AI は、ネットワーク経由で SPARC および x86 クライアントへの Oracle Solaris OS のインストールを自動化します。ディスクレイアウトおよびソフトウェアパッケージの選択を定義するインストール前手順を使用すると、クライアントのインストールをカスタマイズできます。ホスト名、ネットワーク構成、ユーザーアカウント、およびその他のインストール後のクライアント固有の手順を定義するカスタムシステム構成パラメータを指定することもできます。すべてのカスタマイズはクライアントごとに行うことができ、大規模な環境にも対応できます。
ネットワーク経由でのクライアントの自動インストールは、次の概要レベルの手順で構成されます。
クライアントシステムがネットワーク経由でブートし、そのネットワーク構成と AI サーバーの場所を DHCP サーバーから取得します。SPARC クライアントは、必要に応じて、オープンブート PROM (OBP) に設定された network-boot-arguments 変数からネットワーク構成情報と AI サーバーの場所を取得できます。
インストールサービスによってクライアントにブートイメージが提供されます。
クライアントの特性によって、クライアントのインストールに使用するインストール手順とシステム構成手順が決まります。
Oracle Solaris 11 OS がクライアントにインストールされます。インストーラは、インストールサービスのインストール手順に指定されているパッケージリポジトリ内のパッケージまたはアーカイブ内のシステムイメージを取得します。