Oracle Identity Managerでは、様々なターゲット・システムに対してリソースのアクセス権の管理およびセキュリティが自動化されています。Oracle Identity Managerコネクタは、Oracle Identity Managerとターゲット・アプリケーションの統合に使用されます。このガイドでは、Oracle Identity Managerのアイデンティティ情報の認可(信頼できる)ソースとしてPeopleSoft HRMSを使用できるようにするコネクタについて説明します。
ノート:
このガイドでは、PeopleSoft HRMSをターゲット・システムと表記しています。
コネクタのアイデンティティ・リコンシリエーション(信頼できるソース)構成において、個人はターゲット・システムでのみ作成または変更され、これらの個人に関する情報がOracle Identity Managerにリコンサイルされます。
この章では、次の項目について説明します。
表1-1に、このコネクタを使用したときの動作が保証されているコンポーネントを示します。
表1-1 動作保証されているコンポーネント
項目 | 要件 |
---|---|
Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Manager |
Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Managerの次のリリースのいずれかを使用できます。
|
ターゲット・システム |
ターゲット・システムは次のいずれか。
|
コネクタ・サーバー |
11.1.2.1.0 |
コネクタ・サーバーJDK |
JDK 1.6以降またはJRockit 1.6以降 |
その他のソフトウェア |
ターゲット・システム環境で次のコンポーネントがインストールおよび構成されていることを確認する必要があります。
次の標準のPeopleSoftメッセージが使用可能です。
|
使用しているPeopleToolsおよびターゲット・システムのバージョンを確認し、このリリースのコネクタでその組合せがサポートされているかどうか確認することをお薦めします。PeopleToolsおよびターゲット・システムのバージョンを確認するには、次のようにします。
使用しているOracle Identity Managerバージョンに応じて、次のコネクタのいずれかをデプロイして使用する必要があります。
使用しているのがOracle Identity Managerリリース9.1.0.2 BP05以降でOracle Identity Manager 11gリリース1 BP02 (11.1.1.5.2)よりも前のバージョンの場合は、このコネクタのバージョン9.1.0.2を使用する必要があります。
Oracle Identity Manager 11gリリース1 BP02 (11.1.1.5.2)以降、Oracle Identity Manager 11gリリース2 BP04 (11.1.2.0.4)以降、またはOracle Identity Manager 11gリリース2 PS3 (11.1.2.3.0)を使用している場合は、このコネクタの最新の11.1.1.xバージョンを使用してください。
この項では、次の項目について説明します。
図1-1に、コネクタのアーキテクチャを示します。
ターゲット・システムは、Oracle Identity Managerのアイデンティティ・データの信頼できるソースとして構成されています。つまり、ターゲット・システムで作成されて更新されたアイデンティティ・データはOracle Identity Managerにフェッチされ、OIMユーザーの作成と更新に使用されます。
標準のPeopleSoft XMLファイルおよびメッセージは、PeopleSoft HRMSとOracle Identity Managerの間のデータ交換の媒体となります。
個人データがOracle Identity Managerに送信される方法は、構成するリコンシリエーションのタイプによって異なります。これらを次に示します。
ノート:
タゲット・システムのすべての既存レコードをOracle Identity Managerにリコンサイルするには、コネクタのデプロイ後に最初のリコンシリエーションを実行するとき、完全リコンシリエーションを実行する必要があります。これにより、ターゲット・システムとOracle Identity Managerに同じデータが含まれるようにします。
PeopleSoftでは、Oracle Identity Managerなどの外部アプリケーションに個人データを送信する場合、標準のメッセージ形式PERSON_BASIC_FULLSYNCおよびWORKFORCE_FULLSYNCを使用します。完全リコンシリエーションでは、すべての個人レコードをターゲット・システムからフェッチして、Oracle Identity Manager内でレコードをリコンサイルします。Oracle Identity Manager内での完全リコンシリエーションは、PeopleSoftで生成されるPERSON_BASIC_FULLSYNCおよびWORKFORCE_FULLSYNC XMLファイルを使用して実施されます。これらのメッセージの詳細は、「標準のPeopleSoftメッセージのサポート」を参照してください。
完全リコンシリエーションに関連する処理は次のステップを含みます。
完全リコンシリエーションを実行する手順は、「完全リコンシリエーションの実行」を参照してください。
PeopleSoftインテグレーション・ブローカーによって、PERSON_BASIC_FULLSYNCおよびWORKFORCE_FULLSYNCメッセージ用のXMLファイルに略歴情報やジョブ情報などのすべての個人データが移入されます。
これらのXMLファイルをOracle Identity Managerホスト・コンピュータ上のディレクトリにコピーします。
PeopleSoft HRMS Trusted Reconciliationスケジュール済タスクを構成します。このスケジュール済タスクによってXMLファイルが読み取られ、リコンシリエーション・イベントが生成されます。
増分リコンシリエーションでは、新規作成または変更された個人データのリアルタイム・リコンシリエーションを実行します。増分リコンシリエーションは、最初の完全リコンシリエーションの実行後に、個々のデータ変更をリコンサイルするために使用します。PERSON_BASIC_SYNCまたはWORKFORCE_SYNCが、増分リコンシリエーションを開始するための標準のPeopleSoftメッセージです。詳細は、「標準のPeopleSoftメッセージのサポート」を参照してください。これらのメッセージは、個人情報の追加または変更に関連する各トランザクションの特定の個人データをターゲット・システムに送信するために使用されます。増分リコンシリエーションは、PeopleSoftアプリケーション・メッセージングを使用して構成します。
増分リコンシリエーションのステップは、次のとおりです。
増分リコンシリエーションを構成する手順は、「増分リコンシリエーションの実行」を参照してください。
ターゲット・システムで個人データが追加または更新されると、PeopleCodeイベントが生成されます。
PeopleCodeイベントは、変更された個人データを含むXMLメッセージ(PERSON_BASIC_SYNCまたはWORKFORCE_SYNC)を生成し、HTTPを介してそれをPeopleSoftリスナーにリアルタイムで送信します。PeopleSoftリスナーは、Oracle Identity Managerホスト・コンピュータ上にデプロイされるWebアプリケーションです。SSLが構成されている場合、メッセージはHTTPSを介してPeopleSoftリスナーに送信されます。
PeopleSoftリスナーはXMLメッセージを解析し、Oracle Identity Managerにリコンシリエーション・イベントを作成します。
ノート:
コネクタのデプロイ中に、PeopleSoftリスナーがEARファイルとしてデプロイされます。
コネクタには、次のような機能があります。
コネクタは、PeopleSoft HRMSをOracle Identity Managerのアイデンティティ・データの信頼できる(認可)ソースとして設定するために必要なすべての機能を提供します。Oracle Identity Managerは、増分リコンシリエーションに対してこのメッセージを使用します。つまり、コネクタでは、PeopleSoft HRMSでのプロビジョニング操作とターゲット・リソースのリコンシリエーションはサポートされていません。
コネクタでは、リコンシリエーションを次の2つの方法でサポートしています。
完全リコンシリエーション実行では、すべてのレコードがXMLファイル形式でターゲット・システムからOracle Identity Managerにフェッチされます。増分リコンシリエーションでは、追加または変更されたレコードが、Oracle Identity Managerホスト・コンピュータにデプロイされているリスナーに直接送信されます。リスナーはレコードを解析し、リコンシリエーション・イベントをOracle Identity Managerに送信します。
