Oracle Cash Managementユーザー・ガイド リリース12 E06075-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
取引を銀行取引明細書に対して調整するには、事前にOracle Cash Managementに銀行取引明細書情報を入力しておく必要があります。この作業は、次のいずれかによって行うことができます。
「銀行取引明細書ローダー」プログラムの使用
カスタム・ローダー・プログラムの使用
情報の手動入力
銀行から提供される口座取引明細書が、BAI2やSWIFT940のような定義済フォーマットのフラット・ファイルである場合は、銀行取引明細書オープン・インタフェースを使用してOracle Cash Managementへロードできます。
銀行取引明細書オープン・インタフェースを使用して、調整用に前日の銀行取引明細書をロードできます。「日中銀行取引明細書ローダー」プログラムを使用して、カスタム・ローダーを使用して、または「自動銀行伝送機能」機能を使用して、資金ポジション用に日中銀行取引明細書を「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表にロードすることもできます。
「銀行取引明細書ローダー」プログラムは、電子銀行取引明細書からOracle Cash Managementのオープン・インタフェース表に銀行取引明細書情報をマップおよび転送する、プラットフォーム非依存のソリューションです。
「銀行取引明細書ローダー」プログラムは2段階で実行されます。第1段階では、SQL*Loaderスクリプトを使用して、データを銀行取引明細書ファイルから中間表に挿入します。SQL*Loaderスクリプトは、ファイル・フォーマットを認識し、それに応じてデータを解析します。中間表は、銀行取引明細書ファイルをデータベースに表したものであり、行がファイルのレコードに対応し、列がレコードのフィールドに対応します。
第2段階では、複数のマッピング・ルールを使用して、データを中間表から「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表に転送します。ルールでは、銀行取引明細書ファイルの構造がオープン・インタフェース表にマップされます。また、ルールでは、簡易パターン検索やデータ変換も実行されます。
BAI2およびSWIFT940ファイル書式のロードは、大部分が自動化されています。Oracle Cash Managementでは、これらの2つのフォーマットにSQL*Loaderスクリプトとマッピング・テンプレートが提供されているため、最小限の設定で「銀行取引明細書ローダー」プログラムを実行できます。ユーザーは、銀行が標準に対して加えた変更にあわせて、デフォルトのマッピング情報を編集するだけで済みます。また、対応するSQL*Loaderスクリプトとマッピング・テンプレートが作成されていれば、「銀行取引明細書ローダー」プログラムで他のフォーマットを使用することもできます。
「銀行取引明細書ローダー」プログラムは、次のいずれかのモードで実行できます。
ロード
ロードおよびインポート
ロード、インポート、および自動調整
「ロードおよびインポート」オプションを選択した場合、「銀行取引明細書ローダー」プログラムの完了後に「銀行取引明細書インポート」プログラムが起動されます。「ロード、インポート、および自動調整」オプションを選択した場合、「銀行取引明細書ローダー」プログラムの完了後に、「銀行取引明細書インポート」プログラムと「自動調整」プログラムの両方が起動されます。どちらの場合も、「銀行取引明細書ローダー」プログラムがエラーまたは警告とともに完了した場合、コンカレント要求は終了します。「銀行取引明細書ローダー実行レポート」を使用して、「銀行取引明細書ローダー」プログラムで発生した例外を確認できます。
銀行取引明細書ファイル・フォーマットがBAI2でもSWIFT940でもない場合、フォーマットのSQL*Loaderスクリプトを作成します。
関連項目: ユーザー定義フォーマットの設定
銀行取引明細書ファイル・フォーマットのマッピング・テンプレートを定義します。
関連項目: 銀行取引明細書マッピング
銀行取引明細書ファイルをディレクトリに配置します。
「要求」ウィンドウにナビゲートします。
「銀行取引明細書ローダー」プログラムのコンカレント要求を発行します。
次のオプションのいずれかを選択します。
ロード
ロードおよびインポート
ロード、インポート、および自動調整
マッピング・テンプレートの名前を入力します。
銀行取引明細書ファイルの名前を入力します。
銀行取引明細書ファイルが置かれているディレクトリ・パスを入力します。
銀行取引明細書ファイルからロードする銀行支店名と銀行口座番号を入力します。何も入力しない場合は、ファイル全体がロードされます。入力した場合は、入力した銀行支店または銀行口座に属する取引明細書のみがロードされます。
「ロードおよびインポート」または「ロード、インポート、および自動調整」オプションを選択した場合、「GL記帳日」を入力します。
「ロード、インポート、および自動調整」オプションを選択した場合、「売掛/未収金活動」と「銀行決済不可処理」を入力します。銀行口座番号を指定した場合は、「支払方法」も入力します。
プログラムを発行します。
ロード処理中に例外が発生したかどうかを確認するには、SQL*Loaderログ・ファイルと「銀行取引明細書ローダー実行レポート」を確認します。
関連項目: 銀行取引明細書ローダー実行レポート
「ロードおよびインポート」または「ロード、インポート、および自動調整」オプションのどちらかを選択した場合、インポート処理の結果を確認します。
関連項目: 銀行取引明細書インタフェース・エラーの検討
「ロード、インポート、および自動調整」オプションを選択した場合、「自動調整」プログラムの結果を確認して、調整エラーを修正します。
関連項目: 調整エラーの検討
「自動調整」プログラムを実行しなかった場合、または調整エラーを修正できない場合、銀行取引明細書を手動で調整できます。
