Oracle Enterprise Manager Grid Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド 11gリリース1(11.1.0.1.0) B61023-01 |
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この章では、動作保証済の既存のOracle DatabaseおよびOracle WebLogic Serverを使用して、サイレント・モードでEnterprise Manager Grid Controlをインストールする方法について説明します。特に、次の内容について説明します。
インストール・タイプ「新しいEnterprise Managerシステムのインストール」では、Oracle Management Repository(管理リポジトリ)を格納するために動作保証済の既存のOracle Databaseを使用して、完全なEnterprise Managerシステムをインストールできます。
動作保証済の既存のOracle Databaseは、My Oracle Supportノート412431.1に一覧表示されているデータベースの1つである必要があります。
表3-1に、インストール・プロセスと、このインストール・タイプでインストールまたは構成されるソフトウェア・コンポーネントを示します。
表3-1 サイレント・モードでEnterprise Managerシステムをインストールするためのプロセス
ステップ1 |
Oracle Management Service 11gリリース1のインストール Oracleミドルウェア・ホーム内にOracleホームが作成され、新しいホームにOracle Management Service(OMS)のソフトウェア・バイナリがインストールされます。 Oracleミドルウェア・ホームは、Oracle WebLogic Serverホームと(オプションの)1つ以上のOracleホームで構成されます。 Oracleミドルウェア・ホームが |
ステップ2 |
Oracle Management Agent 11gリリース1のインストール Oracleミドルウェア・ホーム内にOracleホームが作成され、新しいホームにOracle Management Agent(管理エージェント)のソフトウェア・バイナリがインストールされます。 Oracleミドルウェア・ホームが |
ステップ3 |
Oracle Web Tier 11gリリース1のインストール Oracleミドルウェア・ホーム内にOracleホームが作成され、新しいホームにWeb Tierのソフトウェア・バイナリがインストールされます。 Oracleミドルウェア・ホームが |
ステップ4 |
Oracle Common Directoryのインストール Oracleミドルウェア・ホーム内に構成ファイルを格納するための共通ディレクトリが作成されます。 Oracleミドルウェア・ホームが |
ステップ5 |
Oracle Management Serviceのインスタンス・ベースの場所の構成 Oracleミドルウェア・ホームの親ディレクトリ内に、OMS関連のすべての構成ファイルを格納するためのEnterprise Manager Grid Control用のインスタンス・ホームが作成されます。デフォルトのインスタンス・ホームは、 Oracleミドルウェア・ホームが Oracleミドルウェア・ホームの親ディレクトリに書込み権限がない場合は、Oracleミドルウェア・ホームにOracle Management Serviceインスタンス・ベースが作成されます。 |
ステップ6 |
コア・コンポーネントの構成 コンフィギュレーション・アシスタントが実行され、次の処理が実行されます。
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開始する前に、次のことに注意してください。
このインストール・タイプでサポートされるのは、インストーラが起動されたサーバーへのローカルなEnterprise Manager Grid Controlインストールのみです。複数またはリモートのホストへのインストールはサポートされません。
Enterprise Manager Grid Controlは、専用のOracle WebLogic Serverインスタンスにインストールすることをお薦めします。Oracle SOA Suite 11.1.1.2.0がすでにインストールされているOracle WebLogic ServerインスタンスにはEnterprise Manager Grid Controlをインストールしないでください。ORACLE_COMMON
プロパティがEnterprise Manager管理サーバーとSOA Suite管理サーバーの両方で使用されるため、Enterprise Manager Grid ControlとOracle SOA Suiteを共存させることはできません。それでも同じOracle WebLogic Serverインスタンスを使用する必要がある場合は、Oracle SOA Suiteを削除し、Oracle WebLogic ServerからORACLE_COMMON
値を削除します。
デフォルトでは、「インストールに使用されるポート」に示されているアップロード・ポートおよびコンソール・ポートが使用されます。
ただし、デフォルトのポートでなくカスタム・ポートを使用する場合は、「インストールに使用されるポート」の説明に従ってstaticports.ini
ファイルを更新し、インストーラの起動中に-staticPortsIniFile
パラメータを渡します。
次に例を示します。
