式の関数

この項では、フォームの式の行および列に式を作成できる算術関数を定義します。式の行および列をフォームに挿入するには、式の行と列の追加を参照してください。

算術関数の構文:

FunctionName(arguments)

引数の詳細は、引数を参照してください。

表B-1 算術関数の構文

変数 説明

FunctionName

算術関数の名前

arguments

数値、または行、列、セルの参照、あるいは埋め込まれた関数

算術関数

表B-2 算術関数

関数 説明

Abs

数値または参照先の絶対値を戻します。Absを参照してください。

Average

数値や参照先の集合の平均を戻します。Averageを参照してください。

AverageA

数値や参照先の集合の平均を戻します。抑制されていない行または列についてのみ、計算に#Missingセルが含まれます。AverageAを参照してください。

Count

数値や参照先の集合に含まれる値の個数を戻します。Countを参照してください。

CountA

数値や参照先の集合に含まれる値の個数を戻します。抑制されていない行または列についてのみ、計算に#Missingセルが含まれます。CountAを参照してください。

Difference

数値または参照先と、別の数値または参照先との差の絶対値を戻します。Differenceを参照してください。

Eval

式を評価します。Evalは、式を関数の引数として埋め込むために使用します。Evalを参照してください。

IfThen、If

指定した条件が真の場合と偽の場合で異なる値を戻します。IfThen、Ifを参照してください。

Max

数値や参照先の集合の最大値を戻します。Maxを参照してください。

Min

数値や参照先の集合の最小値を戻します。Minを参照してください。

Mod

除算した余り(モジュラス)を戻します。Modを参照してください。

PercentOfTotal

数値または参照先を、別の数値または参照で割った結果を100倍した値を戻します。PercentOfTotalを参照してください。

Pi

15桁の円周率の値(3.14159265358979)を戻します。Piを参照してください。

Product

すべての数値または参照先の積を戻します。Productを参照してください。

Random

0.0と1.0の間の乱数を戻します。Randomを参照してください。

Round

数値を指定した桁数に切り上げまたは切り下げます。Roundを参照してください。

Sqrt

数値、行、列、セルの値の平方根を戻します。Sqrtを参照してください。

Sum

数値や参照先の集合の合計を戻します。Sumを参照してください。

Truncate/Trunc

数値の指定した桁数を除去します。Truncate/Truncを参照してください。

Variance/Var

現在の勘定科目に基づいて、指定された値の差を求めます。Variance/Varを参照してください。

VariancePercent/VarPer

現在の勘定科目の勘定科目タイプに基づいて、指定された値のパーセントの差を求めます。VariancePercent/VarPerを参照してください。