銀行取引明細書の調整後、次のCash Managementレポートを実行して、明細書に正確な情報が記載されていることを確認できます。
未達資金レポート
GL調整レポート
銀行取引明細書要約レポート
調整用有効取引レポート
処理オプション: 次の3つのオプションから1つを選択できます。
ロード
ロードおよびインポート
ロード、インポート、および自動調整
「ロードおよびインポート」または「ロード、インポート、および自動調整」を選択すると、ローダー・プログラムの完了後、銀行取引明細書ごとに別個の処理が発行されます。
マッピング名: 使用すべきマッピング・ルールの名前。
データ・ファイル名: ロード元の銀行取引明細書ファイルの名前。
ディレクトリ・パス: 銀行取引明細書ファイルの場所。デフォルトの長さは50文字ですが、最大240文字まで設定できます。何も入力しないと、「銀行取引明細書ローダー」プログラムはディレクトリ$CE_TOP/binで銀行取引明細書ファイルを検索します。
銀行支店名: 銀行取引明細書ファイルに複数の銀行支店の情報が含まれる場合、「銀行取引明細書ローダー」プログラムで特定の銀行支店の銀行取引明細書のみをロードできます。
銀行口座番号: 銀行取引明細書ファイルに複数の銀行口座の情報が含まれる場合、「銀行取引明細書ローダー」プログラムで特定の銀行口座の銀行取引明細書のみをロードできます。
GL記帳日: 「ロードおよびインポート」または「ロード、インポート、および自動調整」オプションを選択した場合、「GL記帳日」を入力します。この日付は、自動調整で作成されたすべてのGL仕訳のデフォルト日付です。この日付は、オープンまたは先日付で入力可能なReceivablesまたはPayablesの期間に含まれている必要があります。
売掛/未収金活動: 「ロード、インポート、および自動調整」オプションを選択した場合、自動調整によって許容範囲内の送金バッチまたは銀行決済不可取引(NSF)が照合される際に出てくる差異に対しReceivablesの「その他入金」を作成するため、「売掛/未収金活動」を入力します。
支払方法: 「ロード、インポート、および自動調整」オプションを選択して「銀行口座番号」を指定した場合、自動調整によって許容範囲内の送金バッチまたは銀行決済不可取引(NSF)が照合される際に出てくる差異に対しReceivables「その他入金」を作成するため、「支払方法」を入力します。
銀行決済不可処理: 「ロード、インポート、および自動調整」オプションを選択した場合、銀行取引明細書の銀行決済不可(NSF)または却下済入金を処理するため、「銀行決済不可処理」を入力します。有効な処理は次のとおりです。
処理なし: 手動で処理します。
戻し処理: 入金を戻し処理して、請求書を再オープンします。
デビット・メモ戻し処理: 当初入金によりクローズされた項目を置き換えるデビット・メモを作成します。
まず、カスタム・ローダー・プログラムを作成します。その後、次の処理を行います。
銀行取引明細書ファイルに対してカスタム・ローダー・プログラムを実行して、銀行取引明細書オープン・インタフェース表を作成します。
銀行取引明細書情報がオープン・インタフェース表に正しくロードされたことを確認します。
「銀行取引明細書インタフェース」ウィンドウで、銀行取引明細書のヘッダー情報がCE_STATEMENT_HEADERS_INT表に正しく挿入されていることを確認できます。
「銀行取引明細書明細インタフェース」ウィンドウで、銀行取引明細書の取引明細がCE_STATEMENT_LINES_INTERFACE表に正しく挿入されていることを確認できます。
「銀行取引明細書インタフェース」および「銀行取引明細書明細インタフェース」ウィンドウでは、オープン・インタフェース表に取引明細書ヘッダー情報および取引明細情報が表示されます。これらのウィンドウで情報を修正したり、元の銀行取引明細書ファイルを修正してカスタム・ローダー・プログラムを使用して再ロードしたりできます。
「日中銀行取引明細書ローダー」プログラムを使用して、取引明細書の作成日に発生した最新取引で更新された銀行取引明細書をロードできます。日中銀行取引明細書に作成時刻が記載されている場合、「日中銀行取引明細書ローダー」プログラムではタイムスタンプ情報もロードできます。
日中銀行取引明細書ローダーは、次の2つのうちいずれかのモードで実行できます。
ロード
ロードおよびインポート
「ロード」オプションを選択すると、銀行取引明細書情報が「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表にロードされます。Oracle Cash Managementにインポートする前に、取引明細書に修正を加えることができます。「ロードおよびインポート」オプションを選択して、「日中銀行取引明細書ローダー」プログラムの完了後に自動的に「日中銀行取引明細書インポート」プログラムを実行することもできます。「日中銀行取引明細書ローダー」プログラムでエラーまたは警告が発生すると、コンカレント要求は中止されます。「銀行取引明細書ローダー実行レポート」で例外を検討できます。
Oracle Cash Managementとの統合のためにOracle Treasuryを設定します。関連項目: Oracle Cash Managementへの統合のためのOracle Treasury設定
銀行取引明細書のフォーマットがBAI2でもSWIFT940でもない場合、フォーマットのSQL*Loaderスクリプトを作成します。
銀行取引明細書ファイル・フォーマットのマッピング・テンプレートを定義します。関連項目: 銀行取引明細書マッピング
銀行取引明細書ファイルをディレクトリに保存します。
「要求」ウィンドウにナビゲートします。
「日中銀行取引明細書ローダー」プログラムを発行します。
次のオプションのいずれかを選択します。
ロード
ロードおよびインポート
マッピング・テンプレートの名前を入力します。
銀行取引明細書ファイルの名前を入力します。
銀行取引明細書ファイルが置かれているディレクトリ・パスを入力します。
ロードするレコードを特定の銀行支店または銀行口座からのレコードに制限する場合は、銀行支店名と銀行口座番号を指定します。制限しない場合、銀行取引明細書ファイルの全レコードがインポートされます。