./runInstaller -silent -staticPortsIniFile <absolute_path_to_ini_file_location>/staticports.ini -responseFile <absolute_path_to_response_file> [-invPtrLoc <absolute_path_to_inventory_directory>]
デフォルトでは、レスポンス・ファイル内のINSTALL_UPDATES_SELECTION
パラメータが"skip"
に設定されているため、インストール中にソフトウェア更新を適用することはできません。インストール中にソフトウェア更新を適用する必要がある場合は、表3-5の説明に従ってこのパラメータを変更します。
DISPLAY
環境変数は設定しないでください。
インストール前にEnterprise Manager Grid Control固有の環境変数を設定する必要はありません。ORACLE_HOME
変数とORACLE_SID
変数は設定しないでください。PATH内にOracleディレクトリを含めることはできません。
Oracleでは、Oracleライフタイム・サポート・ポリシーに基づいて製品のコード修正を提供しています。特定の製品に対するライセンス期間が満了すると、Oracleが提供するコード修正のサポートも同時に終了します。詳細は、次のURLで入手可能なOracleライフタイム・サポート・ポリシーを参照してください。
http://www.oracle.com/support/library/brochure/lifetime-support-technology.pdf
Enterprise Manager Grid Controlインストールのサポート可能性と動作保証の組合せを判断する際は、Enterprise Manager Grid Controlのフレームワーク・コンポーネントと、Enterprise Manager Grid Controlの監視対象のターゲットについて考慮する必要があります。Grid Controlのコンポーネントおよびターゲットを常に動作保証済の最新バージョンにしておくと、拡張サポート・ライセンスを購入しなくてもコード修正を受け取ることができます。動作保証済のEnterprise Manager Grid Controlコンポーネントと監視対象ターゲットの組合せの詳細は、My Oracle Supportノート412431.1を参照してください。
Enterprise Manager Grid Controlコンソールにアクセスするために、My Oracle Supportノート412431.1に示されている動作保証済のブラウザ以外は使用しないでください。
完全なEnterprise Managerシステムをサイレント・モードで追加する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
必要に応じてこの項を印刷し、各前提条件に対して○または×を記入してください。こうすることで、すでに満たされている前提条件と満たされていない前提条件を追跡できます。
表3-2 サイレント・モードでEnterprise Managerシステムをインストールするための前提条件
要件 | 説明 | ○/× |
---|---|---|
ハードウェアの要件 |
付録A「ハードウェア要件の確認」に示されているハード・ディスク領域および物理メモリーの要件を満たしていることを確認します。 |
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オペレーティング・システムの要件 |
Enterprise Manager Grid Controlのインストール先が、My Oracle Supportノート412431.1に示されている動作保証済のオペレーティング・システムであることを確認します。 |
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パッケージの要件 |
付録B「パッケージおよびライブラリの要件の確認」に示されているすべてのプラットフォーム固有パッケージをインストールします。 |
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オペレーティング・システム・グループおよびユーザーの要件 |
付録C「オペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成の要件」の説明に従って、必要なオペレーティング・システム・グループおよびユーザーを作成します。 |
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一意のホスト名および静的IPアドレスの要件 |
ネットワーク構成を確認して、インストール先のホストがネットワーク内の他のホストから認識される一意のホスト名および静的IPアドレスに解決されることを確認します。 注意: 静的IPアドレスのみを使用してください。動的IPアドレスを使用すると、インストールは失敗します。 |
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ファイル記述子の要件 |
ファイル記述子が4096以上に設定されていることを確認します。 ファイル記述子に設定されている現在の値を確認するには、次のコマンドを実行します。
現在の値が4096でない場合は、rootユーザーとして、
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一時ディレクトリ領域の要件 |
実行可能ファイルをコピーできる一時ディレクトリに400 MBの領域が割り当てられていることを確認します。たとえば、UNIXホストの場合は |
