Sun Storage 16 Gb Fibre Channel PCIe Universal Host Bus Adapter、QLogic 設置ガイド

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更新: 2015 年 7 月
 
 

SFP+ 光トランシーバモジュールの取り付けと取り外し

このセクションでは、Universal HBA の SFP+ ケージに SFP+ 光トランシーバモジュールを取り付ける方法、およびケージから取り外す方法について説明します。Universal HBA 上の PCI 固定部品を交換する場合 (To Replace the PCI Bracketを参照)、または Universal HBA の構成を変更する場合 (Universal HBA Features and Specificationsおよび Determining and Changing the Current Operating Protocol Modeを参照)、これらの手順の実行が必要になることがあります。これらの変更を行なったあとは、To Install the Universal HBAで説明するように、ハードウェアをシステムに取り付けることができます。

このセクションには、次のトピックが含まれています。

SFP+ 光トランシーバモジュールを取り付ける方法

Universal HBA の構成を変更するには、最初に Universal HBA の SFP+ ケージの 1 つに SFP+ 光トランシーバモジュールを接続します。Universal HBA の機能は、取り付ける光トランシーバモジュールおよび手動構成によって異なります (後半の章で説明)。サポートされているトランシーバモジュールは次のとおりです。

  • 16 Gb FC SFP+ SW 光モジュール、QLogic (Oracle パーツ番号: 7101676) – 16 Gb FC HBA 機能を有効にします。

  • 10 GbE FCoE SR XCVR モジュール、QLogic (Oracle パーツ番号: 7101678) – 10 GbE FCoE コンバージドネットワークアダプタ機能を有効にします。

  • Sun Storage 16 Gb FC SFP+ LW 光モジュール、QLogic (Oracle パーツ番号: 7101680) – 16 Gb FC HBA 機能を有効にします。


注 - サポートされているトランシーバモジュールのみ使用できます。無効か未承認のトランシーバが取り付けられていて、ボードがブートした場合、パフォーマンスの結果は予測できないものになる可能性があります。

SFP+ モジュールの取り付けと取り外しの際は、必ず次のガイドラインに従ってください。

  • ケーブルを接続する準備ができるまで、モジュールからダストプラグを外したり、光ファイバケーブルからゴムキャップを外したりしないでください。プラグおよびキャップは、モジュールポートやケーブルを汚れや環境光から保護します。

  • SFP+ モジュールを取り外して取り付けなおすと、耐用年数が短くなる可能性があります。絶対に必要な場合以外は、モジュールを頻繁に取り外したり挿入したりしないでください。

  • ESD による損傷を防ぐには、Observing ESD and Handling Precautionsに示されたガイドラインに従ってください。

Universal HBA 上の SFP+ ケージに空きがない場合は、To Remove an SFP+ Optical Transceiver Module で Universal HBA からモジュールまたは銅ケーブルを取り外す手順を参照してください。次の手順に従って、Universal HBA に各光モジュールを取り付けます。

  1. SFP+ 光トランシーバモジュールをパッケージングから取り出します。
  2. 保護用のエンドキャップを外します。
  3. カチッという音がするまで、ロックハンドルを完全な水平位置まで引き出します。
  4. SFP+ モジュールの角を持って、SFP+ モジュールを Universal HBA 内のスロットの位置に合わせ、モジュールを開口部に差し入れます。
  5. SFP+ モジュールの両方の角に対して均等に力を加え、スロットに確実に固定されるまでモジュールを押し入れます。

    モジュールがスロットにしっかり固定されると、カチッと音がします。

  6. ロックハンドルを持ち上げ、押し入れて閉じ、SFP+ モジュールを所定の位置に固定します。

    すぐにケーブルを接続する予定ではない場合は、ダストカバーまたはキャップを元に戻します。


    注 - 光トランシーバモジュールを取り付けたときにロックハンドルが手前に倒れている場合は、モジュール全体を取り外し、取り付けなおす必要があります。ハンドルは、内部ロックとして機能します。ハンドルが手前に倒れていると、接続されているように見えても、光トランシーバモジュールが切断されている場合があります。
  7. To Install the Universal HBAに進みます。

SFP+ 光トランシーバモジュールを取り外す方法

  1. Universal HBA の SFP+ 光トランシーバケージから光ケーブルを切断します。
  2. ロックハンドルを完全な水平位置まで引き下げて、モジュールのロックを解除します。
  3. モジュールの両側をつかみ、SFP+ モジュールを引き出して SFP+ ケージから取り外します。
  4. スロットから完全に離れるまでモジュールを引き出します。
  5. SFP+ モジュールの光ケージに保護用のエンドキャップを装着します。
  6. ロックハンドルを垂直位置まで押し込みます。
  7. モジュールを外箱や静電気防止袋などの保護された環境に置きます。