プログラムを発行します。
ロード処理中に例外が発生したかどうかを確認するには、SQL*Loaderログ・ファイルと「銀行取引明細書ローダー実行レポート」を確認します。
XMLゲートウェイを設定して、銀行からXML銀行取引明細書を自動的かつ安全に受信できます。銀行は、事前予定済の銀行取引明細書をIFX XMLフォーマットでXMLゲートウェイに配信します。XMLゲートウェイは、IFX仕様と事前定義済のCash Managementマッピング・ルールを使用してメッセージを検証します。検証が完了すると、XMLゲートウェイは銀行取引明細書オープン・インタフェース表を作成し、「銀行取引明細書インポート」プログラムを起動して銀行取引明細書情報をCash Managementに転送します。検証に失敗した場合、XMLゲートウェイはシステム管理者と銀行担当者にEメール通知を送信します。また、指定された資金管理者にインポート処理のステータスが通知されます。
Oracle XML Gatewayがインストールされている必要があります。関連項目: 『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』
Oracle Advanced Queuingがインストールされている必要があります。
Oracle Workflow Business Event Systemがインストールされている必要があります。関連項目: 『Oracle Workflow Business Event System User's Guide』
銀行とシステムの両方がOracle Transport Agentを使用している必要があります。銀行がOracle Transport Agentを使用していない場合は、通信ソフトウェアを統合してOracle Transport Agentメッセージ・プロトコルに準拠する必要があります。
銀行はXML取引明細書をダミー・ユーザーに送信して、内部ユーザー名を銀行に公開しなくて済むようにします。
システム管理者としてログオンします。
「ユーザー」ウィンドウにナビゲートします。
ユーザー名のcexmlを入力します。
摘要にCE XMLデータ転送用のダミー・ユーザーを入力します。
パスワードcexmlを入力します。パスワードは大/小文字を区別してください。
システム管理者としてログオンします。
「ユーザー」ウィンドウにナビゲートします。
資金管理、Cash Management通知、XMLゲートウェイ、システム管理者、ワークフロー管理者、買掛/未払金マネージャおよび売掛/未収金マネージャ職責を追加します。
「Eメール」フィールドで、エラー通知を受信する担当者の有効なEメール・アドレスを入力します。
作業内容を保存します。
通知メーラーのステータスを確認します。実行されていない場合は、「通知メーラー」プログラムを発行して、ユーザーがEメール通知を受信できるようにします。このプログラムの実行手順は、次のとおりです。
システム管理者としてログオンします。
「要求」ウィンドウにナビゲートします。
「通知メーラー」を発行します。
設定手順については、『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』を参照してください。
現行バージョンがFinancials Family Pack Dの場合、「銀行」フィールドは「会社管理者Eメール」フィールドに置き換えられています。
次の表に、各パラメータに入力する値を示します。
フィールド | 入力値 |
---|---|
取引先タイプ | 銀行 |
取引先サイト | 銀行サイト |
銀行 | 銀行名 |
取引タイプ | BANKSVCRS |
取引サブタイプ | DEPACCTSTMTINQRS |
標準コード | IFX |
外部取引タイプ | BANKSVCRS |
外部取引サブタイプ | DEPACCTSTMTINQRS |
方向 | IN |
マップ | CE_BSI_IFX12_IN |
XMLヘッダー | パーティおよびパーティ・サイトIDの銀行により決定されたコード |
次の表に、各パラメータに設定されているデフォルト値を示します。
フィールド | デフォルト値 |
---|---|
取引タイプ | BANKSVCRS |
取引サブタイプ | DEPACCTSTMTINQRS |
標準コード | IFX |
外部取引タイプ | BANKSVCRS |
外部取引サブタイプ | DEPACCTSTMTINQRS |
方向 | IN |
「銀行」設定ウィンドウで、「XML管理者のEメール」フィールドに銀行管理者のEメール・アドレスを入力します。
注意: 現行バージョンがFinancials Family Pack Dの場合、このステップは無視してください。
銀行は、前日の銀行口座活動を詳述するXMLメッセージを作成します。
銀行は、企業にXMLメッセージを送信します。
Oracle Transport Agent(OTA)はメッセージを受信し、メッセージで転送エラーを確認します。エラーが見つからない場合、Oracle Transport Agentは銀行サーバーにHTTP成功応答を送信します。エラーが見つかった場合、Oracle Transport Agentは銀行にHTTP失敗応答を送信します。
XMLゲートウェイで、受信したファイルのXMLメッセージ構造、IFX仕様および事前定義Cash Managementマッピング・ルールが検証されます。
メッセージにデータ・エラーがある場合、XMLゲートウェイは銀行にエラー通知を送信します。
XMLゲートウェイでシステム/処理関連エラーが識別された場合、システム管理者にエラー通知が送信されます。システム管理者はエラー・メッセージ通知でエラー詳細を確認し、問題を修正できます。問題が修正された後、システム管理者は次の方法によってOracle Workflowエラーに返信できます。
「再処理オプション」を選択します。ステップ4からXML処理が再開されます。
「中止」オプションを選択します。取引明細書の処理試行が中止されます。
