次の表に、システム管理作業とそれに伴って必要となるブートオプションを示します。
表 8–2 システムのブート
システムリブートの理由 |
適切なブートオプション |
SPARC システムの参照先 |
x86 システムの参照先 |
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停電のためシステムの電源を切断します |
システムの電源を再投入します。 | ||
/etc/system ファイル内のカーネルパラメータを変更します |
システムを実行レベル 3 でリブートします (NFS リソースを共有できるマルチユーザーレベル)。 | ||
ファイルシステムを保守します (システムデータのバックアップや復元など) |
実行レベル S で Control + D を押して、システムを実行レベル 3 に戻します。 | ||
/etc/system などのシステム構成ファイルを修復します |
対話式ブート。 | ||
システムにハードウェアを追加します (または、システムからハードウェアを削除する) |
再構成ブート (ハードウェアを追加または削除したら電源を投入する)。 |
『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』の「システムディスクまたは二次ディスクの追加 (作業マップ)」 |
『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』の「システムディスクまたは二次ディスクの追加 (作業マップ)」 |
カーネルデバッガ (kmdb) を使用してシステムをブートし、システムの障害を調査します |
kmdb オプションを使ってブートします。 | ||
フェイルセーフモードでシステムをブートし、システムのブート失敗の原因となっている重要なシステムファイルを修復します |
フェイルセーフアーカイブをブートします。 | ||
ハング状態から回復させ、クラッシュダンプを強制します. |
回復ブートを実行します |