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中央インベントリの要件 |
中央インベントリ・ディレクトリに100 MBの領域が割り当てられていることを確認します。 また、中央インベントリ・ディレクトリが共有ファイル・システム上にないことも確認します。中央インベントリがすでに共有ファイル・システム上に存在する場合は、My Oracle Supportノート1092645.1に示されている手順に従って、非共有ファイル・システムに切り替えてください。 |
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UMASK値の要件 |
シェル起動ファイル内でデフォルトのファイル・モード作成マスク(umask)が022に設定されていることを確認します。 次に例を示します。
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JDKの要件 |
Enterprise Manager Grid Controlのインストール先のホストに、次のバージョンのJDKがインストールされていることを確認します。
ご使用のプラットフォーム用のJDKバージョンを、プラットフォーム・ベンダーのWebサイトからダウンロードします。たとえば、Linuxプラットフォーム用のSUN JDK 1.6_18をOracle Webサイトからダウンロードします。同様に、他のプラットフォーム用のJDKを他のベンダーの信頼できるWebサイトからダウンロードします。 また、Linux x86_64プラットフォームにJDK 1.6_18をインストールする例が、My Oracle Supportノート1063587.1に記載されています。 すでにJDKがインストールされている場合は、
注意: JROCKITはサポートされていません。 |
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Enterprise Manager Grid Controlによって、このOracle WebLogic Server内に新しいドメインが作成されます。既存のドメインはいずれも使用されません。 Oracle WebLogic Serverのインストールの詳細は、My Oracle Supportノート1063762.1を参照してください。詳細、ダウンロードおよびデモについては、次のURLにアクセスしてください。
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Oracle Smart Updateユーティリティを使用して、Oracle WebLogic ServerにパッチID このパッチの適用の詳細は、My Oracle Supportノート1072763.1を参照してください。 Oracle Smart Updateユーティリティの詳細は、次のURLで入手できるOracle Smart Updateパッチおよびメンテナンス・パックのインストールを参照してください。
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動作保証済の既存のOracle Databaseが、My Oracle Supportノート412431.1に一覧表示されているデータベースの1つであることを確認します。データベースは、製品のインストール先のホストかリモート・ホストのいずれかに配置できます。 Oracle Database 11gリリース1(11.1.0.7.0)をインストールする場合は、必ずOracle Bug#9066130用のパッチを適用してください。 Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.1.0)をインストールする場合は、必ずOracle Bug#9002336および9067282用のパッチを適用してください。 注意: 各種プラットフォームでのこれらのパッチおよびその可用性の詳細は、My Oracle Supportノート1073166.1を参照してください。 |
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既存のデータベースがQUIESCEモードでない |
動作保証済の既存のOracle Databaseが
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既存のデータベースにDatabase Controlがない |
(アップグレードの場合は、この前提条件は無視してください。) 動作保証済の既存のOracle DatabaseにDatabase Control SYSMANスキーマが含まれていないことを確認します。含まれている場合、つまり既存のデータベースがDatabase Controlで構成されている場合は、データベースの構成を解除します。
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既存のデータベースにSYSMANおよびSYSMAN_MDSスキーマがない |
(アップグレードの場合は、この前提条件は無視してください。) 動作保証済の既存のOracle DatabaseにEnterprise Manager Grid ControlのSYSMANスキーマおよびMetadata(MDS)スキーマが含まれていないことを確認します。
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既存のOracle Database初期化パラメータの要件 |
管理リポジトリを作成できるように、動作保証済の既存のOracle Databaseにデータベース初期化パラメータが正しく設定されていることを確認します。これらのパラメータの設定の詳細は、「データベース初期化パラメータの設定」を参照してください。 |