XMLゲートウェイにより、マッピング・ルールに従って銀行取引明細書オープン・インタフェース表にXMLメッセージが移入されます。
Cash Managementでデータ・エラーが検出された場合、資金管理者にデータ・エラー通知が送信されます。資金管理者は、「銀行取引明細書オープン・インタフェース」ウィンドウでデータ・エラーを修正できます。データ・エラーには、次のようなものがあります。
銀行IDがない
複数の銀行口座が検出された
銀行取引明細書が重複している
銀行取引明細書の処理が完了した後、「銀行取引明細書インポート」プログラムが自動的に起動されます。
資金管理者は、銀行取引明細書インポート処理が正常に完了したかどうかを示す、成功または失敗通知を受信します。
資金管理者は銀行取引明細書のインポートを再試行する前に、インポート・エラーがあるかどうかを確認し、ある場合は修正できます。
資金管理者がインポート処理の成功通知を受信した場合、銀行取引明細書はCash Management表に正しくインポートされ、調整を行う準備ができたことになります。
関連項目
電子銀行取引明細書を「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表にロードする場合、取引明細書明細を調整する前に、銀行取引明細書情報をCash Managementの「銀行取引明細書」表にインポートする必要があります。
Oracle Cash Managementの「銀行取引明細書インポート」プログラムにより、「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表の情報が検証され、検証済の銀行取引明細書情報がインポートされます。Oracle Treasuryで使用されている銀行口座から銀行取引明細書をインポートする場合、「銀行取引明細書インポート」プログラムによってOracle Treasuryの銀行口座残高も更新されます。また、「銀行取引明細書インポート」プログラムでは、インポート処理の完了後に「自動調整」プログラムを起動して自動調整を実行することもできます。
日中銀行取引明細書をロードする場合は、「日中銀行取引明細書インポート」プログラムを使用して情報を検証し、Cash Managementの「日中銀行取引明細書」表にインポートする必要があります。
日中銀行取引明細書のインポートを完了後、情報をOracle Treasuryの資金ポジションに追加できます。日中情報は調整には使用されないため、インポートされた日中銀行取引明細書をCash Managementのウィンドウまたはレポートで表示することはできません。ただし、銀行取引明細書のアーカイブまたはパージは可能です。同日内の複数の日中銀行取引明細書をインポートする場合、新しい銀行取引明細書をインポートする前に、「日中銀行取引明細書インポート」プログラムで既存の銀行取引明細書が削除されます。
次のいずれかの方法を使用して、「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表から「銀行取引明細書」表にデータをインポートできます。
「要求の発行」ウィンドウにナビゲートします。
「銀行取引明細書ローダー」プログラムを選択します。
「ロードおよびインポート」オプションを選択します。
その他のパラメータを適切に指定します。
要求を発行します。
「要求の発行」ウィンドウにナビゲートします。
「銀行取引明細書ローダー」プログラムを選択します。
「ロード、インポート、および自動調整」オプションを選択します。
その他のパラメータを適切に指定します。
要求を発行します。
「要求の発行」ウィンドウにナビゲートします。また、Oracle Applicationsの「ツール」メニューから「自動調整」を選択して、「取引明細書インタフェース」ウィンドウから直接要求を発行することもできます。
「銀行取引明細書インポート」プログラムを選択します。
インポートする取引明細書の銀行口座番号を入力します。
「取引明細書番号:自」および「取引明細書番号:至」フィールドで、取引明細書番号の範囲を指定します。
「取引明細書日付:自」、「取引明細書日付:至」および「GL記帳日」フィールドで日付を指定します。
GL日付は、自動調整で生成されたすべてのGL仕訳のデフォルト日付です。日付は、オープンまたは先日付で入力可能なReceivablesまたはPayablesの期間に含まれている必要があります。
要求を発行します。「銀行取引明細書インポート」プログラムで銀行取引明細書インタフェース表のデータが検証され、検証済の情報がインポートされ、「自動調整実行レポート」が印刷されます。
インポート検証エラーを検討および訂正し、前述のステップを繰り返します。
「要求の発行」ウィンドウにナビゲートします。
「銀行取引明細書インポートおよび自動調整」プログラムを選択します。
注意: また、「ツール」メニューから「自動調整」を選択することにより、「銀行取引明細書調整」ウィンドウまたは「銀行明細書インタフェース」ウィンドウから直接要求を発行することもできます。
インポートする取引明細書の銀行口座番号を入力します。
「取引明細書番号:自」および「取引明細書番号:至」フィールドで、取引明細書番号の範囲を指定します。
「取引明細書日付:自」、「取引明細書日付:至」および「GL記帳日」フィールドで日付を指定します。
自動調整によって許容範囲内の送金バッチまたは銀行決済不可取引(NSF)が照合される際に出てくる差異に対し「その他入金」を作成するため、「売掛/未収金活動」および「支払方法」を選択します。
銀行取引明細書内にある銀行決済不可取引(NSF)をどのように扱うかを指定します。次から選択します。
処理なし: 手動で処理します。
戻し処理: 入金を戻し処理して、請求書を再オープンします。
デビット・メモ戻し: 当初入金によりクローズされた項目を置き換えるデビット・メモを作成します。
要求を発行します。「自動調整」プログラムで「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表のデータが検証され、検証済の情報がインポートされ、銀行取引明細書が調整され、「自動調整実行レポート」が印刷されます。
