クローズド・ループ・レポート用の外部コールの構成

外部コールとは、SalesforceとOracle Eloquaの同期を保つためにOracle Eloquaで使用される外部CRMシステム・コールのことです。外部コールの一般情報は、外部コールの管理を参照してください。

Salesforceとの初期統合には、リードとコンタクトを同期するための外部コールが含まれていますここでは、クローズド・ループ・レポートに必要な次の外部コールを構成する必要があります。

  • Create Campaign
  • Update Campaign
  • Contact Campaign Association
  • Lead Campaign Association

これらの外部コールは、クローズド・ループ・レポートの構成が終了したときに有効になる内部アクティビティによってトリガーされます。詳細は、クローズド・ループ・レポートの初期化を参照してください。

前提作業:

  • このタスクは、Salesforceとのクローズド・ループ・レポートの実装の一部となります。実装手順の概要は、クローズド・ループ・レポートの構成手順 を参照してください。
  • Oracle Eloquaで必要なキャンペーン・フィールドを作成します。詳細は、 を参照してください。
  • キャンペーンの関連付けに使用される外部コールは、CRM統合ウィザードを実行した後に設定されている可能性があります。このことが該当する場合は、新しいコールを作成するのではなく、後述の手順を使用してそれらのコールを構成できます。

事前構成: フォルダの作成

外部コールはフォルダに編成されます。クローズド・ループ・レポート用の外部コールに使用する「Campaigns」フォルダがまだ存在しない場合は、作成する必要があります。

注意: このドキュメントで取り上げているフォルダとパスは、デフォルト値または推奨されるものです。環境によっては名前が異なる可能性があります。

必要なフォルダを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックします。
  2. 「プラットフォーム拡張機能」「統合」をクリックします。
  3. 「アウトバウンド」タブをクリックします。
  4. 左ペインの「外部コール」タブをクリックします。
  5. 「すべての外部コール」で、「外部コール」フォルダを展開します。
  6. 送信データ・フォルダの横にある矢印をクリックして、「新規フォルダの作成」をクリックします。
  7. 「フォルダ名」ボックスにCampaignsと入力します。
  8. フォルダ摘要を追加します。
  9. 「保存してクローズ」をクリックします。

外部コールの作成

外部コールの作成を開始する前に、その外部コールがすでに存在しないかどうか確認してください。外部コールが存在する場合は、後述の手順を使用してその外部コールを構成できます。

クローズド・ループ・レポート用の外部コールを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックします。
  2. 「プラットフォーム拡張機能」「統合」をクリックします。
  3. 「アウトバウンド」タブをクリックします。
  4. 「内部イベント」タブで、「Campaign」フォルダを展開します。
  5. 内部イベントの横にある矢印をクリックして、「新規外部コールの作成」を選択します。使用する内部イベントは、次の表を参照してください。
    外部コール内部イベント

    Create Campaign

    Create Campaign

    Update Campaign

    Update Campaign

    Contact Campaign Association

    Campaign Association - Contact

    Lead Campaign Association

    Campaign Association - Contact

  6. 外部コール・ウィザードがオープンします。

  7. 4つの各外部コールについて、「外部コール詳細」設定を次のように構成します。
    外部コール構成

    Create Campaign

    外部コール名: Create Campaign

    外部コール摘要: (オプション)

    フォルダに保存: 送信データ - Campaigns

    外部ユーザー: デフォルトのSalesforceユーザー

    このコールの遅延: 0

    この遅延設定を使用すると、トリガーされたアクティビティは遅延なしで開始されます。

    Update Campaign

    外部コール名: Update Campaign

    残りの設定は、「Create Campaign」外部コールと同じです。

    Contact Campaign Association

    外部コール名: Contact Campaign Association

    残りの設定は、「Create Campaign」外部コールと同じです。

    Lead Campaign Association

    外部コール名: Lead Campaign Association

    残りの設定は、「Create Campaign」外部コールと同じです。

  8. 「次」をクリックします。「ターゲット詳細」設定が表示されます。
  9. 「ターゲット詳細」設定を次のように構成します。

    外部コール構成

    Create Campaign

    処理: Create

    エンティティ: Campaign

    18文字のIDの取得: 該当する場合は有効にします(Salesforceとの統合では15文字のIDが一般的です)

    注意: この設定を有効にする場合は、すべての外部アクティビティが18文字のIDを取得するように設定されていることを確認してください。

    SalesforceエンティティIDの格納先フィールド: システム定義

    Update Campaign

    処理: Update

    残りの設定は、「Create Campaign」外部コールと同じです。

    Contact Campaign Association

    処理: Create

    エンティティ: Campaign Member

    残りの設定は、「Create Campaign」外部コールと同じです。

    Lead Campaign Association

    これらの設定の構成は「Contact Campaign Association」外部コールと同じです。

  10. 「次」をクリックします。「フィールド・マッピング」設定が表示されます。
  11. Oracle Eloquaのフィールドをフィールド式列にドラッグ・アンド・ドロップすることによって、SalesforceとOracle Eloquaの各フィールド間のマッピングを構成します。次の表は、各外部コールのマッピング構成の詳細を示しています。
    外部コールマッピング構成の詳細

    Create Campaign

    • SalesforceのActiveフィールドの値を1に設定します。これにより、キャンペーン情報が送信されたときにSalesforceでキャンペーンがアクティブとして設定されるようになります。
    • 特定の要件を満たすようにOracle EloquaのフィールドをSalesforceにマップします。

    Update Campaign

    • Oracle Eloquaの外部キャンペーンIDフィールドをSalesforceのCampaign IDフィールドにマップします。
    • 特定の要件を満たすようにOracle Eloquaのその他のフィールドをSalesforceにマップします。

    Contact Campaign Association

    • Oracle Eloquaの「キャンペーンID」をSalesforceのCampaign IDにマップします。
    • Oracle Eloquaの「SFDCコンタクトID」をSalesforceのContact IDにマップします。
    • Oracle Eloquaの「ステータス」をSalesforceのStatusにマップします。

    Lead Campaign Association

    Oracle Eloquaの次のフィールドのみをSalesforceにマップします。

    • Oracle Eloquaの「キャンペーンID」をSalesforceのCampaign IDにマップします。
    • Oracle Eloquaの「SFDCリードID」をSalesforceのLead IDにマップします。
    • Oracle Eloquaの「ステータス」をSalesforceのStatusにマップします。
  12. 「次」をクリックします。「イベント・マッピング」ページがオープンします。
  13. 作成した外部コールが内部イベントによってトリガーされることを確認します。「次」をクリックします。
  14. 「テスト」ステップはオプションです。
    1. 「テスト」アイコンのイメージです をクリックして既存のOracle Eloquaキャンペーンを選択し、外部コールをテストします。
    2. テストの準備をクリックして、エラーがないことを確認します。
    3. 解決を要するエラーがなければ、「テストの実行」をクリックします。
    4. 「テスト・データ」表を使用して、Oracle EloquaデータがSalesforceに送信されたことを確認します。
  15. 「終了」をクリックします。

終了後: クローズド・ループ・レポート用のキャンペーン・データのSalesforceへの送信に進みます。

関連項目

クローズド・ループ・レポート用の外部コールの構成

Salesforceとのクローズド・ループ・レポート