「セキュアアテンション」キーの組み合わせは、信頼できないアプリケーションによるポインタグラブやキーボードグラブを解除するために使用できます。また、このキーの組み合わせは、ポインタまたはキーボードが信頼できるアプリケーションによってグラブされているかどうかを確認するためにも使用できます。複数のトラステッドストライプを表示するようにスプーフィングされているマルチヘッドシステムでは、このキーの組み合わせにより、ポインタは承認されているトラステッドストライプに移動します。
キーを同時に押して、現在のデスクトップのフォーカスへの制御を取り戻します。Sun 製キーボードでは、ダイヤモンドマークの付いたキーが Meta キーです。
<Meta> <Stop>
ポインタなどのグラブが信頼できない場合は、このポインタはストライプに移動します。信頼できるポインタはトラステッドストライプには移動しません。
<Alt> <Break>
キーを同時に押して、ラップトップコンピュータ上で現在のデスクトップのフォーカスへの制御を取り戻します。
Sun 製キーボードを使用している x86 システム上で、ユーザーがパスワードの入力を求められたとします。カーソルはグラブされた状態になり、パスワード入力ダイアログボックスの中にあります。プロンプトが信頼できることを確認するために、ユーザーは <Meta> <Stop> キーを同時に押します。ポインタがダイアログボックスの中に残っているときに、ユーザーはパスワードプロンプトが信頼できることを認識します。
ポインタがトラステッドストライプに移動していた場合は、ユーザーはパスワードプロンプトが信頼できないことがわかるので、管理者に連絡します。
使用例 10 ポインタを強制的にトラステッドストライプに移動させるこの例では、ユーザーはトラステッドプロセスを実行していませんが、マウスポインタを確認できません。ポインタをトラステッドストライプの中央に移動させるため、ユーザーは <Meta> <Stop> キーを同時に押します。