移行から除外する表の識別

移行に適格なメンテナンス・オブジェクトに、移行に含めない子表が含まれている場合があります。たとえば、オブジェクトにログ表が含まれている場合、ログ表のエントリはそのシステム内のオブジェクトに対するアクションを反映する必要があり、ソース・システムとターゲット・システムで異なります。移行しない表(ログ表など)を含むカスタムのメンテナンス・オブジェクトがある場合は、メンテナンス・オブジェクトで「移行しない表」オプションを使用してこの表を指定します。この表に対するすべての子レコードも移行時に無視されます。

考慮する必要がある別のユース・ケースは、2つの管理オブジェクトを接続し、両方の表のメンテナンス・オブジェクト内に存在する、子の多対多の表です。子表は利便性のために両方のメンテナンス・オブジェクト内に存在する場合がありますが、一方のメンテナンス・オブジェクトがドライバ・オブジェクトで、他方が副とみなされる場合があります。オブジェクトのサブセットをコピーする移行を実行する場合、ドライバ・オブジェクトとその子およびそれらのデータのみをコピーし、それらの子はコピーしないことをお薦めします。たとえば、作業予定タイプには有効な作業予定役割のコレクションが含まれ、さらに作業予定役割はその作業予定タイプを参照しています。実装で単一の作業予定をコピーし、その関連情報(その作業予定役割を含む)をすべて含める場合、各作業予定役割の移行ではそのすべての作業予定タイプ(およびそれらのデータ)をコピーしないようにします。

注意: メンテナンス・オブジェクト・オプションは、指定されたメンテナンス・オブジェクトのソース・システムとターゲット・システムの両方で設定する必要があります。