OSBプロジェクトの概要

OSB構成は、4つのプロジェクトで構成されています。これらのプロジェクトは、機能またはコンテンツによって分類できます。

機能(着信ファイルの形式別)

CSV形式の処理:

  • SGG-DG-CSV-BASE

  • SGG-DG-CSV-CM

XML書式の処理:

  • SGG-DG-SEEDER-BASE

  • SGG-DG-SEEDER-CM

  • SGG-DG-XML-BASE

  • SGG-DG-XML-CM

コンテンツ(コンテンツの目的別)

ビジネス・ロジック実装が含まれるコンテンツ:

  • SGG-DG-CSV-BASE

  • SGG-DG-SEEDER-BASE

  • SGG-DG-XML-BASE

ペイロードの処理時に必要なオブジェクトと変数に関連する構成設定が含まれるコンテンツ:

  • SGG-DG-CSV-CM

  • SGG-DG-SEEDER-CM

  • SGG-DG-XML-CM

プロジェクト・コンテンツ

次の表に、各プロジェクトのコンテンツを示します。

プロジェクト

摘要

SGG-DG-CSV-BASE

CSV形式の着信データを実際に処理するコンポーネントが含まれます。SGG-DG-CSV-CMプロジェクトに格納されているカスタマイズと環境の設定に影響を及ぼすことなく将来のリリースでアップグレードできます。このプロジェクトでは、次の機能を実行します。

  • GFPから送信された通知メッセージを処理します。

  • 渡されたデータの前処理と後処理のためにカスタマイズ可能なローカル・サービス・プロキシをコールします

  • 渡されたデータをプレーンXML書式のXSDスキーマに対して検証します

  • 着信データの型に従って、渡されたプレーンXMLをD1-InitialLoadIMDまたはD1-DeviceEventSeeder形式に変換します。

  • 結果の構造を宛先のJMSキューに送信します。

  • messageFlowIncResultIMDまたはmessageFlowIncResultEventメソッドをコールして統計情報を更新します。

  • 発生したエラーを処理して、情報をファイル処理コンポーネントに提供します。エラー処理には、プレーンXMLを最終的なXML構造に変換する前と後の2つのステージごとに個別のハンドラが含まれます。この分離は、現在の処理ステージとデータ型に従って適切なメソッド(messageFlowErrorOccurredPlain、messageFlowErrorOccurredIMDまたはmessageFlowErrorOccurredEvent)に対してJavaコールを行うために必要です。

SGG-DG-CSV-CM

環境関連の構成設定が含まれます。カスタマイズが可能で、将来のアップグレードも簡略化されます(値の例は、「OSBプロジェクトの構成」を参照)。

SGG-DG-XML-BASE

XML書式の着信データを実際に処理するコンポーネントが含まれます。SGG-DG-XML-CMプロジェクトにあるカスタマイズと環境の設定に影響を及ぼすことなく将来のリリースでアップグレードできます。このプロジェクトでは、次の機能を実行します。

  • GFPから送信された通知メッセージを処理します。

  • 渡されたデータの前処理と後処理のためにカスタマイズ可能なローカル・サービス・プロキシをコールします。

  • 渡されたデータを検証します。

  • 渡されたデータを変換します。現在のチュートリアルでは、単純なXQueryコードを使用して、変換に使用できる機能を示しています。

  • D1-DeviceEventSeederまたはD1-InitialLoadIMD、あるいはその両方のインバウンドWebサービスで受け入れ可能な形式で、結果の構造を宛先のJMSキューに送信します。

  • messageFlowIncResultIMDメソッドをコールして統計情報を更新します。

  • エラーを処理して、情報をGFPに提供します。エラー処理には、プレーンXMLを最終的なXML構造に変換する前と後の2つのステージごとに個別のハンドラが含まれます。この分離は、現在の処理ステージに従って適切なメソッド(messageFlowErrorOccurredまたはmessageFlowErrorOccurredIMD)に対してJavaコールを行うために必要です。

SGG-DG-XML-CM

環境関連の構成設定が含まれます。カスタマイズが可能で、将来のアップグレードも簡略化されます。

SGG-DG-SEEDER-BASE

ネイティブXML書式の着信データを処理するコンポーネントが含まれます。SGG-DG-SEEDER-CMプロジェクトにあるカスタマイズと環境の設定に影響を及ぼすことなく将来のリリースでアップグレードできます。このプロジェクトでは、次の機能を実行します。

  • GFPから送信された通知メッセージを処理します。

  • 渡されたデータの前処理と後処理のためにカスタマイズ可能なローカル・サービス・プロキシをコールします。

  • 渡されたデータを検証します。

  • ペイロードを個々の初期測定または設備イベント、あるいはその両方に分割します。

  • D1-InitialLoadIMDまたはD1-DeviceEventSeeder、あるいはその両方のインバウンドWebサービスで受け入れ可能な形式で、結果の構造を宛先のJMSキューに送信します。

  • messageFlowIncResultIMDメソッドをコールして統計情報を更新します。

  • エラーを処理して、情報をGFPに提供します。エラー処理には、プレーンXMLを最終的なXML構造に変換する前と後の2つのステージごとに個別のハンドラが含まれます。この分離は、現在の処理ステージに従って適切なメソッド(messageFlowErrorOccurredまたはmessageFlowErrorOccurredIMD)に対してJavaコールを行うために必要です。

SGG-DG-SEEDER-CM

環境関連の構成設定が含まれます。カスタマイズが可能で、将来のアップグレードも簡略化されます。