データ・マップを使用した戦略モデリングPlanning間でのデータのプッシュ

データ・マップを使用して戦略モデリングPlanning間でデータをプッシュできます。データをプッシュするデータ・マップを定義できます。

  • 戦略モデリングのモデルまたはシナリオ・ロールアップからプランニング・キューブ。
  • Planningキューブから戦略モデリング・モデルへ。
  • プランニング・キューブから戦略モデリング・シナリオ・ロールアップ。

詳細設定オプションを使用すると、複数のディメンションと単一のディメンション間、および名前が異なるメンバー間で複雑なマッピングを定義できます。これらの詳細設定データ・マップ・オプションが使用可能なのは、戦略モデリングが有効であり、データ・マップ内のソースまたはターゲットである場合のみです。

管理者には、データ・マップを作成、編集および実行する権限があります。

データ・マップを作成するには:

  1. ホームページで「アプリケーション」「データ交換」「データ・マップ」の順にクリックします。
  2. 「作成」をクリックします。
  3. データ・マップの名前および説明を入力します。
  4. 「ソース」で、データのソースを選択します。次を選択できます:
    • 現在のアプリケーションで使用可能なキューブ内のPlanning入力キューブ。
    • 戦略モデリング・モデル。選択したアプリケーション内の任意のモデルから選択できます。
    • 戦略モデリング・シナリオ・ロールアップ。現在のアプリケーションの任意のシナリオ・ロールアップから選択できます。ソースがシナリオ・ロールアップの場合、メタデータはシナリオ・ロールアップのルート・モデルからプルされます。

    注:

    リストに戦略モデリング・モデルが表示されない場合、「アクション」メニューから「同期」を選択します。

    同期アクションは、次の2通りの方法で実行できます:

    1. リストされたデータ・マップの「アクション」からアクセスする、初期データ・マップ画面で(ステップ1)。
    2. 「アクション」を使用して、データ・マップの作成/変更中に
    • プランニングからプランニング—ターゲットの戦略モデリング・モデルでメタデータの変更を更新します。
    • プランニングから戦略モデリング—ターゲットの戦略モデリング・モデルでメタデータの変更を更新します。
    • 戦略モデリングからプランニング—ソースの戦略モデリング・モデルのメタデータのみを更新します。
    • 戦略モデリングから戦略モデリング—ソース・モデルとターゲット・モデルの両方でメタデータの変更を更新します。
  5. 「ターゲット」で、次を選択します。

    • ソースがモデルまたはシナリオ・ロールアップの場合、使用可能なアプリケーションのPlanning入力キューブ(ブロック・ストレージ)またはレポート・キューブ(集約ストレージ)。
    • ソースがPlanning入力キューブ(ブロック・ストレージ)である場合、戦略モデリング・モデルを選択する「モデルの選択」
    • ソースがPlanning入力キューブ(ブロック・ストレージ)の場合、戦略モデリング・シナリオ・ロールアップを選択する「シナリオ・ロールアップの選択」

    リストに戦略モデリング・モデルまたはシナリオ・ロールアップがない場合、「アクション」メニューから「同期」を選択します。

  6. ソースとターゲット間でディメンションをマップする方法を定義します。

    マップした各ディメンションで、「選択」をクリックし、使用する1つ以上のアーティファクトを選択します。

    これらのディメンションは、自動的にマップされます。

    • 戦略モデリング内の「モデル」Planning内の「エンティティ」

      複数のモデルをターゲットとして(アプリケーション内のすべてのモデルのリストから)選択できます。たとえば、戦略モデリング内の複数のモデルにマップするPlanning内の複数のエンティティを設定できます。複数選択する場合、モデルとエンティティ間で1対1のマッピングを設定する必要があります。

    • 戦略モデリング内の「シナリオ」(またはソースあるいはターゲットがシナリオ・ロールアップである場合は「ビジネス・ケース」)からPlanning内の「シナリオ」へ。複数選択する場合、戦略モデリング内のシナリオまたはビジネス・ケースとPlanning内のシナリオ間で1対1のマッピングを設定する必要があります。
    • 戦略モデリング内の「勘定科目」Planning内の「勘定科目」。勘定科目は複数選択可能です。

      ヒント:

      同じ名前の勘定科目メンバーが(戦略モデリング内の「説明」およびPlanning内の「名前」に基づいて)自動的にマップされます。「勘定科目」行内の「マップ」をクリックし、マッピングを表示します。

      ヒント:

      メンバー名がすべてわかっている場合、このステップをスキップし、メンバー名を詳細設定データ・マップに直接入力できます。詳細設定データ・マップの定義を参照してください。
    • 同じ名前を持つディメンション。

