Oracle Solaris オペレーティングシステムをインストールする場合は、次の情報を考慮してください。
Live Media およびテキストインストールのシステム要件を参照してください。
複数のオペレーティングシステムがインストールされる予定の x86 ベースシステムに Oracle Solaris をインストールする場合は、インストールの処理中にディスクをパーティション分割できます。
ディスク全体またはフォーマットされていないディスクにインストールする場合、インストーラは GPT フォーマットを使用します。ただし、既存の GPT パーティションまたは DOS パーティションがデフォルトで保持され、インストーラに表示されるため、既存のパーティションを保持してそこにインストールできます。詳細は、対話型インストール中にシステムをパーティション分割するためのガイドラインを参照してください。
このリリースでは、Oracle Solaris インストーラは x86 システムに対して GRUB 2 を使用します。GRUB 2 は、1 つ以上のドライブ上にある複数のオペレーティングシステムのブートをサポートします。GRUB 2 については、Oracle Solaris 11.2 システムのブートとシャットダウン のGRUB 2 の概要を参照してください。
インストールの前にオープンソースまたはサードパーティーのパーティション分割ツールを使用して、新しいパーティションを作成したり、既存のパーティションを調整したりすることもできます。インストール前にシステムをパーティション分割するためのガイドラインを参照してください。
Oracle Solaris インストーラでオペレーティングシステムのアップグレードを行うことはできません。ただし、Oracle Solaris オペレーティングシステムのインストール後に Image Packaging System を使用すると、システム上のパッケージのうち、利用可能な更新があるすべてのパッケージを更新できます。Oracle Solaris 11.2 ソフトウェアの追加と更新 を参照してください。
iSCSI ターゲットがブートディスクとして機能し、iSCSI ブートに必要なサポートがシステムに存在する場合は、テキストインストーラを使用して iSCSI ターゲットに Oracle Solaris オペレーティングシステムをインストールできます。システムで iSCSI ディスクの自動検出がサポートされている場合は、インストーラによってそのオプションが提供されます。あるいは、インストール画面で値を手動入力して iSCSI ターゲットを指定することもできます。iSCSI を使用するには、インストール処理を開始する前に、静的 IP アドレスを使用してシステムのネットワークインタフェースを構成する必要があります。
詳細は、テキストインストールを実行する方法を参照してください。iscsiadm(1M) のマニュアルページも参照してください。
テキストインストーラは、ディスク全体、Oracle Solaris x86 パーティション、または SPARC スライスに対して初期インストールを実行できます。
注意 - インストールによって、ターゲットデバイス上のソフトウェアとデータがすべて上書きされます。 |
Live Media には、デスクトップまたはノートパソコンに適したソフトウェアセットが含まれています。テキストインストーラは、汎用的なサーバーシステムにより適した小さなソフトウェアセットをインストールします。具体的には、テキストインストーラでは GNOME デスクトップはインストールされません。テキストインストーラを使用して実行したインストールのあとに追加のパッケージをインストールする場合は、テキストインストール後のソフトウェアの追加を参照してください。