注意: 「自動調整実行レポート」は、「要求の発行」ウィンドウで要求を発行することでいつでも取得できます。
インポート検証エラーを検討および訂正してから、前述のステップを繰り返します。すべてのインポート検証エラーを訂正後、「自動調整」プログラムで銀行取引明細書の調整要求が発行されます。
「要求の発行」ウィンドウにナビゲートします。
「日中銀行取引明細書ローダー」プログラムを選択します。
「ロードおよびインポート」オプションを選択します。
その他のパラメータを適切に指定します。
要求を発行します。
関連項目: 日中銀行取引明細書ローダー・プログラムを実行する手順
「要求の発行」ウィンドウにナビゲートします。また、「ツール」メニューから「自動調整」を選択して、「取引明細書インタフェース」ウィンドウから直接要求を発行することもできます。
「日中銀行取引明細書インポート」プログラムを選択します。
インポートする取引明細書の銀行口座番号を入力します。
「取引明細書番号:自」および「取引明細書番号:至」フィールドで、取引明細書番号の範囲を指定します。値リストに、範囲内の日中銀行取引明細書のみが表示されます。
「取引明細書日付:自」および「取引明細書日付:至」フィールドで日付を指定します。
要求を発行します。「日中銀行取引明細書インポート」プログラムで「銀行取引明細書インタフェース」表のデータが検証され、検証済の情報がインポートされ、「自動調整実行レポート」が印刷されます。
インポート検証エラーを検討および訂正し、前述のステップを繰り返します。
関連項目
「銀行取引明細書インポート」では、銀行取引明細書オープン・インタフェース表にロードした情報が検証されます。データが検証に合格した場合、そのデータはCash Managementの「銀行取引明細書」表にインポートされます。取引明細書のいずれかのレコードが検証に失敗した場合、取引明細書はインポートされず、「エラー」ステータスが割り当てられます。
「自動調整実行レポート」または「調整エラーの表示」ウィンドウを使用して、インポート検証エラーを検討できます。「銀行取引明細書インタフェース」ウィンドウで、インポート検証エラーを訂正できます。
インポートの検証では、インポートされた銀行取引明細書ヘッダー情報が次のチェックに合格する必要があります。
銀行口座が定義されている必要があります。
銀行口座番号がシステム内で一意でない場合、銀行取引明細書ヘッダー・インタフェース表で銀行名と支店名を指定する必要があります。
銀行取引明細書通貨は、銀行口座用に定義された通貨である必要があります。
銀行口座がOracle Treasuryで使用されている場合は、Treasury銀行口座を所有する会社へのアクセス権を持っている必要があります。
多くの銀行取引明細書には、エラーチェックのために取引明細書ヘッダーに「管理合計」があります。銀行取引明細書ヘッダー・インタフェース表には、7つの管理合計列があります。「銀行取引明細書インポート」プログラムは、これらの列の値を次のように検証します。管理合計で例外が発生した場合、警告メッセージが生成されますが、取引明細書のインポートは続行されます。
次に管理合計を示します。
CONTROL_BEGIN_BALANCE: 取引明細書の期首残高。このエントリに検証は実行されません。
CONTROL_END_BALANCE: 取引明細書の期末残高。期末残高は次の式に適合する必要があります。
CONTROL_END_BALANCE = CONTROL_BEGIN_BALANCE + CONTROL_TOTAL_CR - CONTROL_TOTAL_DR
CONTROL_TOTAL_DR: 取引明細書ヘッダーの支払管理合計が取引明細書明細の合計支払額と一致する必要があります。支払とは、タイプが「支払」、「その他支払」、「銀行決済不可」または「AR却下」の銀行取引コードを持つ取引明細書明細です。
CONTROL_TOTAL_CR: 取引明細書ヘッダーの入金管理合計が取引明細書明細の合計入金額と一致する必要があります。入金とは、タイプが「入金」、「その他入金」または「停止」の銀行取引コードを持つ取引明細書明細です。
CONTROL_DR_LINE_COUNT: 取引明細書の支払明細数が取引明細書ヘッダーの支払明細管理合計と一致する必要があります。支払とは、タイプが「支払」、「その他支払」、「銀行決済不可」または「AR却下」の銀行取引コードを持つ取引明細書明細です。
CONTROL_CR_LINE_COUNT: 取引明細書の入金明細数が取引明細書ヘッダーの入金明細管理合計と一致する必要があります。貸方とは、タイプが「入金」、「その他入金」または「停止」の銀行取引コードを持つ取引明細書明細です。
CONTROL_LINE_COUNT: 取引明細書の明細数が取引明細書ヘッダーの明細管理合計と一致する必要があります。
CE_STATEMENT_LINES_INTERFACE表に移入する値には、末尾のスペースを使用できません。
通貨コード: 取引明細書明細に通貨コードを入力する場合、システムで定義された通貨である必要があります。通貨コードは、照合または計算には影響しません。
銀行取引コード: 入力する場合、Cash Managementで銀行取引コードを定義する必要があります。
換算レート・タイプ: 換算レート・タイプは、Oracle General Ledgerで定義された有効なタイプである必要があります。
金額: 取引明細書明細に金額を入力する必要があります。
自動調整では、各銀行取引明細書の通貨と換算レート・タイプの有効性がチェックされます。調整時に照合対象取引が検出されると、次の事項がチェックされます。
取引の場合:
銀行取引明細書通貨は、取引通貨と同じである必要があります(銀行取引明細書通貨は異なることがあります)。
バッチの場合:
バッチ内のすべての取引が、同じ通貨を使用する必要があります。
取引明細書明細通貨は、バッチ通貨と同じである必要があります。
取引とバッチ両方:
ユーザー換算レートの場合、各取引に換算レートが指定されていて、レート・タイプが「ユーザー」である必要があります。