コネクタは、入社から退社まで、また個人が組織との間に確立する長期的な関係を定義する全範囲のイベントにわたって、すべての主要な個人ライフサイクル・イベントを管理できるようにします。この関係は、個人ライフサイクルとして定義できます。
コネクタは、個人の新規作成や既存の個人の変更を含むPeopleSoftの変更のリアルタイムなリコンシリエーションを実行します。リアルタイム・リコンシリエーションの実行によって、Oracle Identity Managerは、職務終了や異動などのクリティカルなライフサイクル・イベントを即時に検出できます。このため、Oracle Identity Managerは適切なアクションを即時に実行できます。
PeopleSoftで個人のステータスが変更されるたびに、OIMユーザーのステータスが、Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus参照定義内の定義に従って変更されます。詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus」を参照してください。
ターゲット・システムでは、有効日指定機能を使用して、ユーザー・アカウントに対して行う変更に将来の日付を割り当てることができます。
コネクタは、ターゲット・システムで入社イベントと個人レコードのライフサイクル内の他のイベントを区別できます。これらのイベントには、現在の日付を指定することも、将来の日付を指定する(つまり、有効日を指定する)こともできます。現在の日付指定のイベントとは、イベントの日付が現在の日付と同じかそれ以前のイベントです。将来の日付指定のイベントとは、発生する日付が将来に設定されているイベントのことです。たとえば、現在の日付が30-Jan-09であり、イベントに設定されている日付が15-Feb-09である場合、そのイベントは将来の日付指定のイベントです。リコンシリエーション中にイベントが処理される方法は、イベントのタイプによって異なります。
PeopleSoftでは、レコードのリコンサイルに2つの標準メッセージが使用されます。PERSON_BASIC_SYNCメッセージおよびWORKFORCE_SYNCメッセージです。これらのメッセージの詳細は、「標準のPeopleSoftメッセージのサポート」を参照してください。
OIMユーザーを作成する場合は、PERSON_BASIC_SYNCメッセージを実行します。OIMユーザーのデフォルトのステータスは、「無効」です。「Lookup.PSFT.Message.PersonBasicSync.Configuration」で説明されている参照定義内のコード・キーEmployee Statusを参照してください。
個人のジョブ関連情報は、WORKFORCE_SYNCメッセージを介して更新されます。また、ステータスは、WORKFORCE_SYNCメッセージXMLのACTIONノードからフェッチされた情報に応じて変更されます。たとえば、入社イベントの値は、WORKFORCE_SYNCメッセージXMLのACTIONノードからHIR
として取得されます。
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus参照定義は、XMLメッセージのACTIONノードから取得された値のマッピングを提供します。参照定義内の「コード・キー」は実行されるアクションを定義し、デコード値はActive
かInactive
のいずれかです。個人のステータスは、デコード値に応じて、Oracle Identity Managerで「アクティブ」
または「無効」
として表示されます。
たとえば、この場合、XMLメッセージからフェッチされるデータはHIR
です。Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus参照定義には、デコード列にHIRアクションのマッピングが含まれています。Oracle Identity ManagerコンソールでHIRアクションに「アクティブ」が表示されるようにするには、参照定義でマッピングとしてコード・キーにHIRを、デコードにActiveを定義します。
この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus」を参照してください。
ノート:
有効日機能において、ターゲット・システム上の特定の個人のレコードは次のタイプに分類できます。
現在: 有効日がシステム日付に最も近いまたは同じであり、システム日付より後ではないレコード。現在のレコードは1件のみ存在します。
履歴: 日付が現在日付のレコードより前のレコード
将来: 有効日がシステム日付より後のレコード
PeopleSoftには、略歴データおよびジョブ関連データをOracle Identity Managerなどの外部アプリケーションに送信するための標準メッセージが用意されています。コネクタは、PeopleSoft HRMSインストールの一部として提供される次の標準のPeopleSoftメッセージを使用して、完全リコンシリエーションおよび増分リコンシリエーションを実行します。
PERSON_BASIC_FULLSYNC
このメッセージには、すべての個人のすべての基本略歴情報が含まれます。この情報には、従業員ID、名、姓および従業員タイプが含まれます。これは完全リコンシリエーションに使用されます。
PERSON_BASIC_SYNC
このメッセージには、特定の個人に関連する情報が含まれます。これには、従業員IDと、追加または変更された情報が含まれます。増分リコンシリエーション中、PERSON_BASIC_SYNCメッセージがOracle Identity Managerに送信されます。
ノート:
PERSON_BASIC_SYNCのトリガーによってOIMユーザーが作成されるのは、個人がPeopleSoftに追加された場合のみです。ただし、完全リコンシリエーション中にOIMユーザーが作成された場合、PERSON_BASIC_SYNCメッセージには個人データに対する変更内容が含まれます。
WORKFORCE_FULLSYNC
このメッセージには、すべての個人のジョブ関連詳細が含まれます。この情報には、部門、スーパーバイザID、マネージャIDおよびジョブ・コードが含まれます。これは完全リコンシリエーションに使用されます。
WORKFORCE_SYNC
このメッセージには、特定の個人のジョブ関連詳細が含まれます。この情報には、従業員IDと、追加または変更された情報が含まれます。これは増分リコンシリエーションで使用されます。
ノート:
レコードをリコンサイルする場合、WORKFORCE_FULLSYNより先にPERSON_BASIC_FULLSYNCメッセージを実行する必要があります。WORKFORCE_FULLSYNCメッセージが最初に処理されると、Oracle Identity Managerで「イベントを受信しました」状態になっているすべてのイベントに対するデータが格納され、PERSON_BASIC_FULLSYNCメッセージを使用して実行されたリコンシリエーションによって個人データが使用可能になった後に処理されます。
PeopleSoftに用意されている標準メッセージは、非同期です。つまり、メッセージが正常に配信されなかった場合、PeopleSoftインテグレーション・ブローカーによってそのメッセージは未送信としてマークされます。この場合、そのメッセージを手動で再送信できます。
コネクタは、メッセージを正常に処理できない場合、エラー・コードを送信し、PeopleSoftインテグレーション・ブローカーはそのメッセージに「失敗」のマークを付けます。「失敗」のマークが付いたメッセージは、リスナーに再送信できます。詳細は、「PeopleSoftリスナーで受信されなかったメッセージの再送信」を参照してください。
関連項目:
Oracle Technology NetworkにあるPeopleBook Enterprise PeopleTools 8.49 PeopleBook: PeopleSoft Integration Brokerで処理対象のサービス操作の再送信と取消しに関する項を参照してください。
http://download.oracle.com/docs/cd/E13292_01/pt849pbr0/eng/psbooks/tibr/book.htm
リコンシリエーション中にOracle Identity Managerに取り込まれた個人データが検証されるように構成できます。また、リコンシリエーション中にOracle Identity Managerに取り込まれた個人データが変換されるように構成することもできます。
検証機能の設定の詳細は、「リコンシリエーション中のデータ検証の構成」を参照してください。
変換機能の設定の詳細は、「リコンシリエーション中のデータ変換の構成」を参照してください。
コネクタでは、「マネージャID」値の完全リコンシリエーションと動的リコンシリエーションをサポートしています。「マネージャID」属性は、事前定義済のOIMユーザー・フォーム属性の1つです。OIMユーザーの作成中にデータをリコンサイルする場合、PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクを実行して、このフィールドにマネージャの詳細を移入できます。
ノート:
