Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド リリース12 E05610-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、Oracle Project Resource Managementの実装手順について説明します。
この章の項目は、次のとおりです。
Oracle Project Resource Managementは、企業全体で適格資源を検索してプロジェクトに配置することにより、プロジェクト資源のニーズ、収益性および組織稼働状況を管理する上で役立つ統合プロジェクト・スタッフ・アプリケーションです。Oracle Project Resource Managementを使用すると、プロジェクト・マネージャ、資源マネージャおよびスタッフ・マネージャなどの主要なプロジェクト出資者は重要な情報が得られ、単一の最重要資産を適正に使用できるようになります。Oracle Project Resource Managementは、連携して動作するように設計された統合アプリケーション・セットのOracle E-Business Suiteに付属しています。
注意: ウィンドウへのアクセス方法は、『Oracle Projects Fundamentals』のナビゲータ・パスの索引を参照してください。
次のチェックリストに、Oracle Project Resource Managementを実装するための必須ステップを示します。製品設定チェックリストは機能領域別に編成されています。「必須/オプション」列は、そのステップが製品を使用する上で必須であるかオプションであるかを示します。
Oracle Project Resource Managementを実装するには、各ステップを次の順序で完了します。
次の表に、ライセンス取得に関する必須ステップを示します。
ステップ | 摘要 | 必須/オプション | 設定レベル | 職責 |
---|---|---|---|---|
PJR-P1.1 | 「PA: Project Resource Management使用ライセンス済」プロファイル・オプションの設定 | 必須 | サイト | システム管理者 |
注意: ライセンス取得ステップの詳細は、「Oracle Project Resource Managementライセンスの取得」を参照してください。
次の表に、プロジェクト・スタッフに関する必須ステップを示します。
ステップ | 摘要 | 必須/オプション | 設定レベル | 職責 |
---|---|---|---|---|
PJR-P2.1 | 要件ステータス、候補ステータス、割当承認ステータスおよび割当予定ステータスの追加定義 | オプション | サイト | プロジェクト実装スーパーユーザー |
PJR-P2.2 | 要件ステータス、候補ステータスおよび割当ステータスの各プロファイル・オプションの設定 | 必須 | サイト | システム管理者 |
PJR-P2.3 | 広告宣伝ルールの定義 | オプション | サイト | プロジェクト・スーパーユーザー |
PJR-P2.4 | チーム・テンプレートの定義 | オプション | サイト | プロジェクト・スーパーユーザー |
PJR-P2.5 | スタッフ優先度コードの定義 | オプション | サイト | プロジェクト実装スーパーユーザー |
PJR-P2.6 | 割当承認ワークフローの実装 | オプション | サイト | |
PJR-P2.7 | 割当承認ワークフロー機能拡張の実装 | オプション | サイト | |
PJR-P2.8 | 候補通知ワークフローの実装 | オプション | サイト | |
PJR-P2.9 | 候補通知ワークフロー機能拡張の実装 | オプション | サイト |
注意: プロジェクト・スタッフ・ステップの詳細は、「プロジェクト・スタッフ」を参照してください。
次のチェックリストに、Oracle Project Resource Managementの各機能を実装するための必須ステップを示します。このリストは機能別に編成されています。「必須/オプション」列は、そのステップが各機能を使用する上で必須であるかオプションであるかを示します。
Oracle Project Resource Management機能を実装するには、各ステップを次の順序で完了します。
前提条件: 資源の組織予測を設定する前に、Project Costingアプリケーションで次のエンティティを定義する必要があります。
次の表に、資源の組織予測に関する必須ステップを示します。
ステップ | 摘要 | 必須/オプション | 設定レベル | 職責 |
---|---|---|---|---|
PJR-F1.1 | 予測オプションの定義 | 必須 | OU | プロジェクト実装スーパーユーザー |
注意: スタッフ計画に基づく予測ステップの詳細は、「資源の組織予測の実装」を参照してください。
次の表に、レポートに関する必須ステップを示します。
ステップ | 摘要 | 必須/オプション | 設定レベル | 職責 |
---|---|---|---|---|
PJR-F2.1 | Discovererレポートの実装 | 必須 | サイト | |
PJR-F2.2 | Oracle Discovererインストール後タスクの実行 | 必須 | サイト |
注意: レポートに基づく予測ステップの詳細は、「レポート」を参照してください。
ここでは、Oracle Project Resource Management製品実装チェックリストの「ライセンスの取得ステップ」の詳細を説明します。
Project Resource Managementライセンスを取得済であることをシステムに示すには、「PA: Project Resource Management使用ライセンス済」プロファイル・オプションを設定します。
「PA: Project Resource Management使用ライセンス済」を参照してください。
ここでは、Oracle Project Resource Management製品実装チェックリストの「プロジェクト・スタッフ・ステップ」の詳細を説明します。
この項では、次の設定について説明します。
要件ステータス
割当ステータス
候補ステータス
割当承認ステータス