事前定義レートの場合(「社内」や「直物」など)、各取引にレート・タイプと換算レート日が指定されている必要があります。
関連項目
「銀行取引明細書インタフェース」ウィンドウを使用して、「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表から銀行取引明細書情報をインポートした際に発生したインポート検証エラーを検討できます。また、「銀行取引明細書インポート」プログラムで自動的に印刷された「自動調整実行レポート」も検討できます。
取引明細書のすべてのインポートおよび検証エラーを検討することも、特定の取引明細書明細で発生したエラーのみを検討することもできます。
注意: 「銀行取引明細書インタフェース」ウィンドウでは、インポート検証エラーのみ検討可能です。調整関連エラーを検討するには、「銀行取引明細書調整」ウィンドウを使用します。
インポート・エラーが発生した場合、次の3つのうちいずれかの方法でデータを訂正できます。
「銀行取引明細書インタフェース」および「銀行取引明細書インタフェース明細」ウィンドウを使用します。
「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表を手動で修正します。
元の銀行取引明細書ファイルを修正、再ロードおよび再インポートします。
「銀行取引明細書オープン・インタフェース」表から銀行取引明細書情報をインポートします。関連項目: 銀行取引明細書のインポート
インタフェース・エラーを検討する取引明細書の問合せをします。
「完了」を選択して終了します。
ヒント: 印刷されたレポートでエラーを検討する場合、銀行取引明細書インポートが組み込まれたいずれかのプログラムを実行する際に、「自動調整実行レポート」が自動的に実行されます。
関連項目
口座番号: Oracle Payables、Oracle ReceivablesまたはOracle Payrollで定義された銀行口座番号。
日中: 取引明細書が日中銀行取引明細書かどうかを示します。
取引明細書番号: 銀行取引明細書の番号。順次採番を使用しない場合、デフォルト取引明細書番号は取引明細書日付です。
取引明細書日付: 銀行取引明細書の締日。日付には銀行によるタイムスタンプ情報も含まれます。日中銀行取引明細書の場合、タイムスタンプによって情報がどの程度最新かが示されます。
訂正済: 入力後に訂正されたエラー。
エラー: 入力時に検出されたエラー。
新規: 新規取引明細書。インポートされていません。
転送済: インポートが完了しました。
検証桁: 銀行口座検証用のフィールド。
作成日: 銀行取引明細書の作成日。銀行で銀行取引明細書が作成された日付ではなく、Oracle Cash Managementで銀行取引明細書が作成された日付です。日中銀行取引明細書にタイムスタンプ情報が含まれない場合、この日付を使用して情報がどの程度最新かを判断できます。
使用可能: 銀行取引明細書の使用可能残高。
評価日: 利息の計算に使用した取引明細書残高。
1日浮動: 取引明細書の1日浮動残高。共有銀行口座から銀行取引明細書をインポートする際、この残高を使用してOracle Treasuryで1日浮動残高が更新されます。
2日浮動: 取引明細書の2日浮動残高。共有銀行口座から銀行取引明細書をインポートする際、この残高を使用してOracle Treasuryで2日浮動残高が更新されます。
インタフェース・エラーを検討する取引明細書の問合せをします。
エラーを検討する明細を選択します。
エラーを選択します。
「完了」を選択して終了します。
口座: Oracle Receivables、Oracle PayablesまたはOracle Payrollで定義された銀行口座番号。
明細番号: 銀行により指定された明細番号。銀行により明細番号が指定されていない場合、連番で明細番号を入力できます。
番号: 入金番号、小切手番号、支払バッチ名などの取引番号。自動調整によって銀行取引明細書明細が取引またはバッチと照合される際、この番号を使用して取引が識別されます。
日付: 取引が銀行で決済された日付。デフォルトは、取引明細書日付です。
金額: 銀行口座通貨での取引金額。自動調整に成功するには、この金額が許容範囲内である必要があります(金額および手数料列の正味金額がシステム取引の金額と等しい場合であっても)。
手数料: 取引に関連する銀行手数料金額。このフィールドは必須ではありません。
当初金額: オリジナル通貨での取引明細書明細額。取引の通貨が銀行口座の通貨と異なる場合、この金額が外国為替取引で使用されます。
タイプ: この取引に使用される(Oracle General Ledgerで定義された)換算レート・タイプ。
顧客/仕入先銀行口座: 取引に関連する顧客または仕入先の銀行口座番号。
摘要: 銀行により提供されたその他の情報。
関連項目
取引明細書のいずれかのレコードが検証に失敗した場合は、「銀行取引明細書インポート」プログラムで取引明細書はインポートされず、エラー・ステータスが割り当てられます。インポート検証エラーは「銀行取引明細書インタフェース」ウィンドウまたは「自動調整実行レポート」で検討できます。
インタフェース・エラーには様々な原因が考えられます。次に、銀行取引明細書インタフェース・エラーの最も一般的な原因を示します。
Oracle Cash Managementでの設定情報(銀行取引コード、通貨、銀行口座情報など)が不正確であること。
解決策: Cash Management設定情報を更新し、銀行取引明細書ファイルを再ロードします。
銀行取引明細書ファイルのエラー。
解決策: 銀行から訂正済転送ファイルを取得して、それを再ロードします。
「銀行取引明細書ローダー」プログラムまたは「日中銀行取引明細書ローダー」プログラムの例外。
解決策: 「銀行取引明細書ローダー実行レポート」を検討し、SQL*Loader スクリプト、マッピング・テンプレートまたは銀行取引明細書ファイルを訂正して、例外を解決します。その後、ファイルを再ロードします。
カスタム・ローダー・プログラムの問題。
解決策: カスタム・ローダー・プログラムを変更して、銀行取引明細書ファイルを再ロードします。ファイルを再ロードした後、銀行取引明細書ファイルを再インポートします。