また、ターゲット・システムには、ターゲット・システムUIの参照フィールドである「スーパーバイザ」属性があります。この値は、プロセス・フォームのUDFである「スーパーバイザID」フィールドに入力されます。
初めて完全リコンシリエーションを実行する場合、PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクを実行して「マネージャID」の値をリコンサイルする必要があります。
このシナリオにおける「マネージャID」値のリコンシリエーション手順は、「PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクの実行」を参照してください。
初回の完全リコンシリエーションの実行後、以降の増分リコンシリエーション操作の実行時には、「マネージャID」値が動的にリコンサイルされます。
コネクタによって、Oracle Identity Managerの「スーパーバイザID」に基づくマネージャ情報と、WORKFORCE_SYNCメッセージを介してフェッチされたジョブ情報がリコンサイルされます。
この項では、「マネージャID」値の完全リコンシリエーションと動的リコンシリエーションの両方に適用される、マネージャIDのリコンシリエーション・プロセスのステップについて説明します。
個人のジョブ詳細を更新するには、次のようにします。
WORKFORCE_FULLSYNCまたはWORKFORCE_SYNCメッセージを実行すると、個人のスーパーバイザの詳細がターゲット・システムから取得されます。
次のスクリーンショットに示すように、メッセージXMLのSUPERVISOR_IDノードからスーパーバイザの詳細がフェッチされます。
コネクタによって、プロセス・フォームに「スーパーバイザID」フィールドが移入されます。
初めて完全リコンシリエーションを実行する場合のみ、PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクを実行します。このシナリオにおける「マネージャID」値のリコンシリエーション手順は、「PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクの実行」を参照してください。
このスケジュール済タスクによって、ユーザーIDが「スーパーバイザID」値と同じであるOIMユーザーが存在するかどうかが確認されます。一致が見つかると、「マネージャID」属性が「スーパーバイザID」の値で更新されます。
次の例に、この処理の流れを示します。
Richardは、ユーザーIDが02の個人であり、ターゲット・システムに存在しています。彼のマネージャであるJohn Doeは、ユーザーIDが01であり、Oracle Identity Managerに存在しています。Richardの個人レコードのリコンシリエーション中に、次の処理が実行されます。
ターゲット認証は、Oracle Identity Managerがターゲット・システムからのメッセージを受け入れる必要があるかどうかを検証するために行われます。これは、インテグレーション・ブローカー・ノードのITリソースの名前を渡すことにより行われます。このノードでITリソース名の正しい値が指定されていることを確認する必要があります。ノードの設定の詳細は、「PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの構成」を参照してください。さらに、ITがアクティブになっているかどうかを確認するために、「アクティブ」というフラグが使用されます。このフラグの値は、デフォルトでYes
です。この値がYesの場合、ターゲット認証が実行されます。これがNo
に設定されている場合、ターゲット認証は失敗します。
すべてのリコンシリエーション操作から除外する必要のある個人のリストを指定できます。除外リストに指定したユーザーIDを持つ個人は、リコンシリエーション操作による影響を受けません。詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.ExclusionList」を参照してください。
信頼できるソースのリコンシリエーションでは、ターゲット・システムで新規作成または変更されたアカウントに関するデータのOracle Identity Managerに対するリコンサイルと、OIMユーザーの追加または更新を行います。
関連項目:
リコンシリエーションの概念の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理のリコンシリエーションの管理に関する項を参照してください。
この項では、次の項目について説明します。
表1-2に、リコンシリエーション時にターゲット・システムから値がフェッチされるアイデンティティ属性を示します。
表1-2 リコンシリエーション用のユーザー属性
OIMユーザー・フォームのフィールド | PeopleSoft HRMS/HCMのフィールド | 説明 |
---|---|---|
ユーザーID |
PS_PERSON.EMPLID |
ユーザーの従業員ID OIMユーザーの作成の場合、必須フィールドです。 |
姓 |
PS_NAMES.LAST_NAME |
ユーザーの姓 OIMユーザーの作成の場合、必須フィールドです。 |
名 |
PS_NAMES.FIRST_NAME |
ユーザーの名 OIMユーザーの作成の場合、必須フィールドです。 |
従業員タイプ |
PS_JOB.REG_TEMP PS_JOB.FULL_PART_TIME PS_JOB.PER_ORG |
OIMユーザーの従業員タイプ PS_JOB.REG_TEMP、PS_JOB.FULL_PART_TIMEおよびPS_JOB.PER_ORGフィールドの値の組合せが、OIMユーザーの従業員タイプの指定に使用されます。 OIMユーザーの作成の場合、必須フィールドです。 |
ステータス |
PS_JOB.ACTION |
個人に対して実行されるアクション。HIRE、TRANSFEREDなどがあります。 |
開始日 |
PS_JOB.EFFDT |
個人のジョブ・レコードの有効日 |
スーパーバイザID |
PS_JOB.SUPERVISOR_ID |
個人のスーパーバイザID |
部門 |
PS_JOB.DEPTID |
個人の部門ID |
ジョブID |
PS_JOB.JOBCODE |
個人のジョブID |
関連項目:
リコンシリエーションの一致ルールおよびアクション・ルールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerのためのアプリケーションの開発とカスタマイズ』のリコンシリエーション・メタデータに関する項を参照してください
次の各項では、このコネクタのリコンシリエーション・ルールについて説明します。
プロセス一致ルールを次に示します。
ルール名: Peoplesoft HRMS Recon Rule
ルール要素: User Login Equals User ID
このルールの意味は次のとおりです:
User Loginは、OIMユーザー・フォームの「ユーザーID」フィールドを表します。
ユーザーIDは、ターゲット・システム上の従業員の「従業員ID」フィールドを表します。
信頼できるソースのリコンシリエーションでは、OIMユーザー・フォームの「ユーザーID」フィールドは、ターゲット・システムの「従業員ID」フィールドと照合されます。これらは、それぞれOracle Identity Managerとターゲット・システムのキー・フィールドです。
コネクタのデプロイ後は、次のステップを実行してリコンシリエーション・ルールを表示できます。
ノート:
次の手順は、コネクタのデプロイ後にのみ実行してください。
リコンシリエーション・イベントに一致ルールを適用すると、その結果はいくつか考えられます。リコンシリエーション用のアクション・ルールは、これらの結果に対して実行するアクションを定義するものです。
ノート:
このコネクタに事前定義されていないルール条件については、アクションは実行されず、エラー・メッセージは記録されません。
次の各項では、このコネクタのリコンシリエーション・アクション・ルールについて説明します。
表1-3に、このコネクタのリコンシリエーション・アクション・ルールを示します。
表1-3 信頼できるソースのリコンシリエーションのアクション・ルール
ルール条件 | アクション |
---|---|
一致が見つからなかった場合 |
ユーザーの作成 |
1つのエンティティ一致が見つかった場合 |
リンクの確立 |
コネクタのデプロイ後は、次のステップを実行してリコンシリエーション・アクション・ルールを表示できます。
ノート:
次の手順は、コネクタのデプロイ後にのみ実行してください。
事前定義済の参照定義は、次のように分類できます。
Lookup.PSFT.HRMS.Configuration参照定義は、コネクタで使用される構成情報を格納するために使用されます。この参照定義内のエントリの詳細は、「ITリソースの構成」を参照してください。
Lookup.PSFT.HRMS.Configuration参照定義には次のエントリが含まれます。
コード・キー | デコード | 説明 |
---|---|---|
Manager Recon Config Lookup |
Lookup.PSFT.HRMS.ManagerRecon.Configuration |
PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクで必要な値を読み取るために使用される参照の名前。 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.ManagerRecon.Configuration」を参照してください。 |
HRMS Resource Exclusion List Lookup |
Lookup.PSFT.HRMS.ExclusionList |
PeopleSoft Employee Reconciliationのリソース除外参照の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.Configuration」を参照してください。 |
Ignore Root Audit Action |
No |
この値は、XMLメッセージの解析中にルートPSCAMA監査アクションを考慮する必要がある場合に使用します。 PSCAMA監査アクションを考慮しない場合は、 PSCAMA監査アクションを考慮する場合は、 関連項目: 「ルート監査アクション詳細の指定」。 |
PERSON_BASIC_FULLSYNC |
Lookup.PSFT.Message.PersonBasicSync.Configuration |
PERSON_BASIC_FULLSYNCメッセージの参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.Message.PersonBasicSync.Configuration」を参照してください。 ノート: どちらのメッセージでもリコンサイルされるデータは同じであるため、デコード値はPERSON_BASIC_SYNCメッセージの値と同じです。 |
PERSON_BASIC_SYNC |
Lookup.PSFT.Message.PersonBasicSync.Configuration |
PERSON_BASIC_SYNCメッセージの参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.Message.PersonBasicSync.Configuration」を参照してください。 |
Target Date Format |
yyyy-MM-dd |
XMLファイルおよびメッセージの日付型データのデータ・フォーマット この値は変更しないでください。 |
WORKFORCE_FULLSYNC |
Lookup.PSFT.Message.WorkForceSync.Configuration |
WORKFORCE_FULLSYNCメッセージの参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.Message.WorkForceSync.Configuration」を参照してください。 ノート: どちらのメッセージでもリコンサイルされるデータは同じであるため、デコード値はWORKFORCE_ SYNCの値と同じです。 |
WORKFORCE_SYNC |
Lookup.PSFT.Message.WorkForceSync.Configuration |
WORKFORCE_SYNCメッセージの参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.ManagerRecon.Configuration」を参照してください。 |
この参照定義内に定義されているメッセージ名(PERSON_BASIC_SYNC、WORKFORCE_SYNC、PERSON_BASIC_FULLSYNC、WORKFORCE_FULLSYNCなど)を構成できます。これらのメッセージ名を構成する手順は、「Lookup.PSFT.HRMS.Configuration参照定義の設定」を参照してください。
Lookup.PSFT.HRMS.ManagerRecon.Configuration参照定義は、PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクの実行に必要な値を読み取るためにこのタスクで使用される値のリストを提供します。
PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクを変更する場合、たとえば、「従業員ID」フィールドをUDFにマップする場合は、タスクに対する変更に応じてこの参照内の値を変更する必要があります。
この参照に格納されている値の形式は次のとおりです。
コード・キー | デコード |
---|---|
Employee ID RO |
個人の従業員IDに対するリソース・オブジェクト・フィールドの名前。 サンプル値: |
Employee ID UDF |
ターゲット・システムのEMPL IDとマップされる個人フォームのフィールドのメタデータ。 サンプル値: |
Manager UDF |
個人フォームのSupervisor IDフィールドのメタデータ。 サンプル値: |
PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクを構成および実行する方法は、「PeopleSoft HRMS Manager Reconciliationスケジュール済タスクの実行」を参照してください。
PERSON_BASIC_SYNCメッセージの処理には、次の参照定義が使用されます。
Lookup.PSFT.Message.PersonBasicSync.Configuration参照定義は、PERSON_BASIC_SYNCおよびPERSON_BASIC_FULLSYNCメッセージの構成関連情報を提供します。
この参照定義には次のエントリが含まれます。
コード・キー | デコード | 説明 |
---|---|---|
Attribute Mapping Lookup |
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.AttributeMapping |
Oracle Identity Manager属性をPERSON_BASIC_SYNCおよびPERSON_BASIC_FULLSYNCメッセージXML内の属性とマップする参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.AttributeMapping」を参照してください。 |
Custom Query |
値を入力 |
制限付きリコンシリエーションを実装する場合は、「制限付きリコンシリエーション」で説明されている手順に従って作成した問合せ条件を入力します。 |
Custom Query Lookup Definition |
Lookup.PSFT.HRMS.CustomQuery |
このエントリには、リソース・オブジェクト・フィールドをOIMユーザー・フォーム・フィールドとマップする参照定義の名前が含まれます。この参照定義は、カスタム問合せの適用時に使用されます。 詳細は、制限付きリコンシリエーションを参照してください。 |
Data Node Name |
Transaction |
トランザクションを実行するためのXMLファイル内のノードの名前 デフォルト値: デフォルト値は変更しないでください。 |
Employee Status |
Active |
OIMユーザーの作成時の従業員のデフォルト・ステータス ノート: OIMユーザーの作成時のステータスをInactiveにする場合は、このステータスをDisabledに変更できます。 |
Employee Type Lookup |
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.EmpType |
Oracle Identity Manager属性をXMLメッセージから取得された従業員タイプ属性とマップする参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.EmpType」を参照してください。 |
Message Handler Class |
oracle.iam.connectors.psft.common.handler.impl.PSFTPersonSyncReconMessageHandlerImpl |
XMLペイロード、構成情報、およびOracle Identity Managerのハンドルを受け入れるJavaクラスの名前。メッセージ・タイプに応じて、Oracle Identity Managerから適切な構成が取得され、メッセージが処理されます。特定のメッセージ・タイプの解析は、メッセージ・パーサー・ファクトリに基づいて行われます。 メッセージのカスタマイズ実装を行う場合は、 関連項目: 「コネクタ・メッセージの構成」 |
Message Parser |
oracle.iam.connectors.psft.common.parser.impl.PersonMessageParser |
メッセージ解析のロジックを含むパーサー実装クラスの名前 メッセージのカスタマイズ実装を行う場合は、 関連項目: 「コネクタ・メッセージの構成」 |
Organization |
Xellerate Users |
