「消去スケジュールの管理」アルゴリズム

このタイプのアルゴリズムにより、レコードの消去ステータスが決定し、レコードのオブジェクト消去スケジュールのエントリが作成または保守されます。これらは、システム内で、消去に適格なメンテナンス・オブジェクトに対する特定のイベントが発生したときにトリガーされます。プラグイン・スポットに対して複数のアルゴリズムを構成できます。

1つ以上のアルゴリズムによる決定に応じて、多数の異なる処理を実行することが必要になる場合があります。次に例を示します。
  • 新しいスケジュール・レコードを追加する必要がある場合があります

  • 新しい消去日で既存のスケジュール・レコードを更新する必要がある場合があります

  • 消去を適用できなくなった場合は保留レコードを破棄する必要がある場合があります

  • 消去が再度適用されるようになった場合は破棄済レコードを再有効化する必要がある場合があります

基本のビジネス・サービスF1-ManageErasureScheduleでは可能な処理を扱う共通ロジックを実行するため、これらのタイプのアルゴリズムで使用することをお薦めします。このサービスでは、情報提供を目的としたログ・エントリをオプションで作成することもできます。詳細は、ビジネス・サービスの説明を参照してください。

特定の状況では、あるレコードの消去がスケジュールされると、他の関連するレコードを評価することが必要になる場合があります。基本のビジネス・サービスF1-ManageErasureScheduleDriverでは、メンテナンス・オブジェクトの「消去スケジュールの管理」アルゴリズムを実行するロジックが実行されます。これを使用して、別のアルゴリズム内から関連するレコードを管理できます。

このタイプのアルゴリズムは「メンテナンス・オブジェクト - アルゴリズム」コレクションにプラグインされます。

使用している製品に、消去に適格とみなされる基本メンテナンス・オブジェクトのスケジュールを管理するアルゴリズムが用意されている場合があります。組織にメンテナンス・オブジェクトの消去スケジュールを決定するために評価される特別なビジネス・ルールがある場合、実装チームはカスタム・アルゴリズムを作成して適用できます。