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ファイングレインアクセス制御の要件 |
管理リポジトリを作成できるように、動作保証済の既存のOracle Database内でファイングレインアクセス制御オプションが
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UNDO表領域サイズの要件 |
UNDO表領域の最小領域が200 MBになっていることを確認します。これを確認するには、次の問合せを実行します。
注意: この問合せの結果はバイト単位になります。 最小領域が200 MB未満の場合は、次のコマンドを実行して最小領域を200 MBに設定します。
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UNDO表領域および一時表領域の設定の要件 |
動作保証済の既存のOracle Database内でUNDO表領域とTEMP表領域が自動拡張可能になっていることを確認します。これを確認するには、次のコマンドを実行します。
問合せの結果が0であれば、表領域は自動拡張可能です。結果が0でない場合は、次のURLで入手できる『Oracle Database管理者ガイド』を参照して、表領域を自動拡張可能にしてください。
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アーカイブ・ロギング設定の要件 |
(推奨)データの連続性が重要となる環境では、動作保証済の既存のOracle Database内でアーカイブ・ロギングが有効になっていることを確認します。これを確認するには、次のコマンドを実行します。
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表領域関連のハード・ディスク領域の要件 |
次の表領域に対して1 GB以上のハード・ディスク領域を割り当てる必要があります。
表領域データ・ファイルの自動拡張機能も常に有効にしておくことをお薦めします。 監視対象ターゲットの数が増えるほど、ストレージ・デバイスに対する入出力パフォーマンスの要求とともに、領域要件も増えることに注意してください。 |
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インストール・ユーザーの要件 |
ユーザーが次の要件を満たしていることを確認します。
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権限の要件 |
次の場所へのアクセスおよび書込みができることを確認します。
これらの場所の詳細は、「インストール・ディレクトリの理解」を参照してください。 実行可能ファイルのコピー先の一時ディレクトリに対する書込み権限があることを確認します。たとえば、 |
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近接度の要件 |
OMSをインストールするホストと、管理リポジトリを構成するホストの場所が互いに近接していることを確認します。2つのホストの間のラウンド・トリップ・ネットワーク待機時間を1ミリ秒未満にするのが理想的です。 |
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環境内にファイアウォールがある場合は、第19章「Enterprise Managerのファイアウォールの構成」を参照してください。 |
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インターネット接続の要件 |
構成情報が自動的に収集されてMy Oracle Supportにアップロードされるように、インストーラの実行に使用するホストをインターネットに接続することをお薦めします。 |
前提条件の1つとして、管理リポジトリを作成できるように、表3-3および表3-4に示されている初期化パラメータが動作保証済の既存のOracle Databaseに設定されていることを確認します。これらの初期化パラメータを設定する方法の詳細は、My Oracle Supportノート1073647.1を参照してください。
重要: パラメータの設定後、データベースを再起動してください。 |
表3-3 固定初期化パラメータの設定
固定初期化パラメータ | 値 |
---|---|
(Oracle RACデータベースの場合のみ) |
TRUE |
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10.2.0.1.0以上 |
(Oracle RACデータベースの場合のみ) |
0 |
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SHAREDまたはEXCLUSIVE |
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TYPICAL |
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TRUE |
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AUTO |
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AUTO |
表3-4 可変初期化パラメータの設定
可変初期化パラメータ | 値 |
---|---|
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8192以上 |