「ステータス」ウィンドウを使用してステータスを定義する方法の詳細は、「ステータスとステータス・プロファイル・オプションの定義」を参照してください。
ステータスとはオブジェクトの状態です。オブジェクトに可能なステータスは一度に1つのみです。Oracle Project Resource Managementの実装には、次のオブジェクトの事前定義済ステータスが組み込まれています。
プロジェクト
要件
割当
候補
割当承認
使用可能なシステム・ステータスに基づいてビジネス・ニーズに即した新規ユーザー・ステータスを作成し、そのニーズをサポートする処理フローを作成できます。また、各ユーザー・ステータスのデフォルト・ステータス管理を変更することもできます。
既存のユーザー・ステータスごとに次回許容ステータスを定義する必要があります。次回許容ステータスを定義することで、オブジェクトの処理フローが決まります。
たとえば、「オープン」ユーザー・ステータスの要件については、「充足」または「取消済」へのステータス変更のみが可能になるように指定できます。この例は、要件について次の2つの処理フロー候補のみを決定したことを示しています。
「オープン」->「充足」
「オープン」->「取消済」
注意: ステータスは企業全体に使用可能で、ビジネス・グループまたは営業単位に固有ではありません。
要件ステータスは、スタッフ・ライフサイクルにおける要件の状態または条件を示します。
次の表に、事前定義済の要件ステータスと次回許容ステータスの候補を示します。
システム・ステータス | ユーザー・ステータス | 摘要 | 次回許容ステータスの候補 |
---|---|---|---|
オープン | オープン | 資源割当に使用可能 | 充足、取消済 |
充足 | 充足 | 資源割当済 | 取消済 |
取消済 | 取消済 | 取消済 | なし |
要件ステータス用のステータス管理は、次のとおりです。
プロジェクト予測に含む
注意: 充足済または取消済の要件には使用できません。
要件検索で参照可能
要件への資源の割当
開始 ステータス
「開始 ステータス」を選択すると、システムではそのステータスが要件の作成時に使用されます。
重要: 1つ以上のユーザー定義要件ステータスを、「開始 ステータス」を選択して定義する必要があります。
これらのステータス管理を使用し、ステータスに基づいて要件に対する許容処理を制限します。
割当ステータスは日次の割当ステータスです。したがって、割当日ごとに固有の予定ステータスがあります。
次の表に、事前定義済の割当予定システム・ステータスと次回許容ステータスの候補を示します。
システム・ステータス | ユーザー・ステータス | 摘要 | 次回許容ステータスの候補 |
---|---|---|---|
暫定 | 暫定 | 資源は割当に暫定的に割り当てられています。 | 確認済、取消済 |
確認済 | 確認済 | 資源は確認済で、割当用に予定されています。 | 取消済 |
取消済 | 取消済 | 割当は取消済です。 | なし |
割当ステータス用のステータス管理は、次のとおりです。
プロジェクト予測に含む
注意: 取消済の割当には使用できません。
開始 ステータス
「開始 ステータス」を選択すると、システムではそのステータスが割当の作成時に使用されます。
重要: 1つ以上のユーザー定義割当ステータスを、「開始 ステータス」を選択して定義する必要があります。
このステータス管理を使用して、割当をステータスに基づくプロジェクト予測に組み込みます。
各候補には、指定の要件に基づく推薦プロセスでの検討状態を示すステータスがあります。
次の表に、事前定義済の候補ステータスと次回許容ステータスの候補を示します。
システム・ステータス | ユーザー・ステータス | 摘要 | 次回許容ステータスの候補 |
---|---|---|---|
検討保留 | 検討保留 | 要件に対して推薦されており、検討準備が完了しています。 | 適当、検討中、辞退済、取下げ済または割当済 |
システム推薦 | システム推薦 | 自動候補検索および推薦プロセスにより推薦されています。このステータスの属性は変更できません。また、「システム推薦」システム・ステータスを持つユーザー・ステータスは作成できません。 | 適当、検討中、辞退済、取下げ済または割当済 |
検討中 | 検討中 | 検討プロセス中です。 | 検討中、辞退済、取下げ済または割当済 |
適当 | 適当 | 要件と適合しています。 | 検討中、辞退済、取下げ済または割当済 |
辞退済 | 辞退済 | 要件に適合しません(デフォルトのステータス管理「変更事由が必要」では、候補を辞退するユーザーに事由を入力するように要求します)。 | 適当または検討中 |
取下げ済 | 取下げ済 | 要件の検討対象から取下げ済です。 | 検討中 |
割当済 | 割当済 | 要件を充足するために割当済です。このステータスは、要件を充足するために候補が割り当てられた後にワークフロー・プロセスでのみ使用されます。 | なし |
次のように、候補ステータス用のステータス管理が1つ用意されています。
変更事由が必要
このステータス管理では、ユーザーが候補のステータスを変更する際に事由を入力するように要求します。
各割当には、スタッフ・ライフサイクル中の割当の状態を示すステータスがあります。
割当承認ステータスはワークフロー・プロセスで使用され、割当全体の承認ステータスを表します。
これらのステータスは追加、変更または削除できません。ステータスは実行中の処理に基づいて割当に適用されます。
次の表に、事前定義済の割当承認ステータスおよびその次回許容ステータスを示します。
システム・ステータス | 摘要 | 次回許容ステータス |
---|---|---|
作業中 | 割当が新規で、まだ承認のために発行されていないか、または取消済の割当が変更されていて承認のための再発行が必要です。 | 発行済 |
発行済 | 割当は承認のために発行済です。承認は手動またはワークフロー・プロセスを使用して検索可能です。 | 承認済または棄却済 |
承認済 | 割当は承認済で、資源は確認済です。 | 再発行が必要 |
取消済 | 割当は取消済です。 | なし |
棄却済 | 割当は棄却済です。ユーザーは割当を変更して承認のために再発行できます。 | 再発行が必要 |
再発行が必要 | 承認済の割当が変更されており、承認のための再発行が必要です。 | 発行済 |
