『Sun Blade 6000 Virtualized Multi-Fabric 10GbE M2 NEM ユーザーズガイド』の概要
Sun Blade 6000 Virtualized Multi-Fabric 10GbE M2 NEM の機能
Virtualized M2 NEM のインストールまたは交換
Virtualized M2 NEM 10-Gigabit Ethernet ポートを介しての起動
Solaris SPARC または Solaris x86 プラットフォームでの hxge ドライバのインストールと設定
Linux プラットフォーム上での hxge ドライバのインストールと設定
Linux プラットフォーム上でのドライバのインストールと削除
Windows プラットフォーム上でのドライバのインストールと設定
Windows プラットフォーム上でのドライバのインストール
VMware ESX Server プラットフォームへのドライバのインストールと設定
既存の ESX Server への ESX Server ドライバのインストール
ESX の新規インストールによる ESX Server ドライバのインストール
Linux の hxge ドライバが持つメッセージのログ記録機能は、ドライバ設定パラメータ debug を使用して静的に指定することができます。表 7 を参照してください。この場合は、ドライバが最初にメモリに読み込まれて、自らを初期化するときに、メッセージレベルが設定されます。ドライバを読み込み解除するまで、またはレベルを動的に上書きするまでは、このメッセージレベルは有効な状態にとどまります。設定パラメータ debug は、ドライバを最初にカーネルメモリに読み込むときにのみ指定できます。
静的なドライバ設定パラメータである debug に加えて、現在動作している Linux の hxge ドライバのメッセージログ記録は、ethtool(8) ユーティリティーと -s スイッチを使用して動的に制御することもできます。
ethtool -s ethn msglvl parametervalue
たとえば、前述した例の eth2 を引き続き使用して、現在動作中の hxge ドライバの中でデバッグメッセージ出力を動的に有効にするには、次のコマンドを使用します。
ethtool eth2 -s msglvl 0x2001
また、デバッグメッセージ出力を動的に無効に戻し、エラーメッセージのみを引き続きログ記録するには、次のコマンドを使用します。
ethtool eth2 -s msglvl 2002