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次のURLで入手できるOracle Databaseリファレンス・ガイドを参照してください。
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(インストールの場合)10以上 (アップグレードの場合)Enterprise Manager 10g Grid Controlリリース4(10.2.0.4)以上をアップグレードする場合は、必ずアップグレード前に値を0に設定してください。また、アップグレード後は、製品のアップグレード前の設定値に戻してください。 |
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10485760以上 |
(Oracle Database 11gリリース2(11.2)以上の場合のみ) |
次のURLで入手できるOracle Databaseリファレンス・ガイドを参照してください。
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300以上 |
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次のURLで入手できるOracle Databaseリファレンス・ガイドを参照してください。
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500以上 |
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200以上 |
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次のURLで入手できるOracle Databaseリファレンス・ガイドを参照してください。
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サイレント・モードで完全なEnterprise Managerシステムをインストールするには、次の手順を実行します。
次のレスポンス・ファイルをローカル・ホスト上のアクセス可能な場所にコピーします。
<Software_Location>/response/em_using_existing_db.rsp
このコマンドの<Software_Location>
は、<DVD>
か<Software_Downloaded_Location>
のいずれかです。
レスポンス・ファイルを編集し、表3-5に示されたパラメータに適切な値を指定します。
インストーラを起動します。
これがホストにインストールする最初のOracle製品である場合は、次のコマンドを実行します。
./runInstaller -silent -responseFile <location>/em_using_existing_db.rsp [-invPtrLoc <absolute_path_to_inventory_directory>]
注意:
|
最初のOracle製品でない場合は、次のコマンドを実行します。
./runInstaller -silent -responseFile <location>/em_using_existing_db.rsp
注意:
|
表3-5 サイレント・モードでEnterprise Managerシステムをインストールするためのレスポンス・ファイル・パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT |
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DECLINE_SECURITY_UPDATES |
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INSTALL_UPDATES_SELECTION |
このパラメータはデフォルトで、インストール中にソフトウェア更新をインストールできないことを示す"skip"に設定されています。 しかし、インストール中にソフトウェア更新をインストールする必要がある場合は、このパラメータを"staged"に設定します。続いて次のパラメータには、ソフトウェア更新が含まれる
|
ORACLE_MIDDLEWARE_HOME_LOCATION |
Oracle WebLogic Serverのインストール中に指定した場所を指定します。たとえば、 たとえば、デフォルト場所の この場所の詳細は、「Oracleミドルウェア・ホームとは」を参照してください。 注意: ここで指定するミドルウェア・ホームは、Enterprise Manager Grid Controlのみに対して使用されるようにします。Enterprise Manager Grid Controlに指定したミドルウェア・ホームに、Oracle Fusion Middlewareの他の製品またはコンポーネントがインストールされていないことを確認してください。 |
ORACLE_INSTANCE_HOME_LOCATION |
デフォルトでは、 デフォルトのディレクトリを受け入れるかカスタム・ディレクトリを指定するかにかかわらず、ディレクトリはデフォルトでOracleミドルウェア・ホームの親ディレクトリの下に作成されます。たとえば、Oracleミドルウェア・ホームが この場所の詳細は、「Oracle Management Serviceインスタンス・ベースの場所とは」を参照してください。 |
WLS_ADMIN_SERVER_USERNAME |
WebLogicドメイン用の管理ユーザーとして使用されるデフォルト・ユーザー名を指定します。デフォルトのユーザー名は、 |