次のプロファイル・オプションを設定して、スタッフ・ステータスのデフォルト値を指定します。各プロファイル・オプションの詳細は、「Oracle Projectsのプロファイル・オプション」を参照してください。
PA: 開始要件ステータス: 新規に作成する要件のデフォルト・ステータスを指定します。
PA: 充足要件ステータス: 要件が充足されて割当となるときの要件ステータスを指定します。
PA: 取消済要件ステータス: 取消時の要件のステータスを指定します。
PA: デフォルト開始候補ステータス: システム推薦候補を除く、すべての新規推薦候補のデフォルト・ステータスを指定します。
PA: 取消済要件の候補ステータス: 要件の取消により候補推薦が辞退される場合の候補ステータスを指定します。
PA: 無効な資源候補ステータス: Project Resource Managementアプリケーションで有効な資源でなくなったために推薦辞退となった候補の候補ステータスを指定します。
PA: 開始割当ステータス: 新規に作成する割当のデフォルト・ステータスを指定します。
PA: 取消済割当ステータス: 取消済割当のステータスを指定します。
広告宣伝ルールを使用して、要件を一定期間中に組織の資源とマネージャに表示するかどうかを管理します。各広告宣伝ルールは、各処理に関連付けられている条件が満たされている場合に実行される処理のリストです。
広告宣伝ルール機能の実装はオプションです。
Oracle Project Resource Managementでは、「全員に公開」という単一の広告宣伝ルールが事前定義されています。このルールの属性は次のとおりです。
単一処理「全員に公開」を含みます。
変更または削除できません。
要件はその作成日から全員に公開されます。
広告宣伝ルール機能を使用しない場合は、各要件の「広告宣伝ルールの開始」ボックスを選択状態のままにしておきます。ユーザーがこのボックスの選択を解除すると、その要件は要件検索時または「要件リスト」ページで参照できなくなります。
独自の広告宣伝ルールを定義することもできます。
広告宣伝ルールを定義する手順は、次のとおりです。
「広告宣伝ルール」ページにナビゲートします。
広告宣伝ルールの作成を選択します。
名称、摘要および有効日を入力し、「処理の追加」を選択します。
広告宣伝ルールに対して定義する処理ごとに、処理および条件情報を入力して「適用」を選択します。各処理の適用後に、更新済の情報を含む広告宣伝ルールの作成ページが表示されます。
すべての処理の入力を完了した後、広告宣伝ルールの作成ページで「適用」を選択して広告宣伝ルール全体を保存します。
広告宣伝ルールを定義した後、「システム実装オプション」ウィンドウの「スタッフ」タブでデフォルト・ルールを指定できます。
ユーザーは様々なレベルで広告宣伝ルールを設定できます。各レベルで定義された値は、以降のレベルのデフォルト値となります。デフォルト値の階層は次のとおりです。
実装オプション
プロジェクト・テンプレート
プロジェクト
要件
「実装オプション」では、デフォルト広告宣伝ルール全体を設定します。ユーザーがプロジェクト・テンプレートを作成すると、そのプロジェクト・テンプレートにより「実装オプション」から広告宣伝ルールが取得されます。プロジェクトの作成時には、プロジェクト・テンプレートから、または新規プロジェクトのコピー元プロジェクトから、プロジェクト広告宣伝ルールがコピーされます。プロジェクトに追加された新規要件にも、プロジェクト広告宣伝ルールが適用されます。
デフォルト広告宣伝ルールは、プロジェクト・テンプレートから要件までの全レベルで上書きできます。また、元のデフォルト広告宣伝ルールに影響を与えずに、個別要件に対する広告宣伝ルールの処理を変更できます。
要件に対する広告宣伝ルール処理は、関連する条件が満たされており、かつ広告宣伝ルール・ステータスが「開始済」または「再開済」の場合にのみ実行されます。広告宣伝処理に関連付けられている条件は、次の条件に基づいて検証されます。
コンカレント・プログラムが実行されている場合:: 通常頻度に設定されている「PRC: 処理実行ルール」コンカレント・プログラムにより、関連条件を満たしているオープン要件の広告宣伝処理が実行されます。
オンライン更新が実行されている場合: 要件の開始日が変更されるか、要件に対する広告宣伝ルールが更新されると、要件の処理に関連付けられている条件がオンラインで再評価されます。広告宣伝ルール・ステータスが「開始済」または「再開済」の場合は、適格処理が実行されます。
広告宣伝ルールが「開始済」または「再開済」の場合: 要件の広告宣伝ルールが初めて「開始済」または「再開済」になると、システムでは広告宣伝処理が検証され、関連する条件を満たしているかどうかがチェックされます。適格処理が実行されます。
「PRC: 処理実行ルール」プロセスでは、各処理の処理条件が予定済の間隔で評価されます。このプロセスは通常の間隔で実行するように予定作成する必要があります。
このプロセスの詳細は、『Oracle Projects Fundamentals』の処理実行ルールに関する項を参照してください。
チーム・テンプレートには、プロジェクトの要件作成に使用できる属性が含まれています。類似する要件を持つ複数のプロジェクト・チームを作成する必要がある場合は、チーム・テンプレートを使用すると要件の重複入力を回避できます。
チーム・テンプレートを作成する手順は、次のとおりです。
注意: チーム・テンプレートを作成する前に、作業タイプを定義する必要があります。「作業タイプの定義」を参照してください。
「チーム・テンプレート」ページにナビゲートします。
新規チーム・テンプレートの情報を入力します。
次の表に、チーム・テンプレートの作成時に入力する選択済フィールドを示します。
フィールド | 摘要 |
---|---|
有効日 | プロジェクトにテンプレートを(プロジェクトの実績開始日に関係なく)適用できる期間。 |
カレンダ | 要件のデフォルト・カレンダ。 |
作業タイプ | 要件のデフォルト作業タイプ。 |
ロール・リスト | チーム・テンプレートで要件ごとに選択できるロールのリスト。テンプレートの適用後にプロジェクトについて作成されるテンプレートには、要件のみでなくサブチームも追加できます。 |