銀行取引明細書ファイルを再ロードするかわりに、「銀行取引明細書インタフェース」および「銀行取引明細書インタフェース明細」ウィンドウで「銀行取引明細書インタフェース」表の情報を直接変更することもできます。すべての銀行取引明細書ヘッダーおよび明細情報だけでなく、任意のオプション付加フレックスフィールドを更新できます。
訂正する取引明細書の問合せをします。
必要に応じて、管理残高などの銀行取引明細書ヘッダー情報を編集します。
作業内容を保存します。
「銀行取引明細書インポート」プログラムを実行して、訂正済の銀行取引明細書情報をオープン・インタフェース表からインポートします。日中銀行取引明細書の場合は、「日中銀行取引明細書インポート」プログラムを実行します。
注意: 「銀行取引明細書インポート」プログラムまたは「日中銀行取引明細書インポート」プログラムは「銀行取引明細書インタフェース」ウィンドウから直接発行できます。「ツール」メニューから「自動調整」を選択します。
「銀行取引明細書インタフェース」ウィンドウへナビゲートします。
訂正する取引明細書の問合せをします。
「明細」ボタンを選択します。
銀行取引明細書の取引情報を編集します。明細番号、取引コード、取引番号および日付を編集できます。
「金額」タブ・リージョンで、取引金額、銀行手数料および当初金額を編集します。
「換算」タブ・リージョンで、通貨コード、換算日、換算レート・タイプ、換算レートなどの換算レート情報を編集します。
「参照」タブ・リージョンで、各明細に関連付けられている顧客/仕入先(顧客または仕入先)、請求書番号および顧客/仕入先銀行口座を編集します。
「摘要」タブ・リージョンで各明細の評価日および摘要を編集します。
作業内容を保存します。
「銀行取引明細書インポート」プログラムを実行して、訂正済の銀行取引明細書情報をオープン・インタフェース表からインポートします。
関連項目
銀行取引明細書オープン・インタフェースを使用して銀行取引明細書情報を自動的にロードする他に、銀行取引明細書情報を手動で入力できます。取引明細書がすでに調整済の場合であっても、ユーザーは以前に手動入力または自動ロードされた取引明細書情報を更新できます。
銀行取引明細書を手動入力する際、銀行取引明細書ヘッダーと取引明細を入力します。取引明細は入力時に調整することも、すべての取引明細を入力して作業を保存した後に銀行取引明細書を(手動または自動で)調整することもできます。
注意: Cash Managementでは、取引明細書は時系列で入力され、入力された順序で累計銀行口座残高が計算されると仮定しています。
銀行を定義します。
「銀行取引明細書インポート」プログラムの使用を予定している場合、銀行口座の銀行取引コードを定義する必要があります。
その他の取引用に売掛/未収金活動および支払方法を設定します。
文書連番を使用する場合、ユーザーまたはシステム管理者がCash Managementの連続文書番号を設定する必要があります。
注意: 文書連番では、有効日は取引明細書日付です。
「システム・パラメータ」ウィンドウで「インポート済取引明細書への追加明細の許可」機能を使用可能にした場合、自動ロードされた取引明細書に明細を追加できます。
「新規」ボタンを選択して、「銀行取引明細書」ウィンドウを表示します。
銀行ヘッダー情報として、口座番号、口座名、銀行名、銀行支店および通貨を入力します
新取引明細書日付を入力します。
手動による文書連番番号を使用する場合は、銀行取引明細書文書番号を入力します。
注意: 自動文書連番番号を使用する場合、Cash Managementで取引明細書の文書番号が自動的に作成されます。自動的に割り当てられた文書番号は編集できません。
取引明細書番号を入力します。デフォルトの取引明細書番号は取引明細書日付です。
GL記帳日を入力します。デフォルトは取引明細書日付です。GL記帳日は、オープンまたは先日付で入力可能なReceivablesまたはPayablesの期間に含まれている必要があります。
オプションで、銀行取引明細書の管理合計を入力します。
必要に応じて、オープン残高とクローズ残高を入力します。入金と支払の管理合計および各取引明細書明細の番号を入力します。
注意: 管理合計額をCash Managementで「取引明細書」ウィンドウの「明細合計」タブ・リージョンに表示される管理合計額と比較して、入力した銀行取引明細書が完全かつ正確であることを確認できます。
「明細」を選択して、取引明細書明細の入力を開始します。ヘッダー情報をただちに保存して、取引明細書明細を後から入力することもできます。
作業内容を保存します。
口座番号: 銀行口座番号。この値は更新可能ですが、銀行取引明細書明細がすでに調整済の場合は更新できません。
文書番号: 銀行取引明細書に表示される文書番号。自動文書連番番号を使用する場合、Cash Managementで取引明細書の文書番号が自動的に作成されます。自動的に割り当てられた文書番号は編集できません。
取引明細書番号: 取引明細書番号。デフォルトの取引明細書番号は取引明細書日付です。
GL記帳日: 取引が総勘定元帳に転記される日付。デフォルト値は取引明細書日付です。GL記帳日は、オープンまたは先日付で入力可能なOracle ReceivablesまたはOracle Payablesの期間に含まれている必要があります。
検証桁: 銀行口座検証のための検証桁を入力します。
管理合計と明細合計: ウィンドウの「管理合計」および「明細合計」タブ・リージョンは同じフィールドで構成されます。これらのフィールドを比較して、入力した銀行取引明細書が完全かつ正確であることを確認できます。
オープン残高: 銀行により指定された、取引明細書の開始残高。デフォルト値は前の取引明細書のクローズ残高です。
使用可能: 取引明細書の使用可能残高。
評価日残高: 取引明細書の評価日残高。この残高は、利息の計算に使用されます。
1日浮動: 取引明細書の1日浮動残高。
2日浮動: 取引明細書の2日浮動残高。