WLS_ADMIN_SERVER_PASSWORD |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを指定します。 |
WLS_ADMIN_SERVER_CONFIRM_PASSWORD |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを確認します。 |
NODE_MANAGER_PASSWORD |
ノード・マネージャ・パスワードを指定します。 |
NODE_MANAGER_CONFIRM_PASSWORD |
ノード・マネージャ・パスワードを確認します。 |
DATABASE_HOSTNAME |
既存のデータベースが常駐するホストの完全修飾名を指定します。たとえば、db.host.comのように指定します。 Oracle RAC Databaseに接続する場合、ノードに仮想IPアドレスが含まれていれば、このパラメータにノードの1つの仮想IPを指定します。この仮想IPのみで構成された接続文字列を使用してデータベースへの接続が確立され、インストールは正常に終了します。 ただし、接続文字列をクラスタの他のノードで更新する場合は、次のいずれかの章の説明に従ってソフトウェアのみのインストールを実行してください。 第5章「サイレント・モードでEnterprise Managerソフトウェアのみをインストールして後で構成」の手順を実行して、表3-5(この表)の説明に従ってレスポンス・ファイルを作成する場合は、次のようにします。
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LISTENER_PORT |
既存のデータベースに接続するためのリスナー・ポートを指定します。 |
SERVICENAME_OR_SID |
既存のデータベースのサービス名またはシステムID(SID)を指定します。 |
SYS_PASSWORD |
SYSユーザー・アカウントのパスワードを指定します。 |
MANAGEMENT_TABLESPACE_LOCATION |
管理表領域用のデータ・ファイル(mgmt.dbf)を格納できる場所のフルパスを指定します。必ず、ファイル名まで含めたパスを指定してください。 次に例を示します。
Enterprise Manager Grid Controlでは、監視対象ターゲットやそのメトリックなどに関する情報を格納するためにこのデータ・ファイルが必要です。基本的に、構成データ、ソフトウェア・ライブラリ・データおよび監査データ以外の情報はすべてこのデータ・ファイルに格納されます。 |
CONFIGURATION_DATA_TABLESPACE_LOCATION |
構成データ表領域用のデータ・ファイル( たとえば、 Enterprise Manager Grid Controlでは、監視対象ターゲットから収集された構成情報を格納するためにこのデータ・ファイルが必要です。 |
JVM_DIAGNOSTICS_TABLESPACE_LOCATION |
JVM診断データ表領域用のデータ・ファイル(mgmt_ad4j.dbf)を格納できる場所のフルパスを指定します。必ず、ファイル名まで含めたパスを指定してください。Enterprise Manager Grid Controlでは、JVM関連の監視データを格納するためにこのデータ・ファイルが必要です。 たとえば、 |
LOCK_ORACLE_MANAGMENT_SERVICE |
OMSは常にセキュア・モードで実行されます。さらに、ロックされている状態と、ロックされていない状態に分けられます。ロックされていない状態の場合、セキュアな管理エージェントはHTTPSプロトコルを、セキュアでない管理エージェントはHTTPプロトコルを使用して、OMSと通信します。しかし、ロックされた状態の場合、セキュアな管理エージェントのみがHTTPSプロトコルを使用してOMSと通信します。
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SYSMAN_PASSWORD |
SYSMANユーザー・アカウントを作成するためのパスワードを指定します。このパスワードは、SYSMANユーザー(管理リポジトリ・スキーマのプライマリ所有者)を作成する場合に使用します。 |
SYSMAN_CONFIRM_PASSWORD |
SYSMANユーザー・アカウントを作成するためのパスワードを確認します。 |
ALLOW_ONLY_SECURE_ACCESS_TO_CONSOLE |
デフォルトでは、HTTPプロトコルかHTTPSプロトコルのいずれかを使用して、Enterprise Manager Grid Controlコンソールにアクセスできます。
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AGENT_REGISTRATION_PASSWORD |
OMSと管理エージェントの間の通信を保護するには、パスワードを指定します。管理エージェントを保護するためのパスワードと同じ登録パスワードを入力する必要があります。 |
AGENT_REGISTRATION_CONFIRM_PASSWORD |
エージェント登録パスワードを確認します。 |
START_OMS |
OMSをインストール後に自動的に起動する場合は、TRUEを指定します。OMSをインストール後に自動的に起動しない場合は、FALSEを指定します。 |
Enterprise Manager Grid Controlをインストールした後は、次の手順を実行します。
OMSのOracleホーム(oms11g
)に移動して次のコマンドを実行すると、OMSが動作していることを確認するメッセージが表示されます。
$<ORACLE_HOME>/bin/emctl status oms
管理エージェントのOracleホーム(agent11g