チーム・テンプレートをプロジェクトに適用すると、テンプレート上の要件がプロジェクトに作成されます。
システム日付がチーム・テンプレートの有効期間に含まれている場合は、そのテンプレートをプロジェクトに適用できます。チーム・テンプレートは、「チーム・テンプレートの適用」ページ(資源予定作成ページからアクセス可能)で適用できます。また、選択したプロジェクト・テンプレートにチーム・テンプレートが関連付けられている場合は、そのテンプレートがプロジェクト作成中に適用されます。
プロジェクトにロール・リストが関連付けられている場合、プロジェクトに適用できるのは一致するロール・リストを含むチーム・テンプレートのみです。プロジェクトにロール・リストが関連付けられていない場合は、プロジェクトに現行の全チーム・テンプレートを適用できます。
チーム・テンプレートおよび関連する要件をプロジェクトに適用する処理には、時間がかかることがあります。そのため、Oracle Workflowプロセス「PA チーム・テンプレートの適用」によりアプリケーション・プロセスが処理されます。
チーム・テンプレート開始日とテンプレート要件の日付との間隔を使用して、プロジェクトについて作成された要件の日付が判別されます。チーム・テンプレートをプロジェクトに適用すると、新規要件の開始日は次のようになります。
プロジェクト開始日 + (チーム・テンプレート開始日からチーム・テンプレート要件開始日までの日数)
新規要件の終了日は次のようになります。
プロジェクト開始日 + (チーム・テンプレート開始日からチーム・テンプレート要件終了日までの日数)
例: 「早送りチーム」というチーム・テンプレートの開始日が1990年3月1日であるとします。
このテンプレートには、次の属性を持つ「DBA」という要件があるとします。
開始日: 1990年4月1日
終了日: 1990年4月30日
このテンプレートを開始日が2006年6月1日のプロジェクトに適用するとします。
チーム・テンプレート開始日(3月1日)からテンプレート要件開始日(4月1日)までの間隔は31日です。「DBA」要件は、開始日に2006年7月2日(2006年6月1日 + 31日)、終了日に2006年7月31日(2006年6月1日 + 60日)を使用してプロジェクトに追加されます。
要件のスタッフ優先度コードでは、要件を充足する優先度を指定します。
スタッフ優先度は、要件を追加または更新する際に選択できます。当初要件に割り当てられていたスタッフ優先度は、その要件が割当(充足済要件)になるまで保持されます。
「Oracle Projectsの参照」ウィンドウを使用してスタッフ優先度を定義します。
スタッフ優先度を定義する手順は、次のとおりです。
「Oracle Projectsの参照」ウィンドウにナビゲートします。
参照タイプSTAFFING_PRIORITY_CODEの参照を問い合せます。
追加するコードを入力します。
コードごとに、内容と摘要を入力します。
「使用可」ボックスを選択します。
作業内容を保存します。
Oracle Projectsで参照を定義および更新する方法の詳細は、「Oracle Projectsの参照」を参照してください。
次のワークフローおよびクライアント機能拡張を使用してスタッフ機能を拡張できます。
割当承認ワークフローを使用すると、資源割当に対する承認を取得できます。詳細は、「割当承認ワークフロー・プロセス」を参照してください。
次のクライアント機能拡張を使用すると、プロジェクトの割当ワークフローの機能を拡張できます。
割当承認変更機能拡張
割当承認通知機能拡張
これらのクライアント機能拡張の詳細は、『Oracle Projects API, クライアント拡張およびオープン・インタフェース・リファレンス』を参照してください。
候補通知ワークフローを使用すると、候補に関する通知を送信できます。詳細は、「候補通知ワークフロー・プロセス」を参照してください。
候補通知ワークフロー機能拡張を使用すると、候補通知ワークフローの機能を拡張できます。詳細は、『Oracle Projects API, クライアント拡張およびオープン・インタフェース・リファレンス』の候補通知ワークフロー機能拡張に関する項を参照してください。
ここでは、Oracle Project Resource Management機能実装チェックリストの「資源の組織予測ステップ」の詳細を説明します。
Oracle Project Resource Managementには、事前定義済の請求レートと原価レートに基づいて計算を実行する組織予測プロセスが用意されています。これらのレートが割当、要件および予定勤務形態の時間枠内で評価され、予測合計が提供されます。事前定義済の請求レートは、個別の要件および割当について上書きできます。
予測合計を生成するには、予測の基準となる情報を定義する必要があります。必須ステップは次のとおりです。
役職基準原価レート予定表を定義します。「レート予定表」を参照してください。
請求レート予定表を定義します。「レート予定表」を参照してください。
従業員および役職基準請求レート予定表でプロジェクト・タイプを更新します。新規プロジェクト・タイプの場合は、各プロジェクト・タイプの残りのフィールド(役職または従業員基準)に、該当する役職基準請求レート予定表を手動で入力します。
期間を定義します。プロジェクト期間全体の予測を作成するには、プロジェクトの期間にまたがる適切な数の期間を定義する必要があります。これらの期間は、後から期間の割当てを作成する際にも必要になります。「GL期間とPA期間の定義」を参照してください。
未割当時間追跡を定義します。「未割当時間追跡の定義」を参照してください。
注意: 要件の予測合計は、その要件の役職の請求および原価レートに依存するため、Project Resource Managementの各ロールを役職に関連付ける必要があります。ロール定義の詳細は、「プロジェクト・ロールの定義」を参照してください。
Oracle Project Resource Managementでは、すべての稼働状況役職に関する未割当時間の合計が自動的に生成されます。未割当時間の計算では、各使用可能日の合計許容量から暫定割当時間と確認済割当時間の両方が減算されます。この計算で得られた残余時間が、未割当時間の追跡用に特別に実装されたプロジェクトに割り当てられます。
未割当時間追跡プロジェクトを定義する手順は、次のとおりです。