Oracle Identity Managerでのデフォルト組織 |
Recon Lookup Definition |
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Recon |
Oracle Identity Manager属性をリソース・オブジェクト属性とマップする参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Recon」を参照してください。 |
Resource Object |
Peoplesoft HRMS |
リソース・オブジェクトの名前。 |
Transformation Lookup Definition |
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Transformation |
変換参照定義の名前 この参照定義にエントリを追加する方法の詳細は、「リコンシリエーション中のデータ変換の構成」を参照してください。 |
User Type |
End-User |
PERSON_BASIC_SYNCメッセージを使用してOracle Identity Managerに個人を作成する際に使用する値を指定します。 |
Use Transformation |
No |
レコードのリコンサイル中の変換を実装する場合は、 |
Use Validation |
No |
レコードのリコンサイル中の検証を実装する場合は、 |
Validation Lookup Definition |
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Validation |
検証参照定義の名前 この参照定義にエントリを追加する方法の詳細は、「リコンシリエーション中のデータ検証の構成」を参照してください。 |
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.AttributeMapping参照定義は、OIMユーザー属性をPERSON_BASIC_SYNCメッセージで定義されている属性とマップします。次の表に、この参照定義に格納されている値の形式を示します。
コード・キー | デコード |
---|---|
Emp Type |
PER_ORG~PERSON |
First Name |
FIRST_NAME~NAMES~NAME_TYPE=PRI~EFFDT |
Last Name |
LAST_NAME~NAMES~NAME_TYPE=PRI~EFFDT |
User ID |
EMPLID~PERSON~None~None~PRIMARY |
コード・キー: OIMユーザー・フィールドの名前
デコード: チルダ(~)文字で区切られた次の要素の組合せ:
NODE~PARENT NODE~TYPE NODE=Value~EFFECTIVE DATED NODE~PRIMARY
この形式の詳細は次のとおりです:
NODE:
PERSON_BASIC_SYNCメッセージXMLファイル内の、値が読み取られるノードの名前。この参照定義内でNODEの名前を指定する必要があります。このフィールドは必須です。
PARENT NODE:
NODEの親ノードの名前。この参照定義内で親ノードの名前を指定する必要があります。このフィールドは必須です。
TYPE NODE=Value:
ノード値と関連付けられたノードのタイプ。Valueはノードのタイプを定義します。
たとえば、PERSON_BASIC_SYNCメッセージ内の行セットNAME_TYPE_VWは、個人に割り当てられた名前をリストします。PeopleSoftでの構成に応じて、割り当てられる名前はプライマリ、セカンダリまたはニックネームなどになります。
プライマリ名を使用してOIMユーザーを作成する場合、値PRIを持つNAME_TYPEノードの場所を特定して、XMLメッセージからFirst NameとLast Nameをフェッチする必要があります。このため、First Nameのデコード列で次のマッピングを指定する必要があります。
FIRST_NAME~NAMES~NAME_TYPE=PRI~EFFDT
この形式では、NAME_TYPEは考慮するTYPE NODEを指定し、PRIは、XMLメッセージからデータをフェッチする際にタイプPRI (プライマリ)の名前を考慮する必要があることを指定します。これ以外の名前タイプはすべて無視されます。
次のスクリーンショットに、PRI値を持つNAME_TYPEノードを示します。
EFFECTIVE DATED NODE:
NODE
の有効日指定ノード(ある場合)。
PeopleSoftでは、有効日指定イベントがサポートされています。この値は、イベントが有効になる日付に関する情報を提供するノードの名前を参照します。
たとえば、PeopleSoftで名前を有効日指定にすることができます。XML内のEFFDTノードは、OIMユーザーの名前が有効になる日付を提供します。
次のスクリーンショットにEFFDTノードを示します。
Primary:
ノードがOracle Identity Managerの必須フィールドであることを指定します。
次のシナリオは、参照定義内でのエントリのマップ方法を示しています。ターゲット・システムには、OIMユーザーのFirst Name属性に直接相当するものがありません。これを回避するには、要素を組み合せて使用して、前の表のコード・キーの各エントリの値を解読します。
コード・キーFirst Name
の値を取得する場合、NODEの名前はXMLファイル内に示されているようにFIRST_NAMEとなります。PERSON_BASIC_SYNCメッセージ内の各ノードの詳細は、図1-4のサンプルXMLファイルを参照してください。
NODE FIRST_NAMEのPARENT NODEはNAMESになります。ここで、XMLファイル内にこの属性の有効日指定機能をサポートするための複数のFIRST_NAMEノードがあるとします。この場合、値PRIを持つPARENT NODEに対応するTYPE NODEを特定する必要があります。この例では、TYPE NODEが、値PRIを持つNAME_TYPEです。
次に、XMLファイル内でFIRST_NAME
に対するEFFECTIVE DATED NODEを見つける必要があります。このノードは、イベントが有効日になるときの値を提供します。
Oracle Identity Managerでは、必須フィールド(リコンシリエーションの場合のUser ID
など)を指定する必要があります。これは、XMLから値を取得するために、User ID
をプライマリ・ノードとして指定する必要があることを意味しています。
デコード列に要素を指定しない場合は、「None」を指定する必要があります。これはUser ID属性に対して実装されます。
ここで、チルダ(~)を使用して構文の各種要素を連結して、First Nameのデコード・エントリを次のように作成できます。
NODE: FIRST_NAME
PARENT NODE: NAMES
TYPE NODE=Value: NAME_TYPE=PRI
EFFECTIVE DATED NODE: EFFDT
したがって、First Nameのデコード列は次のようになります。
FIRST_NAME~NAMES~NAME_TYPE=PRI~EFFDT
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Recon参照定義は、リソース・オブジェクト・フィールド名を、Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.AttributeMapping参照定義からフェッチされた値とマップします。この参照定義に格納されている値の形式は次のとおりです。
コード・キー | デコード |
---|---|
Employee Type |
Emp Type~Employee Type Lookup |
First Name |
First Name |
Last Name |
Last Name |
User ID |
User ID |
コード・キー: Oracle Identity Managerでのリソース・オブジェクト・フィールドの名前
デコード: チルダ(~)文字で区切られた次の要素の組合せ:
ATTRIBUTE ~ LOOKUP DEF
この形式の詳細は次のとおりです:
ATTRIBUTE:
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.AttributeMapping参照定義のコード・キーを参照します。
LOOKUP DEF:
属性の値が参照定義から取得された場合、参照定義の名前。この参照は、メッセージ固有構成の参照で指定されています。
「Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.AttributeMapping」で説明されているシナリオを考えてみます。この例では、XMLファイルのFIRST_NAMEノードからFirst Nameをフェッチしました。
