作業予定登録の管理

製品には、ビジネス・オブジェクト・ライフサイクル・プラグインを使用し、特定のレコードのステータス変更を通じて作業予定登録を管理するのに使用できる複数の基本アルゴリズム・タイプが用意されています。

作業予定登録の作成

製品では、パラメータ構成に基づいて作業予定登録を作成する、ビジネス・オブジェクト・ステータス入力アルゴリズム・タイプ汎用作業予定作成(F1-TDCREATE)が提供されます。作業予定タイプまたは作業予定役割の決定方法、および作業予定への適切なメッセージ・テキストの移入方法の詳細は、アルゴリズム・タイプの説明を参照してください。このアルゴリズムは、再試行ロジック(後述)と組み合せて使用できます。

実装に、特定のビジネス・オブジェクト・ステータスの入力時に作成される作業予定登録を必要とするビジネス・ルールがあり、アルゴリズム・タイプによって提供されるロジックがビジネス・ルールのニーズに適合する場合は、このアルゴリズム・タイプを使用できます。アルゴリズム・タイプのアルゴリズムを作成し、ビジネス・ルールに従ってアルゴリズム・パラメータを入力し、新しいアルゴリズムを適切なビジネス・オブジェクト・ステータスに入力アルゴリズムとしてプラグインします。

再試行ロジック

アルゴリズム・タイプ「作業予定の再試行」(F1-TODORETRY)は、特別なユース・ケースに提供されます。これは、ビジネス・オブジェクト・ステータス・モニター・プラグインで、タイプが「エラー」または「待機」の状態に使用できます。作業予定登録の作成ロジックに依存して、再試行頻度を設定します。アルゴリズムは、ロジックを再試行するために元の状態に遷移します。レコードが「エラー」または「待機」状態に入る原因となった状況が一定期間の経過後に解決した場合、レコードはそのライフサイクル内を進行できるという考え方です。そのロジックの詳細は、アルゴリズム・タイプの説明を参照してください。

この機能を使用するには、このアルゴリズム・タイプのアルゴリズムを作成し、ビジネス・ルールに従ってアルゴリズム・パラメータを入力し、新しいアルゴリズムを適切なビジネス・オブジェクト・ステータスにモニター・アルゴリズムとしてプラグインします。状態には、汎用作業予定作成アルゴリズム・タイプのアルゴリズムを、適切な再試行頻度を設定する入力アルゴリズム(または同等のアルゴリズム)としてプラグインする必要もあります。

作業予定完了

通常、特定のレコードに関連付けられた1つ以上の作業予定登録は、状態の終了時に完了する必要があります(まだ完了していない場合)。システムでは、この目的のために使用できるアルゴリズム・タイプ「汎用作業予定完了」(F1-TODOCOMPL)が提供されます。このアルゴリズム・タイプ機能は、どの作業予定作成ロジックにも関連付けられていないことに注意してください。状態の終了時に作業予定登録を完了する必要があるすべてのユース・ケースに使用できます。アルゴリズム・タイプ機能の詳細、および特定の作業予定登録が自動的に完了するのを防止する方法は、アルゴリズム・タイプの説明を参照してください。

この機能を使用するには、このアルゴリズム・タイプのアルゴリズムを作成し、ビジネス・ルールに従ってアルゴリズム・パラメータを入力し、新しいアルゴリズムを適切なビジネス・オブジェクト・ステータスに終了アルゴリズムとしてプラグインします。