Oracle Database 2日でデータ・ウェアハウス・ガイド 11g リリース1(11.1) E05764-01 |
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データ・ウェアハウスの管理、設計および実装が必要なため、ユーザーがOracleデータ・ウェアハウスの操作全体を管理し、効率的なパフォーマンスを維持します。
この章の内容は次のとおりです。
このガイドでは、データ・ウェアハウスを実装して管理するために必要な共通の日常のタスクを実行する方法を説明しています。このガイドの目標は、Oracle Databaseで使用可能なデータ・ウェアハウス・ソリューションの概要を示すことです。基本的なパフォーマンス監視タスクを実行する方法を含め、データ・ウェアハウスの稼働を続けるために必要な共通の管理タスクおよび設計タスクを行う方法を説明します。
このガイドで使用する主要なインタフェースは、Oracle Enterprise Manager、Oracle Warehouse BuilderおよびSQL*Plusです。
このガイドを使用する前に、次のことを実行する必要があります。
このガイドはタスク指向です。タスクが実行される理由と時期を説明することが目的です。必要に応じて、現行のタスクを理解して完了するために必要な概念を説明します。このガイドは、データ・ウェアハウスをOracle Databaseに実装するための完全なガイドではありません。機能および使用上の詳細な手順に関する完全な概念の情報は、次の適切なドキュメントを参照してください。
また、このガイドでは、Oracle Enterprise Managerで使用可能な機能について使用方法を部分的に説明しますが、Oracle Enterprise Managerの詳細な情報は提供しません。Oracle Enterprise Managerの詳細は、次の資料を参照してください。
データ・ウェアハウスは、問合せと分析のために設計されたリレーショナル・データベースまたは多次元データベースです。OLTPシステムのドメインであるトランザクション処理用には最適化されません。通常はデータ・ウェアハウスにより、複数のソースから導出された履歴データおよびトランザクション・データが統合されます。データ・ウェアハウスにより、トランザクション・ワークロードから分析ワークロードが分割され、組織が複数のソースからデータを統合できるようにします。
データ・ウェアハウス内のデータには通常、複数月または複数年のデータが格納されており、履歴の分析をサポートします。データ・ウェアハウス内のデータは通常、OLTPアプリケーション、メインフレーム・アプリケーション、または外部データのプロバイダなどのような1つ以上のデータ・ソースから抽出、変換およびロード(ETL)の各プロセスを介してロードされます。
データ・ウェアハウスのエンドユーザーは、多くの場合、時間に関連するデータの分析を実行します。例として、昨年の連結売上高、在庫分析、製品別収益および顧客別収益があります。より高度な分析に、傾向分析とデータ・マイニングがあり、既存のデータを使用して傾向または今後を予測します。一般にデータ・ウェアハウスでは、ビジネス・インテリジェンス環境の基盤を提供します。
このガイドでは、スター・スキーマを含むリレーショナル実装について説明しています。多次元データ・ウェアハウスの詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください。
データ・ウェアハウスの主な特性は次のとおりです。
一般的に、データ・ウェアハウスを正常に動作させるためには高いデータ・スループットが重要となります。
Oracleデータ・ウェアハウス管理者または設計者として、次のタスクを行うことが予想されます。
中小規模のデータ・ウェアハウス環境では、これらのタスクを単独で実行する可能性があります。大企業のような環境の場合、ジョブはデータベース・セキュリティまたはデータベースのチューニングなどの専門を持つ数名のDBAおよび設計者に分割されます。
このガイドでは、次のタスクについて説明します。
第2章「データ・ウェアハウス・システムの設定」を参照してください。この項では、このガイド全体の演習で参照されるデモンストレーションにアクセスする方法についても説明されています。
第3章「データ・ソースの識別およびメタデータのインポート」の指示に従います。
ターゲット・ウェアハウスの外部表、ディメンションおよびキューブを定義する方法については、第4章「Oracle Warehouse Builderでのウェアハウスの定義」を参照してください。
手順2で指定したソースからデータを抽出し、そのデータを変換し、次に手順3で設計したターゲットにデータをロードするETLロジックを定義する方法については、第5章「ETLロジックの定義」を参照してください。
複合型マッピングおよびETLパフォーマンスの向上に関する概念については、第6章「ロード・パフォーマンスの向上」を参照してください。
マッピングからのコードを使用してターゲット・スキーマを準備する方法、およびその後にそのコードを実行する方法については、第7章「ターゲット・スキーマへの配布およびETLロジックの実行」を参照してください。
第8章「メタデータ依存性の分析」を参照し、説明されているタスクを完了します。
第9章「レポートおよび分析のSQL」を参照し、説明されているタスクを完了します。この項では、効率的なSQLを書く方法について説明されています。
第10章「データ・ウェアハウスのリフレッシュ」を参照し、説明されているタスクを完了します。
第11章「データ・ウェアハウスの操作の最適化」を参照し、説明されているタスクを完了します。
第12章「パフォーマンス・ボトルネックの排除」を参照し、説明されているタスクを完了します。
データ・ウェアハウスをバックアップおよびリカバリする方法に関するいくつかの考慮事項については、第13章「データ・ウェアハウスのバックアップおよびリカバリ」を参照してください。
安全なデータ・ウェアハウスを作成する方法に関するいくつかの考慮事項については、第14章「データ・ウェアハウスの操作の最適化」を参照してください。
このガイドの目的は、すばやく効率的にOracleデータ・ウェアハウスを作成して管理できるようにすることです。次に目標を達成するために使用する製品、ツールおよびユーティリティの一部を示します。
Oracle Universal Installerにより、Oracleソフトウェアおよびオプションをインストールします。これによりDatabase Configuration Assistant(DBCA)が自動的に開始され、データベースがインストールされます。
データベースを管理する主要なツールはWebベースのインタフェースであるOracle Enterprise Managerです。Oracleソフトウェアのインストール、データベースの作成またはアップグレード、およびネットワークの構成後、データベースを管理するOracle Enterprise Managerを使用できます。さらに、Oracle Enterprise Managerではパフォーマンス・アドバイザのインタフェース、およびSQL*Loader、Recovery ManagerなどのOracleユーティリティのインタフェースを使用できます。
データ・ウェアハウスの移入および保持のための主要な製品であるOracle Warehouse Builderによって、単一の製品内でのETL、データ品質管理およびメタデータ管理機能が提供されます。
Oracle Warehouse Builderには、Oracle Databaseに格納される統合リポジトリが含まれています。Oracle Warehouse Builderは、Oracle Databaseの機能を使用して、Oracle DatabaseターゲットへのロードおよびOracle Databaseターゲットのメンテナンスに適したコードを生成します。
Oracle Database Tuning Packでは、データベース全体のチューニング処理を自動化する一連の新しいテクノロジが提供されるため、データベースの管理コストが大幅に削減され、パフォーマンスと信頼性が向上します。このガイドで使用されているOracle Database Tuning Packの主要な機能は、SQLアクセスおよびSQLチューニング・アドバイザです。
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