次に、Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.AttributeMapping参照定義内に定義されているこのFirst Nameを、Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Recon参照定義のコード・キーで定義されているリソース・オブジェクト属性のFirst Nameとマップする必要があります。
たとえば、Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.AttributeMapping参照定義内のコード・キー列の名前がFirstである場合、Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Recon参照定義内で次のようにマッピングを定義します。
コード・キー:First Name
デコード: First
つまり、Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Recon参照定義内のFirst Nameの値は、属性マッピング参照定義で定義されているFirstからフェッチされます。
Last NameおよびUser IDについても、プロセスは同じです。
ただし、従業員タイプ・リソース・オブジェクトの値をフェッチする場合は、従業員タイプ参照定義を考慮する必要があります。Emp Type
は、メッセージ固有の属性参照Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.AttributeMapping内で定義され、その値はEMP
であり、XML内のPER_ORG
ノードからフェッチされます。
次に、メッセージ固有の構成であるLookup.PSFT.Message.PersonBasicSync.Configuration参照定義内にEmployee Type Lookupを定義します。マッピングは次のとおりです。
コード・キー: Employee Type Lookup
デコード: Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.EmpType
つまり、Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.EmpType参照定義内で値EMP
を検索する必要があります。Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.EmpType参照定義内で、マッピングは次のように定義されています。
コード・キー: EMP
デコード: Full-Time
OIMユーザーを作成すると、Employee Typeフィールドの値としてFull-Time Employeeが設定されます。
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.EmpType参照定義は、アカウントの個人データが受信されるときに使用されます。
この参照定義には次のエントリが含まれます。
コード・キー | デコード |
---|---|
EMP |
Full-Time |
CWR |
Part-Time |
POI |
Temp |
前述の表の意味は次のとおりです。
CWRは、非従業員を表します。
EMPは、従業員を表します。
POIは対象者を表します。
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Validation参照定義は、検証を適用する属性と検証実装クラスの間のマッピングを格納するために使用されます。
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Validation参照定義は、デフォルトで空です。
この参照定義にエントリを追加する方法の詳細は、「リコンシリエーション中のデータ検証の構成」を参照してください。
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Transformation参照定義は、変換を適用する属性と変換実装クラスの間のマッピングを格納するために使用されます。
Lookup.PSFT.HRMS.PersonBasicSync.Transformation参照定義は、デフォルトで空です。
この参照定義にエントリを追加する方法の詳細は、「リコンシリエーション中のデータ変換の構成」を参照してください。
WORKFORCE_SYNCメッセージの処理には、次の参照定義が使用されます。
Lookup.PSFT.Message.WorkForceSync.Configuration参照定義は、リコンシリエーション用のWORKFORCE_SYNCおよびWORKFORCE_FULLSYNCメッセージの構成関連情報を提供します。
Lookup.PSFT.Message.WorkForceSync.ConfigurationLookup.PSFT.Message.WorkForceSync.Configuration参照定義には次のエントリが含まれます。
コード・キー | デコード | 説明 |
---|---|---|
Attribute Mapping Lookup |
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.AttributeMapping |
Oracle Identity Manager属性をWORKFORCE_SYNCおよびWORKFORCE_FULLSYNCメッセージXML内の属性とマップする参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.AttributeMapping」を参照してください。 |
Custom Query |
値を入力 |
制限付きリコンシリエーションを実装する場合は、「制限付きリコンシリエーション」で説明されている手順に従って作成した問合せ条件を入力します。 |
Custom Query Lookup Definition |
Lookup.PSFT.HRMS.CustomQuery |
このエントリには、リソース・オブジェクト・フィールドをOIMユーザー・フォーム・フィールドとマップする参照定義の名前が含まれます。この参照定義は、カスタム問合せの適用時に使用されます。 詳細は、制限付きリコンシリエーションを参照してください。 |
Data Node Name |
Transaction |
トランザクションを実行するためのXMLファイル内のノードの名前 |
Employee Status Lookup |
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus |
WORKFORCE_SYNCメッセージXMLから取得されたACTIONノードの値をOracle Identity Managerに表示される従業員のステータスとマップする参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus」を参照してください。 |
Employee Type Lookup |
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpType |
ターゲット・システムのすべての有効な個人タイプおよびEmployee個人タイプのコンポーネントを格納する参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpType」を参照してください。 |
Message Handler Class |
oracle.iam.connectors.psft.common.handler.impl.PSFTWorkForceSyncReconMessageHandlerImpl |
XMLペイロード、構成情報、およびOracle Identity Managerのハンドルを受け入れるJavaクラスの名前。メッセージ・タイプに応じて、Oracle Identity Managerから適切な構成が取得され、メッセージが処理されます。特定のメッセージ・タイプの解析は、メッセージ・パーサー・ファクトリに基づいて行われます。 メッセージのカスタマイズ実装を行う場合は、 関連項目: 「コネクタ・メッセージの構成」。 |
Message Parser |
oracle.iam.connectors.psft.common.parser.impl.JobMessageParser |
メッセージ解析のロジックを含むパーサー実装クラスの名前 メッセージのカスタマイズ実装を行う場合は、 関連項目: 「コネクタ・メッセージの構成」。 |
Recon Lookup Definition |
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Recon |
Oracle Identity Manager属性をリソース・オブジェクト属性とマップする参照定義の名前 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Recon」を参照してください。 |
Resource Object |
Peoplesoft HRMS |
リソース・オブジェクトの名前。 |
Transformation Lookup Definition |
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Transformation |
