IPS AI ネットイメージパッケージを使用して作成されたサービスの別名に関連付けられたイメージを更新するには、update-service サブコマンドを使用します。更新されたイメージを使用して新規サービスが作成され、別名は新規サービスを使用するように変更されます。
サービスを更新する際に異なるリポジトリを使用するには、update-service サブコマンドに –p オプションを追加します。–p オプションが指定されていない場合、svc-name が別名であるサービスのイメージの作成に使用されたパブリッシャーが使用されます。
–s オプションが指定されていない場合、パブリッシャーから入手可能な最新バージョンの install-image/solaris-auto-install パッケージが使用されます。
使用例 8-48 インストールサービスの更新この例は新規サービスを作成し、この新規サービスを使用するように default-i386 別名を変更します。
# installadm update-service -n default-i386使用例 8-49 インストールサービスを更新するときの異なるリポジトリの使用
この例は、solaris11_2-i386 サービスに関連付けられているパブリッシャーを識別する方法を示しています。最初に installadm list サブコマンドを使用してサービスのイメージパスを決定します。次に、イメージパスを使用して、使用されているパブリッシャーを決定することができます。
$ installadm list -v -n solaris11_2-i386 Service Name Status Arch Type Alias Aliases Clients Profiles Manifests ------------ ------ ---- ---- ----- ------- ------- -------- --------- solaris11_2-i386 on i386 iso no 1 0 1 1 Image Path ........ /export/auto_install/solaris11_2-i386 .... $ pkg -R /export/auto_install/solaris11_2-i386 publisher PUBLISHER TYPE STATUS URI solaris origin online http://pkg.oracle.com/solaris/release/
この例は、インストールサービスを更新するときに、example.com/solaris/mybuild のパブリッシャーを使用することを指定します。
# installadm update-service -n default-i386 -p solaris=http://example.com/solaris/mybuild使用例 8-50 インストールサービスを更新するときの異なるネットイメージパッケージの使用
この例は、特定のネットイメージパッケージを指定します。
# installadm update-service -n default-i386 -s FMRI