)に移動して次のコマンドを実行すると、管理エージェントが動作していることを確認するメッセージが表示されます。
$<ORACLE_HOME>/bin/emctl status agent
管理エージェントのOracleホーム(agent11g
)に移動して次のコマンドを実行すると、EMDアップロードが正常に完了したことを確認するメッセージが表示されます。
$<ORACLE_HOME>/bin/emctl upload
注意: デフォルトでは、HTTPSプロトコルを使用してのみEnterprise Manager Grid Controlにアクセスできます。HTTPプロトコルを使用するには、OMSのOraceホームから次のコマンドを実行して、ロック解除します。
|
(UNIXオペレーティング・システムのみ)rootユーザーとして次のスクリプトを実行します。
インストーラの起動中にインベントリの場所を指定していない場合、これがホストにインストールした最初のOracle製品であれば、中央インベントリからoraInstRoot.sh
スクリプトを実行します。
$HOME/oraInventory/oraInstRoot.sh
たとえば、SUDOを使用してrootユーザーに変更する場合は、次のコマンドを実行します。
/usr/local/bin/sudo $Home/oraInventory/oraInstRoot.sh
OMSのOracleホーム(oms11g
)から、allroot.sh
スクリプトを実行します。
<ORACLE_HOME>/allroot.sh
たとえば、SUDOを使用してrootユーザーに変更する場合は、次のコマンドを実行します。
/usr/local/bin/sudo /scratch/OracleHomes/oms11g/allroot.sh
付録H「Oracle Management Serviceのプロキシ構成の設定」の説明に従って、プロキシ・サーバーを構成します。
付録G「監視のためのデータベースおよびASMターゲットの構成」の説明に従って、Oracle DatabaseおよびOracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)ターゲットを監視のために構成します。
(オプション)完全なEnterprise Managerシステムのインストール中に共有ファイル・システム・ローダーを構成していない場合、ここで共有場所を構成するには、OMSのOracleホームから次のコマンドを実行します。
$<ORACLE_HOME>/bin/emctl config oms loader -shared yes -dir <Loader_Directory>
次に例を示します。
$<ORACLE_HOME>/bin/emctl config oms loader -shared yes -dir /share/recv
Enterprise Manager Grid Controlコンソールにアクセスするために、My Oracle Supportノート412431.1に示されている動作保証済のブラウザ以外は使用しないでください。
(オプション)別の管理リポジトリに接続する場合は、OMSを停止して次のコマンドを実行してから、OMSを再起動します。
emctl config oms -store_repos_details (-repos_host <host> -repos_port <port> -repos_sid <sid> | -repos_conndesc <connect descriptor>) -repos_user <username> [-repos_pwd <pwd>] [-no_check_db]
注意: Linuxでは、一重引用符または二重引用符を使用して接続記述子をダブルエスケープする必要があります。ただし、Microsoft Windowsではその必要はありません。Linuxでの例を次に示します。
Microsoft Windowsでの例を次に示します。
|
(オプション)SYSMANパスワードを変更する場合は、OMSを停止して次のコマンドを実行してから、OMSを再起動します。
emctl config oms -change_repos_pwd
(オプション)新しくインストールされたターゲットを検出する場合、スタンドアロン管理エージェントをクラスタベース管理エージェントに変換する場合、クラスタの新規ノード上でターゲットを検出する場合、またはクラスタベース管理エージェントを再構成する場合は、agentca
スクリプトを実行して、再構成およびすべての新規ターゲットの検出を行う必要があります。
agentca
スクリプトの詳細は、「エージェント・コンフィギュレーション・アシスタントの用途」を参照してください。
管理エージェントの再構成およびすべての新規ターゲットの検出の詳細は、付録I「Oracle Management Agentの再構成および新規ターゲットの検出」を参照してください。
(オプション)WLSでトランザクション・リクエストをトレースするためにリクエスト監視機能を有効にする場合は、監視対象のターゲットに対して、アプリケーションの依存性とパフォーマンス(ADP)のマネージャとエージェントおよびJVM診断を構成する必要があります。
JVM診断のインストールおよびリクエスト監視機能の有効化の詳細は、Oracle Enterprise Manager管理ガイドを参照してください。
Enterprise Manager Grid ControlでのADP機能の有効化の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Management Pack Plus for SOAスタート・ガイド』を参照してください。
これらのガイドはいずれも、次のURLで入手可能です。