変換参照定義の名前 これはデフォルトでは空です。 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Transformation」を参照してください。 |
Use Transformation |
No |
レコードのリコンサイル中の変換を実装する場合は、 |
Use Validation |
No |
レコードのリコンサイル中の検証を実装する場合は、 |
Validation Lookup Definition |
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Validation |
検証参照定義の名前 これはデフォルトでは空です。 この参照定義の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Validation」を参照してください。 |
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.AttributeMapping参照定義は、OIMユーザー属性をWORKFORCE_SYNCメッセージXMLで定義されている属性とマップします。この参照定義に格納されている値の形式は次のとおりです。
コード・キー | デコード |
---|---|
Department |
DEPTID~JOB~None~EFFDT |
Full Part Time |
FULL_PART_TIME~JOB~None~EFFDT |
Job ID |
JOBCODE~JOB~None~EFFDT |
Per Org |
PER_ORG~JOB~None~EFFDT |
Reg Temp |
REG_TEMP~JOB~None~EFFDT |
開始日 |
EFFDT~JOB~None~EFFDT |
Status |
ACTION~JOB~None~EFFDT |
Supervisor ID |
SUPERVISOR_ID~JOB~NONE~EFFDT |
User ID |
EMPLID~PER_ORG_ASGN~None~None~PRIMARY |
コード・キー: OIMユーザー・フィールドの名前
デコード: チルダ(~)文字で区切られた次の要素の組合せ:
NODE~PARENT NODE~TYPE NODE=Value~EFFECTIVE DATED NODE~PRIMARY
この形式の詳細は次のとおりです:
NODE:
WORKFORCE_SYNCメッセージXMLファイル内の、値が読み取られるノードの名前。この参照定義内でNODEの名前を指定する必要があります。このフィールドは必須です。
PARENT NODE:
NODEの親ノードの名前。この参照定義内でPARENT NODEの名前を指定する必要があります。このフィールドは必須です。
TYPE NODE=Value:
NODE値と関連付けられたノードのタイプ。Valueはノードのタイプを定義します。
EFFECTIVE DATED NODE:
NODEの有効日指定ノード(ある場合)。
PeopleSoftでは、有効日指定イベントがサポートされています。この値は、イベントが有効になる日付に関する情報を提供するノードの名前を参照します。
たとえば、PeopleSoftで部門を有効日指定にすることができます。XML内のEFFDTノードは、OIMユーザーの名前が有効になる日付を提供します。
PRIMARY:
ノードが必須フィールドであることを指定します。
次のシナリオは、参照定義内でのエントリのマップ方法を示しています。ターゲット・システムには、OIMユーザーのDepartment
属性に直接相当するものがありません。これを回避するには、要素を組み合せて使用して値を解読します。WORKFORCE_SYNCメッセージXML内の各ノードの詳細は、図1-5のサンプルXMLファイルを参照してください。
XMLからDepartment
コード・キーの値をフェッチする場合、NODEはDEPTID
になります。DEPTID
のPARENT NODEはJOB
です。この属性に定義されているタイプ・ノードはありません。したがって、デコードの組合せで値None
が指定されています。ただし、XML内でその親ノードに対するEFFDT
ノードを見つける必要があります。Oracle Identity Managerでは、必須フィールド(リコンシリエーションの場合のUser ID
など)を指定する必要があります。つまり、User ID
をプライマリ・ノードとして指定して、XMLから値を取得する必要があることを意味しています。
このLookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Recon参照定義は、リソース・オブジェクト・フィールド名を、Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.AttributeMapping参照定義からフェッチされた値とマップします。この参照定義に格納されている値の形式は次のとおりです。
コード・キー | デコード |
---|---|
Department |
Department |
Effective Start Date |
Start Date |
Employee Type |
|
Job Code |
Job ID |
Status |
|
Supervisor ID |
スーパーバイザID |
User ID |
User ID |
コード・キー: Oracle Identity Managerでのリソース・オブジェクト・フィールドの名前
デコード: チルダ(~)文字で区切られた次の要素の組合せ:
ATTRIBUTE ~ LOOKUP DEF
この形式の詳細は次のとおりです:
ATTRIBUTE: Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.AttributeMapping参照定義のコード・キーを参照します。
LOOKUP DEF: 属性の値が参照から取得された場合、参照定義の名前。この参照は、メッセージ固有構成の参照で指定されています。
「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.AttributeMapping」で説明されているシナリオを考えてみます。この例では、XMLファイルのDEPTID
ノードから、コード・キー列で定義されているDepartment
をフェッチしました。
次に、Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.AttributeMapping参照定義内に定義されているこのDepartment
を、Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Recon参照定義のコード・キーで定義されているリソース・オブジェクト属性のDepartment
とマップする必要があります。
たとえば、Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.AttributeMapping参照定義内のコード・キー列の名前がDept
である場合、マッピングを次のように定義する必要があります。
コード・キー: Department
デコード: Dept
つまり、Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Recon参照定義内のDepartment
の値は、属性マッピング参照定義で定義されているDept
からフェッチされることを意味します。
同様に、他のすべての属性の値はXMLからフェッチされます。
ただし、Employee Type
リソース・オブジェクトの値をフェッチするには、属性参照で定義されているPer Org、Reg Temp
およびFull Part Time
リソース・オブジェクトから取得された値を連結する必要があります。この値は、Employee Type Lookup内で検索されます。各ノードから取得された値は、二重ハッシュ(##)を使用して結合されます。
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.AttributeMapping参照定義内に定義されているPer Org
には、XML内のPER_ORG
ノードからフェッチされた値EMP
が含まれます。同様に、XMLからReg Temp
およびFull Part Time
に対して取得される値はそれぞれ、T
およびP
です。これらの値を結合すると、次の形式の連結文字列になります。
EMP##T##P
次に、メッセージ固有の構成であるLookup.PSFT.Message.WorkForceSync.EmpType参照定義内に定義されているEmployee Type Lookup内でこの値を見つける必要があります。マッピングは次のとおりです。
コード・キー: EMP##T##P
デコード: Temp
このため、リコンシリエーション中に、EMP##T##P従業員タイプの値が、Oracle Identity Managerの対応するEmployee Typeフィールドにリコンサイルされます。