「プロジェクト・タイプ」ウィンドウにナビゲートします。
「間接」プロジェクト・タイプ区分を使用してプロジェクト・タイプを作成します。
「詳細」ウィンドウで、次のオプションを選択します。
管理用
未割当時間
「未割当」プロジェクト・タイプを使用してプロジェクト・テンプレートを作成します。このタイプのプロジェクトは、稼働状況および予測の計算対象となる未割当時間の追跡にのみ使用されます。したがって、このプロジェクトに予定ロールを手動で追加することはできず、このプロジェクトには「要件の追加」および「割当の追加」を使用できません。
「未割当」プロジェクト・テンプレートを使用してプロジェクトを作成します。2つの未割当プロジェクトを作成し、一方を請求可能役職用、他方を請求不可役職用にすることもできます。
「未割当時間オプション」タブでオプションを選択または入力します。詳細は、「未割当時間オプションの定義」を参照してください。
予測実装オプションを使用して、資源予定、資源稼働状況および組織予測の実装設定を指定します。
次の予測実装オプションがあります。
予測オプション
未割当時間オプション
予測オプションと未割当時間オプションは、営業単位ごとに定義します。
次の表に示すガイドラインに従って各オプションを選択または入力します。
フィールド | 摘要 |
---|---|
営業単位 | 予測オプションを定義する営業単位を選択します。 |
管理用プロジェクトを含む | 管理用プロジェクトをプロジェクト予測合計に含めるには、このボックスを選択します。 アプリケーションではまだ管理用プロジェクトが除外されていないため、エラーを回避するには、このオプションを有効化する必要があります。 |
最大履歴バージョン | 保存する予測バージョン履歴の最大数を入力します。1以上の値を入力する必要があります。推奨開始値は5です。 |
支出タイプ区分 | 予測項目を分類する支出タイプ区分を選択します。 |
支出タイプ | 生成される全予測項目に適用する支出タイプを選択します。 |
振替価格金額タイプ | これは予測機能に将来使用するためのフィールドです。 |
役職基準原価レート予定表 | 割当に使用する役職基準原価レート予定表を選択します。 |
予測生成および表示 | 予測生成用の値を入力します。 |
支出タイプとプロジェクト分類の詳細は、「支出タイプ」および「プロジェクト分類」を参照してください。
「未割当時間オプション」ページには、請求可能個人用と請求不可個人用の2つのリージョンがあります。両方のリージョンで同じフィールドを選択または入力します。次の表に、「未割当時間オプション」ページの各フィールドを示します。
フィールド | 摘要 |
---|---|
予測に含む | プロジェクト財務予測合計に未割当時間を要約する場合は、このボックスを選択します。このオプションを選択した場合は、次のフィールドに値を入力します。 |
未割当時間プロジェクト | 未割当時間のレポート対象となるプロジェクトの名称を入力します。 |
支出タイプ区分 | 未割当時間の支出タイプ区分を指定します。 |
支出タイプ | 未割当時間の支出タイプを入力します。 |
ここでは、Oracle Project Resource Management機能実装チェックリストの「レポート・ステップ」の詳細を説明します。
Oracle Project Resource Managementの取引レポートは、WebベースのOracle Discovererソリューションによりサポートされています。事前定義済のワークブック、ワークシートおよびEnd User Layer(EUL)を使用して取引データを問い合せて操作し、会社の実績を前向きに測定して分析できます。
レポート・ソリューションの実装後に、セルフ・サービスのProject Resource Managementメニュー体系から事前定義済のOracle Discovererレポートにアクセスできます。
注意: Discovererの拡張機能を使用する場合は、「ICX_DISCOVERER_USE_VIEWER」プロファイル・オプションを「Yes」に設定します。
Oracle Discoverer 4iのインストール指示は、OracleMetaLinkから入手できます。
注意: PJRのレポート・ソリューションを最大限に活用するために、Oracle Discoverer 4iを使用することをお薦めします。
インストール済のDiscovererリリースに対応するDiscovererインストール後タスクを実行します。この項では、次のDiscovererリリースのインストール後タスクについて説明します。
「Import using adupdeul.sh mode = complete」および「Import using adupdeul.sh mode = driver」というタイトルのインストール後タスクの場合は、次のいずれかのパラメータ・セットを使用して、提供される全Project Resource Management実行可能ファイルをインポートします。
完全使用モード
use mode=complete
ドライバ使用モード
use mode=driver
および
driver=pasb020.drv,pasb018.drv,pasb010.drv,pasb017.drv
Oracle Discoverer 4iのインストール後タスクの詳細は、OracleMetaLinkを参照してください。
Oracle Discovererをインストールし、Oracle Project Resource Managementとの統合用に設定します。レポート・ソリューションを設定するには、DiscovererのAdministrator Editionまたはクライアント/サーバー・バージョンを使用する必要があります。User Editionを設定するには、Web Discovererバージョンを使用する必要がありますが、次に示すようにいくつか例外があります。
開始前に、次の前提手順を完了しておく必要があります。
Oracle Discoverer Administration Editionをインストールします。
Oracle Project Resource Managementに用意されているDiscovererワークブックにアクセスするには、Oracle Discovererをインストールします。