    その他のディメンションは、「マップされていないディメンション」リスト内にあります。

  7. 必要に応じて、「マップされていないディメンション」リストから残りのディメンションをマップします。「マップされていないディメンション」リスト内のディメンションの横にある矢印をクリックし、「マッピング」領域に移動します。マップ先のディメンションを選択し、「選択」をクリックし、マップするメンバーを選択します。マップされていないディメンションの場合は、メンバーを選択します。

  8. カスタム・ディメンションをマップします。

    基本ディメンションのマップと同じ方法でカスタム・ディメンションをマップします。カスタム・ディメンションに関連付けられたメンバーは、勘定科目ディメンションの下ではなくカスタム・ディメンションの下に表示されます。

    データ・マップに、カスタム・ディメンションの一部ではない勘定科目が含まれる場合、戦略モデリング内のカスタム・ディメンションのルートをPlanning内の特定のメンバーにマップします。カスタム・ディメンションの一部ではない勘定科目のデータは、このメンバーにプッシュされます。

  9. 必要に応じて、複数のディメンションと単一のディメンション間でマップできます。
    1. マッピング行の横の「アクション」データ・マップのアクション・メニューをクリックし、「ソース・マッピングの追加」または「ターゲット・マッピングの追加」を選択します。
    2. マップする追加ディメンションを選択し、マップするメンバーを選択します。

      たとえば、戦略モデリング内の「時間」ディメンションをPlanning内の「年」および「期間」ディメンションにマップできます。

      または、戦略モデリング内の「ビジネス・ケース」ディメンションをPlanning内の「シナリオ」および「バージョン」にマップできます。「バージョン」ディメンションを含めると、シナリオ・ロールアップの実行時にランタイム入力が可能になります。

  10. データ・マップからソース・メンバーを除外するには、マッピング行の横にある「アクション」 データ・マップのアクション・メニューをクリックし、「除外の追加」を選択します。除外する1つ以上のメンバーを定義し、「OK」をクリックします。除外された1つ以上のメンバーが「データ・マップ」ページに表示されます。

    データ移動時のメンバー除外は、ターゲットの場所の特定データを上書きしたくない場合や、ターゲットの場所にデータが存在しないときに警告を受け取りたくない場合に役立ちます。また、除外では、他のすべてのソース・メンバーにデータが必要な状況で、特定のソース・メンバー・データを無視できます。

    ディメンションからメンバーを除外する場合、データ・マップを正常に保存および実行するためには、そのディメンションのメンバー・リストに、除外メンバー・リストにないメンバーが少なくとも1つ含まれている必要があります。

    除外リストから1つ以上の除外メンバーを削除するには、除外リストのメンバーをクリックし、メンバー・セレクタを使用して、リストから1つ以上のメンバーを削除します。

    除外全体を削除するには、マッピング行の横にある「アクション」 データ・マップのアクション・メニューをクリックし、「除外の削除」を選択します。

    ヒント:

    フォームのスマート・プッシュを設定する場合は、スマート・プッシュからもメンバーを除外できます。フォームのスマート・プッシュの構成を参照してください。Planningフォームにスマート・プッシュを定義して、データを戦略モデリングにプッシュする場合は、スマート・プッシュに定義されたメンバーがデータ・マップに定義されたメンバーと一致する必要があります。
  11. メンバー名がソースとターゲットで一致しない場合、または複数のディメンションと単一のディメンション間でマップする場合、詳細設定データ・マップを定義する必要があります。詳細設定データ・マップの定義を参照してください。また、すべてのメンバー名がわかっている場合は、詳細設定データ・マップを使用してマッピングを定義することもできます。
  12. 任意の時点で「保存して閉じる」をクリックします。データ・マップ定義がまだ完全ではない場合、エラーが発生します。ただし、データ・マップをドラフトとして保存できるため、別の時点でその処理を続行できます。
  13. データ・マップをモデルまたはシナリオ・ロールアップに関連付けます:

    注:

    Planningから戦略モデリングへのシナリオ・ロールアップ・データ・マップは、Planningフォームとの関連では使用できません。
  14. 必要に応じて、データ・マップの実行方法を定義するオプションを指定します。戦略モデリング・データ・マップ・オプションの定義を参照してください。

    Planningデータ・マップ・オプションの詳細は、データ・マップ・オプションの定義を参照してください。

データ・マップの実行の詳細は、データ・マップの実行を参照してください。

ビデオ

目的 視聴するビデオ

データ・マップを作成してデータを戦略モデリングPlanningの間で移動する方法について学習します。

ビデオ・アイコン データ・マップの作成および連結後の戦略モデルからのデータの移動

ビデオ・アイコン データ・マップを作成してデータをプランニング・キューブと戦略モデリングの間で移動

Planningから戦略的連結モデル、および戦略的連結モデル内のモデル間のデータ・マップを使用して、データを移動する方法を学習します。 ビデオ・アイコン 親モデルのビジネス・ケースへのデータのマッピング