Oracle® Solaris 11.2 システムのインストール

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更新: 2014 年 7 月
 
 

サービスへのクライアントの関連付け

クライアントは、1 つのインストールサービスにのみ関連付けることができます。installadm create-client コマンドを複数回実行し、各回で同じ MAC アドレスを指定する場合、クライアントは最後に指定したインストールサービスにのみ関連付けられます。このコマンドを実行するには、管理者でなければなりません。

システムの MAC アドレスを見つけるには、dladm コマンドを使用します。詳細は、dladm(1M) のマニュアルページを参照してください。

使用例 8-13  サービスへの SPARC クライアントの関連付け

次のコマンドは、MAC アドレスが 00:14:4f:a7:65:70 のクライアントを solaris11_2-sparc インストールサービスに追加します。

# installadm create-client -e 00:14:4f:a7:65:70 -n solaris11_2-sparc
使用例 8-14  x86: サービスに対する x86 クライアントの関連付けおよびシリアルラインへの出力のリダイレクト

次の例では x86 クライアントを追加し、クライアント固有の /etc/netboot/grub.cfg ファイル内のブートプロパティーを変更します。この例では、インストール出力はシリアルコンソールデバイスにリダイレクトされます。

# installadm create-client -e c0ffeec0ffee -n solaris11_2-i386 -b console=ttya
使用例 8-15  x86: x86 クライアントのブートプロパティーの変更

x86 クライアントシステムの場合は、クライアントをブートするときに使用するカスタム GRUB2 メニューを指定する場合に –G オプションを使用できます。この例では、/etc/netboot/grub.custom.cfg という名前のカスタム GRUB2 メニューを指定します。

# installadm create-client -e c0ffeec0ffee -n solaris11_2-i386 -G /etc/netboot/grub.custom.cfg

–b オプションと –G オプションを同時に指定することはできません。

x86 クライアントに対する自動 AI インストール

AI インストールを自動的に開始する場合は、create-client サブコマンドを使用してクライアントを作成するときに –b install=true オプションを使用します。サービスのすべてのクライアントにこの設定を適用するために、create-service サブコマンドを使用してサービスを作成するときに、このオプションを使用することができます。