完了: このフィールドをチェックして銀行取引明細書が完全なことを示し、取引明細書が変更されないようにします。調整プロセスの完了後に、銀行取引明細書を確定できます。ただし、取引明細書はいつでも完了としてマークまたはマーク解除できます。
未調整金額: 取引明細書の未調整金額合計。この金額は、未調整入金と未調整支払のネット額です。
関連項目
「銀行取引明細書の検索」ウィンドウにナビゲートします。
「検索」を選択して、入力済のすべての取引明細書リストを表示します。
ヘッダー情報をすでに入力した取引明細書を選択し、「検討」を選択して「銀行取引明細書」ウィンドウを表示します。
注意: 銀行取引明細書ヘッダー情報をまだ入力していない場合は、「銀行取引明細書の手動入力」を参照してください。
「明細」を選択して、銀行取引明細書明細を入力します。
明細番号を入力します。
明細の取引タイプを入力するか、ポップリストからタイプを選択します。
オプションで、銀行取引明細書の入力後に自動的に調整する場合は、各取引明細に銀行取引コードと次の値を入力します。
取引番号または
請求書番号(次のステップ11を参照)および顧客/仕入先銀行口座
注意: 給与EFT支払の場合、取引コードに対して給与照合順序で指定された順序で取引番号を入力し、"/"で区切る必要があります。
「金額」タブ・リージョンで、取引金額詳細を入力します。
取引日を入力します。デフォルトは取引明細書日付です。
評価日を入力します。
取引金額を入力します。取引タイプによって、金額が支払か入金かが決まります。
「換算」タブ・リージョンで、外貨取引の換算情報を入力します。
オリジナル通貨コードと換算日を入力します。
換算レート・タイプを入力するか、値の使用可能リストから選択します。
換算レート・タイプに「ユーザー」を選択する場合、換算レートを入力します。事前定義レート・タイプを使用する場合、レート・タイプが入力されていなければ、Cash Managementで換算レートが自動的に選択されます。
「参照」タブ・リージョンで、各取引に関連付けられている顧客/仕入先(顧客または仕入先)、請求書番号および顧客/仕入先銀行口座を入力します。
「摘要」タブ・リージョンで、取引および取引に関連する銀行手数料の摘要を入力します。
追加の各取引明細を入力します。
作業内容を保存します。
明細: 銀行により指定された明細番号。銀行により明細番号が指定されていない場合、連番で明細番号を入力できます。
支払: 生成済または記録済小切手、電信送金、電子送金などの支払。
入金: 受入小切手、口座引落し、為替手形などの入金。
その他支払: 現金勘定に直接転記される小口現金取引など、仕入先請求書に関連しない支払。
その他入金: 収益勘定に直接転記される小口現金取引など、顧客請求書に関連しない入金。
AP停止: 小切手のコールバックなど、以前に入力、生成または決済された支払停止。AP停止取引タイプは、Oracle PayablesおよびOracle Payrollの無効支払または停止支払とのみ照合されます。
AR却下: 銀行口座が無効など、銀行決済不可以外の理由で却下された入金。AR却下取引タイプは、Oracle Receivablesの戻し処理済入金とのみ照合されます。
銀行決済不可: 引き出し元口座が銀行決済不可であるため、入金が銀行により却下された場合。
スイープ・イン: 当方銀行口座により入金される振込。この銀行取引タイプは、元の銀行口座を識別します。
スイープ・アウト: 当方銀行口座によって送金される振込。この銀行取引タイプは、振込先銀行口座を識別します。
取引日: 取引が銀行で決済された日付。デフォルトは、取引明細書日付です。
評価日(前リリースでの「有効日」): 資金活動(支払または入金)が銀行口座に計上される日付。この日付は、銀行口座の利息計算上で重要です。取引明細書明細評価日は、銀行により提供されるか、または手動入力します。この日付は、Oracle PayablesおよびOracle Receivablesの「実績日」の移入に使用されます。
金額: 銀行口座通貨での取引金額。自動調整を行うには、この金額が許容範囲内である必要があります(金額および手数料列の正味金額が補助元帳取引の金額と等しい場合であっても)。
手数料: 取引に関連するすべての銀行手数料の金額。このフィールドは必須ではありません。Cash Managementでは、手数料および金額列を追加して、調整金額が導出されます。
当初金額: オリジナル通貨での取引明細書明細額。取引の通貨が銀行口座の通貨と異なる場合、この金額が外国為替取引で使用されます。
通貨: 取引の通貨。
日付: 使用された換算レートに関連する日付。
タイプ: この取引に対して使用される(Oracle General Ledgerで定義された)換算レート・タイプ。
レート: 銀行がこの取引に指定している換算レート。
当初金額: オリジナル通貨での取引明細書明細額。取引の通貨が銀行口座の通貨と異なる場合、この金額が外国為替取引で使用されます。
顧客/仕入先銀行口座: 取引に関連する顧客または仕入先の銀行口座。
摘要: 銀行により提供された顧客関連テキスト。
関連項目
Cash Managementに手動でインポートまたは入力された銀行取引明細書はすべて更新可能です。
銀行取引明細書をインポートまたは入力します。
銀行取引明細書が「完了」とマークされていないことを確認します。関連項目: 銀行取引明細書を完了としてマーク
更新する取引明細書の問合せ基準を入力するか、または基準を空白のままにしてすべての取引明細書を問合せします。
「検索」を選択すると、「銀行取引明細書調整」フォルダ・ウィンドウに問合せ基準を満たす取引明細書が表示されます。
注意: 「銀行取引明細書調整」フォルダ・ウィンドウを変更して、入力した取引明細書の問合せ機能をカスタマイズできます。フォルダの変更および保存についての詳細は『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』を参照してください。
更新する取引明細書を選び、「検討」を選択します。
必要に応じて、銀行取引明細書のヘッダーおよび明細情報を更新します。銀行取引明細書情報はすべて変更可能です。取引明細などの情報を追加することもできます。
作業内容を保存します。
関連項目