パーティション化およびデータ削除

  • パーティション化の実装: メーター・データ管理に取り込まれる大量のデータを管理するには、パーティション化が不可欠です。パーティション化を行わないと、お客様のパフォーマンスに重大な問題が発生します。パーティション化は、良好なパフォーマンスを実現し、古いデータをデータベースから簡単に削除できるようにデータを編成するために必要です。お客様には、履歴パーティション(変換検針および置換検針用)および将来のパーティションが必要です。
    • クラウド実装: 新しいパーティションが定期的に作成されるように、お客様は定期的にパーティションの追加ジョブ(F1-ILMADおよびF1-ILMSV (必要に応じてサブパーティション用))を実行する必要があります。

    • オンプレミス実装: オンプレミス実装のパーティション化のガイドラインについては、Oracle Utilities Meter Data Management Database管理ガイドを参照してください。

  • 圧縮の実装: データベースのサイズを減らすには、圧縮が不可欠です。標準的なハードウェアの場合は、拡張圧縮をお薦めします。Oracle Exadataを使用するエンジニアド・システムの場合は、HCC (ハイブリッド列圧縮)をお薦めします。これにより、データベース全体が約50%削減されます。

    • クラウド実装: お客様は「ILM自動化-nonMeasurementCompression」(F1-ILMNC)バッチ・プロセスを使用して、少なくとも2か月経過した非測定データの圧縮レベルを拡張からハイブリッド列に変更する必要があります。これにより、ディスク領域を大幅に節約できます。このバッチ・プロセスを実行するときには、所有者、メンテナンス・オブジェクト(オプション)、DOP (並列度)、推定時間制限(別のパーティションを圧縮しないでジョブをどれだけの時間実行できるか)のパラメータを使用します。大規模なデータベースでは、これが月に数日間実行されることがあります。

    • オンプレミス実装: オンプレミス実装の圧縮のガイドラインについては、Oracle Utilities Meter Data Management Database管理ガイドを参照してください。

  • 情報ライフサイクル管理(ILM)の設定: – 情報ライフサイクル管理プロセスは、削除対象の項目にマークを付け、削除可能なデータを分離するためにパーティションを更新します。お客様は、(ILMマスター構成を介して)「ILM構成」のデフォルトの保持期間を定義する必要があります。すべてのILMオブジェクトに保持期間を定義する必要があります。重要な注意事項として、完了済IMD (初期測定データ・レコード)は不要になり、インポート後すぐに削除できます。3か月後にIMDを削除すると、圧縮DBが約50%削減されます。活動や作業予定登録など、その他のILMオブジェクトからも節約できます。ILMクローラは、少量のトランザクションに対して提供されます。大量のトランザクションは、自動的にアーカイブ対象としてマークされます。

    • クラウド実装: ILMクローラ・バッチ・ジョブ(オブジェクト別のバッチ管理)を実行し、データが古くなったらクラウド操作にそのパーティションをオブジェクト・ストレージに移動するように要求します。

    • オンプレミス実装: オンプレミス実装のILMのガイドラインについては、Oracle Utilities Meter Data Management Database管理ガイドおよび「情報ライフサイクル管理」を参照してください。