Oracle Web Discovererをインストールします。
インストール指示については、『Oracle Discoverer 3.1 Installation and Administration Guide』を参照してください。
次のタスクを完了します。
End User Layer(EUL)を作成します。
End User Layer所有者索引を変更します。
ファイルをDiscoverer管理層にコピーします。
Discoverer Administration Editionに接続します。
End User LayerのEEXファイルをインポートします。
ビジネス・エリアおよびEnd User Discoverer Editionへのアクセスを設定します。
ビジネス・エリアをリフレッシュします。
Discoverer User Editionに接続します。
レポート・ワークブックをインストールします。
手順1〜9を完了した後、次のことを確認します。
EUL所有者(データベース・ユーザー)IDに、エンド・ユーザー言語に対応するサフィックスが付いていること。次に例を示します。
EUL_US
EUL所有者がFNDオブジェクトへの必要な権限を持っていること。詳細は、『Oracle Discoverer 3.1管理ガイド』を参照してください。
アプリケーション・モードEUL所有者が存在すること。アプリケーション・モードEUL所有者を作成するには、EULの作成時にコマンドラインに/APPS_MODEパラメータを追加する必要があります。
Oracle ApplicationsでICXプロファイル・オプションが正しく設定されていること。次のICXプロファイル・オプションが含まれます。
ICX_DISCOVERER_LAUNCHER
ICX_DEFAULT_EUL
ICX_DEFAULT_WORKBOOK_OWN
SESSION_COOKIE_NAME
これらのプロファイル・オプションは、Oracle Project Resource Management用のOracle Discovererおよびセルフ・サービス環境の設定の一部です。これらのプロファイル・オプションおよび他の必須ICXプロファイル・オプションの詳細は、『Oracle Discoverer 3.1管理ガイド』を参照してください。
End User Layer(EUL)を作成する手順は、次のとおりです。
End User Layer所有者として指定するデータベース・ユーザーを作成し、そのユーザーにデータベース・アクセス権を付与します。
アプリケーション・モードEULを作成します。
データベース・ユーザーの作成: End User Layer所有者(データベース・ユーザー)の名前をEUL_<language>(例: EUL_US)に設定します。このタスクは次のスクリプトを使用して実行します。
create user eul_us
identified by eul
default tablespace user_data
temporary tablespace temp;
アプリケーション・モードEULの作成
一連の付与を発行し、EUL所有者が一定のApplication Object Library表へのアクセスを選択できるようにします。この手順は、Discovererでアプリケーション・ユーザーIDおよび職責の構造をサポートする上で必須です。この手順を実行するには、FNDNAM環境変数で指定したアカウント(通常はAPPS)を使用してデータベースに接続し、次の文を実行します。
connect system/manager@<database>
grant connect, resource to &EULOWNER
connect apps/apps@<database>
grant select on FND_USER to &EULOWNER
grant select on FND_APPLICATION to &EULOWNER
grant select on FND_USER_RESP_GROUPS to &EULOWNER
grant select on FND_RESPONSIBILITY_VL to &EULOWNER
grant select on FND_ORACLE_USERID to &EULOWNER
grant select on FND_DATA_GROUP_UNITS to &EULOWNER
grant select on FND_PRODUCT_INSTALLATIONS to &EULOWNER
grant select on FND_SECURITY_GROUPS_VL to &EULOWNER
grant execute on FND_CLIENT_INFO to &EULOWNER
Discoverer Administration Editionからアプリケーション・モードを作成します。
アプリケーション・モードEULとは、データベース・セキュリティ・モデルのかわりにOracle Applicationsセキュリティ・モデルを使用して管理できるEULです。2つの作成方法がありますが、どちらの場合もコマンドラインからAdministration Editionを起動します。
DIS31ADM.exe /APPS_MODE
Administration Editionをアプリケーション・モードで起動します。作成したEULはすべてデフォルトでアプリケーション・モードEULになります。
DIS31ADM.exe /APPS_MODE /CREATE_EUL /CONNECT eul_owner/password@database
このコマンドを実行すると、コマンドラインからアプリケーション・モードEULがバッチ・モードで作成されます。
EUL所有者にはOracle ApplicationsユーザーIDではなくOracleデータベース・ユーザーIDを指定する必要があることに注意してください。所有者として新規データベース・ユーザーIDを指定してEULを作成する場合に最も簡単な方法は、Discoverer Administration EditionにSYSTEMユーザーとしてログオンし、「EULの作成ウィザード」のステップ2で「新規ユーザーを作成(&E)」を選択することです。EULは、Oracle Applications表およびビューを含むAPPSスキーマとは別のスキーマに作成することをお薦めします。これは主として、EULを個別スキーマに作成すると、データベースのインポートおよびエクスポートを使用してEULをテスト環境から本番環境に容易に移行できるためです。