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus参照定義では、WORKFORCE_SYNCメッセージXML内のACTIONノードから取得された値が、Oracle Identity Managerに表示される従業員のステータスとマップされています。
この表に格納されている値の形式は次のとおりです。
コード・キー: WORKFORCE_SYNCメッセージXMLから取得されたACTION値
デコード: Oracle Identity ManagerでのActiveまたはDisabled
ノート:
この参照定義内で、ターゲット・システムで実行されるすべてのアクションに対するマッピングを定義する必要があります。
コード・キー | デコード |
---|---|
ADD |
Active |
ADL |
Active |
ASG |
Disabled |
BON |
Active |
COM |
Disabled |
DEM |
Disabled |
DTA |
Disabled |
FSC |
Disabled |
HIR |
Active |
JED |
Disabled |
JRC |
Active |
LOA |
Disabled |
LOF |
Disabled |
LTO |
Disabled |
PAY |
Active |
PLA |
Disabled |
POI |
Active |
POS |
Disabled |
PRB |
Disabled |
PRO |
Active |
REC |
Active |
STD |
Disabled |
SUB |
Disabled |
TDL |
Disabled |
TER |
Disabled |
TWB |
Disabled |
TWP |
Disabled |
XFR |
Active |
たとえば、従業員のアクションHIREの場合、XMLメッセージのACTIONノードからフェッチされるデータはHIR
です。参照定義のデコード列には、このアクションの対応するマッピングが含まれています。Oracle Identity ManagerでアクションHIREにActive
を表示するには、次のマッピングを定義する必要があります。
コード・キー: HIR
デコード: Active
この参照定義へのエントリの追加の詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpStatus参照定義の設定」を参照してください。
コネクタでは、ターゲット・システムに格納されているすべての有効な雇用タイプと、雇用タイプが「従業員」のすべてのコンポーネントをリコンサイルできます。次の例で、これがどのように行われるかを説明します。
臨時、「パートタイム」、非従業員のレコードがターゲット・システムからリコンサイルされます。リコンシリエーション時、Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpType参照定義を使用して、個人タイプがマップされるEmployee Typeフィールドを決定します。この参照定義では、ターゲット・システムからの個人タイプの値はコード・キーとして使用され、それに対応するデコード値は特定のEmployee Typeフィールドへの入力に使用されます。そのため、リコンシリエーション時に、temporary、part-time、Contingent Workerの個人タイプの値は、Oracle Identity Managerの対応するEmployee Typeフィールドにリコンサイルされます。
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.EmpType参照定義には次のエントリが含まれます。
ノート:
デコード値は、大/小文字を区別します。
コード・キー | デコード |
---|---|
CWR##R##D |
Consultant |
CWR##R##F |
Consultant |
CWR##R##P |
Full-Time |
CWR##T##D |
Consultant |
CWR##T##F |
Temp |
CWR#T##P |
Intern |
EMP##R##D |
Consultant |
EMP##R##F |
Full-Time |
EMP##R##P |
Temp |
EMP##T##D |
Consultant |
EMP##T##F |
Part-Time |
EMP##T##P |
Temp |
POI##R##D |
Consultant |
POI##R##F |
Full-Time |
POI##R##P |
Temp |
POI##T##D |
Consultant |
POI##T##F |
Part-Time |
POI##T##P |
Temp |
前述の表の意味は次のとおりです。
CWRは、非従業員を表します。
EMPは、従業員を表します。
POIは対象者を表します。
Rは、Regularを表します。
Tは、Temporaryを表します。
Dは、On-Demandを表します。
FはFull Timeを表します。
PはPart Timeを表します。
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Validation参照定義は、検証を適用する必要のある属性と検証実装クラスの間のマッピングを格納するために使用されます。
Lookup.PSFT.HRMS.WorkForceSync.Validation参照は、デフォルトで空です。
事前定義済の汎用参照定義を次に示します。
Lookup.PSFT.HRMS.ExclusionList参照定義は、Oracle Identity Managerに作成できないユーザーIDまたは個人IDのリストを提供します。
この表に格納されている値の形式は次のとおりです。
コード・キー: ユーザーIDリソース・オブジェクト・フィールド名
デコード: チルダ文字(~)で区切られたユーザーIDのリスト
詳細は、「Lookup.PSFT.HRMS.ExclusionList参照定義の設定」を参照してください。
制限付きリコンシリエーションを構成して、Oracle Identity Managerにフェッチする必要のあるターゲット・システム・レコードのサブセットを指定できます。このサブセットは、問合せ条件で指定した属性値に基づいて定義し、リコンシリエーション時にこれが適用されます。
Lookup.PSFT.HRMS.CustomQuery参照定義では、リソース・オブジェクト・フィールドがOIMユーザー・フォーム・フィールドとマップされています。これは、作成した問合せ条件の適用中に使用されます。詳細は、制限付きリコンシリエーションを参照してください。この参照定義へのエントリの追加方法は、「Lookup.PSFT.HRMS.CustomQuery参照定義の設定」を参照してください。
この表に格納されている値の形式は次のとおりです。
コード・キー: リソース・オブジェクト・フィールド名
デコード: USR表の列名
コード・キー | デコード |
---|---|
Department |
USR_UDF_DEPARTMENT_ID |
Effective Start Date |
Users.Start Date |
Employee Type |
Users.Role |
First Name |
Users.First Name |
Last Name |
Users.Last Name |
Manager ID |
Users.Manager Login |
Manager Name |
USR_UDF_MANAGER_NAME |
Organization Name |
Organizations.Organization Name |
Status |
Users.Status |
Supervisor ID |
USR_UDF_SUPERVISOR_ID |
User ID |
Users.User ID |
User Type |
Users.Xellerate Type |
このガイドの以降の部分では、次のように情報が編成されています。
「コネクタのデプロイ」では、コネクタのデプロイの各ステージにおいて、Oracle Identity Managerおよびターゲット・システムで実行する必要のある手順を説明します。
「コネクタの使用」では、リコンシリエーションの実行ごとに実行する必要があるタスクについて説明します。
「コネクタの機能拡張」では、コネクタの機能を拡張する場合に実行できる手順について説明します。
「テストおよびトラブルシューティング」では、コネクタのテストについて説明します。
「既知の問題と回避策」では、このリリースのコネクタに関連する既知の問題を示します。
「ルート監査アクション詳細の指定」では、ルート監査アクションについて説明します。
「コネクタ・メッセージの構成」では、リリース9.1.0.x.yのコネクタ・メッセージを、現行リリースのコネクタ・メッセージを使用して構成する手順について説明します。
「Oracle WebLogic ServerでのSSLの設定」では、Oracle WebLogic Server for PeopleTools 8.50でSSLを構成する方法について説明します。
「デフォルトのメッセージ・バージョンの変更」では、メッセージ・バージョンのアクティブ化と非アクティブ化の方法を説明します。