析します。トップダウンとボトムアップの両方のプランニングを実行すると、結果を比較できます。目標プランの分析を参照してください。
  9. レポートを操作します。Sales PlanningのレポートOracle Enterprise Performance Management Cloud Financial Reporting Studioでの設計およびOracle Enterprise Performance Management Cloud Financial Reportingの操作を参照してください。

開始するには、ホームページから目標プランニング目標プランニング・アイコンをクリックし、コンポーネントを選択します。

注:

管理者が有効にした機能によっては、この項で説明するすべての機能が表示されず、ビジネスに設定した内容によってはナビゲーション・フローが異なることがあります。

表3-1 目標プランニングのタスク

タスク 実行するタスク 詳細情報
「ターゲットの設定」アイコンターゲットの設定 翌年のターゲット目標を設定し、ターゲット目標を階層内の次の下位レベルにプッシュする前に調整します。ターゲットの設定は、目標プランニングの最初のステップです。 目標ターゲットの設定
トップ・ダウン・プランニング・アイコントップ・ダウン・プランニング トップダウン・プランニングを実行して調整します。 トップダウン・プランニングの実行
ボトム・アップ・プランニング・アイコンボトム・アップ・プランニング トップダウン・プランニングが完了したら、ボトムアップ・プランニングも実行して結果を比較できます。 ボトムアップ・プランニングの実行
分析アイコン分析 事前定義済のダッシュボードで目標プランを分析します。 目標プランの分析

チュートリアル

チュートリアルには、トピックの学習に役立つ一連のビデオやドキュメントを使用した手順が用意されています。

目的 方法の学習
目標プランニングを使用した目標ターゲットの設定、予測の作成、What-If分析の実行、製品別の目標の調整方法を確認します。また、地域別に目標を割り当て、季節的な調整を適用し、オーバーレイ・ターゲットを設定します。

ビデオ画像(png)

Sales Planningでのデータ・ドリブンの目標の設定および分析