次に、EUL所有者が、データが格納されている適切なアプリケーション表およびビューへのSELECTアクセス権を持っていることを確認する必要があります。複数の表にまたがるDiscovererフォルダを作成する必要がある場合は、EUL所有者にSELECT ANY TABLE権限を付与できます。それ以外の場合は、Discovererフォルダの作成対象となる表へのSELECTアクセス権のみを付与します。
リリース11の管理層から次の手順を実行して、End User Layer内の索引の最大エクステントを変更します。
SQL*Plusを使用し、End User Layer所有者(EUL_USなど)としてデータベース・サーバーに接続します。
SQLプロンプトで次のコマンドを入力します。
$BIS_TOP/admin/sql/BISALTIN.sql
Discoverer Administration EditionおよびDiscoverer End User Editionを介してDiscoverer関連ファイルにアクセスするには、ファイルをDiscoverer管理層にコピーする必要があります。Oracle Project Resource Managementレポート製品をインストールすると、$AU_TOP/discover/<language>/ディレクトリにファイルPAPRMEUL.eexが作成されます。
ファイルPAPRMEUL.eexを、$AU_TOP/discover/<language>/ディレクトリからDiscoverer Administration Editionへのインポート元として使用できる適切なディレクトリにコピーします。
SQLスクリプトBISEULBA.sqlを、$BIS_TOP/admin/sql/ディレクトリから手順1で使用したのと同じ一時ディレクトリにコピーします。$AU_TOP/discover/<language>ディレクトリをDiscoverer管理層にマウントすることもできます。
Discovererワークブックを、$AU_TOP/discover/<language>/ディレクトリからDiscoverer User Editionを使用してデータベースに保存できる新規ディレクトリにコピーします。インストール済ワークブックは次のとおりです。
PASCHRES.dis
PAAVLRES.dis
PAOVCRES.dis
PASALPIP.dis
PAREQPRJ.dis
次のように、Discoverer Administration Editionにアプリケーション・モードでログインします。
D:\orant\DISCVR31\DIS31ADM.EXE /APPS_MODE
データベースに接続します。次に例を示します。
eul_us/eul@cus115
「ファイル」->デフォルトEULの設定を選択します。
Project Resource ManagementのEEXファイルを、DiscovererのEnd User Layerにインポートする必要があります。EEXファイルをインポートするEUL(EUL_USなど)を選択します。
注意: インポート・プロセスを開始する前に、ロールバック・セグメントのサイズを10 MB以上に増やしてください。インポートの完了後、ロールバック・セグメントを元のサイズに戻します。
EEXファイルをインポートする手順は、次のとおりです。
MS-DOSコマンド・ウィンドウをオープンし、EEXファイルがあるディレクトリにナビゲートします。次のコマンドを入力します。
start /wait <ORACLE_HOME>\discvr31\dis31adm /APPS_MODE /CONNECT
<EUL_Owner>/EUL_Owner_password>@<Connect_string> /IMPORT paprmeul.eex
/eul<EUL_Owner_in_uppercase> /log eulimport.log
各項目の意味は次のとおりです。
<ORACLE_HOME>は、NTサーバー上にインストールされているOracle製品の最上位ディレクトリです。
<EUL Owner>は、前述の手順で作成したデータベース・ユーザーです。
<EUL Owner password>は、データベース所有者のパスワードです。
<Connect_string>は、SQL*Netデータベース接続文字列です。
<EUL_Owner_in_uppercase>
注意: 第2コマンドの起動時には、key/EULに続けてEUL所有者スキーマを大文字で入力します。次に例を示します。
start /wait d:\orant\discvr31\dis31amd /APPS_MODE
/CONNECT eul_us/eul@apps /IMPORT PAPRMEUL.eex /eul EUL_US
/log eulimport.log
ツールバーの右下隅にあるDiscovererアイコンをポイントし、インポート・プロセスの進行状況をチェックします。
eulimport.logファイルを調べて、Project Resource ManagementのEEXファイルがEnd User Layerに正常にインポートされたことを確認します。
または、Discoverer Administration Editionにログインし、「ファイル」->「インポート」を選択する方法もあります。PAPRMEUL.eexファイルの場所を指定してインポートを完了します。
ユーザーがDiscoverer AdministratorおよびDiscoverer User Editionをオープンできるように、これらのアプリケーションへのアクセス権をユーザーに付与する必要があります。ただし、ユーザーがProject Resource Managementデータに対するレポート・アクティビティを実行するには、ビジネス・エリアへのユーザー・アクセスおよび職責アクセスも必要です。
ユーザーにOracle Discoverer Administration EditionおよびDiscoverer User Editionへのアクセス権を付与する手順は、次のとおりです。
