Oracle® Solaris 11.2 システムのインストール

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更新: 2014 年 7 月
 
 

既存のインストールサービスの更新

IPS AI ネットイメージパッケージを使用して作成されたサービスの別名に関連付けられたイメージを更新するには、update-service サブコマンドを使用します。更新されたイメージを使用して新規サービスが作成され、別名は新規サービスを使用するように変更されます。

サービスを更新する際に異なるリポジトリを使用するには、update-service サブコマンドに –p オプションを追加します。–p オプションが指定されていない場合、svc-name が別名であるサービスのイメージの作成に使用されたパブリッシャーが使用されます。

–s オプションが指定されていない場合、パブリッシャーから入手可能な最新バージョンの install-image/solaris-auto-install パッケージが使用されます。

使用例 8-48  インストールサービスの更新

この例は新規サービスを作成し、この新規サービスを使用するように default-i386 別名を変更します。

# installadm update-service -n default-i386
使用例 8-49  インストールサービスを更新するときの異なるリポジトリの使用

この例は、solaris11_2-i386 サービスに関連付けられているパブリッシャーを識別する方法を示しています。最初に installadm list サブコマンドを使用してサービスのイメージパスを決定します。次に、イメージパスを使用して、使用されているパブリッシャーを決定することができます。

$ installadm list -v -n solaris11_2-i386
Service Name      Status Arch  Type Alias Aliases Clients Profiles Manifests
------------      ------ ----  ---- ----- ------- ------- -------- ---------
solaris11_2-i386  on     i386  iso  no    1       0       1        1

   Image Path ........ /export/auto_install/solaris11_2-i386
    ....

$ pkg -R /export/auto_install/solaris11_2-i386 publisher
PUBLISHER        TYPE     STATUS   URI
solaris          origin   online   http://pkg.oracle.com/solaris/release/

この例は、インストールサービスを更新するときに、example.com/solaris/mybuild のパブリッシャーを使用することを指定します。

# installadm update-service -n default-i386 -p solaris=http://example.com/solaris/mybuild
使用例 8-50  インストールサービスを更新するときの異なるネットイメージパッケージの使用

この例は、特定のネットイメージパッケージを指定します。

# installadm update-service -n default-i386 -s FMRI