Solaris のシステム管理 (基本編)

システムをブートする場合

次の表に、システム管理作業とそれに伴って必要となるブートオプションを示します。

表 8–2 システムのブート

システムリブートの理由 

適切なブートオプション 

SPARC システムの参照先 

x86 システムの参照先 

停電のためシステムの電源を切断します 

システムの電源を再投入します。 

第 10 章システムのシャットダウン (手順)

第 10 章システムのシャットダウン (手順)

/etc/system ファイル内のカーネルパラメータを変更します

システムを実行レベル 3 でリブートします (NFS リソースを共有できるマルチユーザーレベル)。 

「SPARC: システムを実行レベル 3 (マルチユーザーレベル) でブートする方法」

「x86: システムを実行レベル 3 (マルチユーザーレベル) でブートする方法」

ファイルシステムを保守します (システムデータのバックアップや復元など) 

実行レベル S で Control + D を押して、システムを実行レベル 3 に戻します。 

「SPARC: システムを実行レベル S (シングルユーザーレベル) でブートする方法」

「x86: システムを実行レベル S (シングルユーザーレベル) でブートする方法」

/etc/system などのシステム構成ファイルを修復します

対話式ブート。 

「SPARC: システムを対話式でブートする方法」

「x86: システムを対話式でブートする方法」

システムにハードウェアを追加します (または、システムからハードウェアを削除する) 

再構成ブート (ハードウェアを追加または削除したら電源を投入する)。 

『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』「システムディスクまたは二次ディスクの追加 (作業マップ)」

『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』「システムディスクまたは二次ディスクの追加 (作業マップ)」

カーネルデバッガ (kmdb) を使用してシステムをブートし、システムの障害を調査します

kmdb オプションを使ってブートします。

「SPARC: カーネルデバッガ (kmdb) を使ってシステムをブートする方法」

「x86: GRUB ブート環境でカーネルデバッガ (kmdb) を使ってシステムをブートする方法」

フェイルセーフモードでシステムをブートし、システムのブート失敗の原因となっている重要なシステムファイルを修復します 

フェイルセーフアーカイブをブートします。 

「SPARC システムをフェイルセーフモードでブートする方法」

「x86 システムをフェイルセーフモードでブートする方法」

ハング状態から回復させ、クラッシュダンプを強制します. 

回復ブートを実行します 

「SPARC: クラッシュダンプを強制してシステムをリブートする方法」

「x86: クラッシュダンプを強制してシステムをリブートする方法」