次のように、Discoverer Administration Editionにアプリケーション・モードでログインします。
D:\orant\DISCVR31\DIS31ADM.EXE/APPS_MODE
「ツール」->「権限」を選択します。
「Project Resource Managementスーパーユーザー」など、アクセス権を付与する必要のあるユーザーまたは職責(ロール)を選択します。
職責にUser EditionまたはAdministration Editionへのアクセス権を付与します。
注意: この職責がセルフ・サービス職責でない場合、セルフ・サービス・ログオンを介してアクセスすることはできません。
ユーザーまたは職責にビジネス・エリアへのアクセス権を付与する手順は、次のとおりです。
次のように、Discoverer Administration Editionにアプリケーション・モードでログインします。
D:\orant\DISCVR31\DIS31ADM.EXE/APPS_MODE
「ツール」->「セキュリティ」を選択します。
「Project Resource Managementスーパーユーザー」など、アクセス権を付与する必要のあるユーザーまたは職責(ロール)を選択します。
このユーザーまたは職責にアクセス権を付与するビジネス・エリアを選択します。
この職責にデータベースからのリフレッシュなどのタスクのための管理アクセス権が必要な場合は、ビジネス・エリアの「管理を許可(&D)」チェック・ボックスを選択します。
次の手順に従って、Discoverer End User Layerと基礎となるOracle Applicationsデータ・モデルの情報を同期化します。
コマンドラインからDiscoverer Administration Editionを起動して接続します。
D:\orant\DISCVR31\DIS31ADM.EXE /APPS_MODE
データベースにアプリケーション・ユーザーとして接続します。次に例を示します。
SERVICES:Project Resource Management Super User:Standard
/welcome@cus115
デフォルトEULを設定します。
すべてのビジネス・エリアを選択します。
「ファイル」->「リフレッシュ」を選択します。
フォルダが正常にリフレッシュされたことを確認します。
Discoverer User Editionを起動する手順は、次のとおりです。
次のように、Discoverer User Editionにアプリケーション・モードでログインします。
\orant\DISCVR31\DIS31USR.EXE
データベースに接続します。次に例を示します。
SERVICES:Project Resource Management Super User:Standard
/welcome@cus115
「ツール」->「オプション」を選択します。
「EUL」タブを選択し、デフォルトEUL(EUL_USなど)を選択します。
次の手順では、ユーザーがOracle Web Discovererを介してアクセスできるように、ワークブックをデータベースに保存する方法について説明します。
次のように、Discoverer User Editionにアプリケーション・モードでログインします。
D:\orant\DISCVR31\DIS31USR.EXE
ログイン情報について「取消」を選択します。
Discoverer 3.1 User Editionで、「ツール」->「オプション」を選択し、「異なるデータベース・アカウントに保存されているワークブックを開く前に警告(&D)」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
Discoverer User Editionを終了します。
Discovererワークブックを一時ステージ領域からデータベースに保存するには、MS-DOSウィンドウをオープンし、ワークブックが保存されているステージ領域にディレクトリを変更します。詳細は、「Discoverer管理層へのファイルのコピー」を参照してください。
コマンド・プロンプトから次のコマンドを実行します。
start /wait for %%f in (*.dis) do
<ORACLE_HOM>\discvr31\dis31usr /connect "<EUL_Owner>"
/EUL_Owner_password>@<Connect_string> /savedb %%f /batch
例
start /wait for %%f in (*dis) do
c:\orant\discvr31\dis31usr /connect"SERVICES:Project Resource
Management Super User:Standard/welcome@apps /savedb %%f /batch
注意: コマンド文字列にEUL_Ownerパラメータを入力する際には引用符を使用します。
または、Discoverer User Editionにログインし、「ファイル」->「オープン」->「コンピュータ」を選択します。ワークブック・ファイルの場所を指定します。ワークブックがオープンしてから、「ファイル」->「別名保存」->「データベース」を選択し、ワークブックをデータベースに保存します。この手順を全ワークブックについて繰り返す必要があります。
ワークブックをデータベースに保存した後、EUL所有者(eul_us)のEnd User Layer(eul)パスワードをデフォルト・パスワードから変更します。
次の手順では、Discoverer User Editionを介してDiscovererワークブックへのアクセスを設定する方法について説明します。
次のように、Discoverer User Editionにアプリケーション・モードでログインします。
D:\orant\DISCVR31\DIS31USR.EXE
他のユーザーまたは職責にアクセス権を付与する必要のあるワークブックをオープンします。
「ファイル」->「ワークブックの管理」->「共有」を選択します。
「ユーザー」->「ワークブック」タブを選択します。
アクセス権を付与するユーザーまたは職責を選択します。
アクセス権を付与するワークブックを選択し、「ワークブックの共有」ダイアログ・ボックスの「共有